信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プレビュー】大注目の日本バンタム級タイトルマッチ、堤聖也vs南出仁!アンダーの李鎮宇vsリドワン・オイコラも注目!

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

国内ボクシングがアツい。

3/19(日)は石川県で「拳の嵐」、英洸貴vs渡邊海の日本ユース・フェザー級タイトルマッチは必見です。Youtubeで無料で見られるのも非常に嬉しい。

↓プレビュー記事

boxingcafe.hatenablog.com

 

対して、海外ボクシングはサムい。。。

上記記事で一緒にプレビュー記事を書いたヒルベルト・ラミレスvsガブリエル・ロサドの一戦は、ラミレスが前日計量で6lbs(約2.7kg)のリミットオーバー。

試合はキャンセル、これには安心しました。

もともと最近のロサドのパフォーマンス、そして初のライトヘビー級戦ということにミスマッチ感を覚えていましたが、ここで6lbs重いラミレスの相手をするとなると、もともと打たれてしまうロサドにとって事故が起きかねません。

この試合の中止、というのは興行的にはダメなのでしょうが、ファンとしては一安心。

ただ、メインに繰り上がったジョセフ・ディアスvsメルシト・ゲスタについてもよくわかりません。BoxRecにはライト級コンテスト、とあるので135lbsでやるのかと思いきや、ディアスが139.4lbs、ゲスタが137.2lbs。どうやら直前でスーパーライト級リミットである140lbsに変更されたとのことで、この「直前」がいつのことか分かりませんが、いずれにしろディアスがゴネて、どうにかビッグマッチを求めるゲスタは飲まざるを得なかった状況だというのは容易に想像ができます。

 

頼むから、我々の大好きなボクシングを返してほしい。

我々の大好きなボクシングは、体重制の競技であり、階級別になっていて、その階級に応じて最強のボクサーを決めようとしてくれる素晴らしい競技です。そこになかなか試合が決まらないとか色々はあるものの、だからこそ試合が決まっただけでも嬉しいし、楽しみにもします。

契約したウェイトでリングに上がれないのであれば、試合を受けるべきではないし、させるべきでもないでしょう。とういか体重つくれないのならナチュラルウェイトでやればいいだけだと思うんですが。

そんなわけで、すでに世界的に「契約ウェイトを守れない」ボクサーたちが頻発する中、我々日本のリングはまだマシな方。特に大一番と呼ばれる試合でウェイトオーバーなんかした日には、大騒ぎになります。

そしてこの翌日、3/20(月)に行われる日本バンタム級タイトルマッチでは、当然のことながら両者が計量をクリア。至高のタイトルマッチの開催が決定しています。

ということで、今回のブログでは3/20(月)に行われるDANGAN興行、日本バンタム級タイトルマッチのプレビュー記事。

 

3/20(月)DANGAN

日本バンタム級タイトルマッチ

堤聖也(角海老宝石)7勝(6KO)無敗2分

vs

南出仁(セレス)7勝(5KO)2敗

1995年。

田中恒成(畑中)、井上拓真(大橋)、比嘉大吾(志成)、山中竜也(真正)。

ユーリ阿久井(倉敷守安)、桑原拓(大橋)、豊嶋亮太(帝拳)、鈴木雅弘(角海老宝石)。

ここに堤聖也を加えたのが、1995年生まれのチャンピオンたちです。(漏れていたらすみません。)以前から言われていた黄金世代・95年世代には、王者堤だけでなく、挑戦者南出仁も入ります。

ちなみに1994年12月4日が辰吉vs薬師寺だったので、日本中を巻き込んだ世界バンタム級戦が終わってから生まれた世代、ということになります。

ということで今回の日本バンタム級タイトルマッチは、同級生対決。

堤にとっては初防衛戦で同じく95年世代の大嶋剣心(帝拳)を退けているので、2戦連続となりますね。

堤は長く待たされながらも、2022年6月、澤田京介(当時JBスポーツ)を破って日本タイトルを初戴冠。そのリングは実に1年半以上振りのリングであり、「呪われたバンタム」と呼ばれた頃の被害者でもあります。

 

中嶋一輝(大橋)、比嘉大吾(角海老宝石)と2戦連続で引き分け、1年半以上のブランクを作っての8RTKOでの戴冠劇、この強豪との対戦だらけというマッチアップの中で、見事に結果を残してみせました。

そして初防衛戦では、かねてから約束していた大嶋剣心との友人対決、ここでも9RTKOで大嶋を粉砕。

7勝中6KOというハードパンチを持つ無敗のボクサーは、その試合巧者ぶりでも評価の高いボクサーです。

対して南出仁は、中嶋一輝(大橋)、石井渡士也(REBOOT.IBA)に連敗した次期もありましたが、そこから連勝してこの地位まで来ました。

前戦では与那覇勇気(真正)との日本バンタム級挑戦者決定戦に勝利、指名挑戦者として堤に挑戦します。

与那覇戦では、アクロバティックな与那覇に対して、クレバーなボクシングを展開。

かつては爆発力のあるファイター、という印象でしたが、この試合は非常にオーセンティックなスタイルで、バランスの取れたボクサーファイターと言うイメージ。これまでのキャリアでその幅を広げ、相手によっていろいろな状況に対応できる術を見つけてきた、ということなのでしょう。

