信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プレビュー】井上尚弥vsポール・バトラー!日本国内初の4団体統一戦で、日本人初のUndisputedチャンプ誕生なるか。

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

あっという間に12月。

つい先日、2022年になったと思ったらもう終わりというのは、まさに光陰矢の如し。

2022年はボクシング界にとってビッグイヤーで、コロナで開催が危ぶまれはしたものの、ゲンナディ・ゴロフキンというビッグネームを日本に呼ぶ事に成功したほか、3団体統一戦として開催された井上尚弥vsノニト・ドネア2、そして寺地拳四朗vs京口紘人という日本人同士の王座統一戦が相次いで新たなプラットフォーム、Amazonプライムで放映。

他にも様々な素晴らしい試合が開催されましたが、ここまで多くの統一戦が開催されたことは過去に例がありません。

そして井上尚弥の4団体統一戦、井岡一翔の待望の統一戦が控える12月。

いつの間にやら、もう井上尚弥の4団体統一戦までは2週間を切ってしまいました。

ということで今回のブログでは、井上尚弥vsポール・バトラーの世界バンタム級4団体統一戦のプレビュー記事です。

 

12/13(火)東京・有明アリーナ

WBAスーパー・WBC・IBF・WBO世界バンタム級王座統一戦

井上尚弥(大橋)23勝(20KO)無敗

vs

ポール・バトラー(イギリス)34勝(15KO)2敗

 

めぐり合わせとは不思議なもので、まさか井上尚弥の4団体統一戦、最後の相手がポール・バトラーだとは思いませんでした。

2022年6月、井上尚弥はノニト・ドネアをたったの2Rでノックアウト、WBC王座を吸収して3団体統一王者となっています。

2021年はマイケル・ダスマリナス、アラン・ディパエンが相手だったことを考えると、2022年はタイトルが増えた充実した年だと考える事ができます。

それでも、「まだまだこんなもんじゃない」感は強く、王者とはいえバトラーが物足りない相手と思ってしまう事もまた事実。

井上尚弥というボクサーについて、ここで今さら説明する必要もないでしょうし、ポール・バトラーについても過去に書きました。

↓ポール・バトラーというボクサーについて

boxingcafe.hatenablog.com

 

3階級制覇王者の井上尚弥、バンタム級のツータイム・チャンピオンであるポール・バトラー、その肩書以上に実力差を感じるマッチメイク、とも言えますね。

さて、プレビューとは言いつつも、結局ポール・バトラーは井上尚弥に対して何ができるのか。

ポール・バトラーというボクサーは、オーセンティックなボクサーファイターで、比較的アウトボクサーより、ディフェンシブに数えられるボクサーだと思います。

これは本人や陣営も重々わかっていることだと思いますが、井上尚弥との打ち合いは圧倒的不利は否めません。

12Rにわたってしっかりとアウトボックスを敢行する、ということがバトラーの勝ち筋なのですが、井上のパンチは非常に迫力があり、派手であり、仮に両者にクリーンヒットがないラウンドだとしても、ややパワーレスな印象を受けるポール・バトラーがポイントをピックアップしていく姿は想像できません。

 

井上がこれまで戦った中で、最もバトラーよりのボクシングをするのはジェイソン・マロニーであり、それはまさに納得。あの日のマロニーはややディフェンシブな戦い(これはそういう作戦だったというよりも、そうさせられた、が正しいように見える)で、しっかりと足を使ったボクシングをしていました。

しかし、井上陣営はマロニーがダブルジャブで攻めてくることを見越しており、それにカウンターをあわせるトレーニングをしていた、という驚きの事実があります。

 

これは、今回のバトラー戦でも油断せず、何かしらの必殺技を用意してくることが予想されます。

上体が柔らかく動く、とは言えないバトラーは、細かなステップワークで井上の距離を外しながら、要所要所でのカウンター、そしてコンビネーションで攻め入る場面をつくり、12ラウンズを戦いきっての判定勝利をするしかありません。

