信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

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直前!ワイルダーvsフューリーII!!好試合に期待!!!

デオンテイ・ワイルダーとタイソン・フューリー

いよいよ!2月22日(日本時間2月23日)は、WBC世界ヘビー級タイトルマッチ、デオンテイ・ワイルダー対タイソン・フューリーの一戦です!!

両者は2018年12月1日に対戦し、三者三様のドローになりました。(ワイルダーがタイトルを防衛)

今回の試合で、決着をつけるべくして臨みます!

boxingcafe.hatenablog.com

 

 

“ブロンズボンバー”デオンテイ・ワイルダー

ワイルダーがボクシングを始めたのは、20歳のときだそうです。現在、日本においてもキッズの時代からボクシングに慣れ親しんだボクサーがチャンピオンになっていることを考えると、非常に遅いスタートです。

アマチュアボクサーとして頭角を表したワイルダー、2008年の北京オリンピックに出場する、アメリカ代表になります。北京オリンピックで銅メダルを獲得したワイルダーは、北京オリンピック、ボクシング競技でのアメリカ唯一のメダリストの肩書を引っさげて、プロに転向します。

プロ転向後は、持ち前の強打が火を吹き、連戦して連勝、そしてKOの山を築きます。

そして2015年1月17日、いよいよWBC世界ヘビー級タイトルマッチに挑みます。

王者はバーメイン・スタイバーン、26戦24勝(21KO)1敗1分の戦績。ワイルダーは当時、32戦32勝(32KO)無敗。

当時のアメリカは、ヘビー級のタイトルを失って久しく、ワイルダーの双肩にはアメリカ国民の期待がのしかかっていました。モハメド・アリやマイク・タイソン等々、数え上げればキリがないアメリカのヘビー級チャンピオン達。しかし、2007年にシャノン・ブリッグスがヘビー級の王座から陥落して以降、その日までアメリカにタイトルがもたらされることはありませんでした。

 当時のワイルダーのもつパーフェクトレコードは、どのようなものか。

まず、実力者との対決という点では疑問が残ります。そして、タフネスにも疑問。(不用意にパンチをもらい、序盤にダウンを喫した試合もありました。)更に、スタミナも不明。(フルラウンドを闘い抜いたことがない)

 

しかし、その不安を払拭するファイトで、ワイルダーはほぼフルマークの判定でスタイバーンからタイトルを奪取。

そしてこれまでに10度の防衛をクリアしてきています。

 王者になってからも勿論KOを量産。王者になる前、試されていない部分があるとされてきたワイルダーでしたが、この防衛戦の中で前王者スタイバーンを1RKOで返り討ちにしたり、ルイス・オルティス第1戦ではダウン寸前まで追い込まれる等、試練を経験しながらも最終的にはKO勝利するなど、ヘビー級史上最高のパンチャーと呼ぶ人もでてきたほどです。

特に、ルイス・オルティス第2戦では、明らかにポイントがオルティスに流れている中、自らのパンチを信頼し、一発を狙い、最終的には一発で試合をひっくり返すというスリリングな内容。ヘビー級らしい理不尽な一発は、観客を熱狂させ、デオンテイ・ワイルダーという不世出のパンチャーを再認識させられた試合でした。

“ジプシー・キング”タイソン・フューリー

ジプシー(移動民族)の家系に生まれたフューリーは、早産で生まれた時はわずか1ポンド(約454g)だったそうです。「タイソン」という名前は、あの“アイアン”マイク・タイソンにちなんでつけられた名前ということで、それを知ったマイク・タイソンはこの試合、タイソン・フューリーを支持しています。

12歳でボクシングをはじめ、ワイルダー同様、北京オリンピックの出場を目指していましたが、こちらは叶わず。プロ転向を決意します。

こちらも連戦連勝、勝ち星には一階級下(クルーザー級)の元王者、スティーブ・カニンガムや、実力者デレック・チゾラなどが含まれています。

そして2015年11月28日、WBAスーパー、WBO、IBF統一世界ヘビー級王者、ウラディミール・クリチコに挑戦します。

クリチコは、在位10年近くで17度の防衛をした安定王者。現在のカザフスタン出身(国籍はウクライナ)ですが、ドイツを主戦場にし、兄、ビタリとともに2000年代のヘビー級を牛耳っていた存在です。安定感があるだけに、リスクを好まず、「つまらないヘビー級」と揶揄されることもありました。その分、難攻不落の王者だったのです。

クリチコは、打たれ脆い一面がありましたが、パワー、テクニック、ボクシングセンスとどれをとっても一級品です。そのクリチコに、一発のラッキーパンチを狙うのではなく、テクニックで勝負したフューリー。

果たしてその結果は、フューリーの明白な判定勝利!!見事、アップセットを起こし、統一世界王者の座に君臨することになりました!

