信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【観戦記】予想通りの大激闘、ウォーリントンvsロペス!予想外の早期決着、コンランvsゲルフィ!in U.K

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12/10(日)はボクシングライブ配信が大漁。

いったいどこまで見続けられるのか。

私はライブにはこだわらないので、ディレイでちょっとずつ視聴。

普通の時間に朝起きて、犬の散歩をして、朝食を食べて、そしてまずはイギリス興行を視聴開始。それも、今日の時間と体力を考えてメインだけに絞って視聴です。

ということで、今回のブログは、日本時間12/10(日)に行われたイギリス興行、ジョシュ・ウォーリントンvsルイス・アルベルト・ロペス、そしてマイケル・コンランvsカラム・ゲルフィの観戦記。

↓プレビュー記事

boxingcafe.hatenablog.com

 

 


12/10(日本時間12/11)イギリス・リーズ

IBF世界フェザー級タイトルマッチ

ジョシュ・ウォーリントン(イギリス)31勝(8KO)1敗1分

vs

ルイス・アルベルト・ロペス(メキシコ)26勝(15KO)2敗

ロペスへの大きなブーイングと、ウォーリントンへの大きな大歓声。ここはウォーリントンのホームタウン、イギリスのリーズです。

ルイスにとっては明らかなアウェー戦ですが、ゴング前の顔を見ると非常に落ち着いていそうです。

注目のゴング。ともにやや低めの構え、アグレッシブな両者の戦いはともに攻め時を探し、その様子見は早々に破られます。

ファーストヒットはウォーリントンでしたが、その後ロペスが力強く左右のフックで攻め入ります。この攻撃のとき、思いっき入り顎も上がって上体も浮いてしまうロペスですが、あまりの迫力にここでカウンターを打てるボクサーは少ない。

ウォーリントンは逆に固いガード、ロペスの攻撃をしっかりとブロッキングして、それが終わってから手数でリターン。先手をとって、力強く攻めるロペスの方が印象的には良いか。初回のラウンド終了後、ともに笑顔で称え合った事が素晴らしく、激闘を感じさせる初回が終了します。

2R、このラウンドはウォーリントンも先手を取り始めます。ラウンド序盤、左右のフックで攻め入るウォーリントン。ともに鋭い踏み込みを見せるため、幾度かのバッティングが発生します。

後半に入るところでバッティングによりロペスは左目付近をカット。出血、会場のブーイングは痛がるロペスに対してのものなのかもしれませんが、そのブーイングは酷でしょう。

ちょっと出血はひどそうで、負傷判定を視野に入れて戦わなければいけないかもしれません。

 

3R、ちょっと雰囲気が変わった3R。ともにバッティングを警戒してか、今までよりもやや距離が開きます。そこからロペスが良いジャブを見せたかと思うと、ウォーリントンはロペスの打ち終わりにすっと踏み込んで左フックをヒット。

ロペスのジャブをかいくぐり攻撃、右ストレート、右ボラードはしっかりとブロッキング、攻撃の番が来ると一気に攻め込むというボクシング。これは、相手からクリーンヒットをもらわず、自分のクリーンヒットを少しでも当てようというボクシングで、ウォーリントンにはピッタリのボクシングですね。結局は我慢比べみたいなものですが。

4R、必然、ディフェンスが先になるウォーリントン。ロペスは構わず攻め始めます。その攻撃は非常にパワフルで迫力がありますが、ウォーリントンのガードは固い。それでもロペスにとっては打ち終わりに気をつけていれば良いので、戦いづらくはないのかもしれません。

そういえばロペスの出血はしっかり止まっていますね。青コーナーのカットマンは有能のようです。あと、ロペスは非常に楽しそうにボクシングをします。

5R、比較的攻めっぱなしのロペス。この力強い攻撃をしっかりとブロッキングしているウォーリントンはさすがですが、あくまでもブロッキングが多いため、ダメージがゼロでないのは気になるところ。

