信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プレビュー】ダイナミックグローブはWアジアタイトル戦!メインに山中竜也vs安藤教祐!!

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5月、楽しみなのは海外興行だけではありません。

まず、楽しみなのはこのゴールデンウィークの後半に予定されるWho's Next Dynamic Glove。長い。やっぱり「ダイナミックグローブ」でいきましょう。

ということで今回のブログは、5/6(土)に行われるダイナミックグローブのプレビュー記事。

 

5/6(土)ダイナミックグローブ

WBOアジアパシフィック・ライトフライ級王座決定戦

山中竜也(真正)18勝(6KO)3敗

vs

安藤教祐(KG大和)12勝(5KO)3敗

元世界王者の山中竜也、復帰して3戦目でタイトル戦にコマを進めます。これが早いのか順当なのか、は正直よくわかりません。

2017年、福原辰弥(当時本田フィットネス)を破ってWBO世界ミニマム級王座を獲得した山中は、モイセス・カジェロス(メキシコ)にストップ勝ちして初防衛に成功。

しかし2度目の防衛戦ではビック・サルダール(フィリピン)に判定負けを喫し、王座陥落、その後の検査で硬膜下血腫の診断を受け、ライセンスが失効したことにより引退。

 

この当時はまだ24歳くらいだったと思いますが、惜しい才能をなくしたものだと思っていました。

引退後、「おにぎり竜」をオープン、ボクシングファンの訪問報告もSNS等で多く、非常に順調なキャリアを伺わせました。

しかし、リングで完全燃焼していなかった山中は、真正ジムの山下会長を通じてJBCに掛け合い、これまで「頭蓋内出血と診断された選手はライセンスが自動的に失効する」ということになっていた規則を「頭蓋内出血と診断された選手に関して、条件をクリアすればライセンスの再交付を認める」という規則への変更に成功、見事現役復帰を果たす事になりました。

復帰戦は2022年3月、約3年8ヶ月ぶりというリングでは須藤大介(三迫)を相手に5RTKO勝利、復帰戦ながらもこれまでに培ってきたものは非常に大きく、しっかりと地に足のついたボクシングを見せてくれました。

 

復帰第二戦は世界挑戦も経験しているジョナサン・タコニン(フィリピン)、これが2022年8月の試合です。

強打者であるタコニンを相手に、見事なヒット&アウェイで完封、まとめるところはまとめて、完勝と言って良い内容でした。

↓観戦記

boxingcafe.hatenablog.com

 

この試合は、10回戦でアナウンスされていましたが、結果的に8回戦だったという珍妙なものではありましたが、10Rやればストップできていた可能性もありますね。それほど、力の差は大きかった。

山中の実力がこのタコニン戦だとすると、もしかすると世界王者時代よりも安定感を増していないだろうか。当然、月日がたった分、上手くなっていて当然とは思えますが、リングを離れたブランクがあるということも現実です。

そして、須藤戦はもともと6回戦であり、このタコニン戦は10回戦の予定ではありましたが結局は8回戦、復帰後の最長ラウンドはそのまま8回戦となる中で、今度のタイトル戦は12ラウンズのボクシングが用意されています。

 

山中に限ってスタミナ云々は不安もないでしょうが、それでもせめて、この12回戦の前に10回戦くらいは戦わせておきたかった、が陣営の本音ではなかろうか。

とはいえ、このタイトル戦に関して不安事項がより多いのは安藤の方です。

安藤は前戦、狩俣綾汰(三迫)と戦い、素晴らしいジャブ、打ち合いを辞さないハートを誇示。しかし狩俣の強打にダウンを取られるシーンもあり、内容的には互角でもポイント的には若干のビハインドか、と思われた5R、ゴング後に狩俣の渾身の左フックをもらってしまい、続行不可能に。結果は安藤の反則勝ち、となってしまいましたが、これはフルラウンドやっていればどう転んでいたか全くわからない試合でもありました。

 

ともあれ、ここで勝ちを拾った安藤にチャンスが巡ってきた、ということは良かったと思うのですが、前戦の結末がそうであるため、やはり不安はあるのではないでしょうか。

こちらのセミファイナルが安藤vs狩俣

boxingcafe.hatenablog.com

 

