信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

赤穂亮vsジョンリエル・カシメロ!!ラストチャンスにかける赤鬼の勝機とは。

かねてから話題の一戦が、とうとう発表されました。

ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)vs赤穂亮(横浜光)!!

このブログの読者の中にもいるかもしれませんが、実はこのことはすでにA-SIGNのYoutubeメンバーシップ内で発表されていた出来事でした。

発表されたのは9/11くらいだったと思います。その前日だったか、直前だったかに契約書が取り交わされた、とのことなので、後は正式発表を待つだけの状態でした。

「表には出さないでほしい」とのことだったので、私のブログも正式発表まで待つ事にしていました。←真面目!

しかし、その正式発表を待たずにカシメロがSNS(フェイスブック?)で発表、その後フィリピンの地元紙がそれをニュースとして報じ、そのことが日本でもニュースに。もうさすがに良いだろう、と思って、(更に視聴できる注目試合が少なくてネタがあまりないことから)以前から書いていたこの記事を出すことにしました。

ちなみに、日本の某ニュースの見出しは、「カシメロが世界ランク9位の日本人と対決」と出ており、やはりこのカシメロの名前はライト層、もしくは一般層の興味ある人位までには届いているのかもしれない、と思っています。

ということで、赤穂亮の次戦は大方の予想通り、ジョンリエル・カシメロ。

そもそもルイス・ネリ(メキシコ)に関しては10月1日に試合がありますし、ランキング的にも赤穂と対戦するメリットはゼロ。

そしてカシメロについては試合を2度も飛ばしているので、世界ランカーといえども狙い時。

今回のカシメロ戦締結については非常にトントン拍子で決まった、とのこと。

 

ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)31勝(21KO)4敗

カシメロについては井上尚弥(大橋)との対戦が一度は決まった事もあり、多くの日本人ボクシングファンの認知するところでしょう。

2007年にプロデビューしたカシメロは、2008年にフィリピンの国内タイトルを獲得、同年にWBOアジアパシフィック・ライトフライ級王者となります。

翌2009年にはWBO世界ライトフライ級暫定王座を獲得するも、初防衛戦で惜敗して初黒星。

初黒星からの復帰戦でIBF世界フライ級王者、モルティ・ムザラネ(南アフリカ)に挑戦するも5RTKO負けで獲得ならず。

その後、2012年にIBF世界ライトフライ級暫定王座を獲得、すぐに正規王者へ格上げられ、3度の防衛に成功します。しかし、4度目の防衛戦で体重超過、試合は初回KO勝利を挙げますが、王座は剥奪となりました。

2015年にIBF世界フライ級王座への挑戦、これは王者アムナット・ルエンロン(タイ)に敗北しますが、約1年後の賽銭で4RKO勝利を挙げ、2階級制覇を達成。

 

初戦はアムナットのダーティファイトにフラストレーションを溜めただけ、という展開でしたが、再戦でこの勝ち方、というのは、カシメロの高いリングIQを現すものだと思っています。

このタイトルを当時無敗のチャーリー・エドワーズ(イギリス)を相手に初防衛に成功したカシメロは、王座を返上して階級変更。

王座返上後の2戦目でジョナス・スルタン(フィリピン)にまさかの敗戦を喫しますが、その復帰戦からリゴンドー戦までは6連続KO勝利を記録しています。

この中には、山下賢哉(当時白井・具志堅)やゾラニ・テテ(南アフリカ)が含まれています。

2009年以降、世界トップ戦線で戦ってきたジョンリエル・カシメロというボクサーは、間違いなく世界的強豪。現在はWBO世界バンタム級2位、その他の団体のランキングにこそ入っていませんが、そんじょそこらの世界ランカークラスよりも実力があることは間違いありません。

 

これまでの最大の勝利は、非常に評価の高かったゾラニ・テテを粉砕した試合や、初戦ではほとんど何もできずに負けたアムナット・ルエンロンへの痛快リベンジ、そして何よりも「史上最大の凡戦」とも言われたギジェルモ・リゴンドー戦でしょう。

