信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【観戦記】ローマン・ゴンサレスvsJCマルティネス!スーパーフライに波乱は続くか?

フリオ・セサール・マルチネス、体重超過!

WBC世界フライ級王者である「エル・レイ」マルティネスの、スーパーフライ級初戦での体重超過は、本当に残念なものでした。

いつもよりウェイトコントロールは楽なはずですが、やはりメキシカンは信用に値しないボクサーが多いです。体重制の競技であるということをあまりにも気にしない、というべきか。

そんなルールを犯したマルティネスと戦う事になってしまった我らがロマゴン、とにかく負けないでもらいたい。

ということで今回は、ローマン・ゴンザレスvsフリオ・セサール・マルティネスをメインに据えた、DAZN興行の観戦記です。

 

↓プレビュー記事

boxingcafe.hatenablog.com

 

3/5(日本時間3/6)アメリカ・カリフォルニア

とりあえずおかえり、ディアマンテさん。リングアナ、ディアマンテがこの興行から復帰です。今日は時間があまりないので、セミ、メインを視聴。

 

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セミファイナル・フェザー級10回戦

マウリシオ・ララ(メキシコ)23勝(16KO)2敗1分

vs

エミリオ・サンチェス(アメリカ)19勝(12KO)1敗

地元カリフォルニアのサンチェスを迎える、ジョシュ・ウォーリントンから大金星を挙げたララ。ララの方が声援が大きいか?メキシコ国旗を踊りながら振る、熱烈なファンもいますね。

初回のゴング。

鋭いジャブ、鋭い左フックを放っていくのはサンチェス。ララも左アッパー、左フック、いきなりの右ストレートで反撃。まだともに単発、様子見の段階を出ません。

中盤に入るとコンビネーションを放っていくララ、左フックから強いショートの右ストレートをヒット!カウンターとなったこのパンチでサンチェスは早くもダウン!!

立ち上がったサンチェスに猛烈に襲いかかるララ、体が半回転するほどの思い切りの良いパンチで詰め寄ります!この思い切りの良さこそ、ララの驚異!

 

それを何とか駕いだサンチェスは、後半にはララをロープ際に詰めて反撃!強烈な右アッパーのトリプルをヒットして反撃します。

いきなりの大激戦!!試合はKO決着濃厚です!

2R、サンチェスのジャブにあわせて右クロスをヒットしたララ。ともにいかにして強いパンチを打ち込むか、を考えて距離を探り、相手の出方を探る時間が続きます。

ややアクションが落ち着いた中盤、サンチェスがまたも右アッパーをヒットさせると、ララは左右のフックで反撃。

後半に目立つのはララの思い切り振り抜く右フック!このパンチで何度もサンチェスはぐらつかされ、終盤にはサンチェスの左フックへのカウンターとなってヒット!サンチェスが後退したところでゴング!

大激闘ながら、ここまではララが打ち勝っています。

 

3R、サンチェスは特に左ガードを気をつけている感じ。ララの右フック対策です。

前ラウンドで頭を注意されたこともあって、サンチェスの突進力は控えめにはなりましたが、途中見事な右カウンターをヒット、そして左フックを起点としたラッシュを見せて会場を沸かせます。ちょっとララは効いているのか、足取りが怪しい。

もつれ込んで倒れてしまった後も、立ち上がる際レフェリーに助けを求めて時間稼ぎ。

これで少し回復したのか、ララは右フック、左フックをヒットしてサンチェスが後退したところでラッシュ!終了ゴングと同時に右フックをきれいにヒット、膝から崩れ落ちたサンチェスを見てレフェリーがストップ!!

何という劇的な幕切れ、素晴らしいノックアウト!!

