信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

2022も残り1/3、今年中で予定されているビッグマッチを総括してみた。

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9月に入りましたね。

2022年も早くも1/3が過ぎたという驚愕の事実。

一体なにをやっていたのだろう。。。と思う人も多いはず(私だけ?)。光陰は矢の如し、とも言いますが、過ぎてみれば銃弾くらいに早い。

ともあれ、2022年はボクシング界にとって非常にビッグイヤー、日本国内ではかつてないほどのビッグマッチのオンパレード、さらにはチケット代の高騰(泣)が起こり、プラットフォームも増えました。

そしてその流れはまだまだ続きそうで、2022年の残り4ヶ月、また大きな戦いが起こりそうです。

今回のブログでは、残り4ヶ月のうちに起こりそうな興味深い戦いについて。

 

予定されるビッグマッチ

9月

9月の世界的な目玉は、何といっても世界スーパーミドル級4団体統一戦、サウル「カネロ」アルバレスvsゲンナディ・ゴロフキン。

あくまでもファイトマネー観点でのビッグマッチ、と考えると、結局のところこのカードに敵うカードはないのかもしれません。

2022年はカネロにとってもある種のビッグイヤー、ドミトリー・ビボルに敗戦を喫し、2013年9月のフロイド・メイウェザーJr戦以来の黒星。

そこで少しは商品価値を落としたと思われるものの、やはりそこはカネロ、まだまだ世界で最も稼ぐボクサーであることは変わりありません。

我々日本人のボクシングファンは、GGG応援という方が多いのでしょうが、衰えも見せているGGGにとってはかなり厳しい戦いが予想されます。

何とか奇跡を起こしてほしい。

 

10月

9月はスーパーミドル級の4団体統一タイトルマッチですが、続く10月にも4団体統一タイトルマッチが。そう、ライト級の4団体統一タイトル戦です。

デビン・ヘイニーvsジョージ・カンボソスJr.が立場を変えてのダイレクトリマッチ。カンボソスの勝ち目は非常に薄く、まさに13ラウンド目から24ラウンド目まで、前回と同じ戦いが繰り広げられる予感しかしません。ただ、多くの人がそう思っており、ヘイニー自身もおそらくそう思っている分、付け入る隙が出てくるかもしれません。出てきたらいいな。出てこないこともないんじゃないかな。出てきたとしても厳しいか。カンボソスに勝ってもらった方がライト級が盛り上がりそうなので、ここも奇跡を期待しましょう。

他にも10月には我々の理解を大きく超えたコナー・ベンvsクリス・ユーバンクJrという意味不明のキャッチウェイト対決、デオンテイ・ワイルダー(vsロバート・ヘレニウス)やワシル・ロマチェンコ(vsジャーメイン・オルティス)の復帰戦、というのもありますね。

 

11月

対戦同意、発表間近。。。。

こんな報せが毎月のように出ているように思える、エロール・スペンスJr.vsテレンス・クロフォード。現在の情報では11月中旬に激突、だとか。

まだしっかりとした情報はなく、たとえ話が進んだとしてもいずれかが急に翻意する可能性もなくはない分、とりあえずは決まってくれと願うばかりですね。

正式発表を待つマッチアップとしては、日本でも京口紘人vs寺地拳四朗という日本人同士の王座統一戦という戦いがあり、こちらはおそらくもうすぐ正式発表でしょうから、スペンスクロフォードよりも安心して待っていられます。日程も11/1とリークされており、日本では開催できる場所がそう多くないことから、確実性を持たせてくれています。

そして、既に発表済みの試合ではドミトリー・ビボルvsヒルベルト・ラミレス。ビボルはおそらく来年春、カネロとの再戦が予定されていると思いますが、ここで超危険な挑戦者を迎えます。なんという漢気。これは統一戦ではありませんが、ビッグマッチに数えて良いでしょう。

 

 

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12月

12月の話題は当然、井上尚弥vsポール・バトラー。これはマッチアップの内容としてはビッグマッチに分類されるべき試合ではありませんが、日本人初の4団体制覇という偉業がかかった大切な試合です。この試合に関しては奇跡は起きなくても良い笑。

他、日本では年末にも井岡一翔が登場するでしょうから、今年こそ、ビッグマッチを叶えてほしいものです。最有力は、IBF世界スーパーフライ級王者のフェルナンド・マルティネス。ちなみに同階級では12/3にファン・フランシス・エストラーダvsローマン・ゴンサレス3が行われる予定で、こちらも要注目。頑張れロマゴン。

 

