信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

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【プレビュー】ジャモール・チャーロvsモンティエル!PBC興行はアンダーカードも充実!

6/19(土)、日本時間だと6/20(日)はスペシャルデイ。

井上尚弥(大橋)の防衛戦をはじめ、ライト級3団体(の表記に統一しておきます。)王座のテオフィモ・ロペス(アメリカ)、WBC世界ミドル級王者のジャモール・チャーロ(アメリカ)、そして前WBO世界スーパーウェルター級王者で、次期ミドル級世界王者と名高いハイメ・ムンギア(メキシコ)と、人気階級の人気ボクサーたちがこぞって登場します。

この錚々たるメンバーの中で、負けないインパクトをつくれれば素晴らしいですが、実際アメリカでは井上の試合の話題は他の興行に比べて少ないかもしれません。

 

これらすべての王者、元王者たちは、完全なAサイドであり、興味が「勝敗」でなく「パフォーマンス」(=つまりはどのように勝利するか)にあることは否めません。それでも尚、ボクシングはやってみないとわからない、アップセットが起こらないとも限りません。

上記4人の王者、元王者が敗れるようなことがあれば、そのニュースが最も話題を集めるニュースになるのかもしれませんね。

ともあれ、勝ち方を問われるこの4つの興行のうち、今回はジャモール・チャーロvsファン・マシアス・モンティエルのWBC世界ミドル級タイトルマッチをメインに据えた、PBC興行をプレビューです。

 

6/19(日本時間6/20)

WBC世界ミドル級タイトルマッチ

ジャモール・チャーロ(アメリカ)31勝(22KO)無敗

vs

ファン・マシアス・モンティエル(メキシコ)22勝(22KO)4敗2分

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チャーロ兄弟の兄、ジャモール。2015年にIBF世界スーパーウェルター級王座を獲得、3度防衛のあと返上、2018年にWBC世界ミドル級暫定王座を獲得し、その後正規王座に認定されました。

そのタイトルを、暫定時代を含めると4度防衛しています。前戦、タフなセルゲイ・ディレビヤンチェンコ(ウクライナ)を見事に退けたチャーロですが、全体的には「強豪とやっていない」と言われることすらあるようです。

ただこのディレビヤンチェンコ、ダニエル・ジェイコブスやゲンナディ・ゴロフキンとも接戦を演じており、実際上記ふたりのボクサーよりも、チャーロの方が明確にこのディレビヤンチェンコを退けたと言っても良いと思います。

弟、ジャーメル・チャーロも以前よりも更に力をつけており、チャーロ兄弟の躍進は目覚ましい。ただ、弟が次戦で4団体統一戦に臨むということを考えると、やっぱり兄は恵まれていませんね。

 

boxingcafe.hatenablog.com

ともあれ、ミドル級最強はと問われれば、ゴロフキンかチャーロです。デメトリアス・アンドレーデとは言いたくないし、村田諒太とは言えません。

そんなチャーロ兄の防衛戦の相手は、ファン・マシアス・モンティエル。

22勝中22KOという勝ち星すべてをノックアウトで飾っているこのモンティエルですが、2017年にはハイメ・ムンギア(メキシコ)に2RKO負け。その後2連勝も、かつてチャーロ兄に2RKOで敗れているウーゴ・センティノ(アメリカ)とドロー。

2020年、ジェームズ・カークランド(アメリカ)に初回KO勝利、今回の挑戦に漕ぎ着けました。

メキシコから稀に出てくる、妙な体勢からでもパンチを打てるパンチャーで、パンチに力はこもっていなさそうな感じですがパンチが強い。お世辞にもボクシングが巧いとは言えませんが、理解し難いフェイントと、妙な角度からパンチを入れるのが上手いという印象ですね。これがハマればきっと強いのでしょう。

 

勿論相性というものもあり、一概には言えませんが、はっきり言ってチャーロの相手としては心許ない。チャーロにはもっと相応しい相手がいるはずですが、なかなか魅力的なマッチメイクは決まらないですね。果たしてこのチャーロは、対戦相手に恵まれないままそのキャリアを閉じてしまうのでしょうか。。。

この試合の見どころといえば、もうチャーロの豪快な倒しっぷりが見たい、というところなのですが、このPBC興行はアンダーカードも非常に充実。

 

セミファイナル

ライト級10回戦

アイザック・クルス・ゴンサレス(メキシコ)21勝(15KO)1敗1分

vs

フランシスコ・バルガス(メキシコ)27勝(19KO)2敗2分

アイザック・クルスを知っているか。163cmという小柄な身体ながら、そこから放たれるパンチは凶悪のひとこと。世界最強の犬種とも言われる「ピットブル」のニックネームを持つゴンサレスの、カタにハマった時の強さは半端じゃありません。