やっぱりマウリシオ・ララのパンチングパワーは素晴らしい。この思い切りの良さは誰が相手でも何かを起こせる雰囲気を持っています。ただ、被弾も多く、効かされた場面もあって危なっかしい面もあります。決して打たれ強くはないでしょうし、ディフェンス面は改善すべき余地がたくさんあるとは思います。

 

それを差し引いても、この攻撃力は魅力たっぷり、非常に試合がおもしろいボクサーですね。

フェザー級戦線をかき乱せる力の持ち主であり、面白いボクサー、マウリシオ・ララ、今後の動向にも注目です。

 

映像にはカネロが映って大歓声。チームメイトのJCマルティネスを激励に来たようです。なんだかやっぱりチーム・レイノソはブラックにしか見えません。

メインイベント

ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)50勝(41KO)3敗

vs

フリオ・セサール・マルティネス(メキシコ)18勝(14KO)1敗2NC

メイン前のリング、カネロがリング上でインタビューを受けています。ビボル戦についてのようです。

UPCOMING FIGHTS ON DAZN、4/9GGGvsMURATAも紹介されています。いよいよ、実現するのですね。ライアン・ガルシアvsエマニュエル・タゴエと同じ日の興行ではありますが、安心してくださいアメリカの皆さん、時差がありますので両方見れますよ。と、伝えたい。

 

試合前データ紹介で、ラウンドごとのパンチ数、ヒット数、パワーパンチのヒット数においてNO.1だと紹介されるローマン・ゴンザレス。とにかく手数も多く、当てるのも巧いですからね。

そしてリングに戻ると、WBCダイヤモンドベルトが掲げられています。マルティネスが体重を作れなくても、このどうでも良いベルトは賭けられるようですね。ロマゴンが勝った場合のみ、といういつもの事だとは思いますが、体重制の競技とはいったい。。。真面目な者が損をする、このボクシング界の風潮は何とかしてもらいたい。

メキシコからほど近いサンディエゴ、マルティネス人気は当然のこととして、ロマゴンにも多くの声援が起こります。そして日本人のほとんどは、ロマゴンを応援しているはず。(私はリアルタイムではないですが)届け、この応援!

ということで初回のゴング。

チョコレート色のグローブのロマゴン、ガードを固めて頭を振ってプレス。マルティネスは初っ端から強めにパンチを放っていきます。

 

チョコレート食べたくなったので食べながら見ることにします。

ロマゴンの流れるようなコンビネーションはまだ出ませんが、やはりそのパンチは非常にコンパクトで、的確です。マルティネスはいつもどおり強振、「バンタム級」の強打をガードの上からでも叩き込みます。

2R、このラウンドもガードを固めるところからスタートしたロマゴン。相変わらずコンパクトに攻めますが、どうもパンチの見栄え自体はマルティネスに分がありそうな感じがします。

マルティネスはアッパー系のパンチによく力を込め、これが前傾姿勢をとるロマゴンにとっては脅威。ロマゴン、手数も回転力もいつもより出ていない気がするのは気のせいでしょうか。

3R、マルティネスのパワーパンチをよくガードしているロマゴン。打たれたらすぐ打ち返すロマゴン、どんどん手数も出てきましたし回転力も上がってきました。

そう、いつものロマゴンになってきました。

 

打てば倍、返される。それが、ローマン・ゴンサレスというボクサーです。

4R、強いパンチを放ち、時折スイッチも織り交ぜながら距離をキープしようとするマルティネス。ロマゴンのプレスに少々押されているようにも見えます。

ショートの距離では確実にロマゴン、ロマゴンのパンチはコンパクトで回転力があり、マルティネスは大振りで連打が難しい。

後半にかけて、マルティネスはこいこいというジェスチャーでロマゴンを挑発しますが、マルティネスはロマゴンのディフェンスに阻まれ、ロマゴンのコンパクトなコンビネーションは度々マルティネスにヒット。

観客席が映りますが、マイキー・ガルシア、バム・ロドリゲス、デビン・ヘイニー、カネロ。そうそうたるメンバーがこの会場に来ています。

5R、ロマゴンはリズムが出てきました。そしてそれに伴い、ジャブもよく出るようになってきました。お手本のような、非常にモーションの少ないジャブ、ワンツー、ガードもすぐに戻してマルティネスのリターンを喰いません。

