信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プレビュー】2021・全日本新人王決定戦。最初の栄光に向かって、走る。

いよいよ週末に迫った全日本新人王決定戦。

私は、毎年この全日本新人王決定戦を非常に楽しみにしています。

「全日本新人王」の称号は、プロボクサーとなって最初に手にする称号。現在は3度まで挑戦することができますが、この新人王トーナメントのあとに、(最近はやってないですが)B級トーナメントやA級トーナメント、ユースタイトル、そして日本タイトルマッチといった数々の称号に挑戦する権利が出てくるわけです。

この全日本新人王決定戦まで上がってきたボクサーは、その後のタイトル戦に絡んでくる可能性もあり、皆、注目なのです。

日程は2/6(日)、時間は14:00〜、場所は勿論後楽園ホール。

このコロナ禍の中で、タイトなスケジュールをこなし、対戦相手だけではなくコロナとも戦わなければならないルーキーたちに幸あれ、ということで、今回は週末に迫った全日本新人王決定戦のプレビュー記事です。

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2/6(日)全日本新人王決定戦

以下、上が東軍代表(東日本新人王)、下が西軍代表です。お互いに4勝以上していれば、5R制となります(通常4勝すれば6回戦に上がるため)。尚、このご時世なので中止となったカードもありますが、下の本文は2021年12月に書いているので、そのまま注意書きをつけて載せておきます。これ以上増えない事を祈るのみです。

 

ミニマム級〜スーパーバンタム級までの西軍代表決定戦の観戦記

【観戦記】2021年度西軍代表決定戦!全日本新人王への予習、Part1 - 信太のボクシングカフェ

ミニマム級〜スーパーバンタム級までの東日本新人王決勝戦の観戦記

【観戦記】2021年度東日本新人王決勝戦!全日本新人王への予習、Part3 - 信太のボクシングカフェ

ミニマム級

墨田大祐(パンチアウト)5勝(3KO)1敗

vs

初田翔(寝屋川石田)6勝(2KO)1敗

ミニマム級の新人王決定戦は、基礎技術のしっかりとしたボクサー同士の見応えのある一戦になりそうです。

長身の墨田は前後の細かなステップワークもキビキビとしていて、ジャブ、右ストレートにキレのあるボクサー。前戦はキレのある右で対戦相手を切り裂き、TKO勝利。

対して初田はブロッキングの技術、力強いパンチを持つボクサー。前戦では右アッパーから左フックのコンビネーションが非常に良く、このパンチで2度倒して初回TKO勝利。

墨田はステップワーク、ジャブ、右ストレートで中間距離をキープしたい。

初田はもう一歩中に入り込んで、ショートのコンビネーションを当てたい。

どちらの得意なことが、より機能するか、という勝負になりそうですね。

 

ライトフライ級

坂間叶夢(ワールドスポーツ)4勝(4KO)無敗

vs

神垣拓麿(井岡)2勝無敗1分

18歳、坂間はそのボクシングに勤勉さを感じる上に、ハードパンチを持っているボクサーです。リーチも非常に長く見えます。前戦では良いリズムで、冷静なボクシング、カウンターでダウンを奪っての2RTKO勝利を挙げています。

神垣はリングを大きく使いながらも手数を多く出せるタイプのボクサー。動きもキビキビとしていて良いですね。前戦は初回にダウンを奪いましたが、そのことで腹が据わった鈴木の猛攻を受け、3者3様のドロー、優勢点でこの全日本新人王決定戦に出場。左フックのタイミングの秀逸さの他に、諦めない根性を見せた一戦でもありました。

前戦だけ見ると、やはりあの坂間の倒し方にものすごく強さを感じてしまいます。ここは予想としては坂間優位となりそうですが、ここまでKO勝利のない神垣もタイミングを持っているボクサーなので、油断すると危ないかもしれません。

 

フライ級(川村棄権により中止)

川村栞太(KG大和)4勝(3KO)1分

vs

森野大地(フュチュール)3勝(2KO)1敗

長身の川村は、前戦を初回TKOで勝ち上がってきました。まだ荒削りな分、大きな可能性を感じるボクサーで、もっとリーチを活かした戦いができれば化けそうな感じもします。

対して森野は強引にブンブン振り回す、という最近見かけなくなったタイプのファイター。

これは打撃戦が期待でき、本当に面白い試合になりそうな予感がしていましたが、川村がこの試合を棄権。

コロナ罹患で準備が整いそうにない、ということなのでしょうか?もしくは怪我か?

