信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

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【観戦記】激闘、森vs溜田のタイトルマッチ!中野幹士、永野祐樹登場のダイナミックグローブ!

今日はスペンスvsダニガルの日でした。

その興行の観戦記はまたの機会(というか明日か明後日)には書きたいと思いますが、今回は時系列で。

まずは先週末に行われたフェニックスバトル!森武蔵vs溜田剛士、このファイトは速報を入れてくれていた皆さんのTwitterから、その激闘ぶりの熱気が伝わってくるようでした。

そしてその想像以上に、素晴らしい一戦でした。

↓プレビュー記事

boxingcafe.hatenablog.com

 

今回のブログでは、素晴らしい激闘となった森vs溜田のWBOアジア・パシフィックのタイトルマッチ、そして12/5に日テレG+で生中継されたダイナミックグローブの観戦記を書いていきたいと思います。

11/28(土)フェニックスバトル

WBOアジア・パシフィック フェザー級タイトルマッチ

森武蔵(薬師寺)11戦全勝(6KO)無敗

vs

溜田剛士(大橋)28戦21勝(19KO)5敗2分

↓試合動画

 

若き王者、森武蔵とヨネクラ最後の弟子、溜田剛士の注目のタイトルマッチ!

初回の初っ端、溜田が右フックを振っていきますが、これは大振りすぎてバランスを崩します。しかし、溜田の気持ちは大いにわかります。その後も打ち気にはやる溜田に対し、森が強気に打ち返します。

初回から打撃戦!この距離は溜田の方が回転力に優れ、パワーも溜田の方が上でしょうか。

森も回りつつ良いパンチを当て、早くも打撃戦の様相を呈してきました。チャレンジャーらしく攻める溜田!そして、王者らしく相手の土俵で迎え撃つ森!

ともに気持ちも強く、素晴らしいボクサーだと感じさせる第一ラウンド!

2R、サウスポースタンスの森は、右ジャブをつき、右フックを引っ掛けて周り始めます。森はリズムが出てきました。

しかし溜田はガードを固めて中に入り、コンビネーションから右アッパーをヒット。1R同様、このアッパーはキーパンチになりそうです。

 

溜田は下から上のコンビネーションが非常に良いですね。

3R、森は距離をキープしたいと思いますが、ジャブが少なく、溜田に中に入られます。溜田の強い右フック、右アッパーをヒットさせ、このラウンドも優位に立ちます。

溜田はプレスも強く、ジリジリと森は下がっていきます。溜田は非常に集中しており、浮き沈みのあるボクサーですが今日は絶好調に見えますね。

4R、このラウンドもやはり接近戦。1分ほどで溜たがラッシュを仕掛け、いくつかのクリーンヒットを奪います。やはり接近戦での打ち合いは溜田に分があり、しかし森もハートが強く退かずにパンチを打ち返していきます。

距離は溜田、主導権も溜田に思いますが、溜田は打たれ強い方ではなく、あまりもらいすぎると危険なのと、飛ばし過ぎの感は否めません。

5R、森がサイドによく動き、ジャブ、ワンツーも出てきたような気がします。溜田はジャブの被弾を気にすることなく前進。できれば外して攻めたいところではありますが、このサウスポーのジャブは厄介です。

 

終盤、またも打ち合いとなり、森は左ストレート、溜田も良いパンチをヒットします。

6R、近づくと溜田は嵐のような連打を見舞います。これは恐ろしいですね。大きく大きく回り始めた森。賢明、接近戦を挑まない方が得策でしょう。

森は鼻から出血していますが、溜田も左目の下あたりが腫れています。

溜田は連打の回数が前ラウンドまでに比べ、少なくなってきた気がします。疲れなのか、森の足について行けないのか。

ただ、ここまで全体的に溜田が押しているイメージ。

7R、この序盤に森のアッパーが溜田にヒット!その後森はラッシュを仕掛けます。溜田は効いてしまったか、ロープに詰まり、かなりのピンチ!

