信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プレビュー】12/26(月)PXB!!激闘必至の田村亮一vs古橋岳也!富岡浩介vsドミンゴも注目!!

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

今年もあと半月を切り、国内ボクシング興行も残すところあと2興行。

ひとつは12/26(月)に行われるフェニックスバトルであり、もう一つは12/31(土)に行われるLIFETIME BOXING。

井岡の試合が近づいてくると今年も終わりを感じますが、井岡の年齢やモチベーション的にもうあと何年続けられるか。井岡のあとは地上波からボクシングが消えてなくなるか、もしくは志成ジムのネクスト・スターが引き継ぐのか。

どうせテレビは見ないので、個人的には地上波がなくなっても、配信で見られれば一向にかまわないと思っています。

さて、話がそれてしまいましたが、今回のブログは12/26(月)に行われる、年内最後のフェニックスバトルのプレビュー。

 

12/26(月)フェニックスバトル×DANGAN

日本スーパーバンタム級王座決定戦

田村亮一(JBスポーツ)15勝(7KO)6敗1分

vs

古橋岳也(川崎新田)28勝(16KO)9敗2分

ニッポンのスーパーバンタム級が誇る、激闘型ボクサー同士が日本スーパーバンタム級王座を争います。

田村は2013年B級デビューですが黒星スタート、紆余曲折を経て2017年に当時久我勇作(当時ワタナベ)の持っていた日本スーパーバンタム級タイトルへ挑戦。

ここを判定で落としますが、その後は3連勝で日本スーパーバンタム級王座決定戦へ出場。

中川麦茶(当時角海老宝石)と争ったこの一戦で見事判定勝利、2度目の挑戦で日本王座を初戴冠。しかし、その初防衛戦で元王者、久我勇作との再戦を迎え、ここでも敗北、日本王座陥落。

その後はその年の挑戦者決定戦への出場機会を得ますが、ここで古橋岳也(川崎新田)に敗戦、その後は2連勝も2021年の挑戦者決定戦で久我勇作にまたも敗北。

長く日本トップ戦線で戦う田村ですが、同時期の王者久我、古橋には現在のところ勝利できていません。ほんの少し、何かが足りないのかもしれません。

 

とはいえ、「ゾンビ」というニックネームを持つ田村、これまでKO負けは一度たりともありませんし、JBスポーツの選手らしくスタミナがあり、フィジカルが強い、対戦相手からすると非常に嫌なボクサー。

対して古橋は、プロデビューが2007年。2008年の全日本新人王を獲得したあとは順風満帆なキャリアとはいかず、ようやく日本タイトルに初挑戦できたのは2015年のこと。

のちの世界王者、小國以載(角海老宝石)を相手にドローという一戦でしたが、この試合は圧倒的下馬評不利の中、素晴らしい追い上げを見せての「殊勲のドロー」であり、大きく評価を高めた試合でもありました。

しかし、物事はそう上手く運ばず、ここから2連敗。2016年には当時石本康隆(当時帝拳)の持っていた日本タイトルに挑戦しますが、10RTKO負けを喫し、タイトル獲得なりませんでした。

それでも諦めなかった古橋は、そこから7連勝で2019年の挑戦者決定戦に漕ぎつけ、田村亮一に勝利して挑戦権を獲得。その勢いを駆って、2021年1月、当時の日本スーパーバンタム級王者、久我勇作に超見事な9RTKO勝利、3度目の挑戦で素晴らしい初戴冠を果たしました。

↓観戦記

boxingcafe.hatenablog.com

 

その後、初防衛戦は快勝でクリアした古橋は、2度目の防衛戦で元王者久我勇作とドロー。この試合で引退した久我の思いを受け継ぎ、更に上を目指して当時のWBOアジアパシフィック王者、井上拓真へ挑戦します。

