信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

比嘉大吾vs西田凌佑が決定!比嘉はストロング戦に続いての六島ジムからの刺客をKOできるか?

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すべてのボクシングファンが好きなんではないかと思う人気者、比嘉大吾。

その比嘉の次戦が決定したようです。

日程は4/24(土)、寺地拳四朗vs久田哲也と同じ日程ですが別会場、沖縄でWBOアジアパシフィック・バンタム級王座の防衛戦とのことです。

放送はTBSでの録画放送(どうせ関東ローカル)、生放送は沖縄のみの放送で、TBS系列の琉球放送だそうです。

前戦、比嘉は六島ジムのストロング小林祐樹からこのタイトルを奪っており、同じジムの後輩にあたる西田凌佑を初防衛戦で迎えることとなります。

本日のブログは、比嘉大吾vs西田凌佑についてです。

 

↓比嘉大吾の前戦の観戦記。

boxingcafe.hatenablog.com

西田凌佑(六島)3戦全勝(1KO)

奈良県出身の西田は、アマチュア経験が豊富で、2014年に国体(少年の部)を制覇。その後近畿大学に進学して元世界王者(現在は近畿大学の監督)の名城信男の薫陶を受け、その後名城の古巣である六島ジムからプロデビュー。

大学時代は関西リーグで活躍、MVPを受賞する等の活躍を見せました。

現在は、名城のトレーナーだった武市晃輔トレーナーに師事しています。

2019年10月、タイのバンコクに遠征してのプロデビュー戦は1RTKO勝利。ボディで2度のダウンを奪う快勝でした。

その後、同年12月に大阪で日本デビュー戦を行い、フルマークの判定勝利。この試合はBoxingRaiseに上がっています。

 

その後はコロナ禍に見舞われ、2020年12月に世界挑戦経験者で元日本王者の大森将平(Woz)を破る大殊勲。このサウスポー同士の一戦は、その結果に大いに驚いたファンも多いのではないでしょうか。

西田は、サウスポースタンスからの右ジャブが非常に上手いです。速いジャブ、距離をとるジャブ、そして追撃をストップするジャブ。ただ右手を伸ばして相手の攻撃を分断する場面や、相手の入りにあわせてのカウンターのジャブ等、非常に素晴らしいものを持っています。

対戦相手としては非常に攻めづらく、そうこうしている内にそのジャブでポイントをピックアップされていきます。

接近戦はやや不得手かとも思いましたが、前戦の大森戦では左フックが抜群に良く、待ちのボクシングだけでなく自ら攻めても非常に上手いボクサーです。

そして前戦で光ったのは、1R開始早々にダッシュして攻めて行った、作戦遂行能力の高さ。

 

これは恩師武市トレーナーと決めていた作戦なのでしょうが、この攻撃が功を奏し、以後大森はほとんどのラウンドで後手にまわり、中盤以降は(おそらく大森自身のコンディション不良もあるのでしょうが)スタミナ難を起し、内容的には西田の完勝という一戦。

この大森は、それまでマーロン・タパレス(フィリピン)と、勅使河原弘晶(三迫)にしか負けていないボクサー、つまりは世界王者クラスにしか負けていないボクサーだったのです。

その大森に対して、デビュー3戦目で挑むというチャレンジマッチの背景には、六島ジムとしては以前に大森の日本タイトルに挑んだ向井寛史(六島)の一戦の経験も活き、勝ち筋が見えていたのかもしれません。その上で、陣営の作戦がバチっとハマり、格上の大森を圧倒していた内容にも見えました。

西田としては、スタミナに自信があり、なおかつ武市トレーナーを信じ切っているからこそ遂行できた作戦だと思われます。自らの距離を取ってのボクシングを捨ててまで決めた作戦を遂行するのは、本当の信頼関係と、それを遂行できる自信(今回のこの作戦では、やはりスタミナ)がないと不可能です。

 

加えて、大森の良いパンチが入った時にも自分のボクシングを崩さないというハートの強さを持ったボクサー。これは非常に強敵です。

↓大森vs西田!

