3/4(土)はダイナミックグローブ、千葉開vs栗原慶太。大激闘必至のこの一戦の翌日も、ブランドン・フィゲロアvsマーク・マグサヨという大激闘必至の一戦があります。
そしてその間に挟まれた3/5(日)朝早くから中継されるイギリス興行、こちらも注目です。
WBA世界スーパーライト級挑戦者決定戦として行われるメインイベントはルイス・リットソンvsオハラ・デービス。
この勝者には、アルベルト・プエリョ(ドミニカ共和国)への挑戦権が与えられます。
ということで今回のブログは、リットソンvsデービスのプレビューと、そして表題の通り、フィゲロアvsマグサヨを視聴する方法について。
3/4(日本時間3/5)イギリス・ニューカッスル
WBA世界スーパーライト級挑戦者決定戦
ルイス・リットソン(イギリス)23勝(13KO)2敗
vs
オハラ・デービス(イギリス)24勝(17KO)2敗
非常によく似た戦績の二人は、イギリスのトップボクサーのうちのふたり。
かつてプロスペクトと呼ばれたボクサー同士が、サバイバルとともに王座への挑戦権を争うというイギリス国内では激アツなマッチアップなのではないでしょうか。
ニューカッスルというところはリットソンの地元であり、イングランドになるのかな、と思うのですがかなり北のほうでスコットランドに近い。
ロンドンから電車で3.5時間ほどもかかるそうです。
ロンドン出身のオハラ・デービスからするとアウェーという位置づけになりそうですね。
イギリス人ボクサーは、とにかく手を出し続けるプレッシャーファイター寄りのボクサー(この場合の多くは不思議とパワーレス)か、ガードをかっちりと上げた上で思いっきりアウトボックスするボクサーに分かれるような気がしますが、リットソンはどちらかというと前者。
強いハートを持ち、近い距離で戦えるショートパンチを持っているのですが、やはりさほどパワーは感じず、打たれて強い、というほどでもない。ファイター寄りのボクサーであることは確かであり、強烈な武器こそないもののファイターとして非常にまとまっている、と言えると思います。
さて、これまでの2敗は2018年のフランシスコ・パテラ(ベルギー)にスプリットの判定負け、そして2021年にはジェレミアス・ポンセ(アルゼンチン)に10RTKO負け。このポンセ戦は非常に有名ですね、リットソン陣営がタオルを投げたにも関わらずレフェリーがそれを投げ返し、試合を続行させたという謎の「最低な裁定」。
対してオハラ・デービスというボクサーは、中間距離で戦うボクサーで、上記2つの(ファイターorボクサー)のくくりには収まらないボクサー。
以前から非常に評価が高かったように思いますが、2017年にジョシュ・テイラー(イギリス)に7RTKOで敗れ、2018年にジャック・キャトラル(イギリス)に敗れ、と、大事なところで勝ちきれていません。ただ、その後のテイラーの4団体統一、そしてそのテイラーとキャトラルが互角に戦った、ということを考えると、相手が悪かったとも言えると思います。
さて、今回の一戦は、個人的にはオハラ・デービスが優位だと思っています。
ただ、地元での戦いであるリットソンが、ここで意地を見せる可能性もありますね。
何れにせよ、勝った方はプエリョ戦に進み、負けた方は大きく後退するというハイリスク・ハイリターンの一戦。日本ではなかなか盛り上がらない一戦だと思いますが、試合自体は非常に興味深いものです。
WBA世界フェザー級挑戦者決定戦
トーマス・パトリック・ウォード(イギリス)33勝(5KO)無敗1分
vs
オタベック・クルマトフ(ウズベキスタン)10勝(9KO)無敗
セミファイナルもWBAの挑戦者決定戦、こちらはフェザー級、この勝者が挑むのはマウリシオ・ララ(メキシコ)です。
トーマス・パトリック・ウォードというボクサーは非常にテクニシャンで、距離感がよく、避け勘が非常に良いボクサー、というイメージ。サニー・エドワーズほど大げさに足を使わず、中間距離でブロッキングを含めたディフェンステクニックを使い、その前後に攻めるというどちらかというと攻防分離のボクサーに見えますね。
オタベック・クルマトフ、このボクサーについてはよく知りませんが、やはりウズベクボクサーらしく、東欧〜中央アジアにかけてよくいるタイプのサイドステップを駆使、そしてTHE 中央アジアのボクサーらしく、ゴツンゴツンと硬質なパンチを打つボクサー。
当然のようにアマ経験豊富なクルマトフですが、2016年に堤駿斗(現・志成)とやってますね。結果は堤の勝利、ということですが、弱冠24歳でこの位置に来たというのはなかなか並ではありません。今は米国を主戦場としているようです。
クルマトフはまだ強豪とやっていないし、プロデビューしてまだ1年半ほど、という未知のボクサー。こういうよくわからん状態から、一気に世界タイトルを2つかっさらったウズベキスタン・ボクサーを我々は知っています。そう、ムロジョン・アフマダリエフです。
このオタベック・クルマトフも、MJのように一気に駆け上がるのか。
ボクシング大国ウズベキスタンには、非常に多くの有望ボクサーがおり、特にアメリカで戦うボクサーは完全にプロボクシングに特化しているボクサーです。(逆に、ウズベキスタンで戦うプロボクサーたちは、アマチュアのリングにも立ち続けているボクサー。)
ここでウォードを倒し、ニュースターの誕生になるのか。
ウォードが勝つにせよ、クルマトフが勝つにせよ、ララにとっては甘くない相手になりそうですね。
リー・マクレガーも登場!
