信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プレビュー】シャクール、真価を問われる一戦。vsジャメル・ヘリング、WBO世界Sフェザー級タイトルマッチ。

なんということでしょうか。。。

楽しみにしていた平岡アンディvs佐々木尽の一戦は、前日計量で佐々木が1.8kgもの体重超過。新人王戦でも体重超過の経験のある佐々木は、これでキャリア2度目。

無敗のスーパーホープ同士の一戦は、これにより完全にケチがつきますね。勝っても敗けてもスッキリいかない一戦は、本当は中止にしてもらいたいぐらい。もしやるのであれば、全力で平岡アンディを応援するしかありません。

ただただ、本当に残念です。

 

さて、気を取り直せないんですが、今回のブログでは、1023(日本時間10/24)に行われる、ヘリングvsスティーブンソンのプレビュー記事です。

スーパーバンタム級からフェザー級に上げた、エマニュエル・ナバレッテは防衛戦で大苦戦。

そもそもナバレッテがWBO世界フェザー級タイトルを獲得できたのは、前王者であるシャクール・スティーブンソンが王座を返上したから、ということが大きいでしょう。

ナバレッテがシャクールに挑めばどうなっていたか、興味は尽きないところではありますが、シャクールのパフォーマンスと、現在のナバレッテのフェザー級でのパフォーマンスを見れば、大方の予想はシャクールに傾きそうです。

↓ナバレッテvsゴンザレスの観戦記

boxingcafe.hatenablog.com

ネクストスター候補、ネクストメイウェザーと言われる続けるWBO世界スーパーフェザー級暫定王者、シャクール・スティーブンソンは、ここでようやく、WBO世界スーパーフェザー級王者、ジャメル・ヘリングとの団体内統一戦を迎えます。

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10/23(日本時間10/24)

WBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチ

ジャメル・ヘリング(アメリカ)23勝(11KO)2敗

vs

シャクール・スティーブンソン(アメリカ)16勝(8KO)無敗

我々日本人が、このジャメル・ヘリングなるボクサーを知ったのは、2019年5月の世界初挑戦の時でした。

海兵隊出身のヘリングは、あまり人気の出なそうなボクシングスタイルに反して、非常に人気が高いようだ、このことを知ったのもこの時でしたね。

当時の王者、伊藤雅雪は、王者となって初防衛戦をクリアした状況であり、ヘリング戦で「海外での防衛戦をクリア」して、箔をつけるとともに、当時のスーパーフェザー級で最高の評価を得ていたミゲル・ベルチェルト戦を目指している、という状況でした。

 

しかし、蓋を開けてみれば伊藤の攻撃はヘリングにまったくもって届かず、完敗。伊藤は先を見すぎてしまったのかもしれませんし、ここのところぐんぐんと評価を上げているヘリングを見れば、結果は当然のことだったのかもしれません。

ただ、兎角伊藤にとっては相性は悪かった気がします。このヘリングに相性が良いボクサーは存在しないかもしれませんが。

ともあれ、多大な苦労のあと、世界王者となったヘリングは、初防衛戦でレイモント・ローチを降し、2度目の防衛戦はジョナサン・オケンドとのタフ&ラフファイトをサバイブ、そして3度目の防衛戦でレジェンドともいえるカール・フランプトンを迎えます。

↓観戦記

boxingcafe.hatenablog.com

 

この一戦のヘリングの出来は非常によく、前の手での距離感はバッチリで、サイズに劣るフランプトンはなかなか中に入れず。

中に入られても接近戦には付き合わず、自分の距離をしっかりキープして持ち味を十分に発揮したヘリングが6RTKO勝利。

往年のフランプトンではなく、衰えも顕著、サイズにも差があり、この結果は致し方のないものですが、本当に寂しいものでした。

ともあれ、ヘリングのベストバウトは前戦であり、この勢いを駆ってシャクールの挑戦を受けることになります。

さて、そのシャクールは、アマでもいくつものタイトルをとった、リオ五輪銀メダリストです。

フロイド・メイウェザーJrから「ネクスト・メイウェザー」のお墨付きをもらったこのボクサーは、憧れを「アンドレ・ウォード」と言って憚りません。

ウォードはその強さを持ちつつも、ファイトスタイルから人気はイマイチだったボクサー。生涯戦績32勝(16KO)無敗。現在16勝(8KO)というシャクールは、ウォードのちょうど半分まできた、とも言えますね。

いくら自分のアイドルだからといって、KO率まで真似しなくても良いと思いますが。

 

ちなみに、本来はファミリーネームであるスティーブンソンと表記するべきでしょうが、シャクールについては今後もシャクール表記でいきます。

リオ五輪後の2017年にプロデビューしたシャクールは、2019年10月、あっという間にWBO世界フェザー級王座決定戦に出場します。

対戦相手はシャクールの(当時の)彼女のお兄さんである、ジョエト・ゴンザレス。つい先日、エマニュエル・ナバレッテに善戦したボクサーですね。

まだこの関係性は続いているのかな?と思っていましたが、どうやら子供が生まれるようです。たぶん、この女性はジョエトの妹さんじゃないと思います。

生まれるのは娘さんのようですね。

さて、このゴンザレスを3-0のユナニマス判定(3者ともに119-109)でシャットアウトしたシャクール。先日のゴンザレスのがんばりにより、シャクールの凄さを再確認させられた内容でもありました。

