信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

U-NEXTがFIGHT SPORTSとの契約を締結。馴染みのない「FIGHT SPROTS」とは?

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

動画配信サービス、U-NEXTが、アメリカのCSI SPORTSと契約、FIGHT SPORTSで放送されている格闘技の全試合を観れるようになります。

↓プレスリリース

CSI SPORTSと格闘技専門チャンネルFIGHT SPORTS®の日本独占配信契約を締結。FIGHT SPORTS®で配信するボクシングや格闘技全試合をU-NEXTで見放題ライブ配信するほか、過去のボクシング世界戦の見放題配信も決定 | U-NEXT コーポレート

ということで、ボクシングファンを少しだけざわつかせたこのニュース。

そもそも、CSI SPORTSって何ですか?

FIGHT SPORTSとは?

アメリカのボクシング番組事情に詳しいはずのわたくし、全く聞いたことがありません。

ということで、わからないことは調べたい性格なので、調べてみましたので皆さんに共有したいと思います。

 

 



FIGHT SPORTSとは

「FIGHT SPORTS」というスポーツチャンネルは、CSIスポーツという運営会社が開設したグローバル・チャンネルだということです。

24時間365日、ボクシングや総合格闘技、キックボクシング、柔道、相撲など、全ての格闘技を流しまくっているチャンネルであり、また、独自のニュースフィードを作成しているようです。

CSIスポーツは1997年に設立、現在190ヶ国以上にシンジケートがあり、アメリカでは7000万世帯以上が加入している、とのことです。

世界50ヵ国以上でFIGHT SPORTS 24/7というチャンネルを提供しているようですね。

FIGHT SPORTSのサイトに入り、TVスケジュールを見てみましたが、日本は対象外、ということで弾かれてしまいました。なのでVPNを使ってアメリカ経由でみてみると、たしかに24時間ずっと格闘技を流している放送サービスのようです。

 

↓これは2022年10月2日のスケジュール

 

 

この日は真夜中に相撲がはじまり、MMA、ボクシング、キックボクシングと確かに格闘技を網羅しています。ちょっとイカれたチャンネルのようですね。

ちなみにこの放送されているボクシングの試合は、ディナ・ソースランド(デンマーク)vsエイプリル・アダムス(オーストラリア)のWBO世界女子バンタム級タイトルマッチ。2019年6月、デンマークで行われた試合のようですね。

別日ですが、キース・サーマン(アメリカ)の2012年の試合なんかもありました。

なので、相撲とかもそうなのでしょうが、放映権利を購入してある多くの興行を、繰り返し繰り返し流しているチャンネルなのでしょう。

 

CSI SPORTSとは

このFIGHT SPORTSを運営しているのがCSI SPORTSという会社です。

調べてみると、1997年に始まった会社で、最初はボクシング番組の制作及び放映を開始したのが会社の始まりのようです。

その後、1999年にHBOスポーツと契約、HBOから放映権を買い取って世界中で放映する、という事業を始めたようです。このHBOとの関係は、長く続いたようですね。

ここで、マイク・タイソンvsレノックス・ルイス、オスカー・デ・ラ・ホーヤvsフロイド・メイウェザーJrや、メイウェザーvsマニー・パッキャオを放映した、という話が出てくるということですね。

上記の試合はHBOスポーツがPPV中継(メイvsパッキャオはShowtimeも)しましたが、HBOから放映権を長期的に買い取っていたこのFIGHT SPORTSは、この権利により世界中でこれらのメガファイトを放映した、という流れでしょう。

2001年のタイソンvsルイスの動画を見てみたら、たしかにCSI SPORTSのロゴがリングマットに入っています。

↓画像の下の方、マイケル・バッファーの足元にCSI SPORTSのロゴ。

 

ちなみにこのタイソンvsルイスを久々にYoutubeで見ましたが、タイソンのリングコールはジミー・レノンJrが、ルイスのコールはマイケル・バッファーが。ものすごいイベントですね。