しかし、溜たも強打を返し押し返します!森もここで距離を取ったりせずに続いてラッシュを仕掛けるのは、ここが勝負どころと踏んでいるからでしょう。

 

終盤には溜田が良いパンチを返して森は若干動きが止まったような気がします。

このラウンドは終始素晴らしい打ち合い。結末が近い、ということを予感させてくれるラウンドでもありました。

8R、先程の激闘のラウンドのダメージは双方、如何程か。森は距離をとりつつ、ジャブ、ストレートを突いていきます。溜田は前進してパンチを振るいますが、前半ほどの迫力はありません。パンチのキレも森に分があります。ただ、手数は少ないです。

少し落ち着いたラウンドは両者ともに休憩のラウンドか?こういうラウンドは森のボクシングに目が行きますね。

9R、序盤に森が左ストレートをヒットしてスタート。森は打っては頭の位置をずらし、サイドに周り、自在に動きます。

対して溜田はなかなかついていけず、手が出ません。

 

溜田の圧が弱まわり、森が伸び伸び戦い始めました。こうなると溜田にとっては厳しい。

森はかなり余裕が出てきたのか、遠い距離から左足を踏み込みながらの左ストレート(一瞬オーソドックスになる感じの)。これは溜田の届かない距離から大きく踏み込めるので、溜田は対応ができていないですね。

10R、前ラウンドに引き続き、森はリラックスできています。リズムも出ており、ジャブ、左ストレートも素晴らしいです。

溜田はここにきてペースを握られてしまった感があるので、ここは強引に行きたいところ。

森は完全に溜田の動きを見切っていますね。相手が出てきそうな所に右ジャブを入れ、出てきたらバックステップして左ストレート。そしてアッパー。

 

11R、「ヨネクラ魂を見せてこい」と送り出された溜田、開始後にもうラッシュを仕掛けます。その溜田をしっかりと受け止め、打ち合う森!

ここでバッティング?で右目付近に出血が見られる溜田にドクターチェックが入ります。

再開後、森が試合を決めようとラッシュ!疲れが見える溜田に対し、とうとう森は接近戦で打ち勝ち、コーナーに詰めてヒットを重ねたところでレフェリーがストップ!!

森武蔵、11R TKO勝利。

溜田、惜しかったです。ストップについては、バッティングという不運も重なり、集中力を欠いてしまったのかもしれません。少しムラのある選手に見えるので。。。

しかし、溜田の頑張りは賞賛に値しますね。

 

私個人的には、正直、ここまで頑張れるとは思っていなかったです。はじめの一歩トーナメントで、優勝候補とも言われながら一回戦で姿を消した溜田、この一戦で評価を取り戻せたと思います。

一方、森武蔵にとっては試練の防衛戦でしたね。

パンチのある選手としっかりと打ち合い、気持ちの強さを見せた上で、技術の差で上回り、最後は相手の土俵で打ち勝ってみせました。

まだ21歳と若く、これからが期待されるボクサー。

次戦はフェザー級の国内頂上決戦、清水聡(大橋)戦とのこと。リーチ、パンチ力は清水の方があるでしょうが、森の方が速く、ステップが自在。

 

ダイヤモンドレフトなるストレートを上手く外せれば、十二分に勝機はありそうです。

清水としては、世界に行くなら森戦での敗北は許されません。清水はサバイバルをかけて、そして森にとっては大きな飛躍をかけて、素晴らしい一戦を期待しています!

そして続いては昨日(12/5)のダイナミックグローブ!

鉄の拳、中野幹士が初のメインイベント、そして元日本王者永野祐樹の復帰戦!

↓プレビュー記事です。

boxingcafe.hatenablog.com

12/5(土)ダイナミックグローブ

セミファイナル ウェルター級8回戦

永野祐樹(帝拳)20戦17勝(13KO)3敗

vs

安藤暢文(高崎)18戦6勝(3KO)10敗2分

↓試合動画

 

左ストレートに自身を持ち、無骨なスタイルの永野。この侍を彷彿とさせる、不器用にも見えるボクサーは非常にかっこいいですね。

初回ゴングと同時に両者ともにリング中央にかけより、安藤がせわしなく動くという立ち上がり。

少し焦っているようにも見える安藤ですが、細かくジャブをついてサークリング。

永野はじっくり見つつ、中に入る機会を窺います。

安藤は素早い動きから手数を多く出し、永野は少しやりづらそうです。永野は距離をつめるものの、安藤の手数が邪魔でなかなか手は出ません。

残り一分を切ったところで、永野の左フックがヒット。一旦バックステップを踏む安藤ですが、その後はしっかりと打ち返して見せました。

 

しかし距離が詰まったところから、永野は少し身体を離しての右フックをヒット!まともにもらった安藤はダウン、立ち上がるも足元が定まらず、レフェリーストップ!