いずれにしろ、非常に残念。これは再マッチアップしてほしい一線ですね。

 

スーパーフライ級(山下抗原検査陽性により中止)

篠田将人(野口)4勝(3KO)無敗

vs

山下陸(六島)6勝(3KO)1分

私的メインイベントの無敗対決。

篠田はガッチリとした体躯を持ち、ボディムーブも良く、一発が重いファイタータイプ。フィジカルも強いのでしょう、剛腕という言葉がよく似合うこのボクサーは、前戦では長身ボクサーを追い回し、左ストレートをヒットして3RTKO勝利。

対して山下もフィジカルの強さを持ったボクサーで、こちらは手数が旺盛で、前戦ではディフェンス勘の良さを見せ、ブロッキングが非常に機能した戦いぶりを見せてくれました。ラッシングスタミナ、勝負どころの嗅覚に優れた山下は、前戦3R、連打でTKO勝利。

ともにファイタータイプ、ハートもフィジカルも強いもの同士の一戦。

一発のパンチに勝る分、やや単発になってしまう篠田と、回転力とパンチのアングルに優れる山下とでは、大激闘必至でしょう。

自分の得意とする分野で、どのように相手を上回れるか。

いずれにしろ、このどちらかのボクサーを応援している人にとっては、心臓に悪い一戦になるような気がしますし、打ち合い大好きなファンにとっては非常に面白い試合になると思います。

ちなみに私は山下陸を応援しており、ボクシングファン歴四半世紀以上にして初めてこの全日本新人王決定戦を現地観戦しに行くことにしました(笑)

なぜこれまで現地観戦に行かなかったか、というと、全試合しっかり見たいので、録画して何回かに分けて見るんですよね。今回はまあ、頑張って見ます。

試合前日の抗原検査で山下陸に陽性反応、試合中止が決定したそうです。すぐにDMで連絡をくれました。

残念ですが、こればかりは致し方ありません。体調に問題はない、との事なので、またホールで見れる事を楽しみにしておきます。

 

バンタム級

梅津奨利(三谷大和)6勝(6KO)無敗

vs

平井乃智(寝屋川石田)5勝(1KO)1敗

この梅津に関しては、過去、私の応援しているボクサーに勝ったことがあるので、以前から見ているボクサー。パンチングパワーはさることながら、そのアグレッシブな姿勢も素晴らしく、非常にスケールのあるボクサーですね。前戦もそのアグレッシブさを武器に3RTKO勝利。ストップ直前は獣のようでした。

対して平井は巧さのあるボクサー。スムーズなボディムーブ、スイッチを繰り返し前進する変則なタイプのボクサーで、こちらもアグレッシブです。前戦は中部のホープ、美濃を相手に前進と手数で押し切り、スプリットの判定勝利。評価の高い美濃を退けた一戦は、平井にとても大きな肥やしになったはず。

これもまた楽しみな一線です。平井はハードパンチャー梅津に対しても近接戦闘を仕掛けるのか。平井の近い距離でのステップワークは梅津に機能するのか。梅津は序盤から猛攻を仕掛けて来ることが予想されますが、それを平井が凌げば非常に面白くなります。

それとも、真正面からぶつかる以外に作戦を練り上げてくればこれもまた面白い。

 

スーパーバンタム級

高橋烈(KG大和)4勝(2KO)無敗

vs

平野岬(三松スポーツ)5勝(2KO)1敗

しっかりとしたアマ経験を持つ無敗の高橋は、離れたところではノーガード、接近戦ではガッチリとガードを固める事のできるボクサー。中・長距離での戦い方と、接近戦での戦い方を使い分けるという対応力の高いボクシングを展開します。前戦では愚直な海野に対してマジョリティの判定勝利をしています。

対して平野はカウンターを武器とするアウトボクサーに見えましたが、やや消極的な印象でした。前戦はダウンを奪い、余裕を持っての判定勝利。

離れた距離でも178cmという身長の高橋に分があると感じてしまうのですが、そうなった時に平野は攻めきれるのか。平野は前戦で見せなかった強さを見せる必要がありそうです。

フェザー級〜ミドル級までの西軍代表決定戦の観戦記

【観戦記】2021年度西軍代表決定戦!全日本新人王への予習、Part2 - 信太のボクシングカフェ

フェザー級〜ミドル級までの東日本新人王決勝戦の観戦記

【観戦記】2021年度東日本新人王決勝戦!全日本新人王への予習、Part4 - 信太のボクシングカフェ

フェザー級

渡邊海(ライオンズ)6勝(2KO)無敗

vs

岩下千紘(駿河男児)3勝(2KO)無敗

渡邊は前戦を10秒で決めてしまったので、正直計りかねています。ただ、開始早々勝負をかけてきたハードパンチャー吉田をいなし、素晴らしいタイミングで右を当てたクレバネスというものは本当に素晴らしい。

岩下も西軍代表決定戦は相手選手の棄権により不戦勝、試合感覚としては約半年空いており、その間の成長が気になるところ。前手を上手く使うことができ、カウンターも上手く、4回戦のグリーンボーイとしてはかなりの総合力の高さを感じます。

この一戦はなかなか想像しづらいですね。

どちらかが突っかかっていく、というよりも、お互いの持てる全てをぶつけあう、ハイレベルな攻防が見れそうです。

 

スーパーフェザー級

李鎮宇(角海老宝石)7勝(3KO)無敗

vs

山名生竜(HKスポーツ)2勝(1KO)無敗

基本的技術が高く、非常に安定感のあるボクサー、李鎮宇。前戦ではしっかりと掲げたガード、素晴らしいプレスから自然に踏み込んでボディを幾度もヒット、そしてフィニッシュは顔面に持っていくという仕組まれたような戦法で最終回TKO勝利を上げました。

