信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

スーパーフライへようこそ。代役と呼ぶには豪華すぎるマルティネス、ロドリゲスが突如トップ戦線へ!

倦怠期を迎えていたスーパーフライ級が、大きく動いてきました。

スーパーフライ級といえば、長くトップ戦線が入れ替わらず、更にはそのトップ同士がぶつかりあい、さながらWBSSのようになっていた階級。

事実として、2/5(日本時間2/6)にWBC世界スーパーフライ級王座決定戦としてシーサケット・ソールンビサイ(タイ)とカルロス・クアドラス(メキシコ)が激突、そしてその一ヶ月後、3/5にWBAスーパー世界スーパーフライ級タイトルマッチとしてファン・フランシス・エストラーダ(メキシコ)と前王者であるローマン・ゴンザレス(ニカラグア)が激突、そしてその勝者同士がぶつかる、という筋書きでした。

そこに唯一のスパイスとしては、WBO王者の井岡一翔(志成)とIBF王者のジェルウィン・アンカハス(フィリピン)が激突し、井岡が勝てばともすれば4団体統一戦が行われるかも。。。との期待がありましたね。

 

しかし状況は一変、まずは日本政府の水際対策により井岡vsアンカハスの統一戦が中止。アンカハスは2/26(日本時間2/27)別の防衛戦を挟む事になっており、アンカハスが生き残れば交渉が再開される予定です。

日本で開催される予定のこの一戦は、日本政府の施策によるところですが、早くても5月末〜6月くらいの開催でしょうか。

「代役」と呼ぶには豪華すぎる代役

そして続いて、3/5に予定されていたエストラーダvsロマゴンの一戦において、エストラーダが戦線離脱。

これはエストラーダのコロナ感染からの回復が遅れ、準備不足が理由というもの。第一戦、第二戦ともに大激闘となったこの一戦は、勝者(エストラーダ)側からするとやりたくはないということもあるでしょうし、万全でなければ危ない、という目算もあったことでしょう。

 

ともあれ、このエストラーダvsロマゴンの一戦は、エストラーダの戦線離脱によっても中止とはならず、エストラーダの代役に抜擢されたのは現WBC世界フライ級王者、フリオ・セサール・マルティネス(メキシコ)。

マルティネスは、3月にIBF世界フライ級王者、サニー・エドワーズ(イギリス)との統一戦を控える身でした。なので既に基本的な準備は進めていたはずで、準備期間も一ヶ月少々、これまでよりはウェイトの心配はない、ということで万全に仕上げてきてくれそうですね。

エドワーズとロマゴンでは随分とファイトスタイルが違い、対策も違いそうですが、これは非常に楽しみなマッチアップと言わざるを得ません。

飛ぶ鳥を落とす勢いで、フライ級最強の一角でもあるマルティネスは、激闘型のファイター。ロマゴンとは非常に噛み合う展開が予想されます。

間違いなく、打撃戦。

 

一発一発に力を込めて打つタイプのハードパンチャー、マルティネスと、コンビネーション、連打の回転力に優れたローマン・ゴンザレス。本当はフライ級で見たい一戦ですが、今回はスーパーフライ級戦です。

マルティネスは前々から階級アップを示唆していたこともあり、おそらくフライ級での減量は厳しかったのでしょう。これでマルティネスのポテンシャルが一気に開花する可能性もありますし、それでも階級の壁を感じる試合になるのかもしれません。

何せ、スーパーフライ級初戦がそんじょそこいらのボクサーではなく、あのローマン・ゴンザレス。

スーパーフライに移ってからは、ややパワー不足を感じるものの、それでもこの階級でトップ・オブ・トップのひとり。あの流れるようなコンビネーションでマルティネスの強打を打たせず、完勝を期待したいですね。

 

ちなみにマルティネスはフライ級の王座を返上しないようです。この一戦のあと、サニー・エドワーズとの統一戦を画策するのでしょうか。もしマルティネスがロマゴンに勝てば、もしかするとエストラーダ戦に進むのかもしれませんが。

「代役」は奇跡を起こせるか

そしてつい先日、というかこのブログを書いている1/31(月)、またもスーパーフライ級で驚きのニュースが。

↓早めに書いたプレビュー記事が仇になるというのはコロナ禍でよくあります。

boxingcafe.hatenablog.com

 

2/5(日本時間2/6)に行われる予定だったWBC世界スーパーフライ級王座決定戦に出場予定だった、シーサケット・ソールンビサイ(タイ)が病気(コロナではない、との情報)により離脱。

