信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プレビュー】ローレンス・オコリー!東京五輪金、ガラル・ヤファイも登場のDAZN!

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実はまだホルヘ・リナレス敗戦のショックから立ち直れていません。

リナレスはまだ続けるそうですね。これについては、感じないところがないわけではありませんが言及はせずにおきます。ただ一つ、無駄にダメージを負わないように頑張ってもらいたいです。

さて、そんなリナレス戦での心の傷も癒ぬまま、週末も国内外で注目興行。

2/26(現地時間)はイギリス、アメリカそれぞれで注目興行です。

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明けて2/27(現地時間)、イギリスでは引き続き注目興行。これは、ジョシュ・テイラーと日程をずらした、ということなのかもしれません。

長身痩躯の怪物パンチャー、ローレンス・オコリーがロンドンのO2アリーナに登場です。

2/27(日本時間2/28)イギリス・ロンドン

WBO世界クルーザー級タイトルマッチ

ローレンス・オコリー(イギリス)17勝(14KO)無敗

vs

ミハル・チェスラック(ポーランド)21勝(15KO)1敗1NC

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ウシクの4団体統一以降、やや低調と思われるこのクルーザー級に、再び光りを取り戻してくれるのはこのローレンス・オコリーだと信じています。このローレンス・オコリーは、個人的な推しボクサーの1人です。

身長196cm、リーチ210cm(BoxRecより)という痩身長駆のボクサーは、理不尽な一撃を持つクルーザー級のデオンテイ・ワイルダーと言って良いでしょう。

本家ワイルダーよろしく、ボクシング競技を開始したのは遅く、確か最初はダイエット目的でボクシングジムに通ったのがはじまりだとか。早々に才能が開花したオコリーは、2017年のプロデビュー後連戦連勝。2018年2月にはWBAコンチネンタルのタイトルを獲得し、同年6月にコモンウェルスのタイトルを奪取、同年9月にBBBofCのタイトル獲得と、次々と地域タイトルをコレクトしていきました。

 

その防衛戦をかさね、2019年10月にはEBUヨーロピアンタイトルを獲得、その後2020年12月に当時無敗のニコデム・ジェゼウスキ(ポーランド)を2Rで退けてWBOインターナショナルタイトルを獲得すると、2021年3月に当時空位のWBO世界クルーザー級王座決定戦へ出場しました。

対戦相手は、クリストフ・グロワキ(ポーランド)。2016年にオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)にタイトルを奪われてはいるものの、2018年にはWBO暫定王者に復帰。オコリー戦前にはマイリス・ブリエディス(ラトビア)にタイトルを奪われてしまうものの、この一戦はブリエディスの肘打ち、レフェリーが終了ゴングに気付かない等荒れに荒れ、物議を醸した一戦ではありました。

 

そんなグロワキを圧倒的に降し、見事世界初戴冠を果たしたローレンス・オコリー。

ワンパンチフィニッシャーでもあり、チャンスと見るや非常に雑に攻める姿勢も見せますが、基本的にはジャブを突き、意外と冷静に戦える良いボクサーです。

↓オコリーvsグロワキの観戦記

【観戦記】圧巻の新旧交代劇、ローレンス・オコリーvsクリストフ・グロワキ。 - 信太のボクシングカフェ

 

そしてそのタイトルを2021年9月にディラン・プラソビッチ(モンテネグロ)を相手にこれまた圧巻の初防衛、今回の一戦を迎える事になりました。

現在8連続KO勝利中と勢いがあります。

さて、対戦相手のミハル・チェスラック。こちらも身長190cm、リーチ201cm(BoxRecより)とクルーザー級で体格に恵まれている方、と言って良いでしょう。

一つの無効試合は2016年、ニコデム・ジェゼウスキと戦った時のもので、一つの敗北は2020年のWBC世界クルーザー級王座決定戦で、イルンガ・マカブ(コンゴ)に喫したものです。

 

ミハル・チェスラックという名前は、マカブとの王座決定戦の時に初めて聞いたような記憶がありますね。ポーランドのボクサーの名前は、クルーザー級ということも相まってこの極東の国にはなかなか聞こえてきません。(尚、当時その試合は見ていません。)

