信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

いよいよTR興行再開。シャクール・スティーブンソン、ジェシー・マグダレノが登場。

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

6/9(日本時間6/10)にトップランクがアメリカでの興行を再開します。

無観客試合、興行再開一発目ということもあり、世界タイトルマッチとはいきませんが、現WBO世界フェザー級王者、シャクール・スティーブンソン(アメリカ)がノンタイトル戦で登場です。

そして続く6/11(日本時間6/12)、元WBO世界スーパーバンタム旧王者、ジェシー・マグダレノ(アメリカ)も同じくノンタイトル戦で登場。

今回のブログは、久しぶりに、目前に迫った試合のプレビューを書いてみたいと思います。

シャクール・スティーブンソン 13戦全勝(6KO)

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2019年10月、WBO世界フェザー級王座決定戦でジョエト・ゴンサレス(アメリカ)を判定で下し、初戴冠した次世代のスター候補。現在22歳、今月末(6/28)に23歳になる新鋭です。

2016年のリオオリンピックにバンタム級で出場し、決勝まで駒を勧めましたが、ロベイシー・ラミレス(キューバ)に僅差の判定で敗れ、銀メダル

その実績を引っさげ、早々にプロ転向しました。

オリンピック当時、フロイド・メイウェザーJr本人から「ネクスト・メイウェザー」と呼ばれ、その才能を高く評価されたことも話題に上がっていたと思います。

しかし、スティーブンソンはプロ転向に際し、メイウェザープロモーションズではなく、トップランクと契約。そのキャリアをスタートさせます。

あまりリスクを取らない闘い方をするスティーブンソン。相手のパンチは開始早々に見切り、決して危険な距離では長くとどまらない。なるべく短いステップで相手のパンチを外し、その後鋭い踏み込みで素早いコンビネーションを当てます。

対戦相手はついていけません。王座決定戦でジョエト・ゴンサレスが急にペースアップした場面でも、安々と対応してみせました。

2019年は4戦していて、2戦目に伊藤雅雪(横浜光)と王座決定戦で闘ったクリストファー・ディアス(プエルトリコ)を難なく退け、3戦目は山中慎介(帝拳)に挑戦経験のあるアルベルト・ゲバラに圧勝。ゲバラはロートルといってもいいかもしれませんが、ようやく骨のある対戦相手が少しずつ出てきた、というところでゴンサレスとの決定戦に臨みました。

ゴンサレスも当時無敗(23戦全勝14KO)のプロスペクトでしたが、スティーブンソンには全く歯がたたず。

レナード、ウィテカー、メイウェザーの系譜を継ぐとして大きな期待を寄せられるシャクール・スティーブンソン。めざすはアンドレ・ウォード

絶対的な才能を持ちながらリスクを冒さないスタイル、ウォードも、ウィテカーも本当に素晴らしいボクサーでしたが、(一般のボクシングファンからは)実力に見合った人気はなかったような気がしています。

 

レナードやメイウェザーのように、実力、人気ともにナンバーワンになれるのか。

その強さ、負けないスタイルだけでなく、売り出し方にもかかっているような気がしますね。

対するフェリックス・カラバロ(プエルトリコ)は16戦13勝(9KO)1敗2分。

Youtubeにあがっている画像をいくつか見た感じだと、どファイターです。コンパクトにガードを掲げ、中に入ってラッシュを仕掛けます。チャンスのときの連打はいろいろなところから手が出て、止まる気配がありません。

接近戦に持ち込めれば少しは勝機が見えてくるとは思うのですが、スティーブンソンはまず付き合ってはくれないでしょう。スティーブンソンの負けは想像できないですが、カラバロがどれくらい意地を見せて食い下がれるか。

前座では

ちなみにこの日、前座では、そのシャクール・スティーブンソンにオリンピックで僅差の判定で勝利したロベイシー・ラミレスも出場だそうです。

ロンドンオリンピック、リオオリンピックを連覇、2大会連続金メダリストという偉業を成し遂げ、プロデビュー。プロ4戦目の試合で、フェザー級6回戦です。ロンドンオリンピックのときは一回戦で日本の天才、須佐勝明を撃破した天才も、初戦からプロの壁にぶつかることになりました。デビュー戦でダウンをとられ、まさかの不覚をとったラミレスは、現在3戦2勝(2KO)1敗。

ここから巻き返し、なるべく早くシャクール・スティーブンソンの所まで登ってオリンピックのリベンジ・マッチとなれば盛り上がりますね。

 

ちなみにセミ格だった女子ボクシングの試合は、ミカエラ・マイヤー(アメリカ)が新型コロナウィルスの検査で陽性反応、試合は中止となったそうです。症状はないとのことですが、落ち込まずにがんばってほしいものです。

11日には元WBOスーパーバンタム級王者、ジェシー・マグダレノが登場

11日(日本時間12日)は、ジェシー・マグダレノ(アメリカ)が登場。26戦25勝(18KO)1敗。当時のWBOスーパーバンタム級王者、ノニト・ドネア(フィリピン)に議論を呼ぶ判定ながら勝利して戴冠した金星が光ります。その後、アイザック・ドグボエ(ガーナ)に敗北し、タイトルを手放しました。

ドネアを破って脚光を浴びましたが、自身の怪我もあり防衛回数には恵まれなかった短命王者。あの日のドネアの出来はよくはなかったのと、サウスポー、速くて強いマグダレノとは相性も良くなかったかもしれませんね。

フェザー級では、体格の不利を否めないマグダレノ、前戦よりもビルドアップして、フェザーでも押し負けずに闘えるんでしょうか。

 

どうなる今後のボクシング界

若干コロナ関連のニュースが少なくなったとはいえ、未だ脅威は世界を巡っています。

今回は無観客、いつまで無観客?

そのうちに会場に対して少人数の観戦客をいれて、少しづつ、元の通りに戻る事を祈ってやみません。

コロナ収束後は世界戦ラッシュか、とも思っていましたが、まだまだそんな状況は来なさそう。

我慢、我慢の中にでも、こうしたライブ興行が少しでもある事には心が救われます。

久しぶりの生配信、楽しみましょう。

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