信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

ニッポンのフェザー級は大きく動く!!阿部麗也に続いて抜け出すのは誰だ!

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みなさん見ましたか、3/19(日)に行われたカシミジム興行、石川県内灘町で行われた「拳の嵐」。

メインイベントの英洸貴vs渡邊海、とにかくものすごい試合でした。(語彙力)

さてさて、この英vs渡邊という一戦は、はっきり言って日本タイトル戦でもおかしくなかったようなマッチメイクで、また試合内容。この英のスーパーハードマッチメイクは、いつか実るはずだと信じています。

ただ、この試合に勝利した英がすぐにタイトル奪取なるか、というとそうもいかないのが現実。

ということで、今回のブログではニッポンのフェザー級のボクサー達を見ていきます。

↓英vs渡邊の日本ユース王座戦

boxingcafe.hatenablog.com

 



日本のフェザー級、トップは大和の雷神!

現在のニッポンのフェザー級のトップ、これは間違いなく阿部麗也(KG大和)。次戦はIBF世界フェザー級挑戦者決定戦でキコ・マルティネス(スペイン)と戦います。

元日本&WBOアジアパシフィック・フェザー級王者である阿部は丸田陽七太(森岡)からタイトルを奪い、関西からの刺客・前田稔輝(グリーンツダ)を相手に初防衛をクリア。

どちらも「阿部麗也」というボクシングの術中にはめての勝利、左カウンターをちらつかせながらペースにはめることを得意としていますね。是非マルティネスのパワーパンチに気をつけって、次戦でも勝利を掴んでもらいたいものです。

Amazonが、帝拳プロモーションが救いの手を差し伸べてくれたおかげで、この一戦は日本開催。これは非常に楽しみですね。4/8(土)、有明アリーナです。

さて、阿部が大きくランキングを上げ、タイトル一歩手前にきたのは2022年の話で、丸田戦、前田戦をクリアしたからです。

それ以前は、間違いなく清水聡(大橋)が日本のフェザー級ナンバーワンの称号を持っていました。

清水は2017年にOPBF東洋太平洋フェザー級王座を獲得、長く防衛をこなしつつ、時にスーパーフェザーに進出して失敗も、2021年には当時のWBOアジアパシフィック王者だった森武蔵(当時薬師寺)に完勝、アジア最強を証明しました。

 

しかしその後は大きなブランク、この間世界挑戦という話もでていたと思うのですが、結局は決まりませんでした。これは不運でしたね。

1年半超のブランクのあと、2022年12月にフィリピン人を相手にノンタイトル戦をクリア、現在はOPBFタイトルも返上してしまったために無冠。現在の世界ランキングはWBCで8位、というもののみなので、目指すべきところはレイ・バルガス(メキシコ)vsブランドン・フィゲロアの勝者か。いずれにしろ、すぐには挑戦できそうにありません。

日本フェザー級王座決定戦は、4/18(火)!

フェザー級よりも下の階級と、フェザー級以上というのは世界的にも様子が異なり、一気に世界戦を組むのが難しくなるようなイメージ。

そんなフェザー級は、世界でも群雄割拠ですが、日本のフェザー級も負けないくらいの大激戦区。

日本フェザー級のタイトルは、阿部が返上したこともあって王座決定戦が予定されています。

それがまたとんでもないマッチメイクで、元王者佐川遼(三迫)vs松本圭佑(大橋)という国内のビッグマッチ。

 

世界ランクも保持する佐川は、かつて阿部麗也を降して日本タイトルを戴冠したボクサーで、その後2度の盤石な防衛戦を重ねますが、丸田陽七太にタイトルを奪われてしまいます。

しかし再起戦でかつて敗れている小坂烈(サンライズ)を8RTKOで降すと、続いて元世界王者、久保隼(真正)を3RTKO。

復帰から2連続KO勝利、内容も超充実している分、非常に勢いがあると言って良いでしょう。

対するは親子3代でプロボクサー、という松本圭佑(大橋)。ミライモンスターですでに知名度を得ている松本は、7勝(7KO)無敗というパーフェクトレコードで佐川との一戦を迎えます。

デビュー当初、不意なパンチをもらう、ダウンを喫する等やや粗さの目立った松本でしたが、試合のたびにプロにフィット、ここまでの戦いは本当に素晴らしく、こちらも勢いのあるボクサーです。

美しいボクシングから破格のパワーを誇る松本は、当たれば倒せる1発を持っており、キャリアに勝る佐川をものともしない可能性もあります。

デビュー以来強豪と対戦し続けてきた佐川と比べるとその戦歴は幾分か劣るともいえ、逆に言うとまだ底を見せていない分怖さがあるとも言えます。

これは非常に楽しみな試合ですね。

 

大激戦区、日本フェザー級ランキング!

