正式決定!!!
WBAスーパー・IBF世界バンタム級タイトルマッチ、井上尚弥vsアラン・ディパエン!
かねてから噂レベル以上で話のあったこの試合の正式決定が、本日10/29に報じられました。
IBFの公式サイトにフライング気味に載り、A-Signのメンバーシップ内でもディパエン陣営に石井会長が確認を取ったということも言っていたので、ほぼ100%試合は挙行されるのだろうと思っていましたが、正式発表はやっぱり喜ばしい事ですね。
現在IBF6位の位置にいるディパエンは、きっと来月発表のランキングでWBAにもランクインされ、2団体統一の防衛戦となるのでしょう。
https://twitter.com/naoyainoue_410/status/1454059512940273669?s=20
(井上尚弥のツイッターより)
↓アラン・ディパエン(ケンナコーン)について書いた記事
ちなみに井上尚弥は、この「調整試合」をクリアした後に来年春に日本で統一戦、そして夏にアメリカのリングに上がる予定だそうです。
春の統一戦はドネアかカシメロか、まさかのガバリョかバトラーか。。。
個人的には春にカシメロ戦を日本で見たいですね。
さて、この正式発表のニュースを更に嬉しいものにしたのは、この興行にセットされたアンダーカード。
セミファイナルはまさかのメンデスvs谷口!
セミファイナルは、WBO世界ミニマム級タイトルマッチ、ウィルフレド・メンデス(プエルトリコ)vs谷口将隆(ワタナベ)。
このカードは最初の入札時、最低落札価格80,000$では入札するプロモーターが現れず宙に浮いた状態で、最低落札価格を40,000$にして再度入札が行われる予定でした。
しかし、その入札期限の10/28、どこかのプロモーターがこの興行権を買い取り、入札は回避されたというニュースがありました。これが大橋プロモーションだったわけですね。
ワタナベジムとTBSの関係がまだ薄くでも続いていると勘違いしていた私は、このカードはてっきり年末に噂される井岡一翔vsジェルウィン・アンカハスのセミファイナルあたりにセットされるものだと思っていましたが、これはサプライズ。浅はかな私は、想像だにしていませんでした。
この興行においては、これ以上のサプライズはないかもしれません。
そして今こそ世界へ挑む時がきた、と思える谷口にとっては、ラストチャンスと言っても過言ではないかもしれません。
京口紘人(ワタナベ)と同期であり、同門であり、京口をして「谷口が世界王者になれないわけがない」と言わしめる技巧派は、初の世界挑戦(判定負け)となったビック・サルダール(フィリピン)戦以降大きく成長した感があります。
喫した3敗のうち、日本王座に挑戦した小西伶弥(当時真正)戦、OPBF王座に挑戦した小浦翼(E&Jカシアス)戦はどちらが勝っていてもおかしくない接戦でしたが、このサルダール戦は明確な敗北。
この敗北を見事に糧とした谷口は、その技巧、そのバランスに磨きがかかり、ホープ石澤開(M.T)戦はピンチにあっても冷静さを失わず、ひとまわり上の強さを発揮。この一戦は本当に見事でした。
その後、日本王座決定戦と初防衛戦では強さを見せつけ、まさにここぞというタイミングでWBOのトップコンテンダーに上り詰めたところでWBOからの指名戦のチャンス。
これは本当に新王者誕生の可能性が高く、同門京口に大きく差を広げられた、その差をひとつ埋めるチャンス。絶対にモノにしてほしい。
プレビュー記事みたいになってしまいました。。。
その他のアンダーカードも超豪華、ここは想像通り、大橋ジムのホープたちがこぞって登場です。
武居由樹(大橋)vs今村和寛(本田フィットネス)
B級デビュー同士の一戦。武居は初のA級戦、今村は2度目となります。今村はB級で2勝し、初のA級戦では辰吉寿以輝(大阪帝拳)と負傷ドロー。しかしこの一戦は、期待の辰吉に対してサウスポースタンスからの左ストレートを決める等、出だしは今村が勝り、辰吉はあわや。。。という試合内容でした。2Rで終わってしまったので8R戦っていればどうなったか、はわかりませんが、強豪に違いありません。さすがホープにもガチ路線の大橋ジム。
そしてその他のA級戦にも、ミライモンスター松本佳祐(大橋)、井上尚弥のスパーリングパートナーとして名を馳せる石井渡士也(REBOOT.IBA)も登場です。
それぞれの相手が実力伯仲のボクサーか、というとそうではないかもしれませんが、この大注目興行のアンダーカードで、絶対に負けられない戦いが待っています。
他、4回戦が2試合という試合内容となっています。
テレビ放送はあるのか?
井上尚弥試合は、これまでもフジテレビが放送してきました。もちろん今回もフジテレビでの生放送となるでしょう。
これが生放送じゃなければ暴動が起きるレベルだと思います。
近年のスポーツイベントとしては上々だという10%ほどの視聴率を獲れる井上尚弥。これが録画放送(生放送はWOWOW)での数字なので、今回の生放送の場合はもっと視聴率を取れるはずです。
しかし、懸念事項は、Fu✗✗i✗✗テレビがメインしか放送しない可能性がある、ということです。
これまでも、フジテレビはあっという間に試合を終わらせてしまう井上尚弥に泣かされてきました。そして今回も、そうなることが予想されます。
なので、放送枠はともすればたったの1時間、ということは十分に考えられます。
そうすると、注目の武居由樹の試合やミライモンスター松本佳祐はおろか、谷口の世界戦が放送されるかどうかも怪しい。
4回戦の2試合は仕方ないにしても、せめて8回戦以上の試合は流してもらいたい、そう思うのはボクシングファンのみで、おそらくお茶の間とは大きな乖離があるのでしょうね。
そうするとやはり、現地観戦が必須。
私はアマチュアボクシングの大会で、12/12(日)に神奈川に行かなければ行けませんが(しかも実費。なんとかしてもらいたいものです。)、翌日仕事してその次の日に両国に行かなければいけません。いや、行きたい。
気になるチケットは後日発表とのことですが、座席数は5,000席程度、そして高額チケットが予想されます。
5000枚。。。😢 pic.twitter.com/KAnGKmVsIt
— 信太 (@shintaboxing) 2021年10月29日
高額は仕方ないとしても、チケット争奪戦が血で血を洗う仁義なき戦いになりそうで怖いです。せめてもの救いは平日開催であることぐらいでしょうか。きっと地方からは行きづらいはず。(私は平日休みなので、チケットさえあれば行く分には余裕です。むしろ都合が良い。)
なので、このブログを読んでくれている読者の皆さんも、もうライバルです。ここにも絶対に負けられない戦いがありますね。