さて、チェスラックの映像を確認。

なかなか体躯には恵まれてはいますが、どちらかというとフック系のパンチャー。東欧系に多いフィジカルを活かしてグイグイとプレスをかけていくファイタータイプのようですね。ただ、もちろんステップワークもできるので、ただ前に出るブルファイターとは違います。

軽いストレートの連打を打って強いフックを振り回したり、とコンビネーションも打てますが、どちらかというと中に入りながらボディから顔面へ返す、というのが基本パターンに見えます。チェスラックのストロングポイントは攻撃にあり、後退すると良さが消えてしまうイメージ。

 

オコリーはこの挑戦者を、懐に入らせないようにしなければいけません。

それにはまず長いジャブ、入り際にストレートやアッパーで止める、もしくはフックで回す。

近い距離で連打のでるチェスラックの的確さが如何程か、によりますが、近い距離での打ち合いはオコリーも非常に雑になるので、危険がありますね。

ともあれ、ここはオコリーに力の差を見せつけてのノックアウト防衛を期待したいところです。そしてオコリーの目指す4団体統一への道のりを歩き始めてもらいたいですね。

アンダーカード!

DAZNは、いつも試合順がよくわかりません。どの試合から放送されるのかも、よくわかりません。

なので発表されているアンダーカードで、興味深いものをピックアップしておきますが、これの全てがDAZNで放送されるか、というと違うと思います。DAZNのアンダーカードは、Youtubeで配信される場合がある(ライブのみでアーカイブは残らない)ので、チェックしてみてください。

 

まずはフランスのコンテンダー、カリム・ゲルフィがイギリスのプロスペクト、ジョーダン・ジルとEBUヨーロピアン・フェザー級タイトル戦。

その他、先日リアム・スミス(イギリス)とのサバイバル戦に敗北してしまったアンソニー・フォウラー(イギリス)はポーランドのルーカス・マシエクとミドル級戦。フォウラーがミドル級に転向(前戦まではスーパーウェルター級)なのかどうなのかはわかりません。

後はヘビー級のプロスペクト、ファビオ・ウォードリー(12勝11KO無敗)も登場します。

そして、話題をさらっている(?)のがガラル・ヤファイのプロデビュー戦。元世界王者、カリド・ヤファイの弟・ガラル・ヤファイは、東京オリンピックのフライ級コンテストで金メダルを獲得し、兄と同じく世界王者を目指すようです。

 

このプロデビュー戦は異例、WBCインターナショナル王座の決定戦という位置付けになっています。対戦相手はカルロス・バド・バウティスタ(メキシコ)というボクサーで、10勝(3KO)4敗1分の25歳。

戦績だけ見ると、キャリアこそあれ怖さのあるボクサーではないので、ヤファイ陣営は良い相手を選んだな、という感想になりますが、敵地で、名のある相手、こういう時のメキシコ人(とフィリピン人)は侮れません。

オリンピックボクシングとプロボクシングはまた違った競技。ヤファイは既に29歳と、キャリアを急がなければいけませんが、この一戦はヤファイのパフォーマンスに要注目ですね。

そしてリッキー・ハットンの息子、キャンベル・ハットン(イギリス)もプロ6戦目に臨みます。前戦、初のKO勝利(5勝1KO無敗)を上げたハットンの息子は、ここからまた注目を集めることができるのでしょうか。ちなみに、今までの相手は負け越しのボクサーか、勝ち負けの数が同じというボクサーが相手でしたが、今回はかろうじて勝ち越しているジョー・ダッカー(とはいえ9勝2KO8敗2分/イギリス)が相手。

かなり大切に育てている感はありますが、こういう2世ボクサーにはどこかで芽吹いてほしいものです。で、数年後にマニー・パッキャオの息子と戦うとか。

 

放送・配信

書き出してみればなかなか興味深いマッチアップが多い、という今回のDAZN興行。

放送日時は、DAZNジャパンのサイトを見ると日本時間で2/28(月)AM2:00から。【注意!日曜深夜です!】向こうの時間で結構早くから中継があるようです。現地時間は日曜日だから?

メインカードのリングウォークは4:30以降と記載。ただ、イギリスの某サイトではメインのリングウォークが21:00との記載があったので、そうなると日本時間ではAM6:00。4:30からスタンバると、かなり待つかもしれませんね。

私は情報遮断して当日の夜にでも見ようかな、と思っていますが。

 

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