フェザー級のランキングを見渡すと、非常に魅力的なボクサーだらけ。

3位の丸田は次戦で(JBC未公認ではありますが)WBOオリエンタル・スーパーライト級の王座決定戦に出場。スーパーライト級にとどまるのか、ライト級あたりでいくのかはわかりませんが、フェザー級に残ることはないでしょう。

4位はまだまだ謎の多いリドワン・オイコラ(平仲)。こちらは3/20(月)、李鎮宇(角海老宝石)との一戦。こちらはスーパーフェザー級戦ですね。このジヌがオイコラのベールを明らかにしてくれると信じています。

5位の渡部大介(ワタナベ)はこのオイコラに敗れ、その前は阿部麗也に敗れているので2連敗。次戦は5/1(月)、日中対抗戦でリウ・ウェンソン(中国)との一戦。このウェンソンなるボクサーは9勝(6KO)1敗1分と好戦績だけに、侮れませんね。

 

そして6位には堤駿斗(志成)。たった2戦でここまで上がってきた堤、A級デビューでジョン・ジェミノ(フィリピン)、ペテ・アポリナル(フィリピン)を撃破。ジュニア(高校生以下)時代、アマチュアボクシングで偉業を成し遂げた堤ですが、シニア(大学生以上)となってからはやや伸び悩んでいる印象で、それがプロでも続いている印象です。

パワーレス、ということは考えづらいですし、ジェミノもアポリナルももちろんデビュー1、2戦目で殺るような相手ではないことはわかっていますが、もっともっと期待してしまっています。是非ともその怪物性を開花してもらいたいところ。

そして7位は阿部に惜しくも敗れた前田稔輝(グリーンツダ)。阿部に挑戦したタイトル戦で初黒星を喫しましたが、そのボクシングは充分に後楽園ホールで見せつけてくれました。そして、3Rに顎を骨折、流血しながらも初の12ラウンズを戦い抜いたそのハートは、間違いなく近い将来チャンピオンになるはずだと思い知らされました。

 

8位は高橋利之(KG大和)、9位は殿本恭平(勝輝)。そして10位は渡邊海(ライオンズ)ですが、ここは英洸貴(カシミ)に取って代わられてしまうでしょう。英は試合前時点で日本ランキング15位ですが、この勝利により大幅ランクアップが見込まれ、もしかすると一桁になるかもしれません。

ここまで挙げたボクサーたちは、実は渡部大介以外、全員20代と若く、その他にも16位に亀田京之介(ハラダ)、19位に木村蓮太郎(駿河男児)と楽しみな若手ボクサーが続いているのも非常に頼もしいことです。

 

阿部に続いて抜け出すのは、誰だ

ニッポンのフェザー級は大激戦区。

今後も非常に楽しみな試合が続くことが予想されますが、とりあえず現状で日本を卒業しているのは阿部麗也、そして清水聡も基本的には世界しか見ていないでしょう。

その他は、いずれにしろ来月の佐川vs松本が済んでからの話にはなると思いますが、まずはここで勝ったボクサーは世界に近づく、と言っても過言ではありません。

佐川の持つランキングはIBFフェザー級8位、WBCフェザー級14位と挑戦圏内。もし松本が佐川に勝利するようなら、父の現役時代最後の試合となった世界フェザー級のベルト(WBA戦だったけど)に挑むという構図が来年あたりに実現する可能性もあるのかもしれません。

ただ、王座決定戦に勝利し、日本王者となった場合、早々に指名挑戦者を相手に防衛戦を行う必要があります。

なのでそうなると、今のところは3位の丸田は出ないだろうから、4位のリドワン・オイコラになってきます。オイコラは負けても、一階級上の試合だけにランクは維持か、それともとりあえずジヌは5位以下くらいにランクされ、渡部大介が繰り上がるのか。いや、渡部はオイコラに負けているし、もし5月に渡部が負ければ、もしかして一気に堤駿斗が上がってくる可能性だってあるのか。。。

 

とか思うと、例えば松本圭佑vs堤駿斗、このライバル対決は双方キャリアの早い次期で実現の可能性がある、ということです。

これはアツすぎて火傷します。というか、国内というタイミングでやっていいのか。いや、このタイミングでやらないともしかすると逃してしまうのか。

ともあれ、国内フェザー級は超がつくほどの大激戦区。

阿部に続いて、誰が抜け出してきてくれるのか、ここ1年〜2年を注視していきたいと思います。

 

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