信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プレビュー】エドガー・ベルランガの本領はどこに。vsロールズのTR興行はプロスペクトだらけ。

なんだかんだと興行が多い、3月の第3週末。

最も注目なのは、やはり矢吹正道vs寺地拳四朗のWBC世界ライトフライ級タイトルマッチであり、この世界戦を皮切りに日本でも4/9、4/22と世界戦が開催。コロナに入って以降、なかなか世界タイトルマッチを開催できない状況でしたが、ようやくこの春、「世界戦」が戻ってきたような感じがしますね。

そんな明るいニュースの裏では、とにかくウクライナの人たちの無事を祈る日々。立ち止まって考えては、ただ鬱となるだけで誰のためにもならない時間になってしまうのは明白。せめて、前を向ける人は前を向いて進んでいくしかありません。

ということで、私は淡々と、できることをします。私のできることは、「こんな素敵なボクシングの試合があるよ」と皆さんに伝えることと、「素晴らしい試合だったよ」と伝えること、これのみ。あ、一応ボクシングも教えてましたね。

そんなわけで、今回は未来の明るい若者たち、プエルトリカンたちがこぞって登場する、トップランク興行のプレビュー記事です。

 

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エドガー・ベルランガ(アメリカ)18勝(16KO)無敗

vs

スティーブ・ロールズ(カナダ)21勝(12KO)1敗

ベルランガが前戦で獲得した、NABOスーパーミドル級の初防衛戦として行われる10回戦です。

2016年にプロデビュー、16連続1Rノックアウトという一大センセーションを巻き起こしたベルランガも、ここ2戦は判定勝利が続いています。

2021年4月に行われたデモンド・ニコルソン(アメリカ)との一戦では、スタミナとクリンチに逃げられた際の対応には欠点があったものの、やはり破格のパワーを見せて3度のダウンを奪う圧勝劇。

↓観戦記

【観戦記】死闘、ナバレッテvsディアス!エドガー・ベルランガには試練の戦いが! - 信太のボクシングカフェ

 

ただ、次戦、今回から見ると前戦に当たる2021年10月の一戦では、マルセロ・エステバン・コセレス(アルゼンチン)から9Rにダウンを奪われるという苦闘。

その他のラウンドでは概ね自身のボクシングを貫き、ポイント優勢で勝ちきったベルランガでしたが、やはりその攻撃的なスタイルだからこそのディフェンス面での穴と、キャリア初期に本当の「キャリア」を積めなかったことがここにきて影響していると思います。

ただ、このベルランガ、ただの倒し屋ではないと思っています。

一発一発、力を込めて打つボクサーではありますが、これまでの初回KOの中でも組み立てようという雰囲気はあり、私はちゃんとボクシングができる選手だと思っています。

ベルランガについては、「メッキが剥がれた」とか、その実力を疑問視する声があるのは致し方のないことだと思うので、是非ともここから挽回してもらいたい。

そう考えると面白いのが、今回の相手であるスティーブ・ロールズ。

このロールズはかつてゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)と戦ったボクサーです。しかし、ちょうどゴロフキンが世界タイトルを保持していなかった2019年6月のこと(カネロ戦での敗戦からの再起戦)なので、世界挑戦ではありませんでしたね。

 

発表当時から「ミスマッチ」と言われていた試合は当然のようにゴロフキンの4RTKO勝利。

ただ、この一戦があったからこそ「スティーブ・ロールズ?誰?」とならなかったのは、この勇気あるゴロフキン挑戦が成し得た一つのことです。カナダのローカルボクサーと言って良い彼の名前が、少なくとも極東の一部のボクシングファンが知っている、というのはすごいことっだと思います。

ちなみに、このロールズの戦績を紐解くと、2017年6月に前述のデモンド・ニコルソンと戦い、ダウンを奪ってのスプリットの判定勝利。これはアメリカでの一戦ということもあり、ニコルソンに優位な判定が出たと考えるのが妥当な気がしますね。

このニコルソンを基準に考えると、何度もダウンを奪った上ほぼフルマークで勝利したベルランガに分があると言えます。

そうでなくても、このスティーブ・ロールズの実力は当然のことながら世界レベルにはない。

ただし、ベルランガもまだ実力を疑問視される(というか、され始めた、と言っても良いかも)中で言うと、非常に「丁度良い」テストのできるマッチアップに見えます。

 

ここでまた苦戦するようなら、もう少し慎重なマッチメイクが必要です。

ここを快勝するするようなら、もう少しステップアップしても良いでしょう。

そんなベルランガの今後のキャリアの方向性を占う一戦、個人的には非常に楽しみです。

私は当然、ベルランガの圧勝劇を期待します。

ザンダー・ザヤス(プエルトリコ)12勝(9KO)無敗

vs

クインシー・ラバレー(アメリカ)12勝(7KO)2敗1分

この日はプエルトリカン祭り。NYブルックリン生まれ、そのルーツはプエルトリコにあるというベルランガと違い、このザヤスは生粋のプエルトリカン。プエルトリコのサンファン生まれという19歳のザヤスは、16歳の時にトップランクと契約。

トップランク史上、最年少契約ボクサーの誕生ということで当時から非常に話題の天才ボクサーです。

【観戦記】ワシル・ロマチェンコvsリチャード・コミー!ライト級最強はやはりロマチェンコか。 - 信太のボクシングカフェ

 

前戦はロマチェンコvsコミーのアンダーカードに登場し、初回TKO勝利。オフェンスもディフェンスも非常に高い次元でまとまっており、10代でこの完成度は逆に心配になるくらい。

プロデビュー2年半で13戦目、ということでそのキャリアは順調そのもの。

まだキャリアの形成時期であり、まだウェイトをしっかり絞るということもしていなさそうなので、その真価を目の当たりにするのはまだもう少し先の話だと思います。

今回もザヤスの強さを存分に見せつけてもらって、感嘆したい。

そして出てくる言葉は「これで19歳とか信じられない」と言うと思います。

 

その他のアンダーカード

BoxRecには3/15時点で載っていないのですが、同じくプエルトリコ生まれ(現在の国籍はアメリカ)のジョン「エル・テリブレ」バウサ(16勝7KO無敗)も登場する、とのこと。

23歳のスーパーライト級のプロスペクトで、やはりこの興行はプエルトリカンでまとめられています。こういう興行はたまにありますよね。もうほんと、プロスペクトだらけ。

 

放送・配信

この興行は、アメリカではESPNが生放送。

時間はアンダーカードが日本時間3/20(日)AM8:10〜、メインカードは同日AM11:00〜となっています。

そして、この興行は日本でもFITE.TVのPPVで視聴することが可能です。

日時は日本時間3/20(日)11:00〜、PPVの金額は1,220円(9.99$)。

放送カードは、

トニー・ルイスvsジョン・バウサ

ザンダー・ザヤスvsクインシー・ラバレー

エドガー・ベルランガvsスティーブ・ロールズ

の三試合。(直前で一試合追加されて、キーショーンも放送網に載せてくれることを祈っておきます。)

見るべき試合がたくさんあるこの3/19、3/20の週末、果たしてこの試合をPPV料金を払ってまで見る人がいるのかどうなのか笑。私はESPNに加入しているので、当然見るのですが、ちょっと優先度は低くなってしまうかな?と思います。

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