信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【観戦記】A.ルイスvsL.オルティス!ピットブル・クルスはメインを喰う衝撃ノックアウト!

ライース・アリーム(アメリカ)vsマイク・プラニア(フィリピン)のスーパーバンタム級戦は、アリームが勝利したらしい。

これはFOXPPVに乗っからない試合だったので、残念ながら見れていません。注目試合、そしてプラニアにがんばってもらいたかったけれど残念です。

ともあれ、アンディ・ルイスとルイス・オルティスのヘビー級戦はアンダーカードも注目。

ということで今回のブログでは、PBCのPPVで放送されたルイスvsオルティスの観戦記です。(私はイギリス版のFITEで購入。アメリカ版よりも安かったです。)

9/4(日本時間9/5)アメリカ・ロサンゼルス

ホセ・バレンズエラ(アメリカ)12勝(8KO)無敗

vs

エドウィン・デ・ロス・サントス(ドミニカ共和国)14勝(13KO)1敗

PBCのPPV、オープニングバウトはプロスペクト、ホセ・バレンズエラが登場です。サントスは代役らしく、もともとは我々もよく知るジェスレル・コラレスだったようですね。そういえばこのサントスは今年1月のShowtime興行でウィリアム・フォスターに負けたボクサーか。一発のあるボクサーで、この敗戦後、3月に無敗のルイス・アコスタを破って再起しています。

↓サントスの前々戦

boxingcafe.hatenablog.com

ちなみに、ホセ・バレンズエラは前戦でフランシスコ・バルガスを撃破しています。プロスペクト中のプロスペクト!

↓観戦記

boxingcafe.hatenablog.com

 

ともにサウスポースタンス、初回は慎重な立ち上がり。バレンズエラがジャブを伸ばし、そのリターンでサントスは強気に攻め入ります。中盤に入るころにはともにコンビネーションを交互に出し合うような展開。

後半にバレンズエラがコンビネーションで攻め入りますが、このサントスはドミニカンらしく柔らかな上体を使ってかわし、左をリターン。やっぱりKO率通りのパワーがありそうなサントス。

2R、バレンズエラがガードを固めてプレス、サントスは迎え撃つという展開。バレンズエラの入り際、サントスは強打をヒット、バレンズエラは効いているのではないか?

しかし中盤を過ぎたころ、両者が交錯したときにサントスが効かされ、足が泳いでダウン!何のパンチかわかりません。(後で流れたスロー映像では、サントスの右オーバーハンドの外側からバレンズエラの左フックがヒット、それで利かせたあとに追撃のジャブでダウンを奪っています。)

立ち上がったサントスは肚をくくったのか、逆に前に出て強い右フックをヒット!!今度はバレンズエラがダウン!!!

立ち上がったバレンズエラですが、レフェリーは各ジャッジに何事かを告げ、サントスから減点。おそらく、ダウン後の加撃だと思います。これはバレンズエラにとって非常にラッキー。

残り時間は30秒少々、ここで強く攻め入るのはサントス!バレンズエラも負けじと打ち返してラウンドが終了しますが、体全体にパワーがみなぎっているのはサントスのほうかもしれません。

3R、コンビネーションで攻め入るのはサントス。そのリターンでバレンズエラも鋭い左右を返します!回復したのか?と思った矢先、右の相打ち!でダウンしたのはバレンズエラ!!

立ち上がったバレンズエラですがダメージはありそうで、前に出るも上体だけが前に行き、足が残っている状態。ここでサントスが左右のフックを叩き込み、レフェリーが試合をストップ!

エドウィン・デ・ロス・サントス、3RTKO勝利!!!

なんというアップセット!バレンズエラが悪かった、というよりも、サントスが強すぎました。

バレンズエラはサントスの得意な距離で戦いすぎたか。ウィリアム・フォスターのようにもっともっと距離を詰めていればよかったかもしれませんが。。。

アブネル・マレス(アメリカ)31勝(15KO)3敗1分

vs

ミゲル・フローレス(アメリカ)25勝(12KO)4敗

元世界3階級制覇王者、アブネル・マレスは4年ぶりのリング復帰。前戦はレオ・サンタ・クルス戦なので、時の流れを感じますね。

フローレスは世界タイトルには届いていませんが、ここは大物食いのチャンスでしょう。

試合はプレスをかけるフローレス、捌きつつ要所で打ち合うマレス、という展開でスタート。序盤の3Rはマレスのアウトボックスがよく機能し、近い距離で打ち合ってもマレすは印象的なクリーンヒットを多く残している、という印象。

中盤はマレスの手数が減り、マレスに与えようのないラウンドもちらほら。

後半になっても流れは変わらず、攻めるフローレス、アウトボックスしなが時折コンビネーションを返すマレス、という展開。これはジャッジは困るでしょうね。

とにかくよく逃げるマレスは時折印象的なパンチを当てますし、よく前進するフローレスには攻勢点を与えてもよいだろうし。

後半は明らかに疲れていたように見えるマレス、最後まで衰えの見えなかったフローレス。判定は、2者が95-95、1者が96‐94マレスで、マジョリティドロー。

イサック・クルス(メキシコ)23勝(17KO)2敗1分

vs

エドゥアルド・ラミレス(メキシコ)27勝(12KO)2敗3分

みんな大好き、イサック・クルス。「ピットブル」というニックネームを持つこのボクサーは、攻撃力にステータスを全振りしているようなボクサーで、人気がないわけがない、という超攻撃型ボクサー。

