信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

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【プレビュー】井上尚弥vsマイケル・ダスマリナスの一戦で、井上に期待したいこと。

6/19(土)、日本時間だと6/20(日)はスペシャルデイ。

井上尚弥(大橋)の防衛戦をはじめ、ライト級3団体(の表記に統一しておきます。)王者のテオフィモ・ロペス(アメリカ)、WBC世界ミドル級王者のジャモール・チャーロ(アメリカ)、そして前WBO世界スーパーウェルター級王者で、次期ミドル級世界王者と名高いハイメ・ムンギア(メキシコ)と、人気階級の人気ボクサーたちがこぞって登場します。

この錚々たるメンバーの中で、負けないインパクトをつくれれば素晴らしいですが、実際アメリカでは井上の試合の話題は他の興行に比べて少ないかもしれません。

これらすべての王者、元王者たちは、完全なAサイドであり、興味が「勝敗」でなく「パフォーマンス」(=つまりはどのように勝利するか)にあることは否めません。それでも尚、ボクシングはやってみないとわからない、アップセットが起こらないとも限りません。

 

上記4人の王者、元王者が敗れるようなことがあれば、そのニュースが最も話題を集めるニュースになるのかもしれませんね。

ともあれ、我々日本のボクシングファンにとって、この顔ぶれの中でも最も注目すべきは日本の至宝、井上尚弥の防衛戦。

今回のブログでは、この6/19(6/20)という興行が大渋滞を起こしている日程で行われる、モンスター・井上尚弥vsマイケル・ダスマリナスをメインに据えた、トップランク興行のプレビュー記事です。

前週に登場したシャクール!メインは期待外れ、セミは期待以上!

boxingcafe.hatenablog.com

 

6/19(日本時間6/20)

WBAスーパー・IBF世界バンタム級統一タイトルマッチ

井上尚弥(大橋)20勝(17KO)無敗

vs

マイケル・ダスマリナス(フィリピン)30勝(20KO)2敗1分

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バンタム級での「4団体統一」を公言する井上尚弥にとって、避けては通れないIBFの指名挑戦者、マイケル・ダスマリナス。

今更世界ランカーとなんて。。。と思うファンもいるようですが、指名戦に厳格であるIBFのトップコンテンダーを、これ以上無視できないのもファンなら納得なのではないでしょうか。この指名戦という制度がなくなってしまえば、挑戦者側にとってはいつ挑戦できるかわからず、王者はずっと強い挑戦者の挑戦を受けない、という事態に陥りかねませんからね。

ともあれ、ボクシング強豪国であるはずが、恵まれないボクサーが多いこのフィリピンという国の、スターダムにまだのし上がっていないボクサーとしては、この指名挑戦権というものをフル活用すべきです。ここで、マイケル・ダスマリナスが、PFP2位に君臨するモンスターを倒すことができたなら、一躍スターダムに上り詰める可能性だってあります。

ただ、この指名戦も、各団体がもっと厳密に指名戦を指令してしまえば、王者としては次々と試合をこなさなければならず、4団体統一というのはなかなか進まなくなることも目に見えているわけで、匙加減が難しいところですね。

さて、逸脱してしまいましたが、まずはモンスター、井上尚弥については知らないファンはいないと思うので、割愛します。

↓過去、井上尚弥のキャリアを追った記事です。

boxingcafe.hatenablog.com

 

 ダスマリナスについても、過去に記事を書きました。

boxingcafe.hatenablog.com

↑の中で、少し試合の展望も書いていましたね。。。

ダスマリナスは、ステップを踏みながらリズムをとって戦うタイプ、攻防分離型のボクサーで、その踏み込みは鋭く、オーバーハンド系のパンチにパワーを備えています。

フィリピン人特有の体の柔らかさも相まって、見えづらいアングル、カウンターを取りづらいタイミングから振ってくるパンチは要注意。

但し、ジェイソン・マロニー(オーストラリア)のコンパクトなダブルジャブからでもカウンターを決められる井上にとって、見切ってさえしまえばこの大振りは当たる気がしません。

なので、ダスマリナスにとっては井上尚弥がダスマリナスのリズムに慣れる前の前半勝負、ガンガン行くしか手がありません。慣れる前、といってももはや1Rの開始1分か1分30秒くらいしかないかもしれませんが。。

それか前半手を出さず、慣れさせない。ただそうすると勝てない。なかなか八方塞がりの状況に陥ってしまうわけです。

パワーパンチを振ってくるダスマリナスに対して、序盤は慎重な立ち上がりを見せる可能性のある井上に、勇気をもって初回から振っていけるか、がダスマリナスにとっての唯一の勝ち筋。井上陣営は、今回も油断なくダスマリナスを研究していると思われるので、予想をするとすれば、大方の予想通り、早い回での井上のTKOが妥当ではないでしょうか。

