今週末、国内では大注目興行、A-SIGN&DANGANのコラボ興行!!
これはむちゃくちゃ面白そうです!
↓プレビュー記事
そして、海外興行でも注目興行がたくさんありますね。
今回のブログは週末の海外興行をプレビューです。数が多いのでササっといきます。
10/29(日本時間10/30)イギリス
アーチー・シャープ(イギリス)20勝(9KO)無敗
vs
アレクシス・ボレイマ・カボレ(ブルキナ・ファソ)28勝(7KO)4敗
上位世界ランカーのシャープが、保持するWBOグローバル・スーパーフェザー級の防衛戦に臨みます。現在の世界ランクはWBO2位。世界挑戦は目の前ですが、王者はあのシャクールです。
対戦相手のカボレはブルキナ・ファソという西アフリカの国の出身で、ガーナとかベナン、コートジボワールの近くですね。珍しい、というか聞いたことがない国です。
シャープが勝利して、世界タイトル初挑戦へはずみをつけられるか。
アンダーカードにはターシンベイ・クラクメット(カザフスタン)がファン・カルロス・アブリュー(ドミニカ共和国)と対戦。WBCインターナショナル・スーパーウェルター級タイトルマッチです。
カザフスタンのプロスペクトと、ジャロン・エニスとも対戦経験のあるアブリューと戦い、現在の位置を確認する、みたいな戦いですね。
このMTKグローバルの興行は、アメリカではESPNで放送。今の所、FITEのリストには載っていません。
10/30(日本時間10/31)アメリカ・ニューヨーク
ホセ・セペダ(アメリカ)34勝(2KO)2敗2NC
vs
ホスエ・バルガス(プエルトリコ)19勝(9KO)1敗
これもまた垂涎のマッチアップですね。2015年にテリー・フラナガン(イギリス)、2019年にホセ・ラミレス(アメリカ)へと挑戦したセペダですが、未だ世界王者の夢は実らず。
実力的には、ホセ・ペドラサ(プエルトリコ)、イバン・バランチェク(ベラルーシ)を退ける等確実に王者級。
↓とんでもない試合だったセペダvsバランチェク
そのセペダに挑むのが、プエルトリコの23歳のプロスペクト、バルガス。唯一の敗戦はキャリア初期の反則負けです。
セペダは3度目の世界挑戦までまもなく、という身ですが、ここで(実質)無敗のプロスペクトを迎えるあたりが強気で良いですね。
この興行はセミにも注目、バンタム級戦です。
カルロス・カラバロ(プエルトリコ)14戦(14KO)無敗
vs
ジョナス・スルタン(フィリピン)17勝(11KO)5敗
無敗のノックアウトパンチャー、カラバロと、日本でもお馴染み、スルタンのマッチアップ。
カラバロがいかほどのものなのか、これは楽しみな一戦ですね。
スルタンはスーパーフライ級時代にカシメロに勝利しているボクサーです。日本のリングにも立ったことのあるスルタンの奮戦に期待したいですが、カラバロのパフォーマンスも楽しみです。
スルタンはWBA9位にランクインしているので、カラバロがこのスルタンに勝てば世界ランクを手に入れる可能性が高く、WBAの王者は皆さんご存知井上尚弥。
ここでカラバロが圧倒的なKO勝利を飾る事で、井上への挑戦が待望されることもあるかもしれません。
そしてこのアンダーカードには、日本のリングに2度立ったジョナタン・グスマンも登場。
この興行はESPNで放送、FITE.TVでの放送に期待ですね。私はESPNで視聴予定ですので、観戦記は書くと思います。
10/30(日本時間10/31)アメリカ・ラスベガス
WBAレギュラー世界ウェルター級タイトルマッチ
ジャマル・ジェームス(アメリカ)27勝(12KO)1敗
vs
ラジャブ・ブタエフ(ロシア)13勝(10KO)無敗1NC
これもまた素晴らしいマッチアップ。WBAレギュラー王者のジェームスは、2020年8月にトーマス・デュロルメ(プエルトリコ)との暫定王座決定戦で初戴冠。その後、正規王者に昇格しています。