ラミレスはミゲル・フローレスにも勝利しているボクサーで、強豪の部類に入るボクサー。一応、元WBA世界フェザー級暫定王者、ただ、ライト級戦ということを考えると、不利は否めません。

さて、初回のゴング。

頭を振りながらぐいぐいと前進するクルス、ラミレスがコーナー近くになると左右を全力で振ります。いつも通り。

ラミレスは右に左に大きく動き、ストレート系のパンチを多く出していきますが、やや腰が引けているようにも見えるイメージです。想像以上にクルスノプレッシャーは強いのでしょうか。

こうなるとラミレスの勝ち目はカウンターに絞られるわけですが、ラミレスはジャブこそよく出るものの、左ストレートの使い方もまだジャブのように使っている状態で、強打は打てていません。まずはよく見て、かわして、という作戦かもしれませんが。

2R、ちょっとラミレスは慣れたか、自分からフェイントを使って仕掛ける場面も。相変わらずクルスはぐいぐいと前進、中盤にサイドにまわろうとするラミレスに左フックをヒット。

とにかく大きく大きく、まわることしかできないラミレス。そしてハーフタイムすぎ、一旦沈み込んだクルスの左フックが、ラミレスにヒット、ラミレスは前のめりにダウン!!いわゆるガゼルパンチのような左フック。

クルスが沈み込んだことで、ボディに来ると思ってガードを下げてしまったのか。

何とか立ち上がったラミレスに襲い掛かるクルス。ダメージのあるラミレスはサバイバルモードに。

クルスはそこに強引に攻め入り、まわろうとするラミレスをフックで止め、最後は左フックから右ストレート!

これでダウンしたラミレスをみて、レフェリーはストップ!

イサック・クルス、2RTKO勝利!!!

強い強い、ピットブル。今回も獰猛ぶりを見せつけてくれました。

あの戦い方で、非常に安定感が増し、当て勘も磨かれているように感じました。

相変わらずの全弾フルスイング、そして今日は距離を詰めすぎることもほとんどなく、たった2Rながらも素晴らしい戦いぶりでした。

クルスはタンクとの再戦を熱望、とも聞きます。あの時、タンク戦はまだ時期尚早と言われ、善戦したことで評価を高めたクルス、まだまだ強くなっていきそうです。他のライト級との試合も見たいですね。

これだけプレス強かったらヘイニーを捕まえられるかも。。。なんて。

アンディ・ルイスJr.(アメリカ)34勝(22KO)2敗

vs

ルイス・オルティス(キューバ)33勝(28KO)2敗

一度はアンソニー・ジョシュアを倒し、3冠統一王者となったアンディ・ルイスは、再戦では敗北。王座獲得後、パーティ三昧で増量してしまい、動きが悪くなってしまったルイスは、勝利に徹するジョシュアをとらえきれませんでした。絵にかいたようなラテンのノリ。過去の失敗例から学んでいるからか、もう最近はこういうボクサーはめっきり少なくなってしまいましたね。

そんな愛すべきルイスの相手は、キューバのキングコング、ルイス・オルティス(自称43歳)。とっくに盛りの過ぎたはずのオルティスは、確かな技術を持ち、2度戦ったデオンテイ・ワイルダーも圧倒していたし(結果的には逆転KO負け)、前戦のチャールズ・マーティン戦はポコポコ倒されるも最終的には6RTKO勝利。意味不明のボクサーです。

ルイスは、オルティスという壁をクリアできるか。

体つきはさほど変わらないと思いますが、精悍な顔つきになった感じのルイス。初回、アンディコールが鳴り響く会場は静かな立ち上がり。

ルイスは時折出す素早いコンビネーションで会場を沸かせ、オルティスはじっくり見ながらジャブを飛ばします。

全体的にゆったりとしたリズムから突如として動くルイスは、やはりこの階級でスピードに優れています。しかし、後半、オルティスが速いコンビネーション、これがルイスにヒット!