 

堤はアマ84勝17敗、南出は43勝22敗とアマキャリアも申し分なく、双方ともにプロになってからも非常に向上しているように見えるボクサー。

堤は2連続引き分け、南出は2連敗とそのキャリアは順風満帆ではなかったと思いますが、それにめげず、それを糧にして強くなってきたようなボクサーです。

堤は世界を目指すためにここで負けられないでしょうし、南出もようやく掴んだタイトル戦のチャンス、ここを逃したくはないでしょう。

これは両者ともに気持ちのこもった、アツい試合になりそうです。

実績的には堤が優位も、きっと南出にもチャンスがあるはず。

全体を通して試合をコントロールする力は堤の方がありそうですが、南出がどこかでなりふり構わず出ると考えると、その爆発力に期待したいという思いもあります。

この試合はどちらを応援するか非常に迷う一戦でもありますので、好試合を期待するのみ。

 

スーパーライト級8回戦

麻生興一(三迫)vs大野俊人(石川)

麻生は2021年12月、内藤律樹(E&Jカシアス)をアップセットで破りOPBF東洋太平洋スーパーライト級王座を戴冠。しかし初防衛戦で近藤明広(一力)に敗れ、無冠となりました。

今回の一戦はそこからの再起戦です。

対戦相手の大野俊人は11勝(11KO)4敗2分という戦績の持ち主で、勝ち星がすべてノックアウトというハードパンチャー。ここ最近も3戦連続KO勝利中、これは怖いボクサーですね。

スーパーフェザー級8回戦

李鎮宇(角海老宝石)9勝(4KO)無敗

vs

リドワン・オイコラ(平仲)11勝(6KO)1敗1分

2021年度のスーパーフェザー級全日本新人王、李鎮宇(リ・ジヌ)が話題のリドワン・オイコラと対戦。

ナイジェリア出身のオイコラは2022年の9月、彗星のごとく日本ボクシング界に現れ、当時の日本フェザー級2位渡部大介(ワタナベ)に判定勝利。その後、平仲ボクシングスクールに所属してJBC管轄のボクサーになると、福永輝(沖縄ワールドリング)を撃破。これは渡部との試合のたった一ヶ月後の出来事です。

その後、2023年1月にタイ人を初回TKOで降しています。

ハイペースで試合をこなすリドワン・オイコラ、現在のランクは日本フェザー級4位。

このボクサーの試合はBoxingRaiseにも上がっていませんが、Youtubeで断片的に確認できます。

 

ナイジェリアン・ボクサーらしく、非常に身体能力が高そうで、反応が素早く、非常に伸びるジャブを持っています。リードの使い方は非常に巧く、やや大振りに見える左右のフックも回転力があって素晴らしい。比較的待つタイプのボクサーと見えます。

さて、今回の一戦はスーパーフェザー級、オイコラの主戦場とするフェザー級よりも1階級重い階級です。

まだまだ謎が多いリドワン・オイコラ、実力者であることは間違いありませんが、ジヌもアマ経験豊富でしっかりとした技術を持ったボクサー。

非常にアグレッシブであり、大振りのパンチも織り交ぜながら相手を下がらせる、というボクシングなので、おそらく先手をとっていきたいのはジヌの方。フィジカルにも優れるであろうジヌ、その体躯を活かして勝利を手繰り寄せるのか、それともオイコラがまだ見せていないなにかを持っているのか、これは非常に興味深い一戦です。

その他、アンダーカードでは湯場海樹(ワタナベ)の復帰戦(対戦相手はタイ人)、バンタム級戦で東泰誠(TRY BOX平成西山)vs梅津奨利(三谷大和)、スーパーフェザー級戦で齊藤陽二(角海老宝石)の再起戦。すべてA級戦ですね。

 

放送・配信

このDANGAN興行は、ABEMA.TVで生配信!!

DANGANがABEMAと組んでくれたおかげで、これまでBoxingRaiseで生配信してくれていたレベルの興行をABEMAで見れるのは本当にありがたいことです。

ABEMAの良いところは、興行の途中でも最初から見れる「追っかけ再生」機能があることと、アーカイブもすぐに見れること。(ABEMAプレミアムに入っていれば)

今回のように平日18:00開始の興行はなかなか最初から見ることは困難な人も多いと思いますが、ボクシング興行は途中から参加してもインターバルや試合間を飛ばしてみれば意外とすぐに追いつけるので、この追っかけ再生機能は本当に重宝します。他のVODサービスも見習ってもらいたいところ。

DANGANの場合、3150FIGHTのように無駄な演出時間はないので比較的サクサクと進むと思いますが、この機能があることによって視聴開始が遅れても全く問題ありません。

ということで、DANGAN興行を見るならABEMAで、そしてABEMAプレミアムならストレスなし!

3/29(水)のLIFE TIME BOXINGも、4/1(土)の3150FIGHT SURVIVALも、4/16(日)の3150FIGHTもABEMA!!

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