信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

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2ヶ月連続の王座交代劇。ライトフライ級は統一戦へ向かうのか。

先日行われた、WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ、エルウィン・ソトvsジョナサン・ゴンザレス。

これはアップセットと言って良いでしょう、挑戦者ジョナサン・ゴンザレスは終始アウトボクシングで王者エルウィン・ソトを寄せ付けず、スプリットながら判定勝利を得ました。

逃げるが勝ちと言わんばかりにサイドへサイドへ回り込んだゴンザレスをソトは追い切れず、ゴンザレスがプラン通りに戦って勝利したこの一戦は、エルウィン・ソトというボクサーの限界点を示した戦いでもあったと思います。

ソトはマッチルームと契約しており、高山勝成を相手に防衛し、WBAスーパー王者の京口紘人との統一戦も浮上するなど、日本人にとっても話題の多いボクサーだっただけに残念です。

 

さて、今回のブログでは、先月(9月)に続き、またも王座交代劇が起きた、ライトフライ級トップ戦線についてです。

↓ソトvsゴンザレスの観戦記はこちら

boxingcafe.hatenablog.com

 

現在のライトフライ級世界王者たち

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WBAスーパー王者 京口紘人(ワタナベ)

WBAレギュラー王者 エステバン・ベルムデス(メキシコ)

WBC王者 矢吹正道(緑)

IBF王者 フェリックス・アルバラード(ニカラグア)

WBO王者 ジョナサン・ゴンザレス(プエルトリコ)

WBAの状況は?

WBAは、2021年8月頃、スーパー王者である京口紘人と、レギュラー王者であるエステバン・ベルムデスの指名戦をオーダーしています。

このころ、京口は当時のWBO王者エルウィン・ソトとの統一戦が取り沙汰されていましたので、「おいおい、横やりいれんなよ」的な雰囲気が漂ったと思います。

が、結局ソトとの一戦は決まらず、ベルムデスはベルムデスでジェシー・ロドリゲスとの防衛戦が突然決まりました。(が、のちになくなっています。)

WBAは、乱立した王座をまとめていく施策をやり続けていますので、そう遠くない未来、この試合は決まってしかるべき。

ともすれば年末にでも、ベルムデスが日本に来れるならば決まるのではないか、と思っています。(個人的にはかつて京口がコロナ罹患により試合が流れた、タノンサック・シムシーにチャンスを与えた方が良いと思っていますが。。。)

 

そうなると、順番的には次はダニエル・マテヨン(キューバ)にチャンスが回ってくるはずです。

マテヨンは元暫定王者、先日WBAの一方的な都合で暫定王座をはく奪されたばかりですが、基本的に「元暫定王者」=「指名挑戦者」のはずです。

そこにもしかすると横入りする可能性があるのが、ジェシー・ロドリゲス。

本来であればすでにレギュラー王者、ベルムデスに挑戦していたはずのロドリゲスは、次戦が世界タイトル戦でも全くおかしくないプロスペクトで、このロドリゲスが王者になれば日本人ボクサーにとっては脅威。

非常にアグレッシブで試合もおもしろいので、ファンとしては大歓迎。ぜひ日本で見たいプロスペクトです。

WBCは、寺地拳四朗をトップコンテンダーに!

WBCの最新ランキングでは、王者矢吹正道に敗北した拳四朗は、1位、トップコンテンダーの位置に踏みとどまりました。

これはもしかすると、WBCによるダイレクトリマッチの指令への伏線なのかもしれません。というか、そうでなければ元王者を1位に置くという意味はあまりないように思います。

 

さて、新王者矢吹正道は、先日祝勝会を開き、マッチルームからのオファーがあったことを明かしています。

かねてから、「海外の有名プロモーター」からのオファーがあると言っており、十中八九マッチルームだとは思いましたが、しっかり名前を出したということは契約条件が折り合い、契約に前向き、もしくは直前という状況なのではないでしょうか。

その条件により、ファイトマネーは倍増、そして真正ジムが握る2試合分の興行権の買い取り、とまさに至れり尽くせり。

これは、マッチルーム社の日本・アジアへの勢力拡大と、それと同時に行われている軽量級へ力を注ぐことの恩恵であり、タイミングの問題だと思います。決して、拳四朗が評価されていなかったわけではなく、マッチルームとしては拳四朗vs矢吹の勝った方にオファーしよう、そんな考えだったのではないか。

 

もちろん、絶対王者を降した矢吹の力を買っている、というのは間違いのないことだとは思いますが。

仮にここでマッチルームが矢吹の興行権を買い取ったとしても、WBCからダイレクトリマッチの正式オーダーが届けば、立場を変えての矢吹vs拳四朗Ⅱ。これは因縁の一戦となり、注目度も高そうですね。拳四朗には、是非リングに戻ってきてもらいたい。あの一戦は、評価を落とすような内容では全くありませんでした。

↓拳四朗vs矢吹の観戦記

boxingcafe.hatenablog.com

 

 

IBF王者の絡みはあるのか?