2R、序盤にルイスは右をヒット。その後もワンツーで攻め込みますが、その後はオルティスのジャブが邪魔でなかなか攻め込めません。しかし1分過ぎ、オルティスのワンツーへのリターンで右をヒットすると、オルティスはそのままダウン。立ち上がったオルティスにすぐさま攻め入ったルイス、オルティスはまたも膝をつき、これがダウン判定。

残りは1分15秒。ダメージのあるオルティスですがクリンチも織り交ぜながら反撃し、このラウンドをサバイブ。ルイスはやや雑になっています。攻め込んだところでオルティスが左をヒットして逆襲。

3R、オルティスは回復が早いのか、平気そうです。ローガードのスタイルから鋭いジャブ、やはりこのオルティスは上手い。ジリジリと下がるのはルイス、リターンを狙いますがオルティスには詠まれており、さらにその手数が非常に少ない。強引にいけば、終わらせられそうにも思いますが。

4R、軽めのパンチを出すオルティスに対し、ルイスはほとんど手が出ません。後半に入るとようやくコンビネーションを出しますが、それも続かず、プレスをかけて軽いながらもパンチを当てていくのはオルティスの方です。

特にオルティスの左ボディストレートは良いですね。

5R、ルイスは何故、攻められないのか。オルティスのジャブは本当によく出て、ルイスの行き先を塞ぎ、完全にコントロールしています。

オルティスがジャブを打ち、ルイスがそれに稀にリターン。リターンを返されたオルティスはその後、しっかりとコンビネーションで反撃します。

6R、会場からはブーイングめいた歓声も聞こえるような気がします。とにかくルイスは手を出さず、オルティスもジャブでの様子見が主。

中盤、オルティスはコンビネーションをだして優勢をアピール、これはルイス、ポイントやばいんじゃないでしょうか。

7R、ルイスがボディを中心にジャブ、ストレートを伸ばし始めます。オルティスは相変わらず長いジャブを放ちますが、ほぼそれだけ。

中盤に入ってもアクションの少ない戦いであり、少し眠くなってきます。

私が睡魔と闘っている中、ルイスの右が突然ヒットして会場が沸きます。これは厳密にはおそらくヒットしていませんが、そこからルイスは攻め入り、オルティスのガードの上から右を当てた後、接近して右フックを当てると、オルティスはダウン!

オルティスは今日もコロコロ倒れます。

8R、それでも行かないのかいけないのか、ルイスはまた手数が少なくなります。その間、オルティスはジャブを出しつつも回復。いや、もしかすると既にインターバルで回復していたかもしれません。

中盤頃、ルイスはコンビネーションで攻め込みますが、継続しての攻撃はできていません。やっぱりこのオルティスの軽いジャブが厄介なのでしょうか。サウスポーのジャブに対して全くと言って良いほど対策ができていないルイス。基本的に自ら攻めることはせずの後手なので、オルティスはやりたい放題フェイントをかけ、ジャブをたくさん放ちます。

9R早々、オルティスのワンツーを躱したルイスは猛攻!左右のフックがオルティスを捉えますが、ここではオルティスのダウンはなし。これは倒れてもおかしくないタイミングでしたが。

その後は両者共に平常運転、アンディ・ルイスは随分勿体無い戦いをしているような気がします。たまに、二人の体が交わった際、エキサイティングになりそうになりますが、ここもまたなりません。

10R、ルイスは本当にやりづらいのでしょうね。全然手が出ません。無理やり前に出れば、オルティスの下がりながらのカウンター。力を込めて打っているようには見えないオルティスのパンチも、ヘビー級であればダメージはあるのでしょう。

その後もコンスタントにジャブを出し、時折ヒットを奪うのはオルティスで、ルイスは驚くほど手を出しません。また、ちょっと眠くなってきてしまったので、ヤマ場を期待。

11R、序盤にルイスは右をヒット。これも例によってオルティスが出てきたところへのリターンです。このラウンドはフェイントをかけたり、ボディに右を伸ばしたりとようやくアクションを起こすようになってきたルイス、中盤にはまたも右をヒットして攻め入ります。

ルイスはその後ワンツー、ジャブからボディで(珍しく)攻め込みますが、オルティスを倒すほどのダメージを与えられず。

ラストラウンド、ルイスに行ってほしいですが攻め入ったのはオルティス!強いプレスをかけてルイスを下がらせ、序盤にアッパーをヒット。相手が出て来ればリターンを返すルイスですがだからこそやっぱり後手、しかも中間距離ではオルティスのジャブがビシビシとヒット。

オルティスにとっても攻め込めば危険な展開ですが、オルティスはアグレッシブ、ルイスはリターン狙いという状況は変わらず。ハートを見せたのはオルティスの方。

規定の12ラウンズを終了し、すぐさま勝利をアピールしたのはアンディ・ルイス。それでいいのか?

ファイトだけがボクシングではありませんが、アンディ・ルイスは手を出さなさすぎたと思います。判定は、113-112、114-111×2でアンディ・ルイス。合計3度ものダウンを奪ったアンディ・ルイスの勝利、しかしそれでもこの点差というのは驚きです。単純に、ダウンを奪った2つのラウンドを合計すると4〜5ポイントほどのビハインドを背負ったはずのオルティスに、ここまで詰め寄られてしまいました。

オルティスの倒れすぎ問題もありますが、ルイスも評価を上げられた試合にはならなかったような気がします。

ルイスはこれでWBC世界ヘビー級タイトルへの次期挑戦権を獲得。10月に行われるデオンテイ・ワイルダーvsロバート・ヘレニウスの勝者と、ファイナルエリミネーターを争うとのことです。ルイスvsワイルダーは激アツカードですね。それまでにタイソン・フューリーが引退しれいれば(しないと思いますけど)、それがWBC王座決定戦になるかもしれません。

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