信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

ライトフライ級の今後はどうなる。世界王者とそれを狙うランカーたちをリストアップ。

日本のお家芸ともいえるライトフライ級。

3/19(土)にはWBCタイトルをかけて、王者矢吹正道(緑)と前王者である寺地拳四朗(BMB)が雌雄を決しますが、このWBCタイトルに限って言えば実に3戦連続で日本人同士のタイトルマッチです。

コロナのせいと言えばそれまでですが、コロナに過剰な反応を示す日本政府の施策、海外では需要の少ないライトフライ級であること、そして日本人に挑戦資格を有するボクサーが多い、と様々な要因が絡みついている、と言えます。

個人的には「日本人対決は少なくて良い」と思っているので、そろそろこのタイトルも海外での戦いに出してほしいと思いますし、いくら映像が発達しているとはいえ日本国内に留まっていると、世界王者となったボクサーもさほど評価を受けづらいとも思います。

さて、今回のブログでは、日本という極東の国を中心に回るライトフライ級、世界のトップ戦線についてです。

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WBAスーパー王者

京口紘人(ワタナベ)

京口は現在、このライトフライ級において唯一の「無敗」の王者で、リングマガジン認定王者。世界的な評価としては、この京口は最も上、と見て良いのではないでしょうか。

2018年12月末にヘッキー・ブドラー(南アフリカ)を10R終了TKOで降し、先輩王者だった田口良一の仇討ちと共にIBFミニマム級に次いで2階級制覇を成し遂げた京口。

ただ、この在位約3年3ヶ月のうちに、防衛回数は3度とリングへの登場は活発ではありません。

2019年こそ2度の防衛に成功しますが、その後はコロナのパンデミック、自身のコロナ罹患により試合が流れ、3度目の防衛戦は1年5ヶ月のブランクを作ってのアメリカ登場。

この防衛戦で勝利した後、幾度か当時のWBO王者エルウィン・ソト(メキシコ)やレギュラー王者エステバン・ベルムデス(メキシコ)との統一戦が持ち上がるも、決まらず。

 

どうやら京口自身の怪我に問題があったようだと報告されたのは、つい最近の話です。

現在は怪我を治しつつトレーニングに励んでいるようで、その姿は自身のYoutubeや谷口将隆(ワタナベ)、宇津木秀(同)のセコンドとしても見ることができ、現在のワタナベジムの精神的支柱を担っているのではないかと思われます。

WBAレギュラー王者

エステバン・ベルムデス(メキシコ)

そんな京口と団体内統一戦を指示されながらも随分と待たされ、結局破談となってしまったベルムデス。2021年5月、下馬評不利だったように記憶していますが、カルロス・カニサレス(ベネズエラ)を6Rでノックアウトして見事初戴冠。

試合を決めたのは、カニサレスのスキルを凌駕したベルムデスのパンチングパワーでした。

このボクサーは京口とは非常に噛み合いそうな予感ですね。

京口との統一戦が白紙となってしまったため、ベルムデスにオーダーされたのは前王者のカニサレスとの防衛戦。ダイレクトリマッチになります。

 

この勝者が京口との統一戦に臨むことになっていますが、日程がまだはっきりとしていないと思います。当初、2022年2月26日と謳われていましたが、この試合が行われた形跡はなく、日程の情報はありませんでした。

勝ち方的には、再戦が行われればベルムデスの順当勝利が妥当なように思えます。

とにかく日程を決めてもらいたいですね。ともに1年のブランクとなってしまいそうです。

ともあれ我々としては、この試合が早く行われることと、京口が負傷から早々に回復することを祈るのみです。

WBC王者

矢吹正道(緑)

3/19(土)、前王者寺地拳四朗(BMB)とのダイレクトリマッチ。

↓プレビュー記事

boxingcafe.hatenablog.com

 

 

このブログを読むタイミングによっては、もう終わっているかもしれない一戦です。

矢吹が勝てば、今度こそマッチルームとの契約が見え、そうなれば統一戦への道が拓けます。そして拳四朗が勝利した場合でも、マッチルームが食指を動かすことは実は大いに考えられると思っています。

矢吹、拳四朗、いずれが勝つにせせよ、ぜひ海外で戦ってもらいたい。

IBF王者

フェリックス・アルバラード(ニカラグア)

リングマガジンによると、京口に次いで評価の高いのはこのアルバラード。リングマガジンのランキングは1位になっています。

王座戴冠は2018年10月末のことなので、京口と同時期、防衛戦は2度にとどまります。(こちらは2019年に1試合、2021年に1試合の防衛。もう一戦2021年にしていますが、防衛戦の相手がビザの問題でリングに上がれず、代役とノンタイトル戦を敢行。)

 

2013年に井岡一翔、2014年にファン・カルロス・レベコに連敗して戴冠を逃したことはもう遥か昔の出来事で、それ以来19連勝、世界奪取以降に限っても4戦して4勝(3KO)とその強さを発揮しています。

空振り、被弾も多く、穴も非常によく見えるタイプの王者ですが、それを補って余りあるパンチングパワーを有し、この戦い方で円熟期を迎えているアルバラード。敗戦はプロ3年目とか4年目の出来事なので、もしかしたら今が一番強いのかもしれませんね。

2022年2月に防衛戦を予定していましたが、IBFからの承認が得られずやむなく中止。IBFは指名戦をオーダーしているので、次戦は23歳、10勝9KO無敗のプロスペクト、シベナチ・ノンシンガ(南アフリカ)との指名防衛戦となりそうです。