対して山名はまだ2戦というキャリアながらリズム感がよく、少々荒削りなところがありますがその分伸びしろも多そうなボクサー。前戦ではダウン応酬の激闘を制し、気持ちの強さも見せてくれました。

テクニックもあり、フィジカルが強く、アマ経験も豊富な李に分がある事は間違い無いと思います。しかし20歳と若く、勢いもある山名も侮れる相手ではありません。

個人的にはうどん県出身のため、うどん大好きな李鎮宇を応援するのですが、山名が前戦から2ヶ月半で、どれほどの成長を見せるかにも注目したいと思います。

 

ライト級

柳堀隆吾(花形)7勝(1KO)2敗

vs

伊集院嵐(SFマキ)3勝(1KO)1敗1分

柳堀の「柳」は旧字体なんですけど、PCで出ないので「柳」の文字にて。

サークリング、距離感が良く、良いジャブを持っている柳堀。前戦では僅差ながらも池上をアウトボックス、終盤は打ち合いに転じるという強気な面も見せてくれました。

対して伊集院はどっしりとした構えから、貫通力のあるジャブを突くボクサー。ややファイターよりのボクサーファイターのように思いますが、この動き回らないスタイルは個人的に推したいタイプ。

軽いジャブをポンポンとはなっていくアウトボクサーらしいアウトボクサーである柳堀、一発一発、ミットやサンドバッグを打つように強いジャブを放っていく伊集院。

ともにジャブが特徴的な両者、序盤の左の差し合いに注目。

 

スーパーライト級

関根幸太朗(ワタナベ)2勝(2KO)無敗

vs

山下玄輝(結花)4勝(2KO)2分

非常にエキサイティングなボクサーである関根。前戦でも初回開始後にダッシュで相手に近寄って強振、ダウンを奪った後もダッシュで襲いかかっていきました。結果、初回KO勝利を上げた関根、このボクサーは本当に魅力がたっぷり。

対して山下はディフェンス面に課題はあるものの、こちらもアグレッシブなボクサーです。コンビネーションや上下の打ち分けはよく、前戦でもダウンを奪っての判定勝利。今回の一戦は、「打たれる前に打つ」のか、それともディフェンス面を向上して関根のハードパンチを殺すのか。

これはなかなか目の離せない激闘になりそうですが、やはりパワーにもスピードにも秀でている関根の優位予想となりそうです。

ウェルター級(横内棄権により中止)

横内龍也(一力)2勝(1KO)無敗

vs

平安山太樹(ナカザト)5勝(4KO)1敗

かなりがっちりとした体つきの横内、その体の通りフィジカル、パワーに秀でている印象。前戦では早々に早期決着を予想させる立ち上がりでしたが、対戦相手芦沢のがんばりにより判定勝利。接近戦でのラッシングパワーは非常に見ものですが、スタミナ面(というかスタミナ配分)、流れを引き戻す戦略面は課題でしょうか。

対して平安山(へんざん)もがっしりとした体つき、見るからにパワーがありそう。前戦では長身の相手にやや攻めあぐねるも、左ボディ一発で効かせてからは一気に試合を決めてしまいました。

これはパワーvsパワー、極上のちから比べとなりそうな一戦。

KO決着必至、4R終了のゴングは鳴らないでしょう。

と思っていたら、開始のゴングも鳴らないようです。。。横内が棄権。

 

ミドル級(草村棄権により中止)

草村龍弥(角海老宝石)3勝(3KO)無敗

vs

宮本康平(真正)5勝(5KO)1敗1分

190cmという恵まれた体躯から繰り出すハードパンチを持つサウスポー草村。このボクサーのポテンシャルはまだ底が知れません。

前戦でも右フック一発で会場をどよめかせ、攻め入った相手に右フックカウンターを合わせて初回TKOで勝利。

そして相手の宮本もKO率の通りのパンチャー。前戦ではやや不運なダウンを喫し、ややラッキーなダウンを奪い返し、最終的には右ストレートをヒットしたあと連打で倒しきってしまうというとんでもない試合。

前戦を初回KOで制した者同士、KO決着を予感させる一戦でしたが、草村がコロナ罹患により棄権。残念ながらこの試合は中止となってしまいました。

日本のミドル級を担う事になるであろうボクサーたち。宮本はこれで全日本新人王となり、ランキングを獲得でき、今後の展望も開けるはずですが、草村はまだ4回戦(4回戦で4勝しなければ6回戦に上がれません)。果たしてこんなに強いボクサーに、今後対戦相手は現れるのでしょうか。。。キャリアの停滞が一番の敵かもしれません。

 

 

放送・配信

この試合は、日テレG+で2/6(日)14:00〜生放送です。新人王戦は試合数が非常に多いので、本当は録画して見るのが正解だと思っていたりもします。

私は現地観戦ですが、おそらくさほど集中して見れないので、帰って録画をチェックします。

ちなみに前日2/5(土)も日テレG+でボクシングが生中継、「呪われた」バンタムが「黄金色」に輝く瞬間となるはずの、日本バンタム級王座決定戦。こちらも注目。

ということで週末、日テレG+さん、お世話になります!!

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