信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【観戦記】ジャーボンタ・デービスvsエクトル・ガルシア!!セミは注目、ジャロン・エニス!!

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2023年、最初のPPVファイト!

アンダーカードはYoutubeで配信され、PPVは全4試合。この全4試合をWOWOWで配信してくれるのは本当にありがたい事です。

勿論注目はメインイベント、ジャーボンタ・デービスvsエクトル・ルイス・ガルシアの王者対決ですが、セミファイナルにはいよいよ超新星、ジャロン・エニスが暫定ながらも世界タイトル戦に臨みます。

セミセミには同じウェルター級のプロスペクト、ラシディ・エリス、そしてPPVのオープニングファイトは絶賛迷走中のデメトリアス「ブーブー」アンドラーデ、と注目ボクサーが出場するPBC興行。

ということで今回はShowtimeで放送された、PPVファイトの観戦記。

↓プレビュー記事

boxingcafe.hatenablog.com

 


デメトリアス・アンドラーデ(アメリカ)31勝(19KO)無敗

vs

デモンド・ニコルソン(アメリカ)26勝(21KO)4敗1分

スーパーミドル級初戦、3階級目に向かうアンドラーデ。

初回、いきなりプッシュのアンドラーデ。まあでも、アンドラーデの前半の強さには定評があり、もしこのニコルソンを倒すのなら前半のような気もします。

その後もかなり強引な攻めを見せるアンドラーデ。倒す気は満々です。

2R、ジリジリとプレスをかけるのはアンドラーデ、ヒットを奪ってからのコンビネーション。中盤が過ぎた頃、このコンビネーションをヒットするとニコルソンはダウン!ダメージはなさそうですが、やっぱりアンドラーデの巧さが際立ちます。

ダウンシーンのスロー映像が流れますが、ニコルソンはちょっと足を滑らせてしまったように見えます。

3R、アンドラーデは非常にワイルドに振っていきます。インパクトを残そうと今日は結構強引に行きますね。そこに回転力のあるコンビネーション、上下の打ち分けも相まって、ここまでのところ、ニコルソンは打つ手なしか。

中盤、右肩を痛めたふうなニコルソン、良いジャブを持っているのですが、これはアンドラーデには当たらず。アンドラーデは完璧に距離を支配し、後半には飛び込んでの左ストレートをヒット。

 

4R、前手を動かして幻惑、左ストレートを真っすぐ伸ばしてヒットするアンドラーデ。そしてその後も絶妙な距離感をキープするアンドラーデは、ニコルソンがでてきそうなところでコンビネーション、これがまた非常に回転力、アングルに優れます。

5R、ニコルソンはガードを固めて前進、しかしなかなか手を出すことまで至りません。1分が経とうとするころ、ニコルソンがアンドラーデのガードの上を叩くとアンドラーデは尻もち。しかし、これはダウン裁定とならず、スリップ裁定のようです。ただ、会場からは大ブーイング。

アンドラーデはそろそろ安全運転モードに切り替えか。

6R、アンドラーデはいつも前半飛ばして後半に入ると流す、みたいな感じですが、今日はこのラウンドに入っても力強くパンチを振るい、倒そうという考えか。

ただ、中盤にニコルソンのジャブがアンドラーデの右目にヒット、顔を跳ね上げられたアンドラーデ。ニコルソンはヒット数こそ多くはありませんが、そのガード、圧で徐々にアンドラーデにプレッシャーをかけていっているイメージ。

7R、今度はニコルソンがプレス。アンドラーデはやっぱりいつもの戦い、距離をしっかりつくってストッピングジャブ、からのカウンター、コンビネーション。ニコルソンはガードを固めて前進も、ちょっと手が出ません。

後半、アンドラーデが強引に攻め、左のダブルでダウンを奪ったかに見えましたが、これもレフェリーはダウンを取らず。

8R、ニコルソンはロープを背にしてカウンター狙いか?アンドラーデはプレスをかけてちょっと距離を詰めますが、このタイミングで強引にはいきません。

9R、すでに随分と動きが少なくなってきています。アンドラーデがこの試合を支配している、ということだと思うのですが、やっぱり今回も前半「アンドラーデ圧倒的に倒せそう」からの後半「やっぱり判定」という流れですね。

