信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プレビュー】田中恒成vs石田匠!小原佳太vs玉山将也!注目興行は生配信でチェック!

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

12月の中旬は、時間が足りないほどボクシング興行がありますね!

しかもそのどれもが注目試合、ボクシングファンにとっては嬉しい悲鳴です。

特に12/12(日)は、ボクシング界がファンを○しに来ているとしか思えないスケジュール。みなさん体調にくれぐれも気をつけてください。

さて、そんな注目試合目白押しの12/12ですが、その前にも国内では注目試合が続々。しかも生中継付きの興行が。

ということで今回のブログでは、FODプレミアムでの生配信が決まった12/9(木)のダイヤモンドグローブ、Paraviでの生配信が決まっている12/11(土)田中恒成vs石田匠のスーパーフライ級戦のプレビュー記事です。

 

12/9(木)ダイヤモンドグローブ

日本ウェルター級タイトルマッチ

小原佳太(三迫)24勝(21KO)4敗1分

vs

玉山将也(帝拳)14勝(8KO)2敗

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日本ウェルター級王者となって、まだ1度の防衛をクリアしたばかり、それもかなりの苦闘だったはずですが、国内では「絶対王者」の部類に入るであろう小原。世界が非常に遠いこの中量級において、築いてきた実績が違います。

小原は非常に総合力が高く、スキルフルであり、長い距離で力を発揮するストレートパンチャーであると思います。デビュー戦でまさかの敗北を喫した後は、勝ち続け、すぐさま国内のトップ、アジアのトップとなってここまで中量級を引っ張ってきてくれました。

対戦相手の玉山も、総合力の高いボクサーです。アマ経験のない叩き上げながら、そのボクシングにはしっかりとした基礎、帝拳イズムを感じるボクサーですね。

総合力vs総合力、とは言っても、経験、そしておそらく多くの面で小原が上をいくはずです。玉山にとっては総合力で上回る、というよりも、入念な小原対策で上回りたいところ。こう考えると、小原と戦った同門、永野祐樹(帝拳)の存在は力になりそうですし、何と言っても帝拳ジムにはOPBF東洋太平洋・WBOアジアパシフィック・ウェルター級王者、豊嶋亮太もいます。

成長著しい豊嶋も叩き上げであり、小原よりも明確に坂井祥紀(横浜光)を降した豊島とは試合期間も近く、きっとスパーリングを重ねてきたはずです。この帝拳の充実ぶりは怖いところ。

 

ロング〜ミドルレンジを得意とするボクサー同士の一戦は、見ていて爽快なスキルフルなボクシングが見れそうです。小原が強さを存分に示してくれることに期待し、そしてこの試合の後には豊嶋亮太との3冠統一戦が見てみたい。

日本ミニマム級王座決定戦

鈴木なな子(三迫)5勝(1KO)2敗

vs

瀬川紗代(ワタナベ)1勝(1KO)1敗

セミファイナルには、本来木村蓮太郎(駿河男児)vs前田稔輝(グリーンツダ)という注目のホープ対決がセットされていましたが、木村が怪我で離脱。

セミセミだったこの試合が繰り上がってセミファイナルとなりました。

2019年、中国へ遠征もダウンを奪われての判定負けを喫しましたが、2020年は日本で2度戦い、2連勝。今回のチャンスを掴みました。

瀬川は元トップアマ、全日本3位という実績があり、B級デビュー。第二戦となった前戦では敗北を喫してしまいましたが、今回の王座決定戦に出場の機会を得ています。

女子ボクシングはどうしてもまだまだ知名度は低い。私のようにボクシングをそれなりに見ているファンでも、現在どれくらいの階級で認定されている日本王者がいる、とか、どの階級がアツい、とかを知りません。

この「テレビ放映」というのは大チャンス、是非インパクトのある試合をしてもらいたいものです。

 

アンダーカード!

この日はアンダーカードも非常に充実。第一試合は、2020年のライトフライ級全日本新人王、狩俣綾汰と、同年のミニマム級新人王、小島蓮(江見)が対決。

これは興味深い対決ですね。比嘉大吾の同級生、沖縄で練習をともにした狩俣は、全日本新人王獲得後、東日本新人王決勝で戦うことができなかった青木勇人(協栄新宿)と対決し、勝利。

小島は全日本新人王戦後、2019年の全日本新人王、森且貴(大橋)と対戦、TKO負けで敗北しランキングを失いました。しかしこのスーパーハードマッチメークで得るものもきっと大きかったはずです。ちなみに森はこの試合に勝ってランキングを上げたことで、次戦に日本タイトルへのアタックが決まっています。

狩俣vs小島という素晴らしいマッチアップがなんと第一試合、そして第二試合には同じく2020年のフライ級全日本新人王、宝珠山(ほうしゅやま)晃が登場です。

 

全日本新人王戦後は川畑嗣穂(ワタナベ)を迎え、2RTKO勝利で圧勝。初の8回戦で迎えるのはベテラン、渡邉秀行(DANGAN郡山)。渡邉は芝力人(真正)に逆転TKO負けを喫してしまったものの、力のあるボクサーです。そしてここに負ければ定年で引退が確定という背水の陣で向かってくるだけに、当然侮ることはできません。

