信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

6月はビッグでもスモールでもない、ミディアム級マッチアップの連続。

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6月が地味に盛り上がっています。たぶん。

おおおーー!!という感じのビッグマッチではなくて、おっ!という感じのミディアム・マッチ。

ということで今回のブログは、6月に次々起こるミディアム・マッチを総括。

 

↑完全にロマチェンコvsテオフィモのパクリ、というか二番煎じのポスターデザイン!これはテオフィモの試合のデフォルトなのでしょうか??

6/10(日本時間6/11)アメリカ・ニューヨーク

ジョシュ・テイラー(イギリス)vsテオフィモ・ロペス(アメリカ)

もしかするとこのWBO世界スーパーライト級タイトルマッチは、ビッグマッチと呼べるかもしれません。

しかしおおおおおー!!っとならないのは、やはりテイラーの前戦のパフォーマンスがイマイチだったことと、スーパーライト級でのテオフィモ・ロペスのパフォーマンスも期待以上ではないことに起因しているのでしょう。

 

もしこの試合が今から1年半前、2021年の11月頃に起こっていたならば、それはそれは全世界が注目するメガ・マッチだったに違いありません。

2021年5月にホセ・ラミレス(アメリカ)を破って世界スーパーライト級4団体統一王者となったジョシュ・テイラーと、2020年10月にワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)を降し、世界ライト級のタイトルを束ねたロペス。

テイラーは敗れることこそありませんでしたが、この2年のうちでほとんどのタイトルを返上もしくは剥奪され、残るはWBO王座のみ。ロペスはジョージ・カンボソスJr(オーストラリア)にすべてを奪われ、スーパーライト級に転級も思ったようなパフォーマンスではありません。

ともあれ、名のあるボクサー同士の対戦は非常に興味深いものですね。

試合が近くなればしれっとビッグマッチとか言ってるかもしれませんが、ご容赦ください。

 

6/10(日本時間6/11)イギリス・ロンドン

サニー・エドワーズ(イギリス)vsアンドレス・カンポス(チリ)

こちらはIBF世界フライ級王者、我らがサニー「ショータイム」エドワーズの防衛戦。この試合はサニーがマッチルームとの契約後、初の試合となりますね。

サニー・エドワーズがマッチルームと契約できたのは、フライ級での王座統一戦というものが水面下で動いているからです。たぶん。

ということでサニーからすると「王座統一戦前哨戦」みたいなイメージの一戦ですね。

ともに無敗ながら、王者サニー・エドワーズは19勝して4KO、挑戦者のカンポスも15勝して4KOと世界トップレベルで戦うボクサーのうち、トップクラスのKO率の低さを誇ります。

サニーのダンスを安心して見られるような一戦になるはず。これは必見ですね。

 

6/10(日本時間6/11)アメリカ・カリフォルニア

ハイメ・ムンギア(メキシコ)vsセルゲイ・デレビヤンチェンコ(ウクライナ)

とんでもなく長い時間、足踏みを繰り返すハイメ・ムンギア。負けてタイトルを失ったわけではなく、タイトルを返上してから次のタイトルに挑むまで、こんなにも長い間調整試合を繰り返すのも今や珍しいパターンですね。

WBO世界スーパーミドル級王座の最後の防衛戦が2019年9月だから、もうすぐ4年です。

今回の相手は、ミドル級のゲートキーパー的役割の善戦激闘漢、デレビヤンチェンコ。ここに勝てば、さすがに次は世界戦のはず。

 

6/17(日本時間6/18)アメリカ・ニューオリンズ

レジス・プログレイス(アメリカ)vsリアム・パロ(オーストラリア)

そしてこの度発表された、WBC世界スーパーライト級タイトルマッチ。「ルーガルー」プログレイスは、2019年にジョシュ・テイラーに敗北を喫してはいますし、途中ウェイトオーバーなんかもしていますが、前戦のホセ・セペダ(アメリカ)戦での見事なパフォーマンスは記憶に新しい。

初黒星となったテイラー戦のあとは4連続KO勝利でWBC王者に返り咲き、今テイラーと再戦することになったならばオッズはプログレイス優位と出そうな勢いです。

 

大して対戦相手のパロはオーストラリアが誇る無敗のプロスペクトで、ここ2戦は無敗対決を制しており、アメリカでの知名度こそないものの強豪です。

これは大変興味深い一戦ですね。オーストラリア人ボクサーは侮れません。

6/24(日本時間6/25)アメリカ・ミネアポリス

カルロス・アダメス(ドミニカ共和国)vsジュリアン・ウィリアムス(アメリカ)

前戦でWBC世界ミドル級暫定王座を獲得したアダメスの初防衛戦は、元世界スーパーウェルター級3冠王者のジュリアン・ウィリアムス。

 

アダメスは2019年にパトリック・ティシエイラに初黒星を喫していますが、そこから4勝(3KO)、唯一KOできなかったのはセルゲイ・デレビヤンチェンコ。ウィリアムスはジャレット・ハードを破って3冠王者となったのが2019年5月、翌年の1月にはジェイソン・ロサリオに5RTKO負けを喫してタイトルを奪われています。その後もパフォーマンスもパッとしないため、ここはアダメス優位でしょう。

暫定王座の初防衛戦、なんてものは本来あってはならないもので、是非とも正規王者チャーロとの団体内王座統一戦を組んでもらいたいものですね。

アダメスのパフォーマンスに期待!

 

6/24(日本時間6/25)アメリカ・ニューヨーク

エドガー・ベルランガ(アメリカ)vsジェイソン・クイッグリー(アイルランド)

さて、私はまだこのエドガー・ベルランガの幻想を諦められないボクシングファンのひとり。

デビュー以来の初回KO勝ちが16でストップしたあと、4戦連続の判定勝利中の「Chosen One」は、4戦連続で世界挑戦経験者を迎えます。

連続KO勝利は途絶え、ダウンを奪われることもあったベルランガですが、ちゃんと勝ちきっている事は評価に値することだと思います。あともう少し、経験をしっかりと積んで、このレベルの相手を倒せるようになってから世界タイトルへ羽ばたいてほしいものです。

そろそろ再覚醒しないかな。

 

6/24(土)日本・大田区総合体育館

ジョシュア・フランコ(アメリカ)vs井岡一翔(志成)

これもビッグマッチとは言えませんが、注目の再戦。WBA世界スーパーフライ級王者のフランコと、当時WBO世界同級王者だった井岡は2022年末に戦い、勝敗つかずのドロー。

そこから半年、井岡はWBO王座を返上し、ジョシュア・フランコとの決着戦に臨みます。

井岡にとっては、おそらく負ければ引退の背水の陣。

ここに勝って、かねてから目標としていたファン・フランシス・エストラーダ戦へ繋げられるか。

まさに井岡の最終章、がんばってもらいたいものですね。

ということで、地味とは言いつつも語り出せばとまらない、6月の「ミディアム」マッチ。数々の熱戦が期待されますね。残りの5月の月間も含め、6月にも好試合の期待も含め、これからの「祝日のない期間」を楽しんでいきましょう!

 

 

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