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各階級の動向

上記は現在の可能性という段階ですが、その他のトップボクサーは残りの4ヶ月をどのように過ごすのか。各階級の動向を見ていきたいと思います。

まずはヘビー級から。

先日、アンソニー・ジョシュアを返り討ちにして、世界ヘビー級3団体統一王者を護ったオレクサンドル・ウシク。

WBC世界同級王者、タイソン・フューリーとの対戦が取り沙汰されていますが、これは年内には難しそうです。ウシクは半年間家族の元に帰っておらず、一旦家族との時間を過ごしてからリスタートの意向なので、早くても来年春、もしくは来年の秋頃までに叶うと良い、くらいのものでしょう。とにかく、早く戦争が終わってほしい。。。

 

クルーザー級、ライトヘビー級には統一戦等の大きな動きはなさそうで、スーパーミドル級は9月にカネロvs GGGが戦ってタイトル戦は終わりでしょう。

ミドル級はWBOの暫定王者だったジャニベック・アリムハヌリが正規王者に昇格、統一戦をと息巻いていますが、まだもう少し、証明してからの方が良いでしょう。

スーパーウェルター級のジャーメル・チャーロは4団体を統一しましたが、2022年はもう終わり、2023年1月にティム・チューと激突予定とのこと。これは素晴らしいビッグマッチが来年早々に実現しますね。チューはいきなり4団体統一王者となれるのか。

ウェルターは前述の通りスペンスvsクロフォードが実現するはずで、これ実現しなかったらもう諦めた方が良いのかもしれません。

スーパーライトはジョシュ・テイラーが統一した王座がドラゴンボールのように散らばり、今はそれぞれでかき集めている最中なのでおそらく統一戦等は実現せず、ライト級はヘイニーvsカンボソス2を持って今年は終了。

スーパーフェザーは9月にシャクールがロブソン・コンセイサンを迎える一戦が計画されていますが、この階級はシャクールを中心に回るのでしょうから、今年中の統一戦の計画は厳しいかもしれません。尾川堅一から王座を奪ったジョー・コルディナについては、もう一戦くらいやっても良いと思いますが。

 

フェザー級は統一戦が実現しそうでしない階級、仮に今年中にウォーリントンvsサンタクルス、もしくはvsナバレッテなんてあってもよさそうなものですが。

スーパーバンタムに君臨する二人の王者、アフマダリエフとフルトン。この二人が今年中に激突するか、というとちょっと厳しそうな印象。理由の一つはアフマダリエフの怪我にありますが、あんまり盛り上がっていない感じもしています。2人がやらないなら、ちゃんと井上尚弥を待っててもらいたい。

そんなわけで、2023年に4団体王者vs4団体王者、というのは露と消えそうですが、まずはバンタム級では井上尚弥にしっかりと4団体統一を果たしてもらいましょう。

スーパーフライ級では、統一戦の可能性があるとするならばやっぱり井岡vsマルティネス。ただ、そこにフランコ兄やバムも絡んでくるかもしれません。マルティネスとしては、わざわざ日本に来るよりも、アメリカ大陸で戦った方が優位ともなり得ますからね。

 

フライ級は「結局やらんのかーい」ともう何度も言ってしまったフリオ・セサール・マルティネス。アローヨもサニー・エドワーズも振り回された末、何も起こりませんでした。

この階級での私の希望はたった一つ、とにかく中谷潤人返上後の王座をユーリ阿久井に獲ってほしい、それだけです。

ライトフライ級は京口vs拳四朗の統一戦が今年の目玉で、勝った方はIBF王者のシベナチ・ノンシンガ、WBO王者のジョナサン・ゴンサレス(または岩田翔吉)との統一戦に進んでもらいたいですね。誰がどうなっても、今の所日本に呼べそうで、本当に色々なことがうまくいけば、来年中に4団体が統一されるかもしれません。

ミニマム級はやはりタイの牙城が高い。タイから出てこない二人のCPフレッシュマートは置いておいて、もしも統一戦が叶うのであれば、WBO王者の谷口vs IBF王者のダニエル・バラダレスか。今のところ、このミニマム級には統一戦の機運はあまり感じませんが、潤沢な資金のありそうな12月13日に可能性があるのではないでしょうか。

 

現代の世界タイトル

現代、世界タイトルの獲得というのは一時期よりもかなり厳しくなっている、という印象を受けます。統一戦というカテゴリーが比較的容易に開催されることになっており、誰もが目指すのは「4団体統一」への道。

このことは、最強を決めてくれる戦いであり、ボクシングファンにとってはありがたいことこの上ありませんが、ボクサーにとってはランカーになってもなかなかチャンスが巡ってこず、随分待たされるという結果になってしまっています。

これは難しいところですね。ランキング1位になっても、1年なり2年なり待たされてしまうと、その間にモチベーションの低下を招き、星を落とす事態にもなりかねません。

タイトルを獲ったらすぐさま統一戦、ではなく、ある程度の実績を経てから挑んでもらいたいものです。

とはいえ、やはり王座統一戦は非常に楽しみな要素。今年もまだ続く統一戦戦線、そして来年以降も続いていくであろうこの流れは、存分に楽しんでいきたいと思います。

 

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