しかしここは技術力の差が大きく、完封の判定負け。仕切り直しの一戦は、井上拓真が返上したこの日本王座を巡ってのものとなりました。

この一戦は、再戦となります。

初戦は言うまでもなく大激闘、両者ともに気持ちが強く、非常にタフで、手数が多く、距離も噛み合う。この再戦も、当然のように見ている方が疲れる大激闘となるはずです。

濃密な10ラウンズを打ちあってから3年と3ヶ月。あの試合、両者は当時の力のすべてを出し切ったはずです。そこからのキャリアを考えると、古橋の方がより経験を積んでいると思って間違いはないはずです。田村が勝てなかった久我に勝利していることも大きい。ただ、その分、スタイル的にダメージを溜めているのも事実としてはあると思います。

互いに35歳、残された時間はそう多くはないでしょう。

この激闘は、おそらく両者のダメージも半端ないものだと思いますし、互いにもうやりたくないくらい殴り合うと思うので、これが最後かもしれません。

どうか両者が無事にリングを降りられますように、と願うような一戦。

 

62.0kg契約8回戦

今永虎雅(大橋)vsロイ・スムガット(フィリピン)

今永タイガーのプロ3戦目。そろそろ良い相手に巡り会えれば良いのですが、相手を探すのは困難でしょう。

ウェイト的には、海外ボクサーを招聘するにしても東アジア近辺のボクサーでは物足りません。来年はランカークラス、もしくはそれに準ずる実力者との戦いが見たいものです。

53.0kg契約8回戦

今川未徠(JBスポーツ)vs高木裕史(E&Jカシアス)

今川は1年半ぶりのリング。その前も1年半ほどリングから遠ざかっており、この3年のうちでは2度目のリング登場。現在日本スーパーフライ級10位にランクされていますが、これが高木にとっては格好の的でもあります。

高木は来年3月に定年を迎えるノーランカー。ここで勝てれば、このボクサー定年を回避することができる、というドラマ性を孕んだ一戦でもあります。

6勝9敗という戦績の高木は、2017年12月を最後に勝ち星に恵まれておらず、A級未勝利。ここで勝てばドラマなんてもんじゃなく、厳しい戦いにはなりそうですが、がんばってもらいたいものです。

 

フライ級8回戦

富岡浩介(REBOOT.IBA)6勝(5KO)2敗

vs

エスネス・ドミンゴ(フィリピン)17勝(9KO)2敗

この日、このアンダーカードを一番楽しみにしています。

確かな才能を持っていると感じる富岡浩介、彼はまだそのポテンシャルを完全に発揮する事はできていない、と感じています。

今回がA級初戦となる一戦で、相手は「あの」エスネス・ドミンゴ。

ドミンゴは前戦で日本に初上陸、飯村樹輝弥(角海老宝石)に6RTKO勝利を挙げているボクサーです。これは本当に衝撃的でした。

ボクシングモバイルを見ると、現時点での勝敗予想は5分5分と出てはいますが、ここはドミンゴが7-3くらいで優位ではないか、と思っています。

このドミンゴは非常に力強く、飯村のパンチを被弾しても前進できるハートの強さも持っており、タフネスに不安のある富岡にとっては天敵にも近い。インサイドに入れず、上手くヒット・アンド・アウェイで戦う事ができれば、しっかりとアウトボックスする事もできそうですが、それを許さないのが富岡の性格的なところ。

富岡が如何ほどこの試合に賭けてくるのか。そしてしっかりと集中力を維持し続け、ドミンゴのパワーパンチを外し続ける事ができるか。色々な事が試される一戦となりそうで、非常に楽しみです。富岡浩介に期待しています。そして、REBOOT.IBAジムはいつもどおりガチを通り越すガチガチマッチメイク。こういう素晴らしいマッチメイクが入っているがために、この日のフェニックスバトルは締まりますね。

 

パラセン・セーンパック(タイ)vs湯川成美(駿河男児)

湯川は2ヶ月弱でのリング登場。非常に精力的にリングに上がり、今年はもう4度目のリング登場です。

日本ランキングも上がってきて、来年はタイトル挑戦か。当然、こんなところで負けはおろか苦戦もしたくありません。豪快に倒してくれそうです。

【放送・配信】

このフェニックスバトル×DANGAN興行は、ひかりTV、ABEMA.TVで生配信。

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