信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

いよいよ叶うかライバル対決。スペンスvsクロフォードとジョシュアvsワイルダーの行方は如何に。

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

まだまだ眉唾ではありますが、メガマッチの情報が2つ。

エロール・スペンスJr.vsテレンス・クロフォードが7/22にラスベガスで、アンソニー・ジョシュアvsデオンテイ・ワイルダーが12月にサウジアラビアで開催される、というニュースです。

こういうニュース、特にスペンスvsクロフォードについては懐疑的になるのですが、それでも結局、ジャーボンタ・デービスvsライアン・ガルシアはちゃんと、起こった。

ということで今回は2023年、ライバル対決について。

スペンスvsクロフォードはラスベガス!

↓RingTVでの記事
www.ringtv.com

 

WBAスーパー・WBC・IBF世界ウェルター級3団体統一王者、エロール・スペンスJrと、WBO世界ウェルター級王者のテレンス・クロフォード。

日本人にとっては人外の魔境ともいえるこのウェルター級において、あたま1つ2つ抜け出た王者同士の対戦は、ずっと前から待望されていたものでした。

当初は、PBC所属のスペンス、トップランク所属のクロフォードという障壁がありましたが、一昨年、クロフォードはトップランクを離脱、この一戦の開催には大きな一歩を踏み出したと見えました。

しかし、その後も日程が発表されては消え、の繰り返しで、「今年こそは」という待望と、「もう無い」との絶望が入り交じる状況。

だから、この7/22(日本時間7/23)、ラスベガス、という日程と場所がニュースとしてでても、懐疑的に見てしまうのは致し方ないかもしれません。

今回、このニュースを報じたのはRing。今度こそ、期待したいものです。

 

スペンスがウェルター級王者となったのは2017年、当時のIBF王者、ケル・ブルック(イギリス)をノックアウトして戴冠した試合です。これは敵地イギリスへ乗り込み、評価の高いブルックを倒しきった試合で、ニュースターの誕生を予感させるのに十分なものでした。

この当時、クロフォードはスーパーライト級で4団体を統一。バーナード・ホプキンス(アメリカ)、そのホプキンスに勝利して4団体統一王者となったジャーメイン・テイラー(アメリカ)に次いで、史上3人目の4団体統一王者となっていました。

4団体統一後の2018年にウェルター級に転級したクロフォードは、初戦でジェフ・ホーン(オーストラリア)を降してWBO世界ウェルター級王座を獲得すると、ホセ・べナビデス(アメリカ)、アミール・カーン(イギリス)、エギディウス・カバラウスカス(リトアニア)、ケル・ブルック(イギリス)を降して4度の防衛。ただ、クロフォードの評価がこれ以上に上がる事はなく、プロモーターの垣根を超え、クロフォードのウェルター級戦で唯一「ビッグマッチ」と呼ばれたショーン・ポーター(アメリカ)戦でも完勝ながらも大きく評価が上がる事はありません。前戦となったダビド・アバネシアン(ロシア)戦も当然のことながら。

ここまで、ウェルター級で7戦して7勝、全KO勝利のテレンス・クロフォード。強すぎてライバルが見つからないというクロフォードは、怪物だらけのウェルター級のボクサーたちをどのような形でノックアウトしても評価が上がらないという、非常に不運に思えるボクサー。

 

対してスペンスは王座獲得後、ラモン・ピーターソン(アメリカ)、カルロス・オカンポ(メキシコ)を相手に防衛。強豪とは言えないボクサー相手でしたが、安定感をさらに増していきます。

その後もマイキー・ガルシア(アメリカ)に完勝し、ショーン・ポーター(アメリカ)との王座統一戦にこぎつけ、これにも勝利。その後もダニー・ガルシア(アメリカ)に勝利、アメリカの人気もあり、実力もあるボクサーたちを退ける事でその評価は徐々に上がり、前戦ではヨルデニス・ウガス(キューバ)を退けて3団体統一を果たしています。