6R、ロマゴンは本当にバランスが良く、このバランスこそが連打を可能にしているのでしょう。マルティネスの強打はまだまだ恐ろしいものですが、このロマゴンにかかれば安心して見ていられます。

 

次々と入るロマゴンのコンビネーション、そのほとんどがブロックの上か空振りのマルティネスの強打。

ラスト30、ロマゴンの左アッパーで顎を跳ね上げられたマルティネスはぐらつきますが、そこからまさかの連打で反撃。このマルティネスも勿論並のボクサーではありません。

しかし、もう限界は近いのかもしれません。

7R、ロマゴンはプレスを強め、これまでよりもパワフルなパンチで攻めます。それでいてパンチの戻しは早く、ガードが乱れないから相手としたら嫌なことこの上ありません。

マルティネスも終盤攻め続け、意地を見せますが、やはりどのパンチもクリーンヒットはほとんどなし。

8R、プレスをかけるロマゴンを、強いパンチで迎え撃つマルティネス。それでもロマゴンはプレスをかけ続け、マルティネスを休ませません。

マルティネスはいつもその荒々しい強打を武器に、プレスをかける側ですが、かけられている気分はどうか。いつも以上に疲れてしまうかもしれません。

 

9R、このラウンドも、前ラウンド同じくロマゴンの手数はさほど多くありませんが、そのパンチはタイミングが非常に的確、マルティネスが嫌がるタイミングで打っています。

特にマルティネスの打ち終わりの右ストレート、このタイミングは素晴らしい。

終盤は打ち合いとなり、ロマゴンも体力を使ってラッシュ。ここでもやはり的中率は大きくロマゴン、完璧です。

10R、このラウンドもロマゴンがプレスから攻勢、マルティネスは時折強いパンチを返す事が精一杯。おもにロープからロープへ逃れ、強いワンツーを返してはいるものの、かなりジリ貧。

11R、それでもまだ、マルティネスのパンチは死んでいません。或いは、ロマゴンのパンチではダメージを与えきれないのか。

序盤、マルティネスは力強いコンビネーションを見せますが、その後はロマゴンの独壇場。ブロッキングしてはそのコンビネーションは的確であり、マルティネスは挑発こそするもののそれ以上は何もできません。そしてロマゴンは、いつまでも冷静で、集中力を切らしません。

ラストラウンド、とにかく思い切り振るマルティネス。勝負を諦めないハートだけは認めたい。ロマゴンにとっても最後まで気が抜けない展開ですが、見ている方にとっては横綱相撲にすら感じます。

終盤、グロッギーにすら見えるマルティネスですが、ガードは全くなくなっても打ち返してきます。ものすごい執念、根性。

 

打ちに打たれたマルティネスでしたが、何とか最終ラウンド終了のゴング。

勝負は判定へと持ち込まれました。

判定は、118-110、117-111、116-112のユナニマス判定でローマン・ゴンサレス!

個人的には、116-112がメヒコ判定と思われるくらいの圧勝だったと思います。117-111も怪しい。どうマルティネス贔屓に見ても、序盤2Rをマルティネスに与えるのが関の山で、フルマークのロマゴンでも全くおかしくないと思うほどでした。

ともあれ、ローマン・ゴンザレスはファン・フランシス・エストラーダ戦での敗戦からの復帰戦に勝利。あのエストラーダ戦でも、敗北したかどうかは怪しかったですが。

1階級下とはいえ、マルティネスの思い切りの良い強打、そして体重超過、勢い、そのすべてが波乱を起こす要素を持っている、と思っていましたし、ここ最近のスーパーフライの世代交代の波は止められないかもしれない、との思いもありました。

順当な勝利とはいえ、このロマゴンの圧勝劇は非常に嬉しい。

いやー、本当に嬉しい。

そして、安心もしました。やっぱりロマゴンはまだまだスーパーフライのトップです。

 

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