信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プレビュー】ペテ・アポリナルに武居由樹が挑む、OPBF王座戦!セミはベテラン同士のサバイバル!

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

先週末、見たい試合がたくさんあって大変でしたね。

とはいえ私はひとりディレイ視聴、毎日ボクシング興行があるみたいで非常に嬉しい。

最近はおおよそ週の前半で前の週末のボクシングをみて、後半に入って今週末のプレビュー記事を書く、というのが流れになっています。ということで、今週末のプレビュー記事。

 

週末は、海外戦でホセ・ペドラサvsリチャード・コミーという注目ファイトがありますが、何と言っても日本のボクシングファンの大注目は、ペテ・アポリナルに武居由樹が挑むという一戦。

ということで今回のブログでは、プロ5戦目、「とうとう」いや、「いよいよ」、ではなく、「早くも」タイトル戦へと臨む武居由樹の戦いをプレビュー。

 

8/26(金)フェニックスバトル

OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチ

ペテ・アポリナル(フィリピン)16勝(10KO)2敗

vs

武居由樹(大橋)4勝(4KO)無敗

ペテ・アポリナル。ドネア戦前の井上尚弥のスパーリングパートナーに2度以上は呼ばれているフィリピンの強豪で、2022年4月、ジュンリエル・ラモナル(フィリピン)を破って戴冠したタイトルの防衛戦となります。

このラモナルは日本人キラーではあるものの、世界的強豪と呼ぶには実績が足りず、かといって勿論アンダードッグとはいえないボクサーで、粗さもあるので、誰にでも負ける可能性を孕んでいたボクサー。なので、和氣、久我に勝ったとはいえ、ラモナルが負けてもさほど驚きがなく、転じてアポリナルの強さも測りにくい。

2014年にプロデビューしたアポリナルは、2015年6月にジョー・サンティシマ(フィリピン)に初回KO負けで初黒星。サンティシマは既に世界的強豪の地位にいますが、それを追いかけるポジションにいる、という事だけは言えるでしょう。

 

2敗目は2021年11月、韓国での一戦でTKO負け、これはWBOオリエンタルのタイトルがかかった試合だったようです。

2敗はどちらもKO負け、ということですが、井上のスパーリングパートナーを務めている、ということは、タフネスは持っているはず。

武居由樹の現在の魅力は、純粋なボクサーとは少し違った踏み込み、少し違ったタイミングで放つパワーパンチ。私も以前、このブログで武居のことを「ワンパンチ・フィニッシャー」と紹介しましたが、今回のポスターにも「ワンパンチ・フィニッシャー」の文字があるくらい、この言葉は武居を表現しています。

↓試合発表当時に書いた記事

boxingcafe.hatenablog.com

 

まだまだ、まだまだ底が知れないボクサー武居。

私の勝手な想像でいくと、このボクサーはおそらく前半に強い。

素晴らしいタイミングでパンチを合わせられる、もしくは、とんでもなく遠いところから(およそボクサーが一発で踏み込まない場所から)飛び込んで打つ、というのは、対戦相手にとってもすぐには対応できるものではない、と思うからです。

それが当たれば、一発で試合が終わってしまう可能性を秘めたハードヒッターでもあり、そのことが、これまでの連続序盤KO勝利につながっている、とも思うのです。

もちろん、その実力とともに勝負度胸、リングへの慣れ、等々は疑いようもありませんし、素晴らしいボクサーであることは間違いありませんが、証明していないこともまだまだ多い。

スタミナ面は心配していませんが、後は戦術面、組み立て等を見てみたい。

武居のリズム、パワーに慣れられてしまった後、どのように対応するのかを見たい。

今回の一戦では、「こんなこともできるのか」という驚きが欲しいですね。

 