そして日本のボクシングファンもよく知るリー・マクレガーも登場です。
「アンタッチャブル」ファルークを退け、カリム・ゲルフィを初回でTKO、当時無敗のヴィンセント・レグランド(フランス)を退けた頃は、いつ世界戦線に上がってきてもおかしくないかな、と思っていましたが、ここに来てやや停滞。
前戦ではアンダードッグと思われたディエゴ・アルベルト・ルイス(アルゼンチン)とドロー、今回も対戦相手は29勝7敗というキャリアはあるもののどうしてもアンダードッグ感が拭えない相手。
8回戦で行われるこの試合を含めて、おそらくまだキャリアを積ませるという時期なのでしょう。
現在の戦績は11勝(9KO)無敗1分、このままキャリアをしっかりと積んでいってほしいものです。
放送・配信
この興行は、FITE.TVで生配信。
これはPPVファイトではなく、「FITE+」という月額料金のみで見れる興行です。
上記3試合に加えて5試合、全8試合が視聴できます。
月額料金は1,150円/月ということなので、いつものFITE.TVのPPVの1試合分よりも安い金額。
気になる方はFITE+に加入してください。
↓FITE.TVのリストはこちらから
【ブランドン・フィゲロアvsマーク・マグサヨの視聴方法】
TOMORROW NIGHT⏰
— FITE (@FiteTV) 2023年3月3日
Who will walk away with the WBC Interim Featherweight championship?
Find out when @premierboxing #FigueroaMagsayo streams LIVE on #FITE📺
➡️ https://t.co/yeQoghPHs3@markmagsayo_MMM @BrandonLeeFig
*Available in 🇬🇧🇮🇪🇦🇺🇵🇭& other select Int'l mkts pic.twitter.com/XsYmhpeAN3
フィゲロアvsマグサヨは、アメリカではShowtimeが生放送、残念ながら日本での放送はなさそうです。しかし、FITE.TVがPPV放送をしてくれる、との情報。
ただ非常に残念なことに、日本はその放映網に入っていませんでした。
そういうわけで、VPNを使って日本から脱出、イギリスへ行きましょう。
VPNの詳しい説明は省きます。私も詳しいところまではわかっていませんが、気になる方は下記へ。
VPN接続とは?仕組みや方法をわかりやすく解説 | NTTコミュニケーションズ 法人のお客さま
とにもかくにも、VPNを使えば日本にいながらにして、別の国からアクセスしたようにできるのです。
では、どのようにすれば「イギリスのFITE.TV」が見れるのかを書いていきます。
まずVPNアプリを使って、イギリスのVPNに接続します。
この状態でFITE.TVのアプリを開くと、イギリス版FITEの画面が出てきます。
英語だったり日本語だったりしますが(笑)、そこは気にせずに。
そしてイギリス版FITEのフィゲロアvsマグサヨは、日本円で1,600円のPPVで売られています。
これを購入すれば、フィゲロアvsマグサヨをライブ視聴、アーカイブ視聴が可能です。
尚、視聴の際もVPNをイギリスに設定しなければ見れませんので、ご注意ください。
以上。メチャクチャ簡単。
まとめると以下です。
①VPNを契約
②VPNを使ってイギリスに設定
③FITE.TVを開いてPPVを購入
④当日、VPNをイギリスに設定してFITE.TVのアプリを開いて視聴
超簡単!!!
おすすめVPN
Nord VPN
私が使っているVPNはこの NordVPNです。使っていて、特段問題はないように思います。
月契約だと1,520円なので、FITEのPPVと合わせると3,120円。1つの興行を見る分にはちょっと高いかな?とも思いますが、そこはそれぞれの価値基準におまかせします。
一番オトクなのは、結局このVPNを2年契約にすれば、2年で10,800円。月額にすると450円で良いようです。こうすると非常にお得。
私はこのVPNをずっと契約しているので、月額にしてそれくらいの金額を支払っているということになっていますね。
VPN+FITEは結構使える
ということで、VPNの押し売りみたいになっていますが笑、このVPNは結構何だかんだと使えます。というか、VPN +FITEという組み合わせが結構使えるのです。
日本版FITEは実際小規模興行しか流してくれませんが、イギリス版FITEは大規模興行、中規模興行からPBC系列やESPN系列のPPVファイトまで流してくれますし、それも非常に安価。
アメリカのPPVファイトとなると70〜80ドルという高額な視聴料金を取られますが、FITEだと約3,000円ほどで済み、お得です。はっきり言って、PPVファイトに関してはWOWOWが放映してくれなければなかなか手が出ませんが、海外版(主にイギリス版)FITEだったら手がでるのです。
ちなみに、なぜイギリス版FITEでアメリカの試合をたくさん放送してくれるか、ということについては、イギリスでボクシングが盛んだということが関係あるのでしょう。
尚、VPNは検索すれば無料のアプリもたくさん出てきます。いくつか使ってはみましたが、回戦が安定しない印象です。(途中で切れてしまいます。)ので、ご注意ください!
↓FITE.TVのリスト
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英国で大人気、FLYのボクシンググローブ等の取り扱いを再開!相変わらず供給は不安定ですが。。。
是非覗いてみて下さい。