 

ラストラウンド、ニコルソンは同時打ちでればアンドラーデにヒットできるパンチもありますが、回転力に劣る事から打ち勝つ事は難しそう。

後半、同時打ちのタイミングでしたがアンドラーデの右がヒット、ニコルソンはグローブをマットにタッチ、本日二度目のダウン。

残り時間が少なくなる中で、アンドラーデはチャージしましたが、ちょっと倒し切る事はできず。

ニコルソンは右肩か上腕辺りにトラブルを抱えていたか、右をほとんど振れない事から手数が少なくなってしまいましたね。アンドラーデは、よくも悪くもいつもどおりではなかったか、と思います。

判定は、100-88×3、デメトリアス・アンドラーデの勝利。

個人的には、アンドラーデらしいファイトだったと思います。

 

IBF世界ウェルター級挑戦者決定戦

ラシディ・エリス(アメリカ)24勝(15KO)無敗

vs

ロイマン・ビラ(コロンビア)25勝(24KO)1敗

初回、ガードをぐっと固めてプレスをかけるのはビラ。エリスは素早いジャブ、ステップワーク。とにかく速い。

体全体の動きが素早いエリス、ビラはグイグイと前進。このビラのプレスがやや効いてきたか、というのはラウンド後半。近づいてからでないとパンチを出せないビラ。

2R、速いジャブ、ストレートを打ってビラを遠ざけようとするエリス。ビラはやっぱり近づかなければパンチを出せませんが、このガードを固めての前進はかなり嫌でしょう。

ただ、エリスの速いジャブをビラは外すことはできず、ブロッキング。それでも、フィジカルも強いのでしょう、芯はしっかりしています。

これは、ある種の我慢比べで、どちらがスタイルをキープできるか、そして、相手のスタイルを崩すことができるか。

3R、展開は変わらず。ブーブーvsニコルソンはラウンドごとに両者の戦い方が違った戦いでしたが、この両者の戦い、戦略は変わらないでしょう。自分の得意を出す、という雰囲気ではありますが、やはりボクシングの巧さ、スピードはエリスが随分上回ります。まあ、ビラにとっては勝負は後半でしょう。

4R、エリスはもうかなりビラの攻撃に慣れてきたか、完璧にロープを背負う場面は少なく鳴ってきたように見えます。余裕を持ってくるとまた危ないような気もするので、集中力はキープしてもらいたい。

エリスは素晴らしいジャブを幾度もヒット、後半にはアッパーからコンビネーション、ビラを後退させます。が、このラッシュ時こそ気をつけなければいけません。

 

5R。2〜3Rよりも、距離が開いているように見えるのは気の所為ではないでしょう。エリスはビラのプレスに対応できており、素晴らしいジャブとカウンター、ステップワークでこのプレスからエスケープしつつもヒットを重ねていきます。

ビラはまだ我慢の時間が続きますね。ただ、ビラとしても徐々に手数が増えてきており、リングと垂直に打つ得意のアッパーも出始めた、という印象。

6R、いよいよビラは勝負に出たか、ギアをアップ。ギアをアップ、というかスロースターターなのかもしれません。

ヒットこそまだまだありませんが、このラウンド、エリスはややロープ際に詰まる事がおおかったかもしれません。

7R、ここまでのトータルパンチスタッツは、エリス162/327に対してビラは35/294。スタッツだけを見ると完全なワンサイド。おそらくポイントもほぼフルマークでしょう。ここから何かをしたいビラ。

いよいよMAXのプレスをかけるビラですが、エリスは素晴らしいディフェンス能力、カウンター。近い距離でもエリスは上手くエスケープできています。

8R、ビラがプレス、エリスが動きつつのカウンター。全体的にはエリスのクリーンヒットが多いですが、このラウンドはビラの右がヒットする場面も。エリスももう少し、コンビネーションがほしいですね。

