ライト級注目のライアン・ガルシアはルーク・キャンベル戦を選択したとか。同意しない場合は8.11に入札の予定。
↓以前書いたライト級の記事。
ライアン・ガルシアが選択したのは、WBC暫定王座決定戦。難敵であるルーク・キャンベルを迎えての1戦。これはかなり勇気あるマッチメイク。
とはいえ、世界王者となるには勿論強敵は避けて通れません。
もしこの一戦が決まれば、非常に楽しみな試合です。現時点での評価としては、キャンベルの技術を推す声が多いかもしれません。ただ、ガルシアのポテンシャルを考えると、ここに勝って一気にスターダムにのし上がる姿も想像できます。
未だ底を見せないガルシアか、もしくは既に底を見せた感があるものの、ロマチェンコをも苦しめたキャンベルか。
決まってほしいなぁ。
遠い遠い別世界のように思える海外のライト級ではありますが、まだまだ及ばないものの日本国内にも楽しみがたくさん。
国内ライト級戦線は
前回のブログでも伊藤雅雪vs吉野修一郎という国内ライト級頂上決戦について少し言及しましたが、伊藤雅雪からこんなつぶやきが!
そんな中、もうすぐ面白い試合が決まりそうです。期待して下さい。
— Masayuki 〝The judge ″ Ito 伊藤雅雪 (@masayukiito0630) 2020年8月6日
これは期待せずにはおれないでしょう!
是非是非有観客でお願いします!リスクを冒してでも見に行きたい1戦!!
おそらくこの勝者は、世界へ向かっていくためには海外で闘っていく事が近道だと思います。そして、海外を主戦場としてやっていくには、「日本王者」という肩書は必要ありません。自ずと王座返上という結果になると思います。
では、その後を担うのは?
既に、国内のライト級では既に注目の一戦が決まっています。
8/19(水)SLLUGFESTセミファイナル
粕谷雄一郎(角海老宝石)vs力石政法(緑)
日本ライト級9位の粕谷は11戦7勝(3KO)2敗2分
同級6位の力石は8戦7勝(4KO)1敗
粕谷は2014年度の全日本新人王を獲り、その後も順調に勝ち星を重ねましたがベテランスパイシー松下(セレス)に破れて初黒星、次戦で富岡樹(REBOOT.IBA)に日本ユース王座決定戦で敗れて連敗。その後、所属していた石川ジムから角海老宝石ジムへ移籍、前戦は杉田聖(奈良)を相手に引き分けに終わっています。
敗戦のふたつは日本タイトル挑戦経験者。国内トップレベルを相手に2戦とも惜敗でした。
対する力石は、日本ライトフライ級王者、矢吹正道(緑)の弟。
兄と同じくカウンターを武器に、骨太なマッチメイクを乗り越えてここまで駆け上がってきました。唯一の敗戦は現日本スーパーフェザー旧王者、坂晃典(仲里)に敗れたものです。
ここに勝てば兄弟同時日本王者に一歩近づくランカー対決。
この対決は次世代のライト級を担うホープ同士の一戦でもあります。
さんで配信とのことですが、生配信だったらうれしいですね。
そして他にも、国内ライト級には注目のボクサーがたくさん
鈴木雅弘(角海老宝石)
粕谷雄一郎と同様、角海老宝石ジムへ移籍したのが同級3位の鈴木雅弘。4戦全勝2KOという戦績で、前戦は負傷判定で勝ちを拾った形になりましたが、前々戦、日本ランク入りを決めた有岡康輔(三迫)戦の激闘は記憶に新しいです。
同じライト級で闘う選手の多い角海老宝石ジムで、どれくらい成長できているかは楽しみですね。
細川バレンタイン(角海老宝石)
そして忘れてはいけない、同じく角海老宝石ジムから元日本スーパーライト級王者、細川バレンタイン。35戦25勝(12KO)7敗3分というキャリアを持っています。ちなみにこの細川も移籍組。
外資系営業マン(年収1000万!)という安定職を蹴って、ボクシングに専念すると決めた細川は、既に39歳。まだまだ全く衰えず、コロナショックさえなければ3月にオーストラリアで世界ランカー戦が決まっていました。残念。
↓細川バレンタインのYoutubeチャンネル!頭の良さがにじみ出ています。
https://www.youtube.com/watch?v=hZvex-I4NHk
富岡樹(REBOOT.IBA)
そして、絶対王者、吉野修一郎(三迫)に挑戦し、途中までペースを握りあと一歩まで迫った富岡樹。まだまだチャンスはあるでしょう。
素晴らしい選手だな、と思ってはいましたがこの試合を見て更に好きに。
↓吉野vs富岡、素晴らしい試合でした。
湯場海樹(ワタナベ)
そしてその富岡と引き分けた、現日本ユースライト級王者の湯場海樹(ワタナベ)。レジェンドボクサー、湯場忠志の息子として注目されてきましたが、ここまで無敗(7勝5KO2分)で上がってきている本格派。強烈な左ストレートを持っています。
まだ若く、日本ランクは17位ながら、将来を嘱望されるボクサーの一人ですね。
宇津木秀(ワタナベ)
そして、ワタナベジムのライト級といえば、6戦全勝(5KO)を誇る8位にランクされる宇津木秀。ジムの先輩、レジェンド内山高志と同じく、花咲徳栄高校の出身で、そのハードパンチを武器に勝ち上がってきています。まだまだ日本人との対戦経験が少なく、未知な部分も残しますが期待は大です。
日本のライト級にも、たくさんの注目ボクサーがいます。
今日名前を挙げたボクサーが、まずは日本タイトルに辿り着けるのか。それとも辿り着けずに終わるのか。
そして伊藤vs吉野という頂上決戦は如何に。
更に、中谷正義復帰というウルトラCはあるのか??(期待)
世界トップクラスのライト級だけでなく、日本のライト級も目が離せません。