信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

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《謹賀新年》丑年生まれの世界王者たち。大場政夫からホルヘ・リナレスまで。

新年あけましておめでとうございます。

いつもブログを読んでいただいてありがとうございます。

2020年1月にはじめたこのブログもようやく1周年、ブログをはじめて3ヶ月でコロナショックに見舞われ、いきなり書くネタが乏しくなってしまった時には正直焦りました。

しかし、考えてみると試合があろうがなかろうが書きたいネタはたくさんある、それが歴史あるボクシングの良いところでしょう。

過去の試合を見漁り、これまでのボクサーたちに思いを馳せ、このコロナ禍でもたくさんのボクサーを紹介できたかな、と思っております。

 

さて、2020年のボクシングは、本当に素晴らしい世界タイトルマッチ、井岡一翔vs田中恒成の一戦で見事に締まりました。

↓井岡一翔vs田中恒成の観戦記 

boxingcafe.hatenablog.com

結果的には、井岡一翔としては「井岡強し」をアピールできた試合であったと思いますし、田中恒成としては「課題が明確にわかった」試合でもありました。

井岡はエストラーダvsロマゴンの勝者との統一戦に進んでもらいたいですし、田中恒成はここから少し調子を落とすかもしれませんが、きっと4階級制覇を成し遂げてくれると思っています。2021年、そしてそれ以降もボクシングは楽しみがたくさんあります。

さて、明けて2021年、丑年です。

今回のブログでは、次世代のボクサーたちに期待を込めて、これまでに誕生した丑年生まれの日本人世界王者を振り返っていきたいと思います。

 

※特に記載のない場合、画像は日本プロボクシング協会HP(http://jpba.gr.jp/champions.html)より拝借いたしました。

ホルヘ・リナレス(帝拳/ベネズエラ)

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いきなり日本人ではありませんが、ベネズエラの侍は日本人みたいなものなので外しませんでした。1985年生まれのリナレスは、今年36歳になります。

フェザー級、スーパーフェザー級、ライト級を制した3階級制覇王者。

スーパーライト級進出を試みた事もありましたが、打たれ脆い事もあり、テストマッチで番狂わせのKO負けを喫しておそらく中断。しかし、これまでも苦しい時期を乗り越えて3階級制覇を成し遂げたこともあり、まだまだここから巻き返してくれる期待の大きいボクサーでもあります。

 

未だ現役であり、2020年の8月、元世界2階級制覇王者のハビエル・フォルトゥナ(ドミニカ共和国)とのサバイバルマッチを行う予定でしたが数日前にリナレスのコロナ陽性反応を受けて消滅。

そのボクシングの美しさだけでなく、リングを降りても非常に真摯。写真をお願いしたら自らシャッターを押してくれた事もあります。

もう一度、リナレスの「ヤッター!!」が聞きたい。個人的に超応援しているボクサーの一人です。

戸高秀樹(緑)

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1973年生まれの元2階級制覇王者。宮崎県出身の戸高は、当初宮崎ワールドジム所属でしたが、世界挑戦のチャンスを求めて緑ジムへ移籍。

同ジムの先輩である飯田覚士からタイトルを奪ったヘスス・ロハスに二度目の挑戦(一度目は負傷ドロー)でスーパーフライ級のタイトルを奪還、当時無敗の名護明彦、先輩飯田のライバルであるヨックタイを逆転KOで退ける等、激闘の目立つ王者でした。

しかし3度目の防衛戦でレオ・ガメスに敗北後、長期のブランクを経験。

復帰後は、バンタム級で暫定ながら王座決定戦に出場、宿敵レオ・ガメスに雪辱し、2階級制覇を成し遂げました。

マック・クリハラトレーナーとのハードトレーニングでも知られる、気持ちを前面に押し出した素晴らしいボクサーでした。

現在は東京で戸高秀樹ボクシングジムを経営、自主興行も行っています。

 

セレス小林(国際)

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そして戸高と同い年、1973年生まれのセレス小林。セレスは一見してわかるボクシングセンスというものを有していないボクサーでした。

しかし、その分、誰よりも努力でき、そして考える事ができるボクサーだったと思います。

戸高秀樹がスーパーフライ級の王座を明け渡したレオ・ガメスに10RKO勝ちで戴冠。その後は2度目の防衛戦で当時の「怪物」、アレクサンデル・ムニョスにタイトルを明け渡してしまいますが、努力で世界王者となれることを世に知らしめてくれた非常に稀有な存在といってもいいです。セレス千代田という冠婚葬祭業に従事し、フルタイムで働きながら世界王者へと登り詰めたことも特筆すべきことです。

戸高も雑草王者と呼ばれていましたが、個人的なイメージではセレスの方が雑草王者に相応しい。

その高いボクシングIQは、引退後も遺憾なく発揮され、日テレのダイナミックグローブの解説は非常に聞きやすく、論理的でわかりやすい。

 

指導者としても、セレススポーツジムを経営、岩佐亮佑を世界王者へと導いています。

六車卓也(大阪帝拳)

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1961年生まれの六車卓也、ニックネームは「エンドレスファイター」。旺盛なファイティングスピリッツ、そして手数を武器にアサエル・モランとのバンタム級王座決定戦に勝利し、初戴冠。