9R、かなり大振り、雑な攻撃が目立ってしまうロイマン・ビラ。対してラシディ・エリスは集中力をしっかりとキープ。

後半、ビラの左フックがヒットしますが、ラウンドに2〜3発ほどのため、なかなかポイントを奪う攻撃は見せられません。

10R、開始30秒ほどのところでビラの強いプレスがとうとう奏効、得意のアッパーを含めたコンビネーションがエリスにヒット!ちょっとぐらついたようにも見えたエリス、これはダメージか、疲労か?ここはビラ、大チャンスか。

その後もエリスはクリンチを多用、後半には足が止まる場面も。

そして終盤も相打ちの場面、残りのチャンピオンシップラウンドを乗り切れるか、エリス。倒してしまえるか、ビラ!長いラウンドをやってきたからこその展開です。

 

11R、行くしかないビラはブンブン振り回します。このような展開で、最後まで期待をもたせるボクサーは稀有な存在ですね。

ただ、エリスは前ラウンドのダメージからちょっと回復したか、しっかりと足は動き、ジャブも機能しています。

ラストラウンド、更なる集中力、そしてキレを取り戻したのはラシディ・エリス。ビラはプレスをかけて強振、そしてこのラウンド1分過ぎ、大きな左フックをヒット!これでエリスはダウン!!

立ち上がったエリスに攻め込むビラ!!!ロープ際、ワイルドなパンチを放つビラ!もみ合いで倒れたエリス、完全にダメージがありそうです!!残り1分、残り40秒、30秒、攻め続けるビラですが、エリスは全力でディフェンス!残り5秒のところでエリスはまたもダウン!!!

このダウンから立ち上がったところで、試合が終了。

なんというドラマティックなラストラウンド。。。!!

「こうすれば勝てる」というか、「こうしなければ勝てない」というボクシングを、それぞれが展開した素晴らしいウェルター級戦。

113-113、114-112×2でロイマン・ビラの勝利!!!

これは、ラストラウンドで一気にまくった、という感じだったんですね。。。全体を通してはエリスがしっかりとボックスしていたように感じましたが、ラストラウンド以外にも、思いの外ビラのプレスにポイントが流れていたのかもしれません。

ラシディ・エリスはそのスピード、バランス、ボクシングスキルに秀でたバランスの良いボクサーですが、そのボクシングをプレスとハードパンチという一点突破で破ってみせたロイマン・ビラ。

エリスのボクシング、好きでしたし、その才能を疑うようなものではありませんが、今日はビラが素晴らしかった。いや、ビラは素晴らしかったのか、もよくわかりません。ウェルター級に、またおもしろいタレントが生まれましたね。

 

IBF世界ウェルター級暫定王座決定戦

ジャロン・エニス(アメリカ)29勝(27KO)無敗1NC

vs

ジャレン・チュカジャン(ウクライナ)21勝(11KO)1敗

もうすでにセミセミでお腹いっぱい感が漂うなか、いよいよセミファイナル。ジャロン・エニスが暫定ながらも初の世界戦に臨みます。

初回、互いにリング中央、サイドに動きながら鋭いジャブ。エニスは非常にスピードがありますが、チュカジャンも速く、大きく動きます。

ややプレスをかけるのはエニスで、非常に長いジャブから鋭いアタック。オーソドックスで始めたこのラウンド、いつの間にかサウスポーにスイッチしています。チュカジャンも非常によく動きますが、今の所は打つ手なしか。

2R、強気で攻めていくエニス。チュカジャンも東欧ボクサーらしい、良いサイドステップを持っていますね。

チュカジャンは本当によく動きます。機動力が非常に豊かで、やはり好ボクサーですね。ちょっとエニスはいつもより荒く、いつもはズバッとした攻めを見せるのですが、攻めた後にほんの少しのアイドルタイムがある印象で、その打ち終わりがやや危険な印象を受けますね。

3R、相変わらずサイドへサイドへと動くチュカジャン。素晴らしい動きからカウンター狙い、というのがチュカジャンの作戦か。

エニスはしっかりとフォロースルーの効いたパンチを打つ分、この打ち終わりに入る可能性はあるのかもしれません。あとはエニスのこの強いプレスに対し、どこまでこの動きをキープできるのか。

ただ、ちょっとエニスもこのチュカジャンの動きに焦れてきているようにも見えます。

 

4R、チュカジャンのカウンターは素晴らしい、そして単発でなくコンビネーションも出してきています。が、ちょっと動きながらの分、そのパンチはやや軽いか。

後半、互いの右が交錯!非常に危険なタイミングでしたが、これは互いにミスブロー。

ヒリヒリとするこの戦いは、瞬き厳禁です。

5R、エニスがプレスを強めます。エニスがプレスをかけて、チュカジャンが足を使って躱す、という流れながらも、カウンター合戦の雰囲気を帯びてきています。なんというハイレベルな攻防。

互いにまだビッグパンチをヒットしてはいませんが、非常に見応えのある攻防が続いています。と、思ったところで、最終盤にエニスの強い左がヒット!

