またこの写真をキャッチ画像として拝借してしまった。非常に良い写真ですね。
さて、とっても気になるニュース。
杉浦大介さんの記事です。
以下は記事から引用
(RSはドネアのプロモーター、リチャード・シェイファー、聞き手は杉浦さん)
ーーやはり気になるのは今後のことです。ドネアは誰との対戦を目指すんでしょうか?
RS : もう9度も世界王座に就き、多くを成し遂げてきたノニトがまだ果たしていないのが4団体統一です。その目標に私たちは向かっていくことになります。今のバンタム級には井上という偉大なチャンピオンがいて、WBA、IBFの王座を保持しています。WBO王者はジョンリエル・カシメロ(フィリピン)。WBC王者のノニトは統一戦を望んでおり、ターゲットはこの2人しかいません。目標は2人のうちのいずれかとの対戦を実現させること。今の私は舞台裏で大きなプランを進めています。まだはっきりとは言えませんが、多くの人々を驚かすであろう計画が動いています。今後、数週間の間にこの重要な一戦を前に進めたいと考えています。
ーーバンタム級統一路線を占う上で、8月に予定されているカシメロ対ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)戦も重要なファイトになります。この試合をどう予想しますか?
RS : 最初に言っておくと、その試合が本当に挙行されるかは定かではないですよ。この話がヒントになるかもしれないですね。カシメロはとても力強いファイターで、リゴンドーは極めて経験豊富。リゴンドーはキューバから亡命し、マイアミでの生活するに至るまでハードな日々を過ごし、彼が実際に何歳なのかすら誰も知りません。ノニトよりかなり歳上なのは確かでしょう。カシメロ対リゴンドー戦が実現したら、展開、結果が読みづらい試合になるとは思います。ただ、繰り返しますが、その試合が行われるかどうかはわからないとだけ言っておきます。ノニトが2つのベルトを持つ統一王者になり、同じく2団体統一王者の井上とリマッチを行うとすれば、これはとてつもないファイトになりますよね。そのためにも今後、私にはやらなければいけないことがあるのです。
以上
シェイファーの言葉をすべて信じるとするならば、すでにPBCが日程まで発表しているカシメロvsリゴンドーの一戦は反故になり、カシメロの相手はノニト・ドネアになるかもしれません。
こんな横入りが許されていいのか??とも思いますが、これはこれで非常に興味深いマッチアップ。前々戦、前戦のドネアのパフォーマンスを考えると、普通に考えた場合は予想はドネア優位に働くでしょう。
ただ、カシメロも一発を持っているのでドネアにとっても侮れない相手ではあります。
そして、もしそうなれば、ここまで来て無視されてしまうこととなるギジェルモ・リゴンドー(キューバ)に関しては、ここで井上尚弥が相手をしてもらいたいと思いますね。
井上の次戦は、日本開催だというのがボブ・アラムの言葉。
もともと今回のダスマリナス戦についても、日本開催の予定でした。しかし日本政府のコロナショックへの対応が後手後手で、とてもではありませんがファイターが入国できるような状況でなく、結局アメリカ開催。
井上尚弥vsリゴンドーというのは個人的にも待ち望んでいる試合であって、これを日本でやってくれるなら本当にありがたい。逆に、アメリカではリゴンドーの不人気から余り興味を惹かない可能性もありますし。
そして、WBAを団体内統一し、IBFとあわせた二冠王者である井上尚弥と、WBCの王座にWBO王座を吸収した二冠王者、ノニト・ドネアがアメリカで対峙する。これは考えられる限り最高で、最も素晴らしいマッチメイクだと思います。
そうなってほしいなぁ。
さて、シェイファーの言葉のすべてを信じることはできないかもしれないので、他の可能性にも言及しておきます。
今回、井上vsダスマリナスの一戦に、ドネアは来場。トップランクの映像で、ドネアが撮影を行っています。
井上尚弥の試合の終了後、ドネアから「重要な発表がある」とのことです。
その発表は、もうあと1日と少し経てば聞けるわけですが、せっかくなのでちょっと妄想。
パターン①
ドネアがカシメロと戦うパターンだと、最高の選択は、上に書いた通り井上vsリゴンドーが日本で開催されることでしょう。
そしてWBAレギュラー王座が空く(麻痺してますが、本来はおかしな表現です)。そこに、エマニュエル・ロドリゲスあたりに今度こそ「本当の」チャンスを与えてもらいたいと思うのは私だけでしょうか。
パターン②
ドネアの次戦が、井上尚弥との再戦であるパターン。ドラマ・イン・サイタマの再現を、またも日本で。
ドネアは日本で戦うことを苦としておらず、この一戦の実現可能性というのは他の試合なんかよりも非常に高い。日本開催であれば、アラムとシェイファーが固い握手を交わす必要もないかもしれません。大橋会長とシェイファーが折り合いをつければ良いだけでしょう。
ただ、個人的には井上尚弥のバンタム級のラスボスはドネアであってほしいんですよね。。。
パターン③
ドネアがリゴンドーとの再戦に望むパターン。前戦、ほぼ塩漬けにされてしまったドネアですが、今のドネア、今のリゴンドーなら前戦より接近しているのではないでしょうか。ただ、リゴンドーの調子はわからず、プロモーターとしてはここで躓くと痛い。あまりやらせたくないような気がしますね。
ただ、シェイファーの言葉としては、「井上、カシメロ、ターゲットはこの二人しかいない」とのことなので、この可能性は薄そうです。
ただ、もしドネアがリゴンドーと戦うとすれば、井上の次戦はいよいよ皆さんが待ちに待ったカシメロとなるかもしれません。しかも日本開催。日本のボクシングファンの目の前で、日本の「ミュータント・タートル」が、カシメロをノックアウトする様を見れるかもしれません。
その他の可能性は。。。あるのでしょうか?
パターン④
そういえばレイマート・ガバリョ(フィリピン)はどこ行ったんでしょうかね。これでドネアがWBC暫定王者のガバリョと戦うのであれば、WBCのことをほんの少し、本当に少しだけですが見直すかもしれません。
そもそもWBC暫定王座が設置された根拠は、ウバーリvsドネアのタイトルマッチが延期になったことでしたから。
さて、徒然なるままに思ったことを書いてしまいましたが、いよいよ、いよいよですね。井上尚弥vsマイケル・ダスマリナス!
充実の井上に、死角は見当たらず。あとは我々の想像を超えた勝ち方をしてくれるのか、という一点。もちろんリングに上がれば何が起こるかわかりませんが、今回も期待して視聴したいと思います。
試合後は、ドネアからの重大発表の他、福田直樹さんの写真も見れるのも楽しみ。
Just like old times. A legendary Naoki Fukuda is back in Las Vegas. 世界一のボクシングカメラマン、福田直樹さんがラスベガスに到着。ロマチェンコ対中谷正義戦まで滞在されるそうです。 #boxing #boxingjp @ringmagazine pic.twitter.com/mu3UQv3Uu9
— daisuke sugiura 杉浦大介 (@daisukesugiura) 2021年6月18日
しかもロマチェンコvs中谷戦まで滞在、とのことなので、嬉しい限りですね!