信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

テオフィモ・ロペスvsジョージ・カンボソスJrが6/19にスライド。興行が渋滞!

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今日のニュース。

6/5(日本時間6/6)に行われる予定だった、WBAスーパー・WBCフランチャイズ・WBO・IBF世界ライト級統一王者、テオフィモ・ロペス(アメリカ)にジョージ・カンボソスJrが挑戦する一戦が、6/19(日本時間6/20)にスライド。

もともとこの一戦があったからこそ、同時期に行われる予定のフロイド・メイウェザーJrとYoutuberローガン・ポールのエキシビジョンは6/6(日本時間6/7)になったのではなかったでしょうか。

ただ、このメイウェザーとローガン・ポールのエキシビジョンはPPVで49.99$、テオフィモ・ロペスvsジョージ・カンボソスJrの試合もPPVということで、同じ週というのを嫌った結果なのかもしれませんね。

 

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そうなると、割を喰うのは井上尚弥(大橋)vsマイケル・ダスマリナス(フィリピン)をメインに据えた、トップランク興行。

以前のブログで、井上尚弥の相手はダスマリナスだけではなく、その他にも重量級の注目興行があります、という記事を書きました。

以下↓

boxingcafe.hatenablog.com

 

それだけではなくなってしまいましたね。

幸いにも、超がつくほどのビッグマッチというわけではありませんが、このテオフィモ・ロペスvsジョージ・カンボソスJrの一戦の注目度は非常に高いと思われます。

ジョージ・カンボソスJrは現在IBFのトップコンテンダー、前戦でリー・セルビー(イギリス)との挑戦者決定戦を制した、れっきとした挑戦者です。

19戦全勝(10KO)と無敗を誇り、オーストラリアという国は日本と同じくオセアニア圏、OPBFやWBPアジア・パシフィック等のタイトルも共有する可能性のあったボクサーです。ただ、このカンボソスは日本の認めている前記王座を通らず、ここまで登り詰めてきましたので残念ながら日本人との絡みはありません。

IBFの指名挑戦者ながら、アメリカでは無名、どうしても王者に対してネームバリューで見劣りするのは、同日に試合を行う井上尚弥(大橋)、ジャモール・チャーロ(アメリカ)の両王者と同じ(王者優位の予想)ではあるものの、このテオフィモvsカンボソスの興行で特異なのは、新興企業、トリラー社がこの興行権を落札したことです。

 

このトリラー社は、マイク・タイソンとロイ・ジョーンズJrのエキシビジョンを企画してボクシングに参入。今回も、イベンダー・ホリフィールドがエキシビジョンで登場か、とも言われていましたが、こちらは再スケジュールとなったようです。

巨額の資金を投入し、この注目興行とはいえないIBFの指名戦を注目興行としてしまったトリラー社。大コケしてボクシングから撤退、なんてことにならないようにしてもらいたいとは思いますが、前戦、あのロマチェンコに勝利したロペスへの注目度はなんだかんだ高いでしょうね。

 

ロペスとしても、ここは良い勝ち方をしなければ、ロマチェンコ戦はロマチェンコの不調もあって、フロックだった、と言われてしまい、その後ロマチェンコvs中谷正義の一戦の勝者との対戦が大きくクローズアップされてしまい、ロペスにとっては有り難い話にならないと思います。

ということで、そんな注目興行と被ってしまった井上尚弥のマイケル・ダスマリナス戦。同じくIBFの指名戦ですが、ダスマリナスはアメリカで無名、井上はボクシングファンなら知っているでしょうが、あくまでもバンタム級という軽量級のボクサー。

(全米の注目度という意味で)厳しい闘いとなる、と言わざるを得ませんね。

↑ロペスvsカンボソスはFITE.TVのPPVで見れます。1,840円です。

 

 

先の記事でも書きましたが、その他にも強力な興行が揃っている6/19(日本時間6/20)。

フリオ・セサール・チャベス(メキシコ)vsヘクター・カマチョJr(プエルトリコ)

伝説のJCスーパースター、フリオ・セサール・チャベス(メキシコ)がエキシビジョンで登場、しかも相手はあのヘクター・カマチョ(プエルトリコ)の息子。

チャベス(父)はカマチョ(父)と対戦経験もありますが、既にカマチョ(父)はこの世になく、今回はジュニアとのエキシビジョン。ジュニアは元プロボクサーで、現在は非活動ながら2019年までリングに上がっていました。しかもライトヘビー級で。

 

チャリティーマッチ的な意味合いも強いのでしょうが、この試合はPPVで中継される模様。チャベスの息子たちも登場予定。

ハイメ・ムンギア(メキシコ)vsマシエ・スレッキ(ポーランド)

元WBO世界スーパーウェルター級王者、メキシコのスター候補であるムンギア。結構なキャリアを築いていると思いますが、まだ「スター候補」なのか?は置いておいて、この一戦は当初4/25に決まっていましたが、スレッキが負傷、一旦破談に。その後別のボクサーがリングに上がるとアナウンスされるも、そのボクサーも負傷、またスレッキに戻ってリスケジュール。

チャベスのエキシビジョンと時間がかぶるのかどうかわかりませんが、かぶった場合、メキシカンたちはどっちを見るのでしょうか。。。こちらはテキサス開催、DAZNが生配信。世界中で見れます。

DAZN

 

WBC世界ミドル級タイトルマッチ

ジャモール・チャーロ(アメリカ)vsファン・マシアス・モンティエル(メキシコ)

チャーロ兄の防衛戦、相手はファン・マシアス・モンティエル(またメキシカン)。前戦でジェームス・カークランド(アメリカ)を相手に1RKOで勝利しているボクサーで、ここまでの勝ち星22勝全KO(4敗2分)を記録している、早い回で倒す危険なパンチャーです。

 

ただ、2017年にムンギアに2RTKOで敗れていますね。

チャーロはこんなところでつまずくわけにはいきません。王者優位の試合でしょう。

この興行は、Showtimeが放送です。

boxingcafe.hatenablog.com

 

 

ともあれ、試合のおもしろさは井上尚弥がイチオシ。

この錚々たるメンツの中で、井上尚弥という極東の日本人ボクサーが、どれだけアメリカのボクシングファンたちの興味を引けるのか。

メインが仮に同じ時間帯に被るのなら、(私のイメージとしては)注目度はロペス、チャーロ、井上という順番ではないでしょうか。

どちらかというと気になるのはその後、たとえばSNSやニュースで、そのダウンシーンやノックアウトシーンがどれくらいの量、リプレイされるか、というところです。

 

そう考えると、ロペスもチャーロも、ムンギアも、素晴らしいノックアウトパンチャーで、PFPキングのひとりに数えられる井上尚弥をしても、かなりの強豪ではないでしょうか。

このメンツの中で、試合後の注目を最も集められるようなら、もう世界の大スター。

今回も、震えるほどのノックアウトを期待して、日本時間の6/20を待ちたいと思います。

私はもちろん、リアルタイムで井上vsダスマリナスを見て、その後は情報遮断しつつ、その他の試合もすべて楽しみたいと思っています。

 

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