IBF王者、フェリックス・アルバラードは、コロナショックの前、当時のWBC王者、拳四朗との統一戦が決まっていました。しかし、アルバラードの怪我によりこの話はなくなってしまいました。

その後、アルバラードは2021年1月に防衛戦を、同年8月にノンタイトル戦を戦っています。

このアルバラード、非常に強いボクサーではありますが、拳四朗と戦えば不利予想は否めませんね。

当時、一度は統一戦に合意したことで、統一戦に興味がある、と思って良いと思います。

 

実際、1月の防衛戦のあと、日本の王者たち(当時は京口、拳四朗)にラブコールを送っている記事を見た気がします。アルバラードは来日経験もあり、ニカラグアというお国柄もあいまって、日本に呼びやすい王者ということで間違いはありません。

マッチルーム、このアルバラードも取り込んでもらいたいですね。しかし現在、IBFのトップコンテンダーにシベナチ・ノンシンガ。2021年4月にIBFのエリミネーターで勝利したこのボクサーが、アルバラードへの次の挑戦者であるということが決まっています。

IBFは指名戦に厳格なので、もうそろそろ指令が来そうです。

このノンシンガを退ければ、アルバラードも統一戦に打って出る可能性が高そうです。

 

WBOは王座交代!

新王者、ジョナサン・ゴンザレス。田中恒成の防衛戦の相手として来日経験のあるボクサーなので、日本のファンにもある程度の馴染みがあろうかと思います。

エキサイティングさには欠ける(というか、皆無と言っても良い)王者ですが、サウスポーの非常にやりにくいボクサーは、正直誰とやっても面白い試合にはならなそうな予感。

勝つ事に徹した、逃げる事に徹したボクシングは非常に攻略がしづらく、これは超やっかいな相手です。

ちなみにWBOランキングの日本人ボクサーを見てみると、(9月24日発表のランキングで)2位に加納陸(大成)が入っていますね。

 

WBOアジアパシフィックの同級王者である加納は、2度目の世界挑戦まで後少し、というところまでこぎつけています。

ただ、前戦は2度のダウンを奪われた末、何とか逆転KO防衛という内容で、ハートの強さこそ示せたものの、世界となるとまだ厚い期待はできません。

ライトフライ級のジャパニーズ・ファイターたち

日本ボクシング界のレジェンド、国際ボクシング殿堂入りを果たしている名選手、具志堅用高の階級であるこのライトフライ級は、日本のお家芸の階級です。

かつて最軽量級だったこの階級には、今も多くの日本人ボクサーが世界ランクに名を連ねています。

最も王者に近いのは、元王者である寺地拳四朗。

そしてランキングでいうと、先に挙げた加納陸もWBO2位と王座に手が届きそうな位置まできています。

 

そしてOPBF東洋太平洋同級王者、堀川謙一(三迫)もWBC、IBFで上位につけ、WBAとWBOで下位にランクと好位置につけています。ただ、2020年7月以来、試合から遠ざかっているのは考えものですね。

そして高山勝成もWBOランキングの下位に滑り込み。前戦、急遽の挑戦が決まったエルウィン・ソト戦では、パワーレスが浮き彫りになってしまったものの、相手によってはまだ通用するかもしれません。既にレジェンドと言って良い高山は、この階級でもうひと花咲かせる事ができるのでしょうか。

そして現在空位の日本王座は、11/6のダイナミックグローブで芝力人(真正)と岩田翔吉(帝拳)の間で争われ、今度こそこの日、日本王者が決まるはずです。

 

日本王者になれば世界ランク上位にランキングされる日もそう遠くありません。

このあたりの日本人ボクサーたちが、数年のうちに世界トップ戦線に絡んでいくのではないか、と思います。

王座統一へ動き出すのか?

立て続けに王座交代劇が起こり、今やすっかり戦国時代となったライトフライ級。果たして、この階級の今後はどうなっていくのでしょうか。

以前のライトフライ級と異なるのは、マッチルームという黒船が舵取りを始めた、ということです。

この階級はこれまで、ジャパンマネーに頼った時期が多かったのだと思いますが、そこにイギリスの、それも世界的に超有力のプロモーターがテコ入れをしている、という状況。

 

現在のジャパンマネーには限度があり、あまり期待ができない状況の中のマッチルーム襲来というのは、ファンにとっては有り難い話。そして、今や世界タイトルマッチといえどテレビ放映されないというボクサーたちにとっても、ファイトマネーを考えると非常にありがたい話なのではないでしょうか。

そして、現在のボクシング界で注目を集めるには、やはり統一戦は外せません。

マッチルームが京口紘人、エルウィン・ソトと契約したのはおそらく二人を戦わせるためでしょうし、矢吹正道にオファーを出したのもきっとそういう事だと思います。

ソトは残念でしたが、ここで京口vs矢吹をすんなり決めるよりも、それぞれが他のボクサーたちとの統一戦を挟んでからの方がきっと国内で盛り上がります。たとえどちらか一方が負けたとしても。

 

今後も、この軽量級で夢を見させてもらいたいですね。

世界的に軽量級の需要が高まれば、きっともっと、日本のボクシング界も盛り上がると思うのです。

日本のライトフライ級ボクサーたち、そしてマッチルームのマッチメイクに期待です。

 

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