6R、エニスが攻めると、チュカジャンはするりとサイドに回ります。しかし、チュカジャンもそこから攻撃につなげる事ができてはいません。

比較的、エニスのジャブがよく届いているように見えますね。チュカジャンも後半、ワンツーをヒットしたようにも見えましたが、ここはエニスがダックでほぼノーダメージか。

7R、ここまでのトータルパンチスタッツ。エニスが78/297、チュカジャンが50/274。エニスはチュカジャンの1.5倍以上のヒットを奪っているようです。

エニスの攻撃が迫力を増してきたか、チュカジャンは距離で外せなくなってきているように見えます。チュカジャンがブロッキングを使いだした、ということは、距離が詰まってしまっている、ということです。が、このように距離が詰まるとカウンターもヒットしやすくもなります。チュカジャンは足が止まったのか、それとも止めたのか。

 

8R、チュカジャンはやっぱりちょっと勝負をかけてきているのかもしれません。このラウンドも、足を止めてカウンターを狙う場面が散見されます。大きく逃げる場は逃げて、迎え撃つ時は迎え撃つ。ただ、この迎え撃つ場合、パワー差が大きいか、カウンターを取れない上、ちょっと分が悪そうです。

9R、エニスが体をぐんぐんと振って、プレス。これは完全にフィニッシュを狙った動きですね。チュカジャンは大きく動き、またはクリンチも駆使してエスケープ。

エニスの強いプレスで追い詰められるチュカジャン。チュカジャンにとっては、ちょっとポイントではキツイと思うのですが、どこかでチャージを試みるのか、それとも目標はサバイブか。

10R、いつの間にやら、完全にディフェンシブな戦いになってしまったチュカジャン。動き回ります。ただ、後半、右が相打ち気味のタイミングで交錯、そこからチュカジャンがでてきます。が、そこでエニスのボディショット、からの右フックが炸裂!!これで明らかに動きが落ちたチュカジャン!このラウンドは何とかサバイブ!

11R、フィニッシュの気概溢れるジャロン・エニス、グイグイとプレス。動き回るチュカジャンは完全にサバイバルモードのカウンター狙い。

ラストラウンド、強いプレスのエニス。チュカジャンも動き回りながら、タイミングを狙っていたのかカウンターをヒット。その後もこのラストラウンドに来てパワフルな左右を振るうようになったチュカジャン、ただ、エニスは致命的なヒットをもらわず、逆に幾度もチュカジャンの顔を跳ね上げます。

そしてラストラウンドが終了、フルラウンドを戦い抜き、勝負は判定へ。

判定は、120-108×3、ジャロン・エニスの勝利。エニス、IBF世界ウェルター級暫定王座を獲得!!

非常に見応えのある試合でしたね。ジャレン・チュカジャン、非常に才能を感じるボクサーではありましたが、あのボクシングで勝利をたぐり寄せることはできません。

 

エニスはちょっと雑で、荒かった印象を受けました。

ただ、エニスがここで証明したことは非常に大きい。フルランドやって見えてくる事も多くありますが、エニスは(ラストラウンド、やや集中力が切れたようにも見えましたが)イライラすることもなく、スタミナ切れを起こすこともなく、安定したパフォーマンスを見せてくれました。