 

「マロニーは穴の少ない選手」であり、「ダスマリナスは穴のある選手」と井上がインタビューで語っている通り、マロニーはディフェンスに注力するとなかなか崩しずらいボクサーであり、井上もやや攻めあぐねたラウンドがありました。

ただ今回のダスマリナスは、一発の怖さはあるもののガードがルーズで、ややディフェンスに難がある選手。井上のカウンターの餌食になりそうな予感しかしません。

あとは井上のコンディション次第。

 

今回も、ハイライトに残るような豪快なノックアウトを期待しています。個人的に理想の倒し方としては、やっぱりカウンター。

先日のドネアに負けないくらいの、素晴らしいカウンターで勝負を決めてもらいたいですね。

しかしダスマリナス、マロニーに負けず劣らず好漢ですね。これは井上戦後には、マロニー同様に、日本のボクシングファンはダスマリナスを応援していくんだろうな、と思います。

日本のボクシングファンを味方につけるには、井上尚弥と一戦交えることが得策。

さて、個人的に、この試合で唯一井上に期待したいこと。

それは、「英語を使っての勝利者インタビューの回答」です。

カタコトで良いですし、日本語で書いたものを誰かに翻訳してもらい、紙にカタカナで書いて用意してもらっても良い。ともかく、英語圏のボクシングファンへのサービスという部分を考えたほうが良い。

 

ボクシングに支障をきたすほど勉強する必要はないでしょうが、それでもファンサービスの一環としてそういったことはやっていったほうが良いと思います。それを見て、聞いて、アメリカのボクシングファンの心を少しずつ掴めるはずです。

ラスベガス2戦目、今度こそ日本の「おもてなし」の心を見せつけるべきだと思っています。

セミファイナル

WBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチ

ミカエラ・メイヤー(アメリカ)14勝(5KO)無敗

vs

エリカ・ファリアス(アルゼンチン)26勝(10KO)4敗

前戦、井上-マロニーのセミファイナルで、見事世界王者となったミカエラ・メイヤーの初防衛戦は、元WBC世界ライト級、世界スーパーライト級の2階級制覇王者、ファリアス。

ただ、このファリアスは前戦、前々戦とスーパーライト級のタイトルに挑戦し、ジェシカ・マッカスキル(アメリカ)を相手に連敗を喫しています。そこから2階級下げての挑戦というのが、もともとウェイトに余裕があったからなのか、来たチャンスに食いついただけなのか。

いずれにしろ、興味深いセミファイナルとは言えませんね。

 

アンダーカードのほうは興味深いです。

フェザー級10回戦

アダム・ロペス(アメリカ)15勝(6KO)2敗

vs

アイザック・ドグボエ(ガーナ)

ロペスは2019年11月、元WBO世界フェザー級王者、オスカル・バルデス(メキシコ)と対戦し、急遽の代役ながらバルデスを大いに苦しめたボクサーとしても知られます。

この一戦は、バルデスの対戦相手が大幅なウェイトオーバーをしたためにロペスにお鉢が回ってきて、結果7RTKOで敗れてしまいますが、ダウンを奪う検討を見せ、非常に注目が集まりましたね。

どちらかというとロペスに善戦を許したバルデスが、その評価を下げた試合となってはいますが。

ちなみにもう一つの敗戦は、現WBO世界スーパーバンタム級王者、ステファン・フルトン(アメリカ)に2017年に喫したもので、0-2の判定負け。

ここからも、実力のあるボクサーだったとわかります。

対してドグボエ。

 

かつてはアズマー・ネルソンの再来といわれ、その小さな体躯から繰り出されるパワーパンチでノックアウトを量産、WBO世界スーパーバンタム級王座を獲得するまでに至りますが、3度目の防衛戦で当時はまだ「伏兵」だったエマニュエル・ナバレッテ(メキシコ)にまさかの敗戦で王座を失います。

その後の再戦が良くありませんでしたね。

ナバレッテの強打に臆病になったドグボエは、最終回TKO負け。

そこから1年以上のブランクをつくり、2020年7月にリング復帰(7RTKO勝利)していますが、個人的には、まだこの時の敗北を払拭しきれていないと思っています。

アダム・ロペスが、自身のキャリアで初めて元世界王者を喰って、大きなチャンスをつかむのか、それともドグボエがまだ戦える力を示すのか。

個人的にはドグボエの大復活を期待したく、このロペスを良い形で倒してもらいたいと願います。ロペスも良いボクサーで、接戦をものにする力は強いような気がするので、ここはドグボエの爆発に期待。フェザーでもやれるところを見せてもらいたいです。

セミはどちらかというと興味は惹かれませんが、このロペスvsドグボエはWOWOWで流れてほしいですね。

 

 

boxingcafe.hatenablog.com

 

 

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