長身のアウトボックススタイルでこのデュロルメをシャットアウトし、タイトルを獲得しており、唯一の敗戦は2016年に現WBAスーパー王者、ヨルデニス・ウガス(キューバ)に喫したものです。
対してブタエフは、ロシアンボクサーらしくフィジカルの強さとパンチの強さを活かしたプレッシャーファイターです。
このブタエフは、オレクサンデル・ベスプーチン(ロシア)と当時空位のWBA王座を争い、判定負けを喫したものの、ベスプーチンから禁止薬物が検出され、のちに無効試合に。この試合はベスプーチンのドーピング陽性反応によりケチがついてしまいましたが、稀に見る大激闘、本当にハイレベルな、素晴らしい試合でした。本当にもったいなかった。。。
それが2019年11月の話ですが、ブタエフはその後2020年2月に3RTKO勝利で再起。今回の一戦を迎えます。
脚を使ってアウトボックスを試みるジェームスを、ブタエフが追う展開になりそうですね。ブタエフのファイトスタイルは非常にアグレッシブで好みなので、ここはブタエフに勝ってもらいたいです。
ジェームスは188cmと長身ですが、リーチは178cm。対してブタエフは身長179cmながらリーチは183cm。意外とリーチはブタエフの方が上なんですね。(BoxRecより)
そしてこの勝者は、パッキャオを破って時の人となった現WBA世界ウェルター級スーパー王者、ヨルデニス・ウガスと、13勝9KO無敗のリトアニアの倒し屋、エイマンタス・スタニオニスの勝者との統一戦が指令されています。
今後もまた、楽しみがある戦いですね。
そしてセミファイナルも非常に興味深い一戦。
ジャロン・エニス(アメリカ)27勝(25KO)無敗1ND
vs
トーマス・デュロルメ(プエルトリコ)25勝(16KO)5敗1分
ウェルター級プロスペクトの中で、ピカイチの評価を誇るジャロン・ブーツ・エニス!(個人の感想です)
そのエニスの相手は、ジャマル・ジェームスと暫定王座戦を争い、前戦ではプロスペクト、エイマンタス・スタニオニスの踏み台になってしまったデュロルメです。
デュロルメは過去にヨルデニス・ウガス、テレンス・クロフォード(アメリカ)とも戦ってきたという戦歴の持ち主ですが、ここでまたホープの踏み台となってしまうのでしょうか。
しかしこのウェルター級というとんでもない階級の層の厚さには驚きですね。
元IBF世界スーパーライト級王者だったセルゲイ・リピネッツ(ロシア)を圧倒的な強さで降したエニスは、ここで勝利してもまだ次戦が世界戦といかないかもしれません。
↓エニスvsリピネッツ
激戦区、ウェルター級はWBOにテレンス・クロフォード、WBCとIBFにエロール・スペンスJr(アメリカ)、そしてWBAに(現在のところは)ウガスとジェームス又はブタエフ。
かろうじてWBAが狙い目、とも言えますが、評価ピカイチのエニスが世界タイトルを獲得できる保証はどこにもありません。
この先のWBAをめぐる戦い、ウガス、スタニオニス、ジェームス、ブタエフ、この4人の中にエニスや、コナー・ベン、バージル・オルティス等々のプロスペクトが絡んでいく展開を考えると非常に胸アツ。
その中でショーン・ポーターやダニー・ガルシア、キース・サーマンだったりエギディウス・カバラウスカスであったりと、ランキングを見渡すだけでもまあ本当にタレントが豊富。
エニスはどの王座を目指すのか、非常に楽しみですね。もし、スタニオニスも倒せなかったこのデュロルメをストップすることができれば、道が大きく開けるかもしれません。がんばれ、エニス!
この興行は、アメリカではShowtimeが放送、日本で見る事はできなそうです。
私はここ最近、Showtimeで見るべき試合がなかったので解約をしてしまっていたので、再開しようと思っています。
ともあれ、10/31は忙しそうですね!で、この忙しい日に年末の試合の正式発表があったりしたら、もうてんやわんやです。色々早く決まってもらいたいものです。
Showtimeの契約方法(ややこしいです)