スーパーフェザー級8回戦

岡田誠一(大橋)22勝(13KO)7敗2分

vs

高畑里望(ドリーム)17勝(7KO)10敗1分

超新星・武居由樹が5戦目でタイトルに挑む試合がメイン、そしてセミファイナルはOver40の二人の熱き戦い。

40歳の岡田は、豊富なアマキャリアを提げて2005年にプロデビュー。2011年に日スーパーフェザー級王座を獲得した元日本王者ですが、現在の日本ランクは20位。前戦は2020年11月、ノーランカーの室田拡夢(T&T)とドローを演じてから、2年近くぶりのリングに上がります。

ちなみに、この室田というボクサーは、岡田と引き分けた後の試合で松本圭佑(大橋)に初回TKO負け。この結果だけを見ると、岡田の再起ロードは茨の道とも思えますが、如何に。

そして対戦相手の高畑里望、こちらは何と43歳。1979年生まれ、私と同い年ということもあって非常に応援しているボクサーです。

 

前戦では中井龍(角海老宝石)に5RTKOで敗北していますが、その前は遠藤勝則(角海老宝石)とのランカー対決を6RTKO勝利で制し、多くのファンを感動させてくれました。

この時も確かフェニックスバトル、40歳を超えてなおまだ向上している、と言っていたと思います。

高畑は日本ランキング18位、つまりはこの試合は「日本の下位ランカー対決」という言葉で表現される試合。しかし、そんな言葉では足りないくらいの覚悟とか決意が見れる一戦となるはずです。

ボクシングは夢の潰し合い。この戦いは、きっと美しく、儚くもあるでしょう。

 

その他のアンダーカード

ライト級6回戦
ジョン・ローレンス・オルドニオ(フィリピン)7勝(4KO)3敗1分
vs
今永虎雅(大橋)1勝(1KO)無敗
51.0kg契約6回戦
アッカーポン・ヌガムカエオ(タイ)1勝(1KO)無敗
vs
豊嶋海優(大橋)1勝無敗
スーパーフライ級6回戦
富岡浩介(REBOOT.IBA)5勝(4KO)2敗
vs
 KCプラチャンダ(角海老宝石)6勝(3KO)3敗1分
ほか4回戦2試合

 

今永虎雅、豊嶋海優というふたりの大橋ホープのプロ2戦目。今永は前戦、橋詰将義vs田中恒成のアンダーカードでデビュー、約2ヶ月でプロ2戦目というハイペース。キャリア初期は、どんどん試合をしてもらいたいですね。

豊嶋はデビューから10ヶ月でようやく2戦目。いずれにしろ、おそらく日本人ボクサーではなかなか相手が見つからず、海外から呼び寄せる形になったのでしょう。

二人ともまだ、真価を発揮するのは先の話。今回は勝ち方に注目しましょう。

そして、その前の6回戦、富岡浩介vsKCプラチャンダも非常に興味深い試合。

勝ったほうがA級昇格となる一戦で、センスあふれる富岡か、ハードパンチを持つKCか。どちらもパンチをもらわないタイプのボクサーではなく、これはKO決着が予想される一戦ではないでしょうか。

 

【放送・配信】

全7試合のこの興行は、ひかりTVとABEMA.TVで生放送。

ひかりTVはインターネット回戦を利用したテレビサービスで、導入するには工事が必要です。ですが、ひかりTVビデオというアプリを入れれば、PCやタブレット、スマートフォンで視聴可能で、月額350円と格安。ただし、アーカイブは残らないので、リアルタイムでしか見れません。

(追記)dTVでもライブ配信のようですね。こんなにライブ配信のプラットフォームを増やしてどうすんのか。

そしてもう一つのプラットフォームであるABEMA.TVについては、ABEMAプレミアムに加入すれば追加料金なしで(0コインでPPVを購入する必要があります)ライブ配信を見れますし、こちらはアーカイブも残ります。こちらは月額960円とひかりTVと比べて割高に思いますが、ABEMAプレミアムに加入しておけば、今後のABEMA.TVでのボクシング(次回は8/30のLIFE TIME BOXING)もアーカイブ視聴が可能、ということで、私にとっては非常にお得。

最近は3150FIGHTも含めて配信が増えてきているイメージなので、入っておいて損はないでしょう。(私はなんだかんだ入りっぱなし笑)

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