これはやばいワンパンチ・フィニッシャー同士の一戦。

 

WBO王者

ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)

2021年10月、前王者エルウィン・ソトを見事なアウトボックスで降し、王者となったジョナサン・ゴンサレス。サウスポーで、足が速く、非常にディフェンス勘に優れた戦い方を見せたゴンサレスは、非常にやりにくい王者です。

かつて田中恒成(畑中)をダウンさせたこともあり、KO率もそこそこで、パンチもない方ではないと思いますが、ソトのようなプレッシャーファイター相手には非常にディフェンシブに戦い、ほぼ完璧に捌き切って見せました。

この勝利の後、「王座統一戦を熱望している」と答えたゴンサレスは、年明けに初防衛戦は「日本人かメキシコ人」と発表しています。是非とも日本人挑戦者の挑戦を受けてもらいたいところですが、まだ発表はありません。

ちなみにWBOのトップコンテンダーは、加納陸。挑戦の可能性は大いにありそうですが、加納の前戦のパフォーマンスを見ればやや厳しいかもしれません。

 

コンテンダー!

日本人世界王者にとって、最も脅威だと思っていたジェシー・ロドリゲス(アメリカ)は去りました。一気にスーパーフライ、それもあのカルロス・クアドラス(メキシコ)に対してあのように勝利を挙げた様を見ると、やはり脅威でしたね。

WBAの1位には、元暫定王者のダニエル・マテヨン(パナマ)が居座っています。かつて矢吹正道に判定勝利をあげたボクサーは、本来であれば指名挑戦者のはず。しかし未だお声はかからず、レギュラー王者ベルムデスはカニサレス戦との噂です。

3位には4勝全KO無敗のハサンボーイ・ダスマトフ(ウズベキスタン)はリオ五輪金、プロ3戦目でWBAインターナショナル王座獲得と怖い存在ですが、上位ランクはWBAのみで世界はまだもう少し先かもしれません。

オーグスティン・ガウト(アルゼンチン)もいますが、このボクサーは最近ライトフライで戦っていません(WBA6位、IBF4位、WBO2位はいずれもライトフライ級でランクイン)。どうするつもりかはわかりかねますね。

他にはヘッキー・ブドラー(南アフリカ)が意外としぶとく(失礼)上位に残っていますが、これはちょっと謎。あまり怖さはありません。

 

怖いといえば前述のシベナチ・ノンシンガ(南アフリカ)からダウンを奪ったこともあるクリスチャン・アラネタ(フィリピン)は怖いボクサーで、21勝中17KO(2敗)というハードパンチを持ち、いつでもどこでも誰が相手でもアップセットを起こしそうな雰囲気を持っています。

KO率でいえば抜群のKO率を誇るのがタイのタノンサック・シムシー。グリーンツダとの契約選手で、21勝(19KO)という強打者。かつて京口紘人の挑戦者として来日しましたが、京口がコロナ罹患により試合をせずにタイに帰ってしまった運のないボクサーです。

国内での防衛戦では、このシムシーを優先的に挑戦させるとの約束があったと思いますが、さて今はどうなっているのか。

 

シムシーは戦績こそ立派ですが、まだ試されるような試合をしていないのも事実。世界ランクはWBO4位と上位につけていますが、その実力は如何に。

他には、前WBO王者のエルウィン・ソト(メキシコ)はまだ衰える年齢でもないので、どこかで再浮上してきそうです。

日本人コンテンダー!

日本人ボクサーでの世界最上位は、WBCのトップコンテンダーである寺地拳四朗と、WBOのトップコンテンダーである加納陸(大成)。

加納は前戦でWBOアジア・パシフィック王座を返上、世界への照準を定めた、とのこと。1位に昇りつめた事が大きかったのかもしれませんが、果たして世界挑戦のアテはあるのか、というところ。気になるのはWBOアジア・パシフィックランキングではフライ級にランクイン(2位)されているところで、もしかすると転級というのも考えられますね。

この空位となったWBOアジア・パシフィックタイトルは、誰と誰が争うのかは非常に興味深いところで、1位に日本でも1位の冨田大樹(ミツキ)、3位に日本王者の岩田翔吉(帝拳)がつけています。ともすれば、岩田vs冨田が日本タイトルマッチで激突する際に2冠がかけられるかもしれません。

 

そんな岩田はWBAで2位、WBCで7位と好位置につけ、帝拳ジムという後ろ盾もある分、世界挑戦はもう目前と思われます。

そして、ベテラン堀川謙一(三迫)も若手の踏み台とはならず、WBC4位に踏ん張っています。ただ、前戦は2020年7月、このまま試合枯れが続くとランキングから姿を消してしまう可能性があります。

ベテランといえば現在世界ランクは圏外ですが、元世界ミニマム級王者の高山勝成(石田)もまだ諦めていないでしょう。そういえば寝屋川石田ジムは石田ジムに名称変更をしたようですね。

そして同じく世界ランクには入っていませんが、先日復帰した元WBO世界ミニマム級王者、山中竜也(真正)。2〜3年以内に返り咲きを目指す、とのことですが、まだ若く、非常にスキルフルなこの山中には期待しています。

ライトフライ級戦線も国際色が豊か。日本人ボクサーたちも粒ぞろい。

またいつかのように、ライトフライ級の世界タイトルを日本人が独占、という日を待ちたいものですね。

 

 

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