信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

岡澤セオン、入江聖奈、並木月海の闘い。東京オリンピック出場権の行方は?

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東京オリンピックのアジア・オセアニア予選が開催中。

現在、目下開催中の大会です。アジア圏、オセアニア圏の各国の代表選手達がしのぎを削る大会。入賞以上で、オリンピックの出場権を獲得できます。

各国の代表が、オリンピックの出場権をかけて闘う大会なので、勿論オリンピックレベルのハイレベルな闘いが予想される本大会。

日程は3/3〜3/11までとなっており、いよいよ3/8からは勝利すればオリンピックの出場権が獲得できる試合が始まっています。

ここまでの試合で、男子選手ではウェルター級の岡澤セオンが、女子選手ではフェザー級の入江聖奈とフライ級の並木月海が勝ち残っています。その3選手の試合が現地時間の8日、9日に行われたので、振り返っていきたいと思います。

昼の部、夜の部と2部制で開催されているようで、昼の部は日本時間で18:00頃から、夜の部は日本時間で翌日の0:00頃からとなっています。

これまでの日本人選手たちの試合はこちらから。 

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3/8(昼の部)男子ウェルター級準々決勝

岡澤セオン vs      K.Vikas(インド)

岡澤の相手選手はプロでも活躍しているというインドの選手。岡澤としてはここで勝利し、母国開催のオリンピックの切符を手に入れたいところです。

1R、岡澤は脚を使いながらジャブをつく。ジャブがあたる距離では左ストレートも返す。相手を入らせないように闘う闘い方は、岡澤本来のものです。岡澤のジャブ、ストレートをがっちりガードするインド選手。ラウンド後半には上体もやわらかくなってきた感じです。当たったパンチ(多少当たっていなくとも)については、手を上げてアピール。こういうアピール能力も、接戦の中では必要なのでしょうか。ポイントはほぼ互角。

2R、変わらずストレートで攻める岡澤、ブロッキングで防ぎ、岡澤の打ち終わり大きくて踏み込んでパンチをまとめるインド選手。先に攻める意識の岡澤、手数では負けていない。インド選手の「効いていない」アピール。余裕なのか、強がりなのか。フィジカルではインド選手に分がありそうです。個人的には岡澤か、と思いましたが、なんとジャッジ全員がインド選手にポイントをつける展開。かなりやばいです。

3R、後がなくなった岡澤、ゴングとともにラッシュをかける!クリンチに阻まれるも、尚、前に出る「サムライ」!!中間距離からワンツー主体で攻めますが、脚をつかってかわされ、近づいたらクリンチで寸断されます。インドの選手は勝利を確信してなのか、パンチは出すものの、基本的にはディフェンシブ。最後まで前に出て攻め続けた岡澤セオンでしたが、ここで終了のゴング。2Rが痛かったですね。。。あそこでフルマークつけられると、挽回は非常に難しい。

インドの選手に判定敗け

男子ウェルター級では、5位以内の選手にオリンピック出場権を与えるようになっています。ここで終わりではありません。準々決勝で敗退した、4名の選手で5位決定戦であるトーナメント、「BoxOff」を行い、そこで勝利すればオリンピック出場権を獲得できます!

あと2回!期待して応援したいと思います!

3/9(昼の部)女子フェザー級準々決勝

入江聖奈 vs N.Petecio(フィリピン)

女子フェザー級のオリンピック出場権獲得枠は、今大会4位以内。ここに勝たなければ後がない、厳しい闘いです。

入江、入場。良い表情です。ゴングと同時にスピードあるストレートを放っていきます。大き目にかまえる入江と、フィリピンの選手はガッチリガードのスタイル。入江のバックステップ、ストレートが良い。ジャッジは3-2で入江。

2R、入江の手数の方が多いが、フィリピン選手はパワーパンチを打ち込んでくる。スウィング気味のパンチをもらうと印象が悪いかもしれません。自分の距離になったら左右を振り回すフィリピン選手。怖いですね。ホールドの減点があったので、入江のラウンドに。

3R、攻勢を強めるフィリピン選手。入江は脚を使ってプレッシャーをかわしながら入り際ににストレートを狙う。外からまわしてくるフィリピン選手に入江のストレートが効果的。クリンチの距離になっても入江のコンパクトなボディーアッパーが良い。

相手選手の減点もありましたが、強敵相手にしっかりと勝ちきった入江!お見事です!!!