放送・配信

この興行の放映は、フジボクシング。テレビ放映は12/11(土)27:15〜の深夜ディレイ放送、しかも関東ローカルですが、翌日となる12/13(月)15:00以降、FOD、TVerで配信があります。

そして今回も、FODプレミアムでは生配信があるようです。

配信の時間は19:00頃からということで、セミ、メインの2試合のみの中継のようです。(興行開始は18:00から)折角課金するのであればアンダーカードも流してほしいし、アーカイブも欲しい。私はライブの時間が部活動でどうしても見れないのでFODプレミアムへの加入は控えざるを得ません。(このFODプレミアムのライブ配信には、確かアーカイブがなかったと思います。)

↓FODプレミアムはこちら

FODプレミアム

 

12/11(土)SOUL FIGHTING

田中恒成(畑中)15勝(9KO)1敗

vs

石田匠(井岡)29勝(15KO)2敗

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そして運命の日、12/12(日)の前日となる12/11(土)には、今月の国内戦で最も注目といえる垂涎のカードが登場です。

田中恒成は、2020年12月31日、WBO世界スーパーフライ級王者、井岡一翔への挑戦失敗からの再起戦で、とんでもない強豪を選んだな、と思います。

石田は2014年に戸部洋平(三迫)を破って日本スーパーフライ級タイトルを奪取し、その後5度の防衛。2017年にイギリスででカリド・ヤファイ(イギリス)のもつWBAスーパーフライ級タイトルへ挑戦しますが敗北、初黒星を喫しました。

その後は地力を鍛えて2019年にイスラエル・ゴンザレス(メキシコ)とのIBF世界スーパーフライ級指名挑戦者決定戦へと駒を進めますが、ここでもスプリットの判定負け。

 

正直、地元大阪に世界ランカーを呼んだこの一戦は是が非でも勝ちたかったところでしょう。

それでも尚、3度目のチャンスを目指す石田は、2020年11月、石井渡士也(REBOOT.IBA)のチャレンジマッチを受け、これを見事に撃退。若く、勢いのあるホープ、石井は勝算を持って望んだと思いますが、石田はキャリア、スキル、距離感と試合の組み立てで上回って見せましたね。

かつて世界を嘱望されたホープだった石田も、もう30歳。いつの間にか30戦以上をこなし、苦しい戦いにも競り勝ってきました。かつて、エマニュエル・ロドリゲス戦前に不調に陥った井上尚弥相手に部の良いスパーをしていたのは、井上の不調もあったと思いますが石田のスキルもあったはず。あのスパーリングで井上は自分が「おかしい」ことに気づいたとすると、あのグラスゴーの衝撃に一役買っています。

そんな難敵、石田を再起戦に選ぶ田中恒成は、やはり本物志向。

 

井岡戦での敗北は、田中に新たな気付きをもたらしましたが、その戦い方が吉と出るか凶と出るか。

井岡戦前の田中であれば、基本的に石田と五分以上に渡り合えるはずだと思っていますが、ガードを意識し、ディフェンスを重視することでおそらく攻めの際の勢いは少々衰えるはずです。勿論今後のために必要なスキルだとは思うのですが、このスタイルチェンジの時期、しかもそのスタイルを試す最初の相手が石田匠というのは相当シビア。

石田は172cmというサイズを持ち、164cmの田中よりもサイズに優れます。石田は世界ランクこそスーパーフライ級で持っていますが、前戦はバンタム級、今回の契約体重はスーパーフライ級リミット(52.163kg)を上回る52.5kg契約。

ともすれば、田中が階級の壁にぶち当たるのはここかもしれません。

井岡は結局、田中と同じくミニマム級から上げてきた選手で、フランシスコ・ロドリゲス戦でも感じたようにやはりスーパーフライ級では小さい。しかし、デビュー以来スーパーフライ級やバンタム級で戦っている石田は、生粋のスーパーフライです。

 

実績では田中恒成が大きく上回るも、スーパーフライ級での実績は同等。これは勝敗予想の非常に難しい、先の見えない一戦ですね。

Aサイドは田中恒成ですが、ハッキリ行って勝敗の予想はつきません。そりゃあチケットも即刻完売するわけです。

放送・配信

この試合は、中部ローカルでCBCが生放送。興行開始が15:00〜、放送開始が16:00〜なので、メインのみでしょう。

そして中部以外の地域では、Paraviでライブ配信してくれます。価格は税込999円、開始時間は16:10とのこと。(配信開始直後にゴングが鳴るパターンかもしれません。早めに待機しておいたほうが良いかもしれません。)

www.paravi.jp

 

見逃し配信もついていますので、リアルタイムで見れない私も大丈夫です。

尚、このParaviのページは、「ベーシックプランに登録」みたいなのがでてきますが、このベーシックプランに入らなくてもこのPPVは買えるようです。(Paraviに問い合わせました。情報登録は必要だそうです。)

↓Paraviからの返信メール

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販売開始は12/8(水)18:00以降、支払いはクレジットカード決済またはキャリア決済が可能だそうです。ベーシックプランに入ってしまうと、余分に月額料金が発生してしまうのでご注意下さい。

いや〜、楽しみですね!

 

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