信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

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【プレビュー】ようやく開催、テオフィモ・ロペスvsカンボソス!尾川堅一は王座決定戦へ!!

今週末は、海外ボクシングのファンも、国内ボクシングのファンも、ボクシングを見始めたライト層のファンも、コアなファンもみんなが観戦で忙しいボクシングウィークエンド!あ、私は仕事です。。。

国内では日本フェザー級タイトルマッチをはじめとした充実の興行のほか、それぞれの地方でも地方ジムの看板ボクサーが出陣、これも欠かせません。

私は仕事ですが(しつこい)。福永宇宙選手を応援しています!

↓プレビュー記事

boxingcafe.hatenablog.com

 

そしてその国内興行の他にも、海外でも注目戦。

一つはテオフィモ・ロペスvsジョージ・カンボソスJr、いよいよ行われる3団体統一ライト級タイトルマッチ。アンダーカードに出場するのは帝拳ジムの尾川堅一、アジンガ・フジレとのIBF世界スーパーフェザー級タイトルマッチに臨みます。

もう一つはフィゲロアvsフルトンというスーパーバンタム級の王座統一戦であり、こちらも日本のボクシングファンにとっては外せない一戦です。

さて、今回のブログでは、この2つの興行のうちの1つ、テオフィモ・ロペスvsジョージ・カンボソスJrをメインに据えた、DAZN興行のプレビュー記事です。

11/27(日本時間11/28)

WBAスーパー・IBF・WBO世界統一タイトルマッチ

テオフィモ・ロペス(アメリカ)16勝(12KO)無敗

vs

ジョージ・カンボソスJr(オーストラリア)19勝(10KO)無敗

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いよいよ、いよいよ行われるこのロペスvsカンボソス。

当初の予定は2021年6月20日、井上尚弥vsマイケル・ダスマリナスと同日でした。

しかし延期に次ぐ延期、その延期回数はなんと6度!!

「ビッグマッチ」とは言いづらい、明らかな実力差のある一戦と捉えられる試合でしたが、待ちに待たされましたね。

トリラー社がボクシングへの本格参入ということで巨額で落札したこの一戦は、このゴタゴタの中で結局手放され、次点の価格で入札していたDAZNに放映権が移ります。しかし、この間、ロペスはトップランクとの契約を継続、今回はDAZNでの放映ですが、次戦からはトップランクのプラットフォームであるESPNで試合が放送されると思われます。

ということは、ロマチェンコとの再戦へも前向き、ということか。逆にPBCファイター、ジャーボンタ・デービスとの対戦は遠かった印象です。

 

もしくはジョシュ・テイラーへの挑戦を模索してのものなのかもしれませんね。まあ、色々と邪推するのはよしましょう。今回のロペスの相手は、ジョージ・カンボソスJrです。

テオフィモ・ロペスは2016年にプロデビュー、トップランクのプロスペクトらしく大切に育てられた次期はありましたが、中谷正義(帝拳)を相手に挑戦者決定戦を勝ち抜き(但しこれは大苦戦)、IBFタイトルに挑戦したリチャード・コミー戦では「コミー挑戦はまだ早い」とも言われながらも素晴らしい右カウンターを決め、評価の高いコミーをなんと2RTKOで屠り、初戴冠。

パンチングパワーに優れ、素晴らしいカウンターを打てるロペスは、この試合により中谷戦でやや落とした評価をぐっと高めることができました。

そして、中谷が復帰してベルデホを倒したことにより、「どこぞのアジア人に苦戦したテオフィモ」から、「ナカタニに勝利したテオフィモ」へと過去の評価も変わっているかもしれませんね。(変わっているといいな。)

 

さて、そのコミー戦で評価を上げたロペスは、しきりにロマチェンコ戦をアピール。このライト級で4団体統一を目指すロマチェンコとしては渡りに船、この一戦は締結するものの、折しもコロナが猛威を振るっていた次期。

ゲート収入が見込めなくなり、ロペスのファイトマネーは激減、ロペスは駄々をこねます。しかしここでロマチェンコが侠気を発揮、自身のファイトマネーの一部をロペスに回すことで締結。

この一戦では、ロペスのプレッシャーにロマチェンコは踏み込むことができず、前半から中盤にかけてポイントを失い、後半追い上げるも届かず。

ロペスが見事3団体統一王者となりました。本当は、WBCフランチャイズ王座なるものも掛けられていたので、4団体統一といっても過言ではありませんが、本来このフランチャイズ王座は勝敗により移動しないものですので、公式には3団体統一王者。

WBCの裁量は非常にややこしいことになっているので、もうフランチャイズ王座は無視します。

 

後半、攻めに出たロマチェンコに結構ボコられたロペスは、ロマチェンコからの再戦要求については当初ダンマリを決め込んでいましたが、ロマチェンコはロペスがこのカンボソス戦をやるやらないでグダグダやっている間に猛烈アピール。

