2020年はオリンピックイヤー!
いよいよ間近に迫った東京オリンピック!ボクシングも無事開催されることとなり、代表選考はおそくなりましたが、2019年11月の全日本選手権、(と、女子は12月のボックスオフ)を経て、日本代表候補が決まりました!
今回のブログでは、男子選手を紹介していきたいと思います!!
あくまでもまだ日本代表「候補」です!この「候補」選手たちは、自らのこぶしでオリンピック出場枠を勝ち取らなければなりません!
(今回のオリンピックは地元開催なのである程度の出場枠は与えられていますが。)
サッカーなども現在、アジア予選が開催されていますが、ボクシングも同様に、各国の代表者が無条件でオリンピックに出場できるわけではありません。
オリンピック出場枠は?どうやって獲得する?
今回のオリンピックは、2月にアジア・オセアニア予選があります。
《開催期間》 2020年2月1日~2月12日
《開催場所》 中国 武漢
※日本ボクシング連盟HPにて、アジア・オセアニア大会は3/3-3/11の日程でヨルダンの首都アンマンで実施されることが発表。
そして、5月に世界最終予選があります。
《開催期間》 2020年5月12日~5月23日
《開催場所》 フランス パリ
※こちらもコロナ禍のため延期。(中止?)
このいずれかの大会で、入賞することで出場枠を獲得します。
ちなみに、前回のリオオリンピックでは、日本代表で出場枠を獲得できたのは森坂嵐、成松大介の2名でした。
ちなみにちなみに、東京オリンピックで実施されるボクシングの階級は、通常のアマチュアボクシングの大会で実施される階級とは異なります。
目指せ東京オリンピック!!!男子選手の紹介!
各階級の東京オリンピック代表候補選手たちを紹介します!
動画は先日の全日本選手権の決勝!sakana1976さんのyoutubeから拝借しました。
アマチュアボクシングの動画をたくさん上げてくれてます。チェックしてみて下さい!
話がそれましたが、以下選手紹介!
田中 亮明 (フライ級)
1993年10月13日岐阜県生まれ。幼い頃から空手を習い、12歳からボクシング一本。中京高校→駒澤大学→現在は中京学院大中京高校で教員。高校~大学にかけて国体を4連覇!!
井上尚弥と同学年で対戦歴あり、田中恒成の実兄。
昨年11月に行われた全日本選手権では、坪井智也に薄氷の勝利。
2016年のリオオリンピックは最終予選で惜しくも敗退、出場ならず。今回はリベンジに挑む!!
全日本 決勝 52kg級 坪井智也 対 田中亮明 BOXING
堤 駿斗 (フェザー級)
1999年7月12日千葉県生まれ。幼い頃から空手を習い、那須川天心とも対戦経験があるそう。小学校5年生からボクシングに転向。習志野高校→東洋大学。
2016年、AIBA世界ユース選手権に日本人としてはじめて優勝!2017年には高校生で全日本選手権優勝!!(井上直弥以来の快挙)
東京オリンピックの金メダル候補!!!
そして、弟の堤麗斗もアジアユース選手権で優勝した、スーパーホープ!!
全日本 決勝 57kg級 堤駿斗 対 藤田健児 BOXING
成松 大介 (ライト級)
1989年12月14日、熊本県生まれ。熊本農業高校→東京農業大学→自衛隊体育学校。
高校からボクシングをはじめ、全日本選手権は3階級にわたり、通算9度の優勝を誇る!!安定的な絶対王者!!
2018年にアマチュアボクシング界の助成金不正流用問題でも注目されてしまいましたが、れっきとしたリオオリンピック出場者!!(2回戦敗退)2度目のオリンピック出場を目指し、より高みを目指す!
全日本 決勝 63kg級 成松大介 対 今永虎雅 BOXING
岡澤 セオン (ウェルター級)
1995年12月21日、山形県生まれ。父がガーナ人。小学校1年生からレスリングをはじめ、ボクシングは高校から。日本大学山形高校→中央大学→鹿児島県スポーツ協会。
2019年4月、国際大会初出場のアジア選手権で銀メダルを獲得!!東京オリンピックテストイベントでは優勝、全日本選手権は2018年、2019年2連覇!
2019年9月の世界選手権でもあと一歩でメダル確定、というところまで迫っていたので、東京オリンピックでもメダル獲得の期待大!!
全日本 決勝 69kg級 岡澤セオン 対 鈴木康弘 BOXING
森脇 唯人 (ミドル級)
1996年8月8日、東京都生まれ。駿台学園→法政大学→自衛隊体育学校。小学校5年生から空手、高校入学後にボクシングを始める。
先日の全日本選手権では、元トップアマ、プロで世界挑戦経験もある佐藤幸治も退け、3連覇!!
村田諒太の再来ともいわれる、日本ミドル級の期待の星!!
188cmの長身と、スピードを武器にオリンピックでのメダル獲得を狙う!
全日本 決勝 75kg級 森脇唯人 対 細野恭兵 BOXING
梅村 錬 (ライトヘビー級)
1997年6月2日、岩手県生まれ。江南義塾盛岡高校→拓殖大学。高校5冠、2016年にアジア大学選手権で銅メダルを獲得!!
もともとミドル級で闘っていた選手ですが、昨年から階級をひとつあげ、見事全日本選手権初優勝!!
重量級で海外勢に当たり負けしないほどのフィジカルを作り上げられるか!?
全日本 決勝 81kg級 鬼倉龍大 対 梅村錬 BOXING
出場枠獲得のおさらい!
と、いう事で以上がオリンピック代表候補、男子選手の紹介です。
東京オリンピックでは実施階級が上記に加えてヘビー級、スーパーヘビー級をあわせて全8階級ありますが、日本は6階級で選手を予選に送り込みます。
既に、オリンピック開催国枠で4枠、獲得しているので、残り2枠を2月(3月に変更)のアジア・オセアニア予選、5月のオリンピック最終予選で勝ち取ればいいのです!!簡単にはいかないと思いますが、堤駿斗選手をはじめ、国際大会でも実績をのこしている今回の日本選手団はきっとやってくれると思います!
2020/1/18、日本ボクシング連盟より訂正が入りました。
私も勘違いをしていましたが、開催国枠は最低でも出場できる枠で、たとえばアジア・オセアニア予選で入賞した場合、その分開催国枠は減るそうです。つまり、アジア・オセアニア予選、世界最終予選で2人の男子選手が入賞した場合、その2人のオリンピック出場が確定し、開催国枠は残り2枠を使える、とのことです。
【以下、1/18スポニチの記事より】
日本連盟はこの日、東京五輪における男子4・女子2の開催国枠が、予選で獲得した出場枠とは別に与えられると誤って解釈していたと公表。予選で出場枠を獲得した分だけ開催国枠が減ることになり、代表選手にもこの日までに通達したが、堤は「自力で(予選で)枠を取ることしか考えていない」と言い切った。
こちらのブログでもご報告しますので、お楽しみに!
あと、女子選手もメダルの期待のかかる、注目選手がいるので、下記でご紹介します!