ただ、随所でステップワークを使って休んでいるウォーリントンに対して、ロペスは全力で振りっぱなし。後半に入ってからのスタミナ面では如何に。

このラウンドはウォーリントンの左フックで、ロペスがバッティングで受けた傷からまた出血。

6R、少し距離が空いている状態で振ってくるロペスのパンチは非常に脅威、当然それをわかっているウォーリントンはインサイドでの戦いを希望します。

身体を押し付け、ゼロ距離にしてからのボディ。それまではとにかくガードを固めて身体を振るというスタイル。これがラウンド中に上手く機能することもあれば、逆にロペスが上手く下がりながらパンチを(ガードの上に)当てまくる時間もあります。

 

7R、後半に入っても、今のところはロペスの動きは落ちません。あとは前半にウォーリントンがガードの上からのパンチで、どれほどダメージを受けたか、にもよりますが、ウォーリントンにとってはここからが勝負。

このラウンド、打撃戦となりますが、個人的には先に動くロペスの方が印象的には良いように見えます。

8R、このラウンドも先に動くのはロペス。ウォーリントンが先に打ってくる事はない、と踏んでかかなりのローガードスタイル。そこからパワーパンチ、ウォーリントンは近づかなければパンチを出せない状況で、意外にもロペスはステップワークも良く、ウォーリントンの前進からもすり抜けていきます。

ちょっとロペスが抜け出た印象か。

9R、このラウンドも流れは同様ですが、ちょっとウォーリントンの攻撃が良さそうです。中盤、左フックをヒット。

しかし後半に入るところで揉み合いの展開からウォーリントンはロペスの左臀部に右フックをヒット、これをアピールしたロペスには休憩が与えられます。ローブローなので、休憩で良いのですが、会場からはブーイング笑。さすがイギリス、しっかりと敵地であることを認識させてくれますね。ケツを叩かれて痛いかどうかはよくわかりませんが、急所でもなければ比較的脂肪も多いところだと思うので、これはロペスが休んでいるだけのような気もします。

後半もロペスの右に対してリターンを返したウォーリントン、その後右オーバーハンドもヒット。これは後頭部への打撃だというアピールをするロペス。ロペスはちょっと集中力が切れて来ている可能性もあります。ウォーリントンは残り3Rの戦い方が非常に重要になって来るのはもちろんですが、ロペスにとってもここは正念場。

10R序盤、ちょっと揉み合いの展開が増えます。これはつまり、ウォーリントンペースという事でしょう。このインサイドワークではウォーリントンの方が数段上、ロペスとしてはこの距離まで入らせたくないところ。

中盤、後半にはロペスもコンビネーションをヒット、その後ウォーリントンもしつこく追っていく場面もあり、ここもまたスウィングラウンド。

 

11R、いまさらですが、この試合を通じてロペスの突き刺すようなジャブは非常に良い。このジャブをかいくぐってインサイドで攻めたウォーリントンですが、非常に低いところから出てくるこのジャブには結構苦労している印象です。

ただ、ウォーリントンもさすがのキャリア、ラウンドを重ねてこのジャブにも対応できるようになってきたことから、後半に入ってインサイドで戦う時間が多くなっているのかもしれません。

やはり近接戦闘においては、ルーズなガードのロペスよりも、コンパクトで回転力のあるパンチを持つウォーリントンが優勢。ウォーリントンはこのラウンド後半、左フックでロペスを効かせる等、本日一番のビッグラウンドを作りました。

ラストラウンド、ロペスはダメージなのか疲労なのか、ちょっと勢いがなくなっています。待ちのボクシング、ジャブを打っても入ってこられる事を想定したような戦い方です。今度はしつこく追っていくのはウォーリントン!