ロマチェンコはロペスが大苦戦した中谷正義(帝拳)を相手に復帰戦を行い、見事なTKO勝利。そして12月11日にはリチャード・コミー(ガーナ)と戦います。これはテオフィモ・ロペスに対して「俺と戦え」という何よりのアピールでしょう。

ロマチェンコが、コミーに対してまたも良いパフォーマンスを発揮すれば、自ずと再戦の機運が高まりそうです。

減量に苦労しているらしいロペスは、スーパーライト級への進出も考慮しているようですが、さて、どうなるか。

まあ、これはロペスもロマチェンコも勝った後の話ですね。

それに避けて通れないのが、このIBF指名挑戦試合です。

さて、その指名挑戦者となったのが、オーストラリアのジョージ・カンボソスJrです。

世界的にメジャーなボクサーではありませんが、過去、オーストラリアでキャリアを積み、アジア・太平洋の地域タイトルの数々を獲得しています。

ここ2戦は、2019年12月に元IBF世界ライト級王者、ミッキー・ベイ(アメリカ)を、2020年10月に元IBF世界フェザー級王者、リー・セルビー(イギリス)を立て続けに僅差判定ながら破る殊勲を上げている、オーストラリア期待のボクサーです。

 

セルビー戦はIBFの挑戦者決定戦であり、それに打ち勝っての挑戦なので、しっかりとした挑戦者資格を有していると思われます。

さて、カンボソスのボクシングをハイライト動画でチェックすると、フェイントをかけて相手の攻撃を誘い、相手の攻撃をかわして打つカウンターパンチャーのように見えます。

オーソドックススタイルで左手を下げて相手に攻めやすい状態をつくり、かわして打つ。相手が下がれば自ら攻めはするものの、ジャブから入るやや単調な攻めにも見えますね。

がっしりとした体躯で、パワーはありそう、スピードもなかなかのものです。

ただ、打ち終わりに雑な部分があり、それが後半になるとより顕著。

ロペスが最後まで集中することができれば、遅くとも後半までには決着がついてしまうのではないでしょうか。

カンボソスは、以前のインタビューでは「ロマチェンコとは違ったアプローチで」ロペスと戦うと公言しています。前半ロマチェンコがポイントを失ったことを考えると、もしかすると前半勝負なのかもしれません。

 

前半、ロペスに見る時間を与えず、ガンガン行けばもしかすると主導権を握ることが可能かもしれません。ただ、攻撃的に前に出ることで、前半集中しているロペスから、凶悪なカウンターをもらってしまうことも考えられます。

そうすると、前半はロペスに分があり、後半もロペスに分があるような気がしてなりません。ロペスがカンボソスを異様に警戒することがなければ、ロペスの勝ちは動かなそう。前半、ロペスに警戒させるだけのパワーをカンボソスが示すことができれば、展開は変わってくるかもしれませんが。

個人的には、この指名挑戦試合程度でロペスにつまずいてほしくはありません。ロペスは、あのロマチェンコに勝利したボクサーです。その前にはリチャード・コミーを完璧なノックアウトで降し、中谷正義にも勝利している。ライト級の若きプロスペクトたちの中でも、素晴らしい実績を誇っています。

 

「まだ早い」と言われてコミーに挑戦し、「まだ早い」と言われてロマチェンコにすら勝利したテオフィモ・ロペス。SNSなんかを見ると、かなりのラテンのノリ。いつも踊っています。

こういうボクサーが、世界王者となって、浮かれて、突然失速するケースはいくらでもあります。正直、ロペスにとって一番の敵はそこじゃないか、とも思っています。

この長い長い延期の期間は、おそらくカンボソスにとっては更なる準備期間となり、完璧な準備ができているはずです。長い長い準備期間というのは、いつも挑戦者にとって良い方に働く、と思っています。単純にモチベーションの維持がしやすいからです。

そしてロペスにとっては。。。?不可能を可能にしたロペスが、浮かれた期間を過ぎて、冷静になる期間となったのか。それとも、延期の数ヶ月も含めて自制心を取り戻せていないのか。もしくは、浮かれず、勤勉にトレーニングに励んだのか。

注目すべきは、テオフィモ・ロペスの出来。序盤からカウンターが冴えるようなら、安心です。

 

IBF世界スーパーフェザー級王座決定戦

アジンガ・フジレ(南アフリカ)15勝(9KO)1敗

vs

尾川堅一(帝拳)25勝(18KO)1敗1分1NC

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これもようやく決まった、という世界戦。当初の予定は、8月、ドバイでシャフカッツ・ラヒモフ(タジキスタン)と尾川堅一とで決定戦の予定でした。

しかし、ラヒモフが直前で拳を負傷、一旦延期に。

このラヒモフの負傷が時間がかかりそうだ、ということで、対戦相手がフジレに変わり、この勝者がラヒモフの挑戦を受ける、ということに決定したようです。

ちなみにラヒモフは12/11にロシアでの興行で試合が決まったようです。ビボルvsサラモフの注目興行、この興行はすごいですね。ロシア、旧ソ連地域のトップボクサーが勢揃い。どっかで見れるんだろうか。