永野祐樹の1RTKO勝利。

積極的に仕掛けた安藤、あのままいけば初回のポイントは取れてはいたでしょう。しかし安藤の健闘を一発で無にするパワーは素晴らしいですね。

やはり相変わらず不器用なボクシングである永野ではありますが、その愚直な姿勢、パンチングパワーには非常に魅力的です。

「もう一度敗けたら次はない」という言葉がインタビューで出ましたが、そういう覚悟で今後一戦一戦を闘っていくのでしょう。日本王座なり、OPBFやWBOアジア王座等、早いうちにまたタイトル挑戦の機会が回ってくることを期待しています。

メインイベント 58.5kg契約8回戦

中野幹士(帝拳)4戦全勝全KO

vs

佐伯瑠壱斗(岐阜ヨコゼキ)7勝(1KO)3敗1分

↓試合動画

 

帝拳ジムのホープ、 中野は初メインで快勝なるか、という一戦。

初回、サウスポー中野はフェイントをかけつつ、速い右ジャブを飛ばします。佐伯もステップを踏みつつ、中野のジャブはしっかり見えているようで距離で外します。佐伯はサウスポーに慣れているようですね。

互いの前の手で探り合い、というラウンドですが、中野のジャブ、右手のボディが静かな会場に響きます。ともに様子見の域を出ません。

2R、中野は速く、動きもスムーズですが佐伯の動きも悪くないです。中野もこれを捕まえるのには時間がかかりそう。基本的には中野がプレスをかけ、サークリングしながらそれをしのぐ佐伯という流れ。このラウンド1分すぎ、両者ともに利き手のストレートを一発ずつヒット。

3R、少し距離が近づき、佐伯も自分からいこうとしている感じがします。ただ、強打を持って待ち受ける中野のインには入りづらいようですね。

このラウンド中盤以降、中野のいくつかのパンチがクリーンヒットを奪いますが、佐伯はパンチの力を逃がす技術、そしてタフネスも持っているようです。

残り時間が少なくなったところで、攻め込んだ中野に対し、佐伯がワンツーで逆襲!ここで佐伯の右ストレートがヒット、押し込まれてバランスを崩した中野はダウン!

 

中野が立ち上がったところで、ラウンドが終了。

4R、ダウンをした側もとった側も、ボクシングを変えません。このラウンドは序盤に中野の左がヒット、しかしこの佐伯というボクサーは非常に冷静であり、これまでにKO敗けがないのがうなずける位、ディフェンステクニックを持っていますね。

中野が出てきたら左手、時には両手を伸ばし、攻撃を分断。

5R、相変わらずプレスをかける中野。後ろや横にスペースがあると佐伯に逃げられてしまうので、中野はロープに詰めたいですね。上手くはぐらかす佐伯。

このラウンドも中野はいくつかのクリーンヒットを奪います。ただ、単発なのが惜しいところです。

ラウンド終盤、佐伯が右目上をバッティングによりカット。

6R、佐伯はダウンを奪ったものの、ポイントを取りに行かなければ厳しい流れになっています。それをわかってか、佐伯も前に出始め、打ち合いになるとやはりパンチ力に勝る中野に分があります。

 

佐伯はやや疲れてきたか、中野がかなり攻めやすそうになってきました。ただ、中野も攻めたところでクリンチで分断されたり、佐伯が鋭いカウンターを放つので思い通りにはいっていませんね。

7R、中野は倒そうとプレスを強めます。迎え撃つ佐伯は手数で対抗しますが、やはりパワー差。しかも右目のバッティングの傷もちょっと見えづらそうです。

中野はこの状況の中でボディもしっかり打てている事は素晴らしいですね。

最終ラウンド、怒涛の攻撃を見せる中野ですが、佐伯はスピーディなコンビネーション、そしてクリンチで対抗。倒れまいとする執念が見えますね。

狙いすぎる中野は、やや攻撃が単調になっています。

終盤、中野もバッティングで鼻をカット、少し気にしているそぶりを見せます。

そして最終ラウンドのゴング。

 

中野幹士、判定勝利。

連続KOこそ途切れましたが、初の日本人戦、初のメインイベント、初の判定勝利と初めてづくしの経験をした中野。

ファンはやはり中野のKOを期待していたとは思いますが、今回は鉄の拳は不発。またここからKOの山を築いていってほしいですね。

そして見事な意地を見せた佐伯、これで注目が上がると思うので、待ちだけのボクシングではなく、自ら試合を作れるボクサーになれれば、より上に行けるような気がします。

両者にとって、課題も明らかになった試合でもあったと思いますので、両ボクサーの今後の活躍に期待したいと思います。

さて、ということで、もう先週末になりましたが、11/28に行われたフェニックスバトル、そして12/5のダイナミックグローブの観戦記でした。

 

やっぱり生放送、または生配信は良いですね。

結果を知ってから見るよりも、結果を知らずに見る方がより楽しいです。

地上波で生放送は今のボクシング人気を考えると厳しいとは思いますが、日テレG+のようなCS生放送、できればネット生配信がありがたいですよね。

特にやっぱり、関東ローカルは厳しい。

 

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