フューリーvsワイルダーの日、杉浦大介さんのツイート。
モンスターの次戦の相手はアジア人選手が有力と。ただ、まだ契約前とのことです。
— daisuke sugiura 杉浦大介 (@daisukesugiura) 2021年10月10日
まだ確定はしていませんが、次戦の相手はアジア人選手。「まだ契約前」ということは、もうすぐ契約、という意味かと思うと、すでに対戦に合意しており、後は詳細を詰めるだけ、なのかもしれません(希望的観測)
そして同日、井上尚弥のツイート。
来年のビッグファイトに向けて今年は調整試合でもいいからやりたいよね、、、
— 井上尚弥 Naoya Inoue (@naoyainoue_410) 2021年10月10日
本人は今年はもう一戦やりたい、とのこと。
総合すると、年内に「調整試合」で、相手は「アジア人選手」。
普通、調整試合と聞くとノンタイトル戦になりそうなものですが、井上尚弥の場合は、世界ランカーとの防衛戦が濃厚のような気がします。
ということで、こんな情報を頼りに、井上尚弥の次戦の相手をピックアップしてみます。
辿り着く先は、井上尚弥の次戦、年内の対戦相手!(のはず)
では、行ってみましょう。
井上はWBAスーパー、IBFの王者のため、基本的にはそのランキングから選ぶようになるはず。まあ、井上の対戦相手となった途端、ランク外からいきなりランクインする場合も考えられますが、そうなるとキリがありませんからね。
IBFランキング
ということで、まずはIBFのバンタム級ランキング。
6位にアラン・ディパエン(タイ)。
8位に井上拓真(大橋)。
10位にアストン・パリクテ(フィリピン)。
11位に西田凌佑(六島)。
13位に栗原慶太(一力)。
結構いましたね。ただ、日本人選手たちはあり得ません。
井上拓真は言うまでもなく、WBOアジアパシフィック王者の西田は12月19日に防衛戦が、そして栗原は10月19日に井上の同門、中嶋一輝の持つOPBF東洋太平洋タイトルに挑戦予定。
とすると、タイのアラン・ディパエン、そしてフィリピンのアストン・パリクテ。
ディパエンは12勝(11KO)2敗と素晴らしいKO率を誇りますが、タイ人選手の戦績ほど当てにならないものもありません。このボクサーが戦ってきた相手はというとそのほとんどが負け越しのボクサーかデビュー戦のボクサーであり、ロシア、イギリスではしっかりと負けています。(日本では勝利しています。)
前戦は2021年3月、12月に日本に来ることは全くもって不可能ではありませんが、このボクサーはオーソドックススタイル、というところがほんの少し引っかかりますね。
アストン・パリクテだったら本当に嬉しいですね。27勝(23KO)4敗1分という戦績ですが、あのドニー・ニエテス(フィリピン)と引き分けた星は評価が高い。その後、ニエテスはパリクテとの再戦を拒否してタイトルを返上、パリクテは井岡一翔(志成)との決定戦で敗北し、タイトルに手は届かず。
どうやら井岡戦から半年後の復帰戦でも敗北を喫しているようですね。これはパリクテのための試合だったっぽい(相手は当時15勝9敗1分のフィリピン人)ですが、再起に失敗しているあたり、ムラのあるボクサーなのかもしれません。
その後は2連勝、最後の試合は2020年11月ということで、もう1年近くのブランクが空いています。
このパリクテもオーソドックススタイルのボクサーです。
とはいえ、IBFランキングからはこのアラン・ディパエン、そしてアストン・パリクテが井上尚弥の「調整試合」という名の世界タイトルマッチの挑戦者です。
WBAランキング
続いて、WBAのバンタム級ランキング。
9位にジョナス・スルタン(フィリピン)。
12位にタサーナ・サラパット(タイ)。
スルタンは9月1日発表のランキングでランクインしていますので超怪しい、と思いましたが、どうやら10/30に14戦全勝全KOのプエルトリコのプロスペクト、カルロス・カラバロと決まっていました。
むしろアレか、カラバロに世界ランクを取らせるためのランクインか。
がんばれ、スルタン。
タサーナ・サラパットは61勝(45KO)1敗という戦績を誇るボクサーですが、井上拓真(大橋)とWBC世界バンタム級暫定王座を争った、あのペッチ・CPフレッシュマートの本名のようですね。こちらは10/1に試合を終えたばかりで、可能性としてはなくはありません。
本人としても日本に一度来ているということもあり、来やすいのではないでしょうか。
そしてこのボクサーは、サウスポー!
いつのものかはわかりませんが、大橋ジムのYoutubeチャンネルで上がっていたミット打ち動画は、サウスポー構えのミットに打ち込んでいましたね。
ちなみにこれは大橋ジムのYoutubeチャンネルのスクショですが、奥の方に野木トレーナー?
ちなみに、この記事の内容とは脱線する内容ですが、あのエドウィン・バレロの義弟にしてリオ五輪の銀メダリスト、そして東京五輪では日本の田中亮明とオリンピック初戦を戦ったジョエル・フィノルが15位にランクインしています。たった3戦で。。。すごいものですね。
とにかく試合が決まってほしい
ということで、もしWBA、IBFのランキングから井上尚弥の対戦相手を探すのであれば、ディパエン、パリクテ、そしてペッチことタサーナ・サラパット。
あとはスーパーフライ級やスーパーバンタム級のランカーあたりは候補に上がるかもしれませんね。ただ、モンスターとやるのに自分たちの適正階級を離れて勝負をかける漢気のあるボクサーがアジアにいるのかどうか。
開催地も未定ですが、折角ならベガス、ロマチェンコvsコミーのセミファイナルあたりを希望します。これが日本開催になるよりも、折角なら統一戦を日本で見たいという思いが強いです。あと、12月は神戸に行かなきゃいけないので笑、もし土日になった場合、平日休みの私はそんなに休みが取れないのです(切実)。
皆さんのことを考えず、自分勝手に申し上げますと、日本でやるなら平日にやってもらいたいです。
ということで、信太的井上尚弥の次戦の相手の考察でした。
結局誰とやっても、魅力的なマッチアップにはなりません。ただ、試合が見れるだけで有り難いのです。