 

2戦連続で下馬評不利の中で挑戦するこの西田ですが、おそらく陣営としても勝算を見つけているのだと思います。この辺りの策士・武市トレーナーの影も含めて非常に怖いボクサー。特に、前戦が同じ六島ジムのストロング小林であり、その次でこの試合を受けたことは不気味でなりません。今回も何かしらの奇策を用意しているかもしれません。

少なくとも、真正面から打ち合うようなことはしないでしょう。

さて、この西田は高校時代、名城信男の恩師である高見公明氏に指導を受け、近畿大学で名城の指導を受けました。

名城は同じく近畿大学を経て六島ジムからプロデビュー、デビュー5戦目でその当時、世界2二度挑んでいた本田秀伸(グリーンツダ)に判定勝利を得る殊勲を上げ、6戦目で日本王座を獲得、8戦目で世界王座を射止めています。

 

これに続けとばかりにハードマッチメイクをこなす西田は、非常に期待のボクサーですね。

ちょっと調べると出てきたブログ。六島ボクシングジムのブログですが、武市トレーナーのブログからの転用のようです。

ここに、衝撃の事実が書いてあります。

以下、引用です。(3世は西田のことです。)

 

しかしまぁ3世の筆記テストが残酷すぎるほど酷かった。
 
問題
 
試合当日計量で前日計量の何%以上ウェイトがアップしていればウェイト変更勧告がでるか。
 
3世の答え
 
80%ww
 
前日50キロで計量したら当日90キロww
 
そら変更勧告されるわww

 

以上。。。

続きは読んでみてください笑

ameblo.jp

 

ということで、只者ではない西田凌佑。比嘉相手にどのような戦いを見せるのか、楽しみで仕方がないですね。

 

さて、比嘉大吾は、というと、こちらも参謀は非常に素晴らしいトレーナーがついていることは間違いありません。

但し、沖縄の凱旋試合、そして勝ち星の全てをKOで飾ってきている比嘉は、勿論今回も初回から全力で倒しにかかるでしょう。

明確に「倒す」ということでなくとも、「倒しに行く」「前に出る」のが比嘉のボクシングであり、ファンもそれを期待しています。故郷、沖縄においてはそれはより顕著に現れるのではないでしょうか。

しかし、西田は非常に攻めにくく、隙の少ないボクサーでもあります。

 

12Rにわたり、比嘉のプレスをいなし続けることは不可能だとは思いますが、序盤、比嘉のパンチがなかなかヒットしない、ということは起こりえます。そうなっても、比嘉は焦らず、自らのボクシングを崩さずに攻め続けることが肝要となるかと思いますね。

前戦、ストロング小林佑樹をしっかりと倒してみせた比嘉大吾。今回も難敵・西田を相手に素晴らしいノックアウトを見せてくれることを個人的には期待しています。

そして、この試合の発表会見では、WBOのバンタム級王座を狙うというような発言も。

WBOアジア・パシフィックの王座は、WBOの地域タイトル。このタイトルを防衛していけば、自ずとWBOのランキングは上がっていきます。

 

現在のWBO世界バンタム級王者は、ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)。もし比嘉がカシメロに挑戦なんていうことになれば、これはまた非常にアツい一戦となりますね。

↓発表会見の動画

 

本当は、井上尚弥(大橋)が統一後、返上したあとに王座を狙う、くらいで良いとは思うのですが、もし、比嘉陣営が井上尚弥への挑戦を目指しているのであれば、応援せざるを得ません。そしてそれには、少々急ぎ足で歩まなければなりません。

いずれにしろ、このコロナ禍において、ハイペースで試合をこなす比嘉大吾。

今度の試合も、一番の心配は比嘉のコンディショニング。

沖縄凱旋防衛ということで変に気負うことなく、いつもの攻撃的な比嘉大吾を見せてもらいたいですね。

そしてTBSさんへお願い。有料で良いので、前回のようなネット配信を今回もしてください。心からのお願いです。あ、生配信でお願いします。

 

 

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