赤穂亮、自身最大の戦いに挑む

3階級制覇王者、ジョンリエル・カシメロへのチャレンジは、赤穂にとって過去最強レベルの相手、と言って良いでしょう。

39勝(26KO)2敗2分という戦績を持つ赤穂の敗戦は、これまで2012年末、佐藤洋太(当時協栄)に挑んだWBC世界スーパーフライ級タイトルマッチと、2015年8月のWBO世界バンタム級王座決定戦、プンルアン・ソーシンユー戦のみ。

佐藤、プンルアンと比べても、カシメロの方が実績において際立っています。

カシメロのボクシングは非常にダイナミックで、ブンブンと振り回すタイプを連想されがちですが、その実は何とも繊細。

 

カシメロはやや後ろ荷重に構え、相手のことをよく見てカウンターを取る、ということを得意としています。体を柔らかく使ったディフェンス、上下への打ち分けやフェイントにも長けており、階級を上げてきたにもかかわらずパワーは一切目減りしていません。むしろ上がっているようにも見えます。

そして一番の魅力は、誰が相手でも物怖じせず、いざという時にフルスイングできることで、これによりこれまで数々のアップセットを演出してきました。

ただ、ウェイトオーバーや、近年ではリング外の契約トラブル、サウナ事件等々であまり良いイメージがなく、試合枯れしている状態。本来は、そのボクシングスタイル、勝ちっぷりを考えれば、もっと人気が出てもおかしくないボクサーだと思うのです。

 

赤穂は、「世界タイトル戦」だと思って戦う、と公言していますが、勿論そうでなければこのカシメロから勝利を挙げる事は困難でしょう。

もしかすると、井上尚弥と比べてカシメロが劣っているから、という理由で、もしくはそんなイメージで、赤穂を優位とする声も日本国内では出てくるのかもしれませんが、冷静に考えればカシメロ優位は動かない、と思います。カシメロは元3階級制覇王者、という肩書を持ち、しかも今のところ衰えがきているわけでもありません。年齢的にも今がピーク、と言われればそうかもしれません。だからこそ、赤穂亮にとっては過去最大のチャレンジとなると思うのです。

絶好調の赤穂亮、その勝機

では、赤穂に勝ち筋が薄いか、というとそうではありません。

カシメロのブランクが1年超になる、ということはあまり関係がないことだと私は思いますが、もしかするとカシメロにとってブランクは関係あるかもしれません。

そして何より、ウェイトの問題はさすがにカシメロにとっても大きな事でしょう。

 

更に赤穂は近年、非常に調子が上がっています。

一時期の赤穂はパワーゴリ押しで、とりあえず当たれば何とかなるスタイルでしたが、ここに来ていくつもの素晴らしい戦いを見せてくれています。

最近の試合で言うと、2019年4月の藤岡飛雄馬(宮田/赤穂の負傷判定勝利)、2022年4月の中川麦茶(一力/赤穂の判定勝利)については、苦戦と言って良い部類の試合だと思いますが、それ以外はしっかりと快勝。いくら格下の対戦相手とはいえ、モチベーションの上がらない試合を確実に勝ち切る、という最低限のことはできていますし、前戦エドリン・ダプドン(フィリピン)戦では鋭いジャブから試合を組み立て、最高の初回KO勝利を収めてくれました。

36歳という年齢を考えると、間違いなくラストチャンス。

 

ここに勝てば、世界への道はつながるかもしれません。

「負ければ引退」ではなく、「勝って次に繋げる」、そのマインドで頑張ってもらいたい。

赤穂がきっと勝利を手にする、私はそのように言える自信を持っていません。しかし、今の赤穂がカシメロに勝てないのならば、きっとキャリアのどこで戦ってもダメだったでしょうし、世界タイトルには縁のないボクサーだった、ということなのでしょう。

それでもやはり、まだまだ赤穂亮のボクシングを見ていたい。

叩き上げで、荒々しい面があり、ケンカボクシングから発展してきたこの赤穂亮というボクサーが、頂にたどり着く姿が見たい。

今戦は、赤穂亮にとって「世界戦」。観るだけの私も、そんなつもりで見届けようと思います。

 

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