この試合は、実はものすごくつまらないものでした。あまりにもファイトしない。フューリーは(今は見慣れてしまいましたが)奇妙にも見えるステップワーク、手打ちのようなジャブを出し、クリチコはほとんど手が出ない。。。

ヘビー級というのは特別な階級で、テクニックやスピードをパワーが凌駕する、そんなボクシング。しかし、フューリーはそれを覆し、フューリーなりのボクシングをして戴冠。クリチコは、そのフューリーのスピードについていける若さがなく、自分よりも大きい相手への対処方法がなかった。

統一王者となったフューリーでしたが、もともと精神的には不安定なところがあったのでしょう、その後は設定されたクリチコ戦を延期につぐ延期、躁鬱病であることの公表、コカインの陽性反応、とまさにボクシングの歴史を変えたチャンピオンは、ボクシング以外のところでの話題が多くなります。
結局、各団体の王座を返上し、ヘビー級は統一されていたタイトルが分かれ、戦国時代に突入することになります。フューリーの功績としては、クリチコ政権を打倒し、ヘビー級が世界的に盛り上がるきっかけを作ってくれたことでしょう。その後、アンソニー・ジョシュアがクリチコに引導を渡し、クリチコは引退しています。

ワイルダーvsフューリー第1戦

さて、タイソン・フューリーはすったもんだがありまして、2018年6月9日に3RTKOで復帰。その後、デオンタイ・ワイルダー戦を迎えます。

 この試合は両者ともに持ち味を出した、好試合でした。

 ステップワークからフェイント、両手を後ろにやる等のトリッキーな動きを見せるフューリー。ワイルダーはジャブからワンツーなどを豪快に振るう。

ワイルダーの右強打はフューリーのボディーワークに阻まれ、空を切りますが、ジャブは割りと当たっている印象。

それ以上に、フューリーが詰めるべきところを詰め、軽いながらもコンビネーションを繰り出していきます。

9Rにワイルダーがダウンを奪いますが、その後はフューリーが反撃するというクロスゲーム。

最終ラウンド、ワイルダーの豪打が爆発、これで終わったと思わせるようなノックダウン!しかしそこから立ち上がったフューリー、判定へともつれこみます。

そして前述の三者三様のドローで、ワイルダーが8度目の防衛に成功しました。

この試合の後、ワイルダーは9度目の防衛戦を1RKO勝利で、10度目の防衛戦(ルイス・オルティスとの第2戦)を7RKO 勝利で飾っています。

そして、フューリーはというと、2019年9月にオット・ワリンに判定勝利。3Rに右目尻から大出血も、その苦難を乗り越えての価値ある判定勝利でした。その後、プロレスでもデビュー(笑)し、総合格闘技デビューもほのめかしています。

ワイルダーvsフューリーの展開予想

前回の対戦から、何か引き出しが増えたか?というとそんなことはないと思います。両者ともにそれぞれのボクシングはおおよそ完成されていて、闘い方をチェンジしてくるとは考えづらいです。当てたモン勝ちのボクシングを展開するワイルダーと、さばき、はぐらかし、騙し、コンビネーションを当てるフューリー。

なので、展開としても前回同様だと思うのですが、13R目に入る、ということは、距離が前回よりも近くなる可能性がでてきます。今までの闘いで、おおよそ相手の出方はわかっているので、より近い距離で自分のパンチを当てようとするような気がするのです。

距離が近くなると、パンチはあたりやすくなると思いますが、ここで、よりパンチのあるワイルダー有利か、というと一概にはいえません。フューリーは上体がやわらかく、目も良いので、近距離でもパンチを外せます。その上、スピードも回転も早いので、ワイルダーのパンチよりも近距離で速く届く可能性があります。

ワイルダーの強打がクリーンヒットすれば、フューリーはダウンするでしょう。しかし、フューリーのコンビネーションで、前試合でもワイルダーは効かされていました。この辺りは互角な気がします。

あとは、相手への対応方法をどれくらい考えられるか、という、本人だけでなく陣営同士の頭脳勝負ということにもなってきそうです。ワイルダーは、スタイバーン、オルティスと再戦経験がありますが、両再戦ともに、1戦目よりもより良い勝ち方をしています。このあたりが、ワイルダーがただの力押しのパンチャーではなく、頭のキレるKOパンチャーだと証明しているような気がします。

 

結果予想、ではなくて期待

結果の予想ではなくて、期待です。

ワイルダーに、フューリーを倒してもらいたいです。

やはり、ヘビー級はワイルダーのようなボクサーに頂点にいてもらいたい。フューリーも決して嫌いというわけではありませんが、ボクシングとしておもしろいのはワイルダー。人としておもしろいのはフューリーで、ものすごくボクシングを盛り上げてくれているのもわかります。

ただ、フューリーは相手によって試合がものすごくつまらなくなる可能性が多いにある選手(クリチコ戦など)なので、やはりワイルダーの豪快なKOが見たい、というのが正直な気持ちです。ちなみに情報によると、この第2戦が終わった後、敗者が第3戦を要求できる、という権利を持つことが決まっているそうです。ビジネスとして仕方のないことかもしれませんが、その3戦目も楽しみになるような内容だったらいいな、と思います。

さあ、ここまで来たら後は楽しむだけです!

試合内容だけでなく、ふたりの入場コスチュームやトランクスも大注目!!

我らがwowowさんで、23日12:00からの生中継!!!楽しみです!!!

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