さて、エニスの次戦なのか、それとも次々戦なのか、非常に楽しみな試合が待っていそうですね。待っていて欲しい。

WBAレギュラー世界ライト級タイトルマッチ

ジャーボンタ・デービス(アメリカ)27勝(25KO)無敗

vs

エクトル・ルイス・ガルシア(ドミニカ共和国)16勝(10KO)無敗3NC

さて、いよいよのメインイベント!調整試合と呼ぶには非常に危険な相手、エクトル・ルイス・ガルシアを迎えるジャーボンタ「タンク」デービス!その結末に注目です。

初回、タンクはウイニングのグローブ!これは、おそらく怪我防止といった意味合いかもしれません。ウイニングは、おそらく拳の保護と耐久力において、世界トップレベルに優れています。

互いに慎重な立ち上がり、リング中央でにらみ合い、フェイントを掛け合い、ジャブ。

時折ガルシアが踏み込んでワンツーを打ちますが、これをタンクはしっかりとディフェンス。ほぼ動きの無い初回が終了。

2R、タンクはガードを固めてガルシアに打たせようとしています。が、ガルシアもあまり踏み込んで打ってこないため、なかなか試合が動きません。

互いに警戒心を隠すこと無く、様子見というよりは互いにカウンター狙いという雰囲気で、ほぼ動きのないまま2Rも終わります。

エクトル・ルイス・ガルシア、もっと打撃戦を仕掛けようとするかと思いましたが、何を狙うか。

3R、タンクが後ろ足にウェイトを置いたまま、ややプレス。すぐに左カウンターを打てる準備をしているように見えます。

そしてそのまま、タンクがワンツーで攻め込むとガルシアが左をリターン。ガルシアはこのままリターンを主体とした戦法でいくようなイメージです。

 

4R、やや距離が近くなったことで、パンチの交換が生まれてきます。互いに非常に反応もよく、打てば打たれ、打たれれば打ってを繰り返しますがビッグパンチのクリーンヒットはありません。

時折、良いタイミングでのパンチもありますが、クリーンには入らない。しかし、徐々に浅くもヒットを奪っていくのはタンクの方でしょうか。

5R、ジリジリとプレスをかけるタンク、ガルシアはリターンを狙います。ガルシアの反応は非常に良いですが、タンクのディフェンステクニックもまた素晴らしく、深くはヒットしません。

タンクはタイミングが合いそうで、距離も合ってきていて、どこかでこの試合の重要なシーンが訪れそうな予感が臭ってきています。

6R、タンクのプレスをがっしりと受け止め始めたガルシア。非常に近い距離、肩と肩がぶつかる距離で押し合う場面も増えていきます。

タンクのヒットが徐々に増えてきて、徐々にタンクのペースになってきたような雰囲気です。

7R、近い距離でも見合う場面は多く、そこから突然の一瞬の交錯が起きる、という気の抜けない戦い。やはりここでもタンクがやや上回るようには思いますが、タンクも強引にはいけないということはガルシアを十二分に警戒しているということでしょう。

ただ、タンクがガードを落とす場面も増えてきた事から、タンクはガルシアのことを見切り始めているのかもしれません。

8R、ガルシアが目に見えて手数を増やします。ここで会場でケンカ?タンクもガルシアも手を止めてそっちを気にして、試合が中断。

再開後、なんとなく雰囲気的に先程までの集中した状態とは違い、弛緩したような会場。

それでも二人のボクサーは集中力十分で、タンクはガルシアの顎に左カウンターをヒット。

その後も上下のコンビネーションをヒットしたタンク、ガルシアはダメージがあるはずですがそれを感じさせません。

しかし終盤、タンクの左がガルシアをヒットすると、明らかに動きが止まります!

タンクにとってはチャンスですが、ここは時間切れ。

 

9R、開始のゴングが鳴るもガルシアはコーナーを立てず。

ジャーボンタ・デービス、8R終了TKO勝利!!!

ガルシアは8R終了後、コーナーを見失っているようにも見えました。あの段階で、かなりのダメージを被っており、もしかすると意識が飛んでいたという可能性も感じます。

非常にアクションの少ない序盤だったにもかかわらず、しっかりと倒しきったタンクは流石のひとこと。

次はライアン・ガルシアとの世紀の一戦なのか、それとも法廷での戦いなのか。(法廷の戦いが先ですかね〜?)

いずれにしろ、(ごめんなさい、私にとっては他人事なので、特に法廷での闘争に関しては)がんばってもらいたいものですね。

 

 

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