話が逸れましたが、フジレvs尾川。

 

尾川は2017年12月、テビン・ファーマー(アメリカ)とのIBF王座決定戦で競り勝ち、新王者に!と思ったのも束の間、試合前に行われたドーピング検査で違反物質が見つかり、試合はノーコンテスト、尾川にはサスペンドが下されました。

このドーピング検査陽性反応については、アトピー薬が原因、とのエクスキューズがありますが、こればかりは何ともいえません。それを鵜呑みにするもよし、疑っても文句は仕方のないことだと思います。

私は尾川の言っていることを信じ、応援するのみです。

ただ、ファーマー戦後の尾川のキャリアというのは、かつての勢いを取り戻した、というものではないような気がしています。ファーマー 戦後、1年3ヶ月ぶりの復帰戦、その5ヶ月後の復帰第二戦もともに対戦相手はアンダードッグと言っても良い。

その後、当時は「もしかして穴王者では?」感がほんのりあったジョー・ノイナイ(フィリピン)の持つWBOアジアパシフィックタイトルへ挑戦も、5Rで負傷判定、これがドロー。

 

ノイナイはかつてジョー・ミサコのリングネームで日本でも活躍したボクサーであり、ある程度実力は割れていると思っていましたが、とんでもなかったですね。このWBOアジアパシフィックタイトルは、空位だった王座決定戦で現日本王者、坂晃典をKO、続いて既に世界戦線に入っている清水聡もKO、尾川とドローで先日は敵地オーストラリアで、当地のプロスペクト、リアム・ウィルソンを5RでTKO、「ジョー(あご)ブレイカー」というニックネームを持つ、世界的強豪へと歩みを進めていますね。こういうストーリーは大好物です。

また話が逸れました。。。

尾川はその後、2020年10月に西谷和弘(VADY)との世界ランカー対決で勝利も、ダウンを奪われる苦戦。その後ダウンを奪い返して、結果的にポイント差は開いてはいましたが、圧倒的勝利、とはいきませんでした。

この西谷の実力が、正直私には良くわかっていません。土屋修平から日本王座を奪い、すぐさま返上してしまったがために、強豪との対戦が不足しているためです。

 

そのため、個人的には尾川に前回のファーマーとの王座決定戦の時ほどの「勢い」を感じることはありません。ただ、悔しい試合、苦しい試合を勝ち抜いてきたことできっと成長しているはず。この苦労を活かしてくれることに期待。

対してフジレは、上体を柔らかく使う、スピード溢れる選手。そのパンチは非常にキレがあり、コンビネーション、連打の回転力も速い。特徴としては一言で表すとそのスピード。

フジレの戦績に記録される唯一の敗戦は、シャフカッツ・ラヒモフに喫したもの。

ゴリゴリと押してくる、フィジカルもプレスも強いラヒモフを相手に、捌き、時にコンビネーションで応戦しつつも、最後は痛烈なノックアウト負け。

この負けから、さほど打たれ強さを感じない選手なので、やはりここは尾川が強い右をいかに当てれるか、というのが勝負になってきそうです。ただ、あのスピードとディフェンススキルは非常にやっかい。

 

尾川は、「イメージでは2RKO勝ち」とのコメントを出していますが、鋭い踏み込みを持つ尾川が速いラウンドで強いパンチを当て、フジレを大きく警戒させることができれば、その後はパンチは当たらずとも攻勢点でポイントを稼いでいけるという算段かもしれません。

逆に、尾川の踏み込みやハンドスピードにフジレが慣れ、フジレにとってカウンターチャンスが早々に訪れるようなら危ないかもしれません。このフジレは、倒せないボクサーではありません。

尾川としては、序盤からガチャガチャでも攻めて、序盤に主導権を渡さないということが鍵、自分のペースで試合を作っていかなければならないと思います。

このフジレに勝利し、ラヒモフとの防衛戦、というのも非常にシビアな防衛ロードですが、まずはフジレに集中。

WBO王者のシャクール・スティーブンソン(アメリカ)に挑むよりは確実にチャンスがあります。ここは千載一遇のチャンス、そしてともすればラストチャンス。

 

今後、この階級は統一に向かう可能性もあるので、ここに勝ってビッグマッチにつなげてもらいたいですね。

DAZNで生配信

テオフィモ・ロペスvsジョージ・カンボソスJrをメインとしたマッチルーム興行は、DAZNで生配信。日本時間11/28(日)10:00〜という予定ですね。

DAZNの公式HPを見ると、メインイベントのリングウォークはおおよそ11/27(土)22:50(米国東部標準時間)とのことなので、日本時間では11/28(日)12:50ころ。これは勿論、アンダーカードの進行状況によって変わりますが、その1時間前、お昼前くらいに尾川とフジレの試合が始まるはずです。

この日は、WOWOWを契約している方はちょうどフルトンvsフィゲロアと時間が被りますね。どちらかをライブで見るか、両方とも見るかは貴方次第。

私は、どちらもライブでは見ません笑。仕事ですので。。。(超しつこい)

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