その王座は初防衛戦で失いましたが、その7ヶ月後には世界返り咲きを狙いウィルフレド・バスケスに挑戦しました。

この試合は終始六車が先手を取り、勝利したかに見えましたが、判定は三者三様の引き分けに終わり、王座奪還ならず。その後二階級制覇もめざしますが、あえなく失敗に終わっています。

飽くなき闘争心をもったこの王者は、その後スポーツメーカー大手のミズノに入社、現在は古巣、大阪帝拳にてホープ、辰吉寿以輝のコーチとして活躍しています。

ロイヤル小林(国際)

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1949年生まれのロイヤル小林がボクシングを始めたのは大学卒業後の事でした。自衛隊体育学校でボクシングをはじめ、すぐにアマチュアトップに。ミュンヘン五輪へ出場、ベスト8という好成績を残します。これははっきり言ってとんでもないことです。

「KO仕掛人」の異名通り、倒すボクシングで人々を魅了したロイヤルは、リゴベルト・リアコスをKOで降しスーパーバンタム級の王座を獲得しますが初防衛戦で陥落。

そのキャリアにおいて、アレクシス・アルゲリョやウィルフレド・ゴメスといった世界的な強豪と拳を交えたボクサーは、2020年11月にその生涯を閉じています。

 

引退後、横浜光ジムで現・同ジム会長の石井一太郎を指導し、現・世界ランカーの赤穂亮を指導したロイヤル小林。晩年は警備会社で勤務されていたそうです。

ガッツ石松(ヨネクラ)

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1949年生まれのガッツ石松。世界王座獲得までは多くの敗戦を経験しますが、ロドルフォ・ゴンサレスを8RKOで降して日本ボクシング史上はじめてライト級の世界王座を獲得しました。

その王座は数々の強豪を相手に5度防衛。ライト級王座を5度防衛というこの記録は、未だに日本人同級王座の最多防衛記録でもあります。

イスマエル・ラグナ、ロベルト・デュラン、ケン・ブキャナン等、歴史に残る王者たちとの恐れを知らぬマッチメイク、「幻の右」と自らつけた右をフェイントに左でコントロールするというクレバーさを持ち合わせた、日本ボクシング史上類を見ない名王者です。

 

個人的には日本人世界王者でオールタイムPFPを決めるならば、トップ5には入ってくるであろう素晴らしいボクサーです。

現在は数々の事業とタレント活動の他、これからYoutuberとしても活動されるそうです。

大場政夫(帝拳)

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TEIKEN.COM|選手プロフィール|大場 政夫より

永遠のチャンプ、大場政夫。生年は1949年の丑年であり、1973年の丑年に交通事故により死去。

日本が世界に誇る帝拳ジムの初めての世界王者である大場政夫は、ノンタイトル戦で当時の世界王者、バーナベ・ビラカンポを破り、翌年にベルクレック・チャルバンチャイを13RKOで降し世界王者となりました。

序盤にダウンを奪われつつもそこからの逆転KOを演出するというエキサイティングな王者であり、そのボクシングは人気と実力を兼ね備えたものでした。

しかし、5度目の防衛戦でチャチャイ・チオノイから大逆転KOを決めた1973年1月2日から約3週間後、自らが運転するシボレー・コルベットで事故を起こし、帰らぬ人となりました。

 

丑年の世界王者は、現在7人。

1997年生まれの丑年の王者は、まだ生まれていません。

という事で、JBCのランキング表を見つつ1997年生まれの丑年のボクサーを調べてみました。

ミニマム級 

重岡優大(ワタナベ)2戦全勝(1KO)無敗

ライトフライ級 

冨田大樹(ミツキ)17戦15勝(5KO)2敗

スーパーフライ級 

梶颯(帝拳)15戦全勝(9KO)無敗

中村祐斗(市野)18戦11勝(8KO)6敗1分

廣本彩刀(角海老宝石)3戦全勝(1KO)無敗

バンタム級 

定常育郎(T&T)18戦11勝(4KO)4敗3分

村地翼(駿河男児)7戦6勝(3KO)1敗

フェザー級

丸田陽七太(森岡)12戦10勝(8KO)1敗1分

木村蓮太朗(駿河男児)3戦全勝(全KO)無敗

スーパーフェザー級

波田大和(帝拳)12戦11勝(10KO)1敗

ライト級

富岡樹(REBOOT.IBA)12戦7勝(2KO)4敗1分

ミドル級

国本陸(六島)4戦全勝(2KO)無敗

 

あくまでも12月頭に発表されたランキングではありますが、1997年生まれの(12月末時点で)23歳の(今年24歳になる)ボクサーたちです。見落としていたらすみません。

錚々たる顔ぶれのこのメンバーで、誰が世界王者まで辿り着いてくれるのでしょうか。それとも、現在日本ランキングに名前のないボクサーの誰からが、世界を獲得してくれるのでしょうか。ミニマム級の重岡は階級的に世界は近そうですし、フェザー級の丸田がもし佐川遼(三迫)に勝利し、日本王者となれれば世界は近いのかもしれません。

折角調べたので、丑年生まれのボクサーたちに少し注目しつつ、今年も熱戦、激闘を期待し、ボクシングを楽しんでいきたいと思います。

本年も何卒よろしくお願いいたします。

 

↓今年一発目の注目興行は、ライアン・ガルシアvsルーク・キャンベル!!!

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