まだ23歳という若さながら、その豪快なノックアウトパンチャーぶりを遺憾なく発揮したのは、前々戦となる2020年10月のディエゴ・マグダレノ(アメリカ)戦でしょう。

世界に2度挑戦したこのマグダレノを、初回0:53でノックアウトした試合は完璧でした。15のKOのうち、7つの1RKOを持つこのアイザック・クルスは、速効型のKOパンチャー。

 

対するのはメキシコの激闘王、元WBC世界スーパーフェザー級王者、フランシスコ・バルガス。

三浦隆司(当時帝拳)との超大激闘からはや6年。その後オルランド・サリド(メキシコ)との超大激闘をドローで終えると、ミゲル・ベルチェルト(メキシコ)にタイトルを奪われました。

再戦ではより差を広げられたバルガス、長年の激闘に渡るダメージの蓄積もあるでしょう。

そしてここで、「ピットブル」アイザック・クルス・ゴンサレスを迎えるという侠気。

若干23歳というゴンサレスの相手として、ゴンサレスがスターダムにのし上がるのであればその相手としてはうってつけの元王者。しかしこのバルガス、非常にハートが強く、ただでは終わらないかもしれません。

 

ゴンサレスの豪快なノックアウトも見たいですが、バルガスの意地もみたい。ただ、何よりもバルガスに無事にそのキャリアを終えてもらいたいという思いも強い。なかなかに複雑な感情が入り交じるこのセミファイナルは大注目です。

↓アイザック・クルスvsディエゴ・マグダレノの観戦記はこちら

boxingcafe.hatenablog.com

 

 

そしてセミセミも、注目です。

スーパーバンタム級10回戦

アンジェロ・レオ(アメリカ)20勝(9KO)1敗

vs

アーロン・アラメダ(メキシコ)25勝(13KO)1敗

前WBO世界スーパーバンタム級王者、アンジェロ・レオの復帰戦のこのカードは、世界挑戦経験者であるアーロン・アラメダとのサバイバルマッチ。

レオは前々戦、決定戦でトラメイン・ウィリアムス(アメリカ)を退けて初戴冠。ただこの決定戦、本来であればステファン・フルトン(アメリカ)との決定戦だったのですが、フルトンがコロナに感染、ウィリアムスは代役での出場でした。

その決定戦を制したレオでしたが、初防衛戦でフルトンの挑戦を受けて無冠に。ほぼフルマークの判定負けを喫したレオは、フルトンの「素晴らしさ」を引き立てる役柄になってしまいました。

 

このフルトン、井上尚弥を挑発していますね。確かに、井上がスーパーバンタムに上げた時の障壁となりうるボクサーです。

さて、レオは非常に攻撃的な王者であり、一発のパンチングパワーはさほどではないものの、とにかく手数の出るボクサー。豊富な練習量、実直なボクシングがにじみ出ており、私は応援したいボクサーです。

対してアーロン・アラメダは、前戦、WBCスーパーバンタム級王座決定戦に抜擢されたボクサーです。ここまで強豪との対戦経験はほとんどなく、前戦で決定戦に出ると聞いた時は「誰?」というようなボクサーでした。その当時の対戦相手はルイス・ネリ(メキシコ)、WBCに優遇されていたネリにタイトルを獲らせるために用意されたアンダードッグのように思いました。

 

サウスポースタンスからのジャブが良い選手で、ディフェンスも良いですが、オフェンス面では物足りません。

ネリ戦では、後半、良い場面も作りましたが、疲れたネリを攻めきれず。

ただ、正直レオ相手には相性は悪くないとも思います。

前半からアラメダのジャブ、距離感が機能すれば、レオが後半追い上げたとしてもアラメダの手が挙がるかもしれませんし、前半からレオが距離を詰めることができれば、そのまま押し切ってしまう可能性も考えられます。

これは勝敗の見えない素晴らしいマッチアップ、スーパーバンタム級のサバイバルをかけた一戦は非常に興味深いものです。

 フルトンvsレオの観戦記

boxingcafe.hatenablog.com

 

 ネリvsアラメダの観戦記

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おそらくShowtimeで放映されるのはこの3試合。アンダーカードまで含めると、このPBC興行が一番興味をそそられます。

この興行は、残念ながら日本での生放送はありません。アンダーカードまで放映してくれるかどうかはわかりませんが、7/12(月)21:00〜のWOWOWレギュラー放送で放送予定だそうです。

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このブログを見てくれている方は、多くの方がWOWOWに加入しているとは思いますが、もしそこまで待ちきれない、という方はShowtimeへの加入を検討してください。

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この日の興行は本当にたくさんです。一日中見続けても終わらないかもしれません。。。

↓アメリカで、最も注目のメインカードはこの興行かもしれません。

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