その後はUFCやK-1のライセンスを獲得し、独自制作の「KNOCK OUT」というボクシング番組の放映をする等、コンテンツを充実させたFIGHT SPORTSは、2012年には現在のスタイルである24時間365日、格闘技コンテンツを流し続けるスタイルになったようです。

2009年には中国に進出、その後フィリピンやインドネシア、タイ等のアジア地域、そしてヨーロッパ全土へと販路を拡大し、現在では50カ国以上の国でこのFIGHT SPORTSが観れるようですね。

 

U-NEXT加入のメリット

現在U-NEXTで見放題となっているフロイド・メイウェザーJrの試合もその多くはHBOのものだと思われますが、先に述べたデンマークの女子世界タイトルマッチは勿論HBOではありません。(HBOはボクシングから撤退済)

そしてこのU-NEXTがFIGHT SPORTSと契約しての第一弾は、デオンテイ・ワイルダーvsロバート・ヘレニウスだということなので、これはFOXで放映されるPPV。

なので、CSI SPORTSという会社は、HBOボクシング以外にもいくつかのチャンネルの放映権利を持っていると思われ、それが長期的な契約なのか単発の契約なのかはわかりませんが、その都度、ボクシングの試合は流れそうですね。

おそらくU-NEXTとしては、FIGHT SPORTS 24/7のように24時間365日にわたって格闘技番組を流しっぱなしにすることはないと思われるので、まずは過去の試合の見放題、そしてFIGHT SPORTSが放映権を買い取ったボクシング興行のライブ配信を行っていく、ということになると思われます。

今現在、加入するメリットとしてはフロイド・メイウェザーJrの試合のいくつかを観れることですね。ただ、HBOといえば他にもロイ・ジョーンズJrやバーナード・ホプキンス、レノックス・ルイス等々も常連であり、亀海喜寛がミゲール・コットやヘスス・ソト・カラスとやった試合や、井上尚弥vsアントニオ・ニエベスも確かHBOだったと思いますので、そのうちに出てくるかもしれませんね。というかもう全部出しておいてもらいたい。

 

とりあえず、10/16(日)に行われるデオンテイ・ワイルダーvsロバート・ヘレニウスについては、WOWOWオンデマンドでもライブ配信予定なので、急いで加入する必要はなさそうですね。

各国のボクシング番組事情とFIGHT SPORTSの今後

ということで、FIGHT SPORTSというTVサービスは、アメリカその他の国々で行われたボクシングの試合の放映権を買い取り、独自の放送網を使って世界各国に流す、というサービスのようですね。

現在、おおまかに世界各国の主なボクシング興行と放送プラットフォームの関係は以下の通り。

(米)トップランク興行→ESPNで放送

(米)PBC興行→Showtime又はFOXで放送

(米)GBP興行→DAZNで放送

(英)マッチルーム興行→DAZNで放送

その他、イギリスのクイーンズベリープロモーション興行(イギリス国内ではBTスポーツが放送)、同じくBOXXER興行(イギリス国内ではスカイスポーツが放送)等もありますが、アメリカ大陸ではESPNが放送しています。

そして、ボクシングファンにすでにお馴染みのFITE.TVというWeb配信のプラットフォームは、ESPNで放送される興行やShowtimeで放送される興行の放映権利を買い取り、その都度世界各国へ放送してくれています。安定しないのが玉にキズ。

 

現在、FIGHT SPORTSがどこかの放送局と長期的な契約を結んでいる、という情報については、私は辿り着くことができませんでした。もし、FIGHT SPORTSがFOXと提携しているとするならば、だいたい毎月1度の定期放送(確か年10回?)の放映があるはずです。

もし、FIGHT SPORTSがWOWOWと同様に、その時々で様々なところから放映権を買い取り、流すというスタイルなのであれば、WOWOWとの競合になってしまい、棲み分けが非常に難しくなるのではないか、と思います。

古いボクシングファンの私としては、テレビがなくなろうともWOWOWを解約するわけにはいきません。それほどの恩義があります。是非ともWOWOWとは競合しないように、取り計らってくれることを願います。

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