信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

ベテルビエフvsブラウン!マドリモフvsソロ!カナダとウズベキスタン、2つの注目興行をプレビュー!

年末の週は世界のボクシングはほとんどお休み。なのでおおよそ今週末で海外のボクシングは今年の興行のほとんどが終わる感じですね。

日本は、というと例年、大晦日にも興行を打っています。

今年の大晦日は、井岡一翔がジェルウィン・アンカハスを迎える予定でしたが、政府の対コロナ施策にてアンカハスが来日できず。つい昨日、代役挑戦者として福永亮次との一戦が正式発表されました。

↓井岡vs福永が正式発表!

boxingcafe.hatenablog.com

 

 

そして、今週末の注目試合としては、やはりライトヘビー級の統一王者にしてパーフェクトレコードの持ち主であるアルツール・ベテルビエフの登場でしょう。しかも相手はマーカス・ブラウン。

この興行は、当初FITE.TVで配信との情報(FITEのリストにも載っていた)でしたが、直前になってリストから削除。調べてみると、カナダではFITE.TVで見ることが出来るようです。

基本的には、この興行はESPN +で生配信、一応ベテルビエフはカナダをホームとするボクサーなので、申し訳程度にカナダでの配信をつけた、という感じかもしれません。

そしてこの試合の他には、DAZNにて中継される予定のイスラエル・マドリモフvsミシェル・ソロのWBA世界スーパーウェルター級挑戦者決定戦。これも非常に興味深い一線ですね。

ということで、今回のブログでは、日本時間12/18(土曜日です。現地時間の金曜日。ご注意ください)に行われる、二つの興行について書いていきたいと思います。

 

12/17(日本時間12/18)ウズベキスタン

イスラエル・マドリモフ(ウズベキスタン)7勝(5KO)無敗

vs

ミシェル・ソロ(フランス)35勝(24KO)2敗1分

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スーパーウェルター級という中量級の激戦区に於いて、たった7戦で挑戦者決定戦の位置まで上り詰めたマドリモフ。Israilという表記なので、イズラエルかもしれません。

ムロジョン・アフマダリエフを筆頭に快進撃を続けるウズベク・ボクサーの中でも、このマドリモフに対する期待は高いのではないでしょうか。

非常にアグレッシブな、お客さん受けするスタイル。アフマダリエフのように次々と際限なく出てくるコンビネーションと、素早くサイドへ回り込み、攻撃する俊敏性も持ち合わせています。

このスーパーウェルター級は、2021年7月、ジャーメル・チャーロ(アメリカ)とブライアン・カルロス・カスターノ(アルゼンチン)との間で4団体統一戦が組まれたものの、ドローでタイトル4団体統一王者は誕生せず。

内容的にはカスターノが勝っていた、との声が多いですが、再選すれば分かりませんね。

さて、このチャーロvsカスターノの勝者へとチャレンジすることになるこの試合の勝者ですが、このスーパーウェルター級の「指名挑戦者」たちも待たされている状態で、スーパーバンタム級と同じく大渋滞をおこしています。さらに、4団体を統一した王者は、階級アップが既定路線となっているので、チャーロvsカスターノの勝者に挑戦できるかどうかは分かりません。

 

さて、このミシェル・ソロは、2017年に、当時ブライアン・カスターノの持っていたWBA暫定タイトルに挑戦し、1−2のスプリット判定で惜敗。

その後2018年にジョン・ベラ(アメリカ)と同王座決定戦を争い、勝利して暫定タイトルを獲得しています。

距離感が良く、非常にスキルフルなソロ。少し前ではありますが、現統一王者、カスターノと良い勝負をした、という事実は、今回マドリモフの実力を測るための、一つの重要なファクターになりそうです。

マドリモフはアグレッシブなファイターよりのボクサーですが、そのアマ経験(と言ったらダメなのか?オリンピックボクシング経験とでも??)は非常に豊富、スキルも高い。

マドリモフが前に出て、ソロが距離を作る、という展開になりそうではありますが、マドリモフを好きなように前に出させると調子づいてしまいます。マドリモフはマドリモフで、他にも戦い方があるので、どのような展開になるかも楽しみですね。

マドリモフは、ここ2戦は判定決着ながら、どちらの試合もダウンを奪っています。ここでソロに完勝、もしくは倒し切ってしまうようなら、世界は近いのかもしれません。

 

放送・配信

この興行は、DAZNで生配信。イベント開始は12/18(日)深夜0:00、メインはAM2:30入場予定とのことです。このブログがアップされてすぐ、もう終わっているかもしれません。

このウズベク興行は、ウズベキスタンの誇るプロスペクトたちがこぞって登場する興行です。

前戦ではガブリエル・ロサド(アメリカ)に敗れてしまいましたが、未だ期待のベクテミル・メリクジエフ、リオ五輪銀メダリストのシャフラム・ギヤソフ等々。。。基本的に全員が元トップアマなので、アンダーカード、第一試合からレベルの高いファイトが見られると思います。

