信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

2023年初頭、日本人OPBF王者は9人。アジア、オセアニア、グローバルなタイトルマッチを望む。

2023年のはじまり、日本人世界王者は4名。

2022年のはじまりに8名もいたことを考えると、やや寂しいスタートとも言えます。

ただ、2022年は王座統一戦や海外での戦いも多く、そのチャレンジの結果だと思えばこれはこれで誇らしく、また面白いものです。

↓その4名の世界王者の展望を勝手に考察。

boxingcafe.hatenablog.com

 

 

さて、そしてその世界王座へと挑まんとするのが地域王者たち。

JBCの承認している地域王座は、日本独自の王座である日本王座のほか、OPBF東洋太平洋王座とWBOアジアパシフィック王座。

今回のブログでは、2023年初頭、7名にわたるOPBF東洋太平洋王者たちの今年の展望について、書いていきたいと思います。

 

フライ級王者 桑原拓(大橋)

2022年10月、中谷潤人(M.T)との世界戦も経験したジーメル・マグラモ(フィリピン)を破り、見事OPBF王座を獲得した桑原拓。

マグラモは中谷戦での敗戦後、日本人キラーのジェイアール・ラクィネル(フィリピン)との王座決定戦を制した強い王者でしたが、この試合でもその危険さを感じさせてはくれました。それを大きく上回る桑原のアウトボクシングは、本当に華麗で、見事としか言いようのないパフォーマンス。

2021年7月の初黒星から大復活、今後の活躍が期待される位置まできました。

この階級の日本人ボクサーは畑中建人(畑中)やWBOアジアパシフィック王者の加納陸(大成)、世界挑戦経験者の山内涼太(角海老宝石)、そして元世界王者の木村翔(花形)と誰しも強いですが、ランカーには多くのフィリピン人ボクサーもおり、前述のラクィネル、サニー・エドワーズにも挑戦経験のあるジェイソン・ママ(フィリピン)までいます。

2023年はこれらの強豪ボクサーとの防衛戦を乗り越えて、2024年くらいには世界へ打って出て欲しいですね。

フライ級は日本にいながらも世界挑戦の叶う階級でもあり、このアジア・オセアニア圏内での戦いを勝ち抜けば、十分に世界への道筋が見えてきそうです。

 


バンタム級王者 千葉開(横浜光)

2022年9月22日、OPBF王座を戴冠した千葉開。2度目のOPBF王座アタックで、持てるポテンシャルを最大限発揮して見事アップセットを達成しました。

当時の王者、栗原慶太(一力)は非常に充実しているように見え、これから世界を窺おうというボクサーだっただけに、この試合は大きな番狂わせとして記録されています。

この試合で素晴らしいボクシングを展開した千葉は、中盤から後半にかけて抜け出し、栗原の特攻も飲み込んでの最終回TKO勝利。本当に素晴らしい試合でした。

そのポテンシャルからすると、長くくすぶった感のある千葉開は、ここから大きく花開くのでしょうか。

それにはまず、初防衛戦をクリアしなければいけませんし、この先に進むのであれば、同級のWBOアジアパシフィック王者、西田凌佑(六島)や日本王者の堤聖也(角海老宝石)を無視して通る事はできません。

この階級、最も世界に近い日本人ボクサーは井上拓真(大橋)ですが、西田、堤、そしてこの千葉のほかにも比嘉大吾(志成)、栗原慶太(一力)、南出仁(セレス)、富施郁哉(ワタナベ)、新鋭も穴口一輝(真正)、梅津奨利(三谷大和)、松本海聖(VADY)等々の大激戦区。

2023年、千葉開は王者の証明が必要な年で、前半の防衛戦で良い勝ち方ができれば、地域王座統一戦へ駒を進められるかもしれません。

 

スーパーバンタム級王者 武居由樹(大橋)

2022年、プロデビューわずか5戦目でOPBF王座を戴冠した武居由樹。

ペテ・アポリナル(フィリピン)に5RTKO、ブルーノ・タリモ(タンザニア)に11RTKOで勝利した武居は、足早にボクシング界の頂点に近づいているイメージでもあります。