フィリピン選手に判定勝ち

入江聖奈、東京オリンピック出場権獲得!!

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3/9(昼の部)男子ウェルター級BoxOff

岡澤セオン vs W.Masuk

前日に準々決勝で敗退した岡澤が早速登場。昨日からの連戦、コンディション等不安もありますが、相手も同条件。是非勝って望みをつないでほしい。

ファーストヒットは岡澤のボディーへのジャブ。序盤、今までの試合野中で一番近い距離で闘っている。時折左ストレートもヒット。大きく距離を取り始めた岡澤、攻め込むタイの選手。ポイントは3-2でタイ選手へ。岡澤は打ち終わりや打たれた後に大きくのけぞると、印象が良くないのでは。

2R、両者ともに距離をとり、交錯する瞬間にパンチを打ち込む。もみ合いになり、ヒートアップしそうな場面も。オープンブローでタイ選手に減点!これまでに注意があったか?とも思いましたが、減点があると非常に気持ちが楽になりますね。後半、岡澤の左ストレートがクリーンヒット!!両者中間距離ではほぼノーガード。内容としては互角に近いと思います。

3R、岡澤のワンツー、そこからの右フックがタイ選手の入り際に決まります。相手の出鼻にジャブをつき、試合をコントロールしている印象。タイ選手はできる事が少なくなってきたか?余裕ができてきた岡澤、まっすぐのジャブを上下に散らし、左のスイング、最後に右フックを返す。いくつかのコンビネーションがヒットしたラウンド!これはいけたでしょう!!

タイの選手に判定勝ち

Box Off決勝(5位決定戦)に出場決定

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 3/9(夜の部)女子フライ級準々決勝

 並木月海 vs J.Jitpong(タイ)

女子フライ級のオリンピック出場権獲得枠は、今大会6位以内。並木は前戦完勝で、調子も良さそうでしたので、ここでスカッと出場権獲得してもらい、その勢いでこの大会の優勝を勝ち取ってもらいたいですね。

踏み込む隙を伺う並木。超接近した状態からでも、力強いパンチを叩き込む。前戦もそうでしたが、小さいが力強さは相手よりもかなりある。離れた距離から段階的な踏み込みで左ストレートをヒット。ナイス右のダブル!1R目、ジャッジは4-1で並木。

2R、ゴングと同時に誓い距離に。完全な密着状態よりも、少し距離をとった所から踏み込んでいく方がいいボクシングができる並木。サークリングしながらチャンスを伺う。相手が距離を潰しにきたところでの右フック!見事!このラウンドもペースは握っていたと思いますが。。。ジャッジは3-2で並木。僅差ですがいけそう。

3R、並木、クリンチの距離からバックステップ、距離をつくってのフックの連打。ワンツーもヒット!身長差があるため、おそらくクリンチは並木にとって疲れると思うので、このまま中間距離で闘いたい。いきなりの踏み込みながらの左ストレート、パッキャオまんまです。そしてゴング!このラウンドも並木のクリーンヒットが上回った印象です!

タイの選手に判定勝ち

並木月海、東京オリンピック出場権獲得

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これで女子選手の開催国枠である2枠は、フライ級の並木、フェザー級の入江で埋まりました。あとは最終予選で、どこまで出場枠を伸ばせるか、ですね。

2人には残る準決勝、決勝と勝って、アジア・オセアニア予選を制してもらいたいですね!

男子選手としては、岡澤セオンが孤軍奮闘。出場権は、BoxOffの決勝で勝利すれば獲得できます!!

このアジア・オセアニア予選も残りあと少し!みんなで応援しましょう!! 

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