ただ、この王座は防衛戦をせずに返上。もともとウェイトの問題で、通過点のための王座だったのかもしれません。

その後スーパーフェザー級でのテストマッチをクリアしたシャクールは、2021年6月にジェレミア・ナカティラとのWBO世界スーパーフェザー級暫定王者決定戦に臨みます。

 

そもそも、このナカティラ戦は突然暫定王座がかけられることになった一戦でした。一応、正規王者であるヘリングの、フランプトンを迎えての防衛戦がけがやコロナで伸びてしまったがための措置で、理由自体には納得がいくものの、どちらかというとシャクールvsナカティラが決まってから、暫定王座戦がついてきた、という流れだったように思います。

本来の暫定王座決定戦であれば、暫定王座を設けるから誰と誰が戦ってください、というようなものだと思いますが。

↓観戦記

boxingcafe.hatenablog.com

 

ナカティラが暫定王座決定戦を戦う価値のあるボクサーだったのかは、今もよくわかっていません。これに当然のごとくフルマークの判定勝利を飾ったシャクールは、いよいよ真価を問われる一戦を迎えることになります。

ともあれ、ヘリングへの挑戦権を得たシャクール。

そのディフェンススキルはなるほど、メイウェザーやウォードの系譜と言って良いでしょう。そして、その試合はエキサイティングとは程遠く、一般的に言って試合はおもしろいものではありません。

さて、そんなヘリングvsシャクールは、どんな試合になるのか。

ヘリングは、シャクールがこれまで戦ってきた中で、おそらく最も大きく、最もリーチのある相手だと思います。そして何より、最も実績がある相手です。

これまでスター候補として、その強さを存分に発揮してきたシャクールは、ここでようやく、本物の世界王者と対戦をする、ということになります。いうなれば、真価を問われるのだと思います。

 

まずは両者ともに、ジャブの差し合いからスタートすると思うのですが、リーチのある方のジャブが先に当たる、とは限りません。シャクールは距離感とポジショニングでジャブの差し合いで優位に立つことができるであろうボクサーであり、敏捷性という部分を考慮するとこのジャブの差し合いは、おそらくシャクール優位に働くのではないか、と思います。

とはいえ、遠い距離からだと届かないので、ある程度の踏み込みを必要とします。

接近戦、とまではいかない距離、ストレートが届く距離くらいまでは踏み込まなければいけないシャクールに対して、ヘリングはリーチが183cmと破格。

ヘリングとしては結局、このシャクールの入り際こそが最大の勝負時であり、そして唯一のチャンスではないか、と思います。

ヘリングから攻めても、さほど重厚な攻撃ができないヘリングの攻撃はいなされ、かわされ、はぐらかされてしまうでしょう。そしてシャクールの打ち終わりを狙おうにも、シャクールは打ち終わった後のケアは素晴らしく、隙はなさそうです。

とするとやはり入り際、ここにカウンターを合わせる、というのを基本的な戦術として持ってくるのではないでしょうか。

 

そして必要以上には入ってこないシャクールへの攻撃チャンスは限られます。ヘリングにとってはかなり難しい試合展開が待っていそうな気がしますね。

ヘリングが接近戦があまり得意ではない、とはいえ、シャクールがプレスをかけて接近戦を挑む、というのも考えづらい。おそらく自分のスタイルを崩さず、ボクシングで勝負するのでしょう。

そうすると展開は長距離~中間距離での攻防、特に双方の出入りの際にはカウンター合戦が予想される展開です。

ヒリヒリする。。。といえば聞こえはいいですが、お見合いみたいな展開にもなってしまいそうです。

エキサイティングを求めているファンにとっては苦痛かもしれません。大凡戦になる可能性も捨てきれません。

と、マイナスなことを書き連ねはしたものの、このヘリングにしてもシャクールにしても、そのボクシングスキルは学ぶことの多いボクサーです。ディフェンススキルは勿論、そのコンビネーション、そして戦略等々、一瞬の攻防の中にたくさんの素晴らしい学びがあるはずです。

この試合に関しては、そんな発見を期待しつつ、観戦しようと思います。

 

放送・配信

この一戦は、WOWOWオンデマンドで10/24(日)11:00頃から生配信。翌10/25(月)21:00~WOWOWライブでタイムリーオンエアとなっています。

↓WOWOWはこちら

wowow

ちなみに、アンダーカードは10/18現在、BoxRecに載っていませんでした。トップランクのHPもまだですね。。。

私が見た中では唯一、BoxingSceneからの情報だと、モハメド・アリの孫、ニコ・アリ・ウォルシュがデビュー2戦目に臨む、とのこと。この試合がメイン前に放送されるのでしょうか?そうすれば、WOWOWでの中継もあるかもしれませんね。

10/19追記

なるほど、FITE.TVのサイトを見れば載っていましたね。

セミファイナルにザンダー・ザヤスが登場、そしてニコ・アリ・ウォルシュの他に、イベンダー・ホリフィールドの息子、イバン・ホリフィールドが登場のようです。

次世代ボクサーと、2世ボクサーの競演。。。さして注目度の高いアンダーカードではなさそうですね。

ということで、WOWOW未加入の方はFITE.TVで見れます。

↓FITEはこちらから。(1,220円のPPV)

 

 

 

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