これまでの安藤の最長ラウンドも8Rであり、さらに8Rを戦ったのは一度きり。12Rを戦うにあたり、不安が多いのは勿論この安藤のほうが、より大きい。

鋭いジャブを軸にヒット&アウェイで戦う安藤と、距離感を大切に打たせず打つボクシングを心がける山中は、ある意味似たボクシングをする、とも言えますね。

個人的には安藤の鋭いジャブを非常に買ってはいるものの、それにより山中が崩されるか、というとそうはならないような気がしています。言ってしまえば、山中優位は揺るがず、安藤にとってはかなり思い切った事をしなければ勝利を手繰り寄せる事は難しい試合だ、とも言えます。

実績は及ばず、実力にも勝るであろう相手に、安藤がどのように挑むのか。何か秘策を持って臨んでもらいたいものです。

どちらも応援したいボクサーですし、どちらにも勝ってもらいたい。ですが、私が見ている数少ない(ほんとに2〜3個くらい)のYoutubeチャンネルである「大和のボクサートリオch」の安藤に、何かしらの爪痕を残してもらいたい、と切に願います。

 

WBOアジアパシフィック・ミニマム級タイトルマッチ

小林豪己(真正)5勝(3KO)無敗

vs

ロスラン・エコ(フィリピン)10勝(7KO)無敗

セミファイナルには、わずか5戦でWBOアジアパシフィック・ミニマム級タイトルを獲得した小林豪己が登場。

非常にバランスの良いボクサーファイターで、やや前傾の構えから上手くジャブを突き、その右ストレートは非常にキレがありますね。

順調なキャリアを歩んでいる小林は、まだまだ底を見せておらず、前戦がWBOアジアパシフィック王座の決定戦ではありましたが、そこもダウンを奪っての完勝。既に世界ランクにも名を連ね、チャンスさえあればそのまま世界タイトルをもさらっていきそうな器を感じるボクサーです。

対してロスラン・エコ、こちらもプロ10戦ながらもとんでもない戦績を誇っていますね。

 

24歳の小林よりも若く、現在22歳というボクサーで、戦ってきた相手としては負け越しのボクサーがほとんどであり、戦績通りの強さかどうかはわかりません。

前戦は契約体重がどうだったのかはよくわかりませんが、114lbsものウェイトで戦っており(対戦相手は110lbs)、そもそもBoxRecを見る限りではミニマム級リミットの105lbsで戦った試合は皆無。これは本当に大丈夫なのでしょうか。

このセミファイナル、小林の初防衛戦は10Rで争われます。小林は王座決定戦も10Rで戦っており、これもまた謎の一つですね。時間の関係なのでしょうか。

う〜ん、これは謎なマッチメイクですが、エコが怪物性の強さではない限り、小林の勝利は固いでしょう。

 

そしてその他のアンダーカードは帝拳ホープの嶋田淳也、金子虎旦がそれぞれフィリピン人と対戦。金子は比嘉大吾の復帰戦の相手を努めたジェイソン・ブエナオブラとですね。この辺がめちゃくちゃダイナミックグローブ感がします。その他、第1試合がミドル級の東日本新人王トーナメントとなっており、全5試合が予定されているようです。

 

配信情報

このダイナミックグローブは、5/6(土)18:00から全試合生配信。

プラットフォームはU-NEXTですね。追っかけ再生、見逃し配信にも対応してくれているので非常にありがたい。

ダイナミックグローブは、U-NEXTへの移行後の新体制として、真正ジムが関わるようになりました。今回の興行を含め、今後は関西の有望ホープたちがこのダイナミックグローブに登場してくれる事でしょう。

 

おそらく横浜光、真正、そして帝拳の持ち回りになるのかもしれませんね。今回は真正ジム興行、自身のYoutubeで流すよりも、放映権料も入るから本当に良かった。真正ジムが関西で配信を頑張ってくれていなかったら、関西ホープたちの試合はなかなか関東方面に流れてこないですからね。

ということで、ボクシングファンには必須のU-NEXTの登録はこちらから。

 

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