↓BoxRecより。試合順ではありません。

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12/17(日本時間12/18)カナダ

WBC・IBF世界ライトヘビー級統一タイトルマッチ

アルツール・ベテルビエフ(ロシア)16勝(16KO)無敗

vs

マーカス・ブラウン(アメリカ)24勝(16KO)1敗

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「ライトヘビー級」という階級は、日本人に馴染みこそ少ないですが、非常に面白い階級だと思います。

欧米での平均値と言われるウェルター〜ミドルくらいのボクサーよりも、より大きなライトヘビー級ボクサーたち。ともすればパワーに頼りがち、ともなりそうですが、ヘビー級ほどパワーに特化しているわけでもない、絶妙な階級。

個人的には、このライトヘビー級というのは好きな階級です。

その中で、大本命はこのアルツール・ベテルビエフ。

そのフィニッシャーとしての力は突出しており、16戦すべてをノックアウトで飾っています。ただのパンチャーではなく、テクニックも持ち合わせているところがこのベテルビエフの強いところ。

北京五輪、ロンドン五輪出場の他、世界選手権でも優勝経験のあるベテルビエフは、ロンドン五輪(準々決勝でオレクサンドル・ウシクに敗北)後、プロ転向。

2017年11月、IBF王座決定戦を勝ちIBF王座を初戴冠、3度目の防衛戦が当時のWBC王者、オレクサンドル・グヴォジク(ウクライナ)との統一戦となりました。

 

2019年10月に行われた、このグヴォジクとの防衛戦は、今思い出してもとんでもなく素晴らしい一戦でしたし、この全勝王者同士の一戦がすんなりと、さも当たり前のように決まったことも称賛に値します。

この試合こそが最強vs最強、まさに世界一を決定する試合だったと思っています。

さて、そこに勝ち残ったベテルビエフでしたが、次に決まっていた防衛戦はコロナで流れ、これがコロナの影響を受けた最初の試合だったと記憶しています。(確か試合場所が中国)

ようやくリングに戻ってきたのは2021年3月、この防衛戦も当然KOで片付けています。

対してマーカス・ブラウンは非常に評価の高いサウスポー。ハンドスピードは速く、体躯にも恵まれており、ディフェンス勘も非常に良い。その評判の通り、2012年のデビュー以来連戦連勝を続け、2019年1月にバドゥ・ジャック(スウェーデン)と戦い、これに勝利してWBA世界ライトヘビー級暫定王者となりました。このジャック戦は素晴らしかった。ジャック・ザ・リッパーを逆に切り裂いて、あわやストップ勝ちかという内容。

 

しかし、その初防衛戦で、ジャン・パスカル(カナダ)にまさかの敗戦。

4Rに1度、7Rに2度ダウンを奪われるという内容でしたが、その他は試合をコントロール、遂にはアクシデンタル・ヘッドバットで8R負傷判定での敗北。

4Rのダウンも7Rの最初のダウンもパスカルのカウンターの右、これはかなり効いていたと思いますがその回復力には驚かされましたね。ちょっと不用意に貰ってしまった事は残念で仕方ありませんが。

タラレバですが、あのままいけばダウンポイントを挽回できたであろう、悔しい一戦。まあ、何度もダウンを奪われた事は大きく株を下げましたが。

そこからコロナもあり、1年8ヶ月ぶりのリングでは格下のデニス・グラシェフ(ロシア)を相手にフルマークの判定勝利。これはどう評価して良いかわかりません。

 

ともあれ、今回は初の正規王座戦、気合の入り具合は違うはずです。パスカル戦でもらったカウンターの右フックのような、集中力を欠くような場面は、ベテルビエフ相手には訪れないはずです。

今回のブラウンは、きっとジャック戦以上に仕上げてくることが予想されます。

ブラウンは、基本的には下がりながらカウンターを狙うほうが得意と思われ、自らプレスをかけたり呼び込んだりもできるボクサーではありますが、このベテルビエフは放っておいても勝手に前に出てきてくれるので、ブラウンが色々と考える必要がありません。

ベテルビエフを研究し、カウンター一点狙いという方法で良い、ということは、非常に準備がシンプルで、その精度を上げられる、ということだと思います。

なのでアップセットの可能性がなくはない、そんな試合だと思っていますが、それを乗り越えて、やはり期待はベテルビエフのパワーにあります。

おそらくディフェンシブに戦うであろうこのブラウンを、ベテルビエフはノックアウトできるか。非常に楽しみな一戦です。

 

放送・配信

アメリカではESPN +での生放送。日本では、やっぱりFITEのリストにはありません。ローガン・ポールvsタイロン・ウッドリー2を放送するくらいなら、こっちの放映権を買い取ってもらいたいんですけど。

非常に残念ですが、どうしても見たいという方はVPNをとってカナダに設定、カナダのIPアドレスを使ってFITE.TVのサイトへ行けば、購入できると思います。尚、視聴の際もカナダに設定しておかなければ見れません。

ちなみにVPNは無料のものだと途中で切れてしまうと思うので、少々お金はかかりますが有料のものがおすすめです。

↓私はこれを使っています。

 

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