ただ、やはり引き出しとしてはそう多くない、というのがわかったタリモ戦、この段階でじっくりとキャリアを積んでもらいたい思いが強い。

このままスーパーバンタム級でいくのであれば、井上尚弥の邪魔をするわけにはいかないでしょうから、今年はしっかりとこの王座を守り、来年以降に勝負となりそうです。

大橋ジムと川崎新田ジムの関係性を考えると、日本王者の古橋岳也(川崎新田)との統一戦というのも筋としてはあるかもしれません。

井上拓真(大橋)が返上した王座を巡っては、おそらく中嶋一輝(大橋)が絡んでくるでしょうから、この新たなWBOアジアパシフィック王者との絡みはなさそう。

まあ、いずれにしろ、武居は2023年、しっかりと地場固めをしてほしい年ですね。

 

フェザー級王者 清水聡(大橋)

清水聡がOPBF東洋太平洋フェザー級王座を獲得したのは、2017年10月のこと。もう在位にして5年以上となりますが、その環境になかなか変化がありません。

2022年は実力差のある相手とのノンタイトル戦が1戦のみ、そのキャリアは停滞していて非常にもったいなさを感じます。

毎年のように「勝負の年」と言い続けるも、なかなか実現しない世界戦、その間に国内のフェザー級は現在の日本王者、阿部麗也(KG大和)が丸田陽七太(森岡)、前田稔輝(グリーンツダ)を退けて国内トップに躍り出てしまっています。

森武蔵(現・志成)を退けて国内最強をアピールしてから1年半以上の間で、フェザー級の国内勢力図は随分と変わってしまいました。

今年こそは、というところではありますが、世界ランクはWBC13位のみと世界挑戦には非常に心細いものです。

とにかく試合をこなし、世界ランクをあげる事が大切で、今年は少なくとも世界ランカーとの対戦が見たいものです。

 

ライト級王者 吉野修一郎(三迫)

2022年、大きく飛躍したアジア王者といえば吉野修一郎。伊藤雅雪(横浜光)との一戦を制し、続いて中谷正義(帝拳)を撃破、日本のライト級で飛び抜けた存在となった、ということで良いと思います。

2022年にライバル、三代大訓(ワタナベ)との対戦が実現しなかったことは非常に残念ではありますが、伊藤、中t内の2タテは素晴らしいレジュメ。

さて、2023年は国内にはほぼ用がなく、世界に打ってでてほしい年。

極東の国でコツコツと防衛を重ねるこのアジア王者は、少しずつランキングを上げてきたこともあり、世界戦がちょっと見えてきました。

ここでは、やはりアメリカでインパクトを与える一戦がほしいところです。

そして、2022年末に飛び込んできたニュースは、対戦相手に困っているシャクール・スティーブンソン(アメリカ)の相手を務める可能性がある、というニュース。

シャクールvs吉野、吉野にチャンスは少なそうではありますが、是非チャレンジしてもらいたい試合ですね。

2023年、シャクールとのWBC世界ライト級挑戦者決定戦が組まれれば、ファン側としてはそれだけで満足してしまうかもしれません。もし、吉野がその試合で(中谷正義のように)アメリカでの評価をあげ、もしくはシャクールに勝ってしまうようなことがあれば、一気に本場での評価も需要も高まります。

いずれにしろ、アメリカで戦うのであれば、このアジア王座はもういらないでしょう。

返上して、次の戦いに備えてもらいたい。

 

スーパーライト級王者 永田大士(三迫)

2022年12月、ときの王者、近藤明広(一力)に僅差の判定で競り勝ち、OPBFタイトルを初戴冠した永田大士。チャレンジャー精神溢れる凄まじいファイトで、この永田は「チャレンジャー」という言葉がよく似合う王者です。

このスーパーライト級という階級は、たとえアジアで一番になろうが世界は随分と遠い階級で、OPBF王座を撮ったからといってまだまだ世界を語れる位置にはいません。

永田がこの2023年に大きく飛躍をしたいのならば、やはりWBOアジアパシフィック・日本の2冠を持つ平岡アンディ(大橋)を避けては通れないでしょう。

とはいえ、アンディの方に永田に興味があるか、と言われればおそらくそれほどでもなく、永田としては腰を据えてこのタイトルを防衛していってもらいたい、というのが個人的に望むところ。

この階級のランカーは、オーストラリアのボクサーも多い。

是非ともこの階級のOPBF王座は日本だけで回さず、オセアニアのボクサーたちを招聘して防衛戦を行ってほしいもの。

その中で躍進していけば、より上の道も見えてきそうなものです。

 

