信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プレビュー】またも大激闘となるか?OPBFバンタム級タイトル戦、千葉開vs栗原慶太2!!

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2月が終わりましたね。

2月っていうのはいつも早いですが、今年もあっという間。

そして3月に入ったと思ったらすぐさま4月になるのだろうな。。。とか思っていますが、とりあえずビッグマッチ盛りだくさんの4月に入る前、この3月の「嵐の前の静けさ」的な期間を楽しみましょう。

とか言いつつも、全然静けさがなさそうな3月のボクシング。

初っ端から大激闘必至のこの千葉開vs栗原慶太2がメインのダイナミックグローブです。

これは楽しみには違いないのですが、負けた方が○○なんていう気もしていて、ちょっと切ない部分もあるマッチアップ。

ということで今回は、冬の終わりにも寂しさが残るのかもしれない、3/4に開催されるダイナミックグローブのプレビュー記事。

 


3/4(土)ダイナミックグローブ

OPBF東洋太平洋バンタム級タイトルマッチ

千葉開(横浜光)15勝(9KO)3敗

vs

栗原慶太(一力)16勝(14KO)7敗1分

随分前から「チャンピオン候補」とされてきた千葉開というボクサー。

2015年にプロデビュー、新人王トーナメントを通らずに地力でA級まで駆け上がったところで、アンダードッグとして呼ばれたはずだったブライアン・ロベターニャ(フィリピン)にまさかの4RTKO負け。

このロベターニャの名前は当時見ていたファンからすると忘れられない名前ですよね。

ここで大きく歯車が狂った千葉は、その後負けはしないまでも苦闘を強いられる場面も散見され、スランプとも呼べる時期だったのかもしれません。

2021年、初めてOPBF東洋太平洋バンタム級王座決定戦に臨むも、判定負け。ただ、強打の中嶋一輝(大橋)を相手にフルラウンド戦ってみせた経験は、大きかったようにも思います。

 

しかし再起戦で高山涼深(ワタナベ)を相手にも敗戦、ここでの2連敗というのは、もしかすると今後は若いボクサーたちの踏み台になってしまうのではないか、とも考えられる敗戦だったと思います。

ただ、この辺りのパフォーマンスは決して悪くはありませんでした。

再起戦で判定勝利を挙げると、2022年9月にOPBF東洋太平洋バンタム級王者、栗原慶太(一力)への挑戦が決まります。

栗原は中嶋一輝(大橋)を破り、OPBF王座の再戴冠を果たしていた状態で、世界へ向かって一直線、かと思われていました。

ここで番狂わせとも言える最終12RTKO勝利を飾った千葉は、とうとうタイトルを初戴冠。

↓観戦記

boxingcafe.hatenablog.com

 

初戦は、おそらく栗原が圧倒的優位だったはず。

序盤は栗原が少ない手数でポイントを奪取、中盤以降は千葉が徐々に逆転していき、後半に入ると一気に効かせるも栗原も反撃、しかし最後は千葉が試合を決めてみせた、というようなとんでもないシーソーゲームでした。

この敗北は、千葉に何を与え、栗原に何をもたらしたのか。

もしかすると、栗原は千葉第一戦に際し、油断というものもあったのかもしれません。格上相手だった井上拓真戦、分が悪いようにも思えた中嶋一輝戦、1階級上ということもありチャレンジマッチだった小國以載戦。

それらのボクサーと比べると、やはり千葉開というボクサーは実績的に一段劣る事は否めません。

 

その事が、無意識の油断につながっていたという可能性はあります。

1つ1つの敗北を糧として強くなってきた栗原に、今度の試合は油断はないはずです。

ただ、栗原の油断だけが千葉の勝利を決めたわけではありません。

千葉は、前戦で栗原の打ち終わりにしっかりとリターンを決め、そのパンチの的中率、タイミングは本当に素晴らしかった。これは千葉のタイトルへの執念というのも1つあると思いますし、本当に栗原のことをよく研究していたということもあると思います。

では、このダイレクトリマッチでどちらが勝つか、と問われると、正直全くわかりません。

唯一言える事は、おそらく両者の実力は拮抗しており、今回もまた、どちらにとっても簡単な試合にはならないだろうと思います。

どちらかというと、栗原のリングIQに期待をし、栗原のリベンジを願っています。

そして願わくば、負けた方のボクサーも、まだまだリングで輝き続けられる「敗北」であることを期待します。

 

スーパーライト級8回戦

李健太(帝拳)4勝(2KO)無敗1分

vs

ジノ・ロドリゴ(フィリピン)9勝(7KO)2敗2分

無敗のプロスペクト、李健太のプロ6戦目。相手はフィリピン人のボクサーで、なかなかの好戦績を持ち、9勝中7つのKO勝ちとパンチもあるボクサーだと推察できます。

ただ、ここで李がコケる事はないでしょう。

振ってくるフィリピン人をそのテクニックでいなし、問題なく勝利してくれるはずです。

 

60.2kg契約8回戦

鯉渕健(横浜光)8勝(7KO)6敗1分

vs

長谷川慎之介(ワールドスポーツ)15勝(10KO)4敗1分

これは大注目の日本ランカー対決ですね。

鯉渕は前戦、仲里周麿(オキナワ)との日本ライト級挑戦者決定戦に惜敗したものの、非常に良い戦いを見せました。

その仲里戦の前は、ライジングスターになりかけた向山太尊(ハッピーBOX)を破っており、戦績以上に地力の強さを感じるボクサーでもあります。

現在の日本ランキングはライト級の4位、やりにくさを持ち、ショートの距離で非常に威力のあるパンチを打てるボクサーで、乱戦に強いボクサーですね。

その対戦相手は、一階級下ではあるものの、同じく日本ランキングを持つ長谷川慎之介。

こちらも自身で「モスキートレフト」という左を武器にするハードパンチャー、手話ができるボクサーということでも有名です。

長谷川はやや振りが大きく、弧を描きながら左が得意なサウスポー、というイメージなのですが、やはり少し距離のある方が戦いやすそう。

頭が当たるほど、もみ合いになる程の距離であれば鯉渕が優位なポジション、そして奥手を真っすぐ伸ばして当たる位の距離が長谷川の優位なポジション。そんなイメージで、どちらが主導権を握るのかがわかりそうな一戦。

 

ちなみに長谷川も2021年10月に中川兼玄(当時三迫)との挑戦者決定戦に惜敗しています。

階級こそ違えど、このランカー対決に勝利した暁には、きっと日本ランキングも上がると思うので、ここは両者ともに正念場の一戦。ここに勝って、また挑戦者決定戦の舞台、また日本タイトル挑戦という大舞台に近づくのはどちらか。

非常に興味深い一戦です。

 

放送・配信

この他、ミドル級8回戦で可児栄樹(T&T)vs根本裕也(宇都宮金田)、近藤明広(一力)がタイ人相手のノンタイトル戦に登場、ライトフライ級8回戦で山本智哉(横浜光)vs野田賢史(帝拳)とすべての試合がA級戦という興行。

放送は日テレG+、日時は3/4(土)17:45〜の生放送です。

ダイナミックグローブも是非ネット配信を検討してもらいたいですね。

そしてぜひアーカイブの機能をつけてもらいたい。そうすれば、きっともっとダイナミックグローブを見る人は増えるはず。

↓日テレG+はスカパーで見れます。

 

 

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