しかし、攻めることは非常にリスキーであり、カウンターを取ろうにも萎縮してしまうとそのカウンターをとれるチャンスは一気に減衰してしまいます。

初回から、エマニュエル・ロドリゲスのようにカウンターを警戒させることができたとしても、結局はあの結果。井上尚弥はカウンターに対し、警戒して手が出なくなるようなボクサーでもなく、バトラーにとっては本当に勝ち筋が見えない状態です。

これはかなりの無理ゲー。。。クリア不可のくそゲーとでもいうべきか。

(ちなみに私のゲーム歴はスーパーファミコンで終わってます笑)

 

バトラーが初回から突っ込めば、矢吹正道vs寺地拳四朗2のようになるか?いや、どう考えてもなりません。

井上の鋭い踏み込みを、バトラーが足でかわせるか?バトラーのバックステップ、サイドステップは井上の踏み込みを凌駕するように思えません。どころか、バトラーの全力のフロントステップを、井上のバックステップは軽々と凌駕するでしょう。

バトラーが井上相手にカウンターがとれるか?というのもかなり高難度のことで、しかもそれが決まったとして井上が倒れる姿は浮かびません。

ポール・バトラーの武器は、基本に忠実なボクシングでも、ステップワークでも、ハイガードでもなく、ガッツがあって勇気があって、ハートが強いところかもしれません。

負けはしましたがロドリゲス戦も最後まで粘りましたし(体重超過はしてますが)、井上戦は逃げてもよかったのに逃げなかった。

 

正直な話、バトラー勝利にベットできる人は少ないでしょうし、バトラーがフルラウンド戦うことにベットできる人も少ないでしょう。

井上本人が長丁場を見込んでいる、とはいうものの、バトラーは残念ながらマロニーと比べてもその実力が霞みます。

それでも、何が起こるかわからないのがリングの上。

あまりに楽々と井上尚弥が4団体統一を果たすのか、それとも一瞬でもバトラーが強いハートを誇示して意地を見せてくれるのか。

4団体統一戦としては、非常にさみしい注目ポイントではありますが、日本人初の偉業を現地で見届けようと思います。

 

放送・配信

今回の放送は、残念ながらAmazonプライムビデオではなく、dTV。

12/13(火)14:30~生配信とのことで、おそらくメインは19:00頃になるのではないでしょうか。これは普通に仕事をして帰っては間に合わない時間帯かもしれまえせんし、さすがにそれより早くするわけにはいかないでしょうから、興行の進み具合によっては現地観戦組もかなりの待ち時間を強いられるかもしれません。

ひかりTV、dTVとしては、ずっと井上尚弥をサポートしてきた関係性、Amazonプライムビデオの成功から、この放映に乗り出したのだとは思いますが、ファンにとっては迷惑この上ない、というのは失礼でしょうか。

低料金で見れるのは非常にありがたいのですが、会場も有明アリーナという超アクセスの悪い会場で、試合開始に至っては平日にもかかわらず15:00。これは仕事が終わって、または早上がりして急行しようとしていた関東圏に住んでいる方や、遠方からこの日のために東京に行く人は面食らったでしょう。

 

私はというと、15:00くらいに東京について、先にホテルにチェックインしてから行こうと思っていたので、15:00の試合開始に間に合うか間に合わないかくらいの時間で有明アリーナにつく予定だったので、第1試合のピーター・マクレールはもしかすると見れないかもしれません。

ということで、愚痴、不平、不満が先行してしまいましたが、多くの人がそうだからなのか、dTVもがんばってくれてはいます。

 

現在、dTVでは「井上尚弥選手全力応援キャンペーン」を開催中。その一環として、dTVに「入会&継続でdポイント(期間・用途限定)1,000pt還元!キャンペーン」を実施中とのことです。

初回一ヶ月は無料なので、今入れば井上vsバトラーは無料で見れます。その後一ヶ月を継続すれば1,000ptがもらえる、というキャンペーンですね。エントリーも必要だそうなので、ご注意下さい。なお、アプリで登録すると無料期間がなく、お金がかかってしまうようなので、ブラウザで登録してください。

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