ウェルター級王者 豊嶋亮太(帝拳)

WBOアジアパシフィック、OPBF王座を持つ豊嶋亮太は、この階級で小原佳太(三迫)と双璧をなす存在。

次戦は大注目の佐々木尽(八王子中屋)戦、当然地力では豊嶋優位ながらも、なにかを起こす可能性のある佐々木尽というボクサーは怖い存在でもあります。これは豊嶋にとってはハイリスク、ローリターンな一戦にも見えますが、ファンにとっては喜ばしい一戦です。

小原は日本王座を返上、世界へ打って出る準備をはじめてはいますが、豊嶋はまだ20代で若いということもあり、もう少しじっくりとキャリアを積んでも良さそうです。

今年、というよりも、2024年とか2025年あたりを勝負の年と定め、徐々に世界ランクを上げていって挑戦者決定戦からの世界挑戦、というのがウェルター級では現実的な道ではないか、と思います。

2021年、一気に飛躍した豊嶋でしたが、2022年は1試合のみ。それも、やや実力に劣る相手でもありました。

2023年はコンスタントに、年間3試合くらいこなしてもらいたいものですね。

 

スーパーウェルター級王者 井上岳志(ワールドスポーツ)

確実に対戦相手を見つけるのに苦労するはずの井上岳志ですが、以外にも試合はコンスタントにこなせています。

2022年はワチュク・ナァツ(マーベラス)との再戦で判定勝利、そして天熊丸木凌介(天熊丸木)とのOPBF・WBOアジアの2冠王座決定戦では6RTKO勝利と2戦して2勝。やはり国内では敵なしを証明して見せています。

この井上が国内最強を証明して幾年かが経過し、海外でのチャンスをつかむもハイメ・ムンギア(メキシコ)、ティム・チュー(オーストラリア)に跳ね返されています。

スーパーウェルター級という階級は、ウェルター級、ミドル級にはさまれた階級であるだけにやはり欧米のボクサーが幅を利かせているのが現実。井上がここに割って入るためには、やはりオーストラリアの強豪ボクサーを打ち負かすか、アメリカ本土で勝負をかけなければいけません。

このタイトルに如何ほどの価値があるのかわかりませんが、井上はこのタイトルをオーストラリア人相手に防衛戦ができないのであれば、即刻返上し、竹迫とともにアメリカでチャンスを求めた方が良いようにも思います。

なので、2023年、竹迫とともにアメリカのリング登場に期待です。

 

ミドル級王者 竹迫司登(ワールドスポーツ)

井上にしてもそうですが、このミドル級王者、竹迫にしてもなかなか対戦相手を見つけるのが難しいボクサー。

竹迫は間違いなく国内最強を証明しているボクサーで、現在はOPBF王座のみの保持ではあるものの、どうにか海外進出を果たしてもらいたいボクサーです。

今年、32歳を迎える竹迫は、年齢的にはプライムタイムに差し掛かるはず。

もう国内でアジア人を呼んで戦う事は終わりにして、タイトルの保持云々にはこだわらず、オーストラリアやアメリカで戦う道を見つけてほしい、と切に願います。

特に、オーストラリアだとミドル級の選手も豊富で、井上岳志(ワールドスポーツ)もリングに上がったのだから、コネクションができていないのでしょうか。

今年中、どこかで勝負をかけてもらいたいボクサーですが、この階級では日本で待っていてもチャンスは訪れそうにありません。是非とも、海外での道を模索してもらいたい。

 

OPBF王座の存在意義

コロナ以降のOPBF王座は、ほぼ日本人同士が争っているのが現状です。

Oriental and Pacific Boxing Federation、東アジアとオセアニアのタイトルなのですから、是非ともグローバルにタイトル戦を開催してもらいたいものです。

特に重量級においては、オーストラリアにたくさんの選手が在籍しているのですから、無理やりフィリピンやタイから数少ない重量級の選手を呼ぶよりも、オセアニアのボクサーと戦ってもらいたい。

日本ランキングよりも厳密でないOPBFランキングにおいては、比較的取りやすいタイトルとして揶揄されることもありますが、本来は日本タイトルの上にあるべきタイトル。その矜持を是非とも取り戻してもらい、アジア・オセアニアという幅広い地域からチャレンジャーを募り、また、王者として各地で戦うようなOPBFチャンプを見たいと思っています。

 

 

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