ウォーリントンは12Rに渡って動き続けた結果、この嵐のような手数が出るところが本当に恐ろしいボクサー。明らかにロペスは疲れていますが、これはオーバーペースだったというよりも、ウォーリントンに削られたという方が正しいのかもしれません。

通常、疲労困憊となるこのラストラウンドにおいて、ウォーリントンはサイドステップを織り交ぜての攻撃を見せ、王者としての矜持を誇示。試合終了のゴングとともに両手を上げて勝利をアピールしたのはウォーリントン、チャンピオンシップラウンドはたしかにウォーリントンでしたが、その他のラウンドは正直わかりません。

DAZN解説者のトニー・べリューの採点では114-114のドロー。

そして公式の採点結果は、114-114のドローがひとり、115-113×2でルイス・アルベルト・ロペス!!!!

 

ここで、ぶっちゃけ地元判定でウォーリントンか、とか思っていた自分をまずは恥じます。イギリスのみなさんごめんなさい。

ドローも妥当、ウォーリントンの勝利もあり得たかもしれませんが、全体的にはロペスが上手く戦っていた印象で、やはり先に動いていた事は非常に大きかったと思います。

イギリスの会場は静寂のあと、ロペスに対して祝福の拍手。地元のヒーロー、ウォーリントン敗北にはショックでしょうが、新王者を称える人々もいることは素晴らしいことです。

嬉しい嬉しいロペス、このボクサーは本当に魅力的なボクサーです。荒々しくもありますが、反応もよく、見ていて楽しいボクシング。これは強い。あとは、後半にかけて明らかに集中力を切らしてしまったように見えたので、特に「防衛戦」となると顕著となるかもしれません。

とはいえ、このロペスは超が10個つくほど危険なボクサー。IBFの挑戦者決定戦出場の噂もある阿部麗也(KG大和)の標的となるわけですが、ロペスのコンディション次第ではありますがこれは厳しい王座戦になりそう。ウォーリントンの方が相性は良かったかもしれません。

 

12/10(日本時間12/11)イギリス・ベルファスト

マイケル・コンラン(イギリス)17勝(8KO)1敗

vs

カリム・ゲルフィ(フランス)31勝(9KO)6敗

マイケル・コンランの人気はものすごいものです。リングマットには「Conlan Boxing」の文字がありますが、これは兄、ジェイミー・コンランが主催しているプロモーション会社のようですね。

会場にはたくさんのお客さんが詰めかけ、この世界タイトル戦でも勝負論のある試合でもないメインイベントを見守ります。

初回、サウスポー、コンランが低い姿勢からプレス。ゲルフィーはリングを大きくつかってサークリング。

ちょっと寝癖のある髪型に見えるコンランは上体の動きを使ってフェイント、右ジャブを丁寧に突き、コンビネーション。中盤に入るとゲルフィもガードを固めて前進、しかしなかなか手が出ません。

コンランは左ボディを上手くヒットしたあとスッと動き、ゲルフィーのリターンをもらいません。後半、この左ボディをヒットするとゲルフィは後退、ロープ煮詰まったところにコンランの連打!ボディを織り交ぜたラッシュをみせると、ゲルフィはダウン。そのまま試合をストップ!

マイケル・コンラン、初回TKO勝利!!

 

衰えが著しいと言えるカラム・ゲルフィ。コンランの勝利は確実視されていたものではありますが、ここまで早い決着は予想外のものでした。

ハードパンチャーとはいえないコンランに初回TKO負けというのは、ちょっと潮時のような気もしますね。

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そしてもうまもなく、井上尚弥vsポール・バトラーの世界バンタム級4団体統一戦。

同じ時代に生まれたならば、必見である日本人初の4団体統一戦です。

この興行はひかりTV及びdTVで生配信、現在、dTVでは「井上尚弥選手全力応援キャンペーン」を開催中。その一環として、dTVに「入会&継続でdポイント(期間・用途限定)1,000pt還元!キャンペーン」を実施中とのことです。

初回一ヶ月は無料なので、今入れば井上vsバトラーは無料で見れます。その後一ヶ月を継続すれば1,000ptがもらえる、というキャンペーンですね。エントリーも必要だそうなので、ご注意下さい。

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