そしてその代役として、同日の同興行に出場予定だったジェシー・ロドリゲス(アメリカ)が出場することになりました。

もともとこのロドリゲスは、ライトフライ級の選手で、WBOではトップコンテンダーの位置におり、その他の団体でも上位、世界挑戦秒読み段階のボクサー。加えてWBO世界ライトフライ級王者、ジョナサン・ゴンザレス(プエルトリコ)相手であればかなりの高確率でタイトルを獲れるのではないか、と踏んでいたボクサーです。

しかし、ロドリゲスは待つ事はせず、この2階級上の世界挑戦のチャンスに飛びつきました。

現在6連続KO勝利中、通算戦績14戦全勝(10KO)という未来の世界王者候補は、ここ最近はフライ級のウェイトで戦っています。とはいっても、フライ級上限の112lbsではなく、110lbs前後の戦いが多いので、どちらかというとライトフライ級(〜108lbs)よりのフライ級といっても差し支えはないでしょう。

 

これがスーパーフライ級リミット(115lbs)になると、どのような動きになるか。

生粋のスーパーフライ、というかスーパーフライの中でもややバンタムよりに見えるクアドラスとは、体格差は大きいでしょう。

BoxRec上では、身長は163cmで同じ、リーチに至っては168cmというクアドラスよりも2cmだけ長いロドリゲス。ただ、かなりゴツい体つきのクアドラスと比べると、かなり見劣りしてしまうのではないでしょうか。

クアドラスは、前戦、エストラーダ戦でも後半目に見えて落ちてしまいました。しかし、前半は異常なほど動きが良かった。クアドラスは体格で勝っていても、そこで押し込んでいくボクシングではない分、ロドリゲスとしてもこのスーパーライト級王者の中ではやや与し易い方かもしれません。

 

ジェシー・ロドリゲスは、KO率も非常に高く、パンチングパワーにも優れていますが、それはあくまでもフライ、ライトフライの中での話。フライとスーパーフライには結構大きな壁があると思われ、それに跳ね返されたり、跳ね返されそうになったのを踏ん張ったのがロマゴンであり、井岡であると思っています。

このジェシー・ロドリゲスが、主戦場のライトフライから一気に飛び越え、もしこのスーパーフライ級タイトルを獲るようなら非常におもしろい。

しかも、相手はチーズ王者ではなく、決定戦とはいえカルロス・クアドラスです。

これは双方に言える事ですが、対戦相手の対策をする時間はほとんどありません。

そうなると、自分のボクシングをするしかなく、付け焼き刃は通用しません。

ここまで非常に万全の体制で勝ってきたロドリゲスか、それとも10年以上、スーパーフライで戦ってきたクアドラスか。これは非常に楽しみな一戦ですね。

 

WBCがこの試合を王座決定戦に承認したのはこれまたWBC!って感じですが、そのことすらもこの一戦の楽しみを削ぐようなものではありません。

ここでロドリゲスが勝てば、評価は今以上に沸騰します。

実兄、ジョシュア・フランコ(忘れられがちですがWBAレギュラー世界スーパーフライ級王者)とともに、兄弟同時・同階級の世界王者となるか、それとも否か。

スーパーフライへようこそ

このスーパーフライ級にジェシー・ロドリゲス登場はビッグニュースですね。

これでもし、ロドリゲスが勝って、そして3月に(望んでいませんが)フリオ・セサール・マルティネスがロマゴンに勝ってしまったら、このスーパーフライ級の勢力図は一気に変わります。

 

そうなるともう、エストラーダ、ロマゴン、シーサケット、クアドラスのリーグ戦は必要ありません。

しばらく動きのなさそうだったこの階級に突然吹いた、新たな風。

この流れは、もしかするとスーパーフライ級4強時代を終わらせる始まりのゴングなのかもしれません。

ともあれ、本日(1/31)発売のベースボール・マガジン社、2022世界ボクシングパーフェクトガイドでは、スーパーフライ級のランキングは以下の通り。(括弧内は同誌の2021年版のランキング)

1位ファン・フランシス・エストラーダ(2)

2位ローマン・ゴンザレス(3)

3位井岡一翔(1)

4位ジェルウィン・アンカハス(4)

5位田中恒成(ランク外)

ちなみに2021の5位はシーサケット・ソールンビサイ。

2023年の同誌では、どのような変動が見られるのか、今から非常に楽しみです。

 

 

ちなみに、ロマゴン、JCマルティネス、バム・ロドリゲス、クアドラスを並べてみたところで、3/4がTEIKENだったことに気付く。これはこれですごいことです。

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