スペンスの前戦、ウガス戦は2022年4月。もう1年以上、試合から遠ざかっています。

スペンスvsクロフォード、さんざん「試合が決まらない」事が出きった状態で、このニュースなので、今度こそ(主にお金の問題が)クリアになったと信じます。

7/22(7/23)、ShowtimePPV、つまりは日本ではきっとWOWOWが何とかしてくれるはず。正式発表を待ちましょう。

ジョシュアvsワイルダーはサウジで12月!

www.boxingnews24.com

 

オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)にその王座を追われ、更に再戦でも返り討ちにされてしまったアンソニー・ジョシュア。

ロンドン五輪のスーパーヘビー級で金メダルを獲得、当時のキャリアはボクシング歴たった4年という天才性をもち、プロ入り後もジャブとストレートを主体としたオーセンティックなイギリス人好みのボクシングで2016年、IBF世界ヘビー級タイトルを獲得しました。

翌2017年、元統一王者のウラディミール・クリチコ(ウクライナ)との対戦をはじめ、スタジアム・ファイトの常連で、イギリスで、いや世界でもっとも集客力のあるボクサーと言っても過言ではないでしょう。

ジョシュアがタイトルを獲得する1年ほど前、WBCの世界王者になったのがデオンテイ・ワイルダー(アメリカ)であり、イギリスとアメリカという出身国のことも相まって、両者のライバル関係はジョシュアがクリチコを退ける前からすでに始まっていたと思います。

 

その後ジョセフ・パーカー(ニュージーランド)との統一戦を経て3団体王者となったジョシュアでしたが、2019年にアンディ•ルイスJr(アメリカ)を相手に不覚をとり、初黒星。再戦ではアウトボックスに徹し勝利したものの、ここはジョシュアの慎重さというものが垣間見えた一戦でもありました。

タイトルを取り戻したものの、その後ウシクに敗れてまたタイトルを奪われたジョシュアは、今度は再戦でも敗北。あくまでも慎重に戦ってしまう姿に、多くのファンは落胆したのではないでしょうか。ウシクを相手にボクシングで勝てないのは初戦で明確だっただけに、再戦となるとフィジカルゴリ押しの特攻スタイルで行った方が潔かったし、負けても男をあげられたと思います。

2023年4月にジャーメイン•フランクリン(アメリカ)を相手に再起しましたが、圧倒的優位の立場においても倒すことはできず、かつて一大センセーションを巻き起こしたようなボクシングを見ることはできませんでした。

 

対してデオンテイ・ワイルダーもタイソン•フューリー(イギリス)を相手に連敗を喫しており、こちらは完敗&完敗のノックアウト負け。

ただ、倒れても倒れても立ち上がるその姿は非常に感銘を受けるものだったし、勝負を投げないその姿は本当に素晴らしいボクサーだとファンに示すのに十分だったと思います。

こちらも2022年10月に再起、2連続KO負けだったからか非常に慎重に戦う姿が見えましたが、結局は終盤、ワイルダーの右が当たってしまい、ロバート・ヘレニウス(フィンランド)は撃沈。強引に倒したパンチとはまた違う、タイミングで倒したパンチは果たしてワイルダーの成長なのか、それともただのラッキーパンチで、やや弱気の戦いだったのか、それは知る術もありませんが、いずれにしろ再起戦はワイルダーの方が良いパフォーマンスをあげており、「やっぱり脅威のワイルダー」を印象付けています。

 

この戦いが、もし数年前、ともにタイトルを保持していた時に起こっていたならば、とてつもないビッグマッチとなったはず。

しかしそうはならなかったのは、タイソン・フューリーという怪物と、オレクサンドル・ウシクという妖怪がいたからに他なりません。

2023年12月、サウジアラビア。

ウシクvsフューリーというメガマッチのアンダーカードで、このジョシュアvsワイルダーは開催されるとのこと。

例えタイトルがかからないとしても、この一戦はとてつもない注目度を持つはずです。

これはボクシング史上、空前絶後のヘビー級スペシャル興行、こちらも是非WOWOWでお願いしたい。

 

 

 

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