信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プレビュー】フルトンvs井上尚弥の勝者への挑戦者となるか。ジョンリエル・カシメロvsンギーチュバ!

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

TBプロモーション興行が、実に良い。

メインイベントは日本のボクシングファンも馴染み深いジョンリエル・カシメロが登場するし、アンダーカードは日本vsフィリピンの構図、大変興味深い興行となっています。

先日、FITE+で生配信されることが発表されたこの興行ですが、やはり全開と同じくU-NEXTでも配信してくれるようです。もうU-NEXTは入りっぱなしの固定費なので、実質無料(無理やり)でこれはありがたい事です。

ということで今回のブログは、TBプロモーションの第3弾興行、フィリピン・マニラ興行のプレビュー記事です。

 

5/13(土)フィリピン・マニラ

WBOグローバル・スーパーバンタム級タイトルマッチ

ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)31勝(21KO)4敗

vs

フィリップ・ンギーチュバ(南アフリカ)12勝(11KO)1敗

WBOグローバルのタイトル戦、王者はンギーチュバなので本来の表記は逆でしょう。ただまあ格としてはカシメロが上位にあたるので、他のメディアにならってこの表記にしています。

ジョンリエル・カシメロについてはもう多くのことを語るほどがないほど日本のボクシングファンの間でも有名なボクサーですね。

 

ダイナミックな攻撃力はもとより、危機察知能力が高いボクサーで、自ら攻める事もできるしカウンターもとれる、何よりもキラー・インスティンクトをもとにした素晴らしいパワーとスピードを誇るボクサーです。

その荒々しいボクシングは隙が大きいこともまた事実ですが、なかなかその隙をつけないほどのプレッシャーを持っており、このスーパーバンタム級に上がってもそれは健在だと思われます。

さて、対戦相手のンギーチュバについては、あまり情報を持っていませんし、Youtubeを調べても彼の事がわかる映像は出てきません。

 

12勝中11KOというハードパンチャーではありますが、断片的に流れる映像を見る限りはカシメロほどの迫力があるとはいえず、やや線の細さすら感じますね。

2021年4月にWBOグローバルのタイトルを獲得しており、現在のWBOランクはスーパーバンタム級10位。カシメロはWBOでは5位、ほかにもWBC8位、IBF15位という世界ランクを持っており、ンギーチュバにとっては初の世界挑戦へ2歩も3歩も近づく大事な試合となっています。

ンギーチュバもなかなかワイルドなパンチを打つボクサーのように見受けられますが、カシメロを止めるのは難しそう、というのが感想です。

 

ただ、KO率を考えると当たれば倒せるハードヒッターがゆえに、カシメロに危険が伴う事も事実。

カシメロはここに勝てばスティーブン・フルトンvs井上尚弥の勝者に挑戦できる権利を得られるも同然で、カシメロにとっては絶対に負けられない一戦です。まあ、そんな事をプレッシャーに感じる感覚を持ち合わせてはいなさそうですし、久々の地元リング(前回は2019年8月)だからといって気負う事もないでしょう。

やっぱり唯一の不安はカシメロの調子のムラ的な問題ですが、それもTBプロモーションとの契約で未来が晴れ、モチベーション高くリングに上がれれば大丈夫そうかな、と思っています。

2020〜2022年はカシメロにとっても受難続きで、試合は年1回、ショーン・ギボンズとの不仲とか陰謀とか、色々ありましたが、ここからまだまだ強さを見せつけてほしいところですね。

 

WBOアジアパシフィック・スーパーウェルター級タイトルマッチ

井上岳志(ワールドスポーツ)19勝(11KO)2敗1分

vs

ウェルジョン・ミンドロ(フィリピン)10勝(10KO)無敗

セミファイナルは、前回の竹迫に続いてワールドスポーツのジム頭がTBプロモーションに登場です。

今回は竹迫のようなチャレンジマッチ、とはいきませんが、10戦してパーフェクトレコードを保持するウェルジョン・ミンドロは、映像を見た感じでは非常にサイズに恵まれたボクサー(対戦相手が小さかっただけかも)。

 

23歳と若いミンドロは、フィリピン人ボクサーによくいるブンブン丸とは違い、比較的オーセンティックなボクサーに見えます。

これまでの対戦相手の質も良いとは言えないので、井上に格の違いを見せつけてほしいと感じる一戦。

ただ、やはりベールに包まれているこのウェルジョン・ミンドロ。スーパーウェルター級のフィリピン人、というとなかなか珍しい部類ではありますが、日本に呼ばれてくるフィリピン人ボクサーのように「無理やり体重をつくって(増やして)きました」ということではなく、地元フィリピンで世界ランカーの井上を迎え撃つという展開。

それでも、井上も海外で幾度となく戦っており、死角は見当たらないように思いますね。井上岳志の快勝を期待したいものです。

 

フライ級8回戦

花田歩夢(日本)10勝(8KO)1敗1分

vs

ビンス・パラス(フィリピン)18勝(15KO)2敗1分

メキシコでプロキャリアをスタートさせた花田は、日本のリングに初めて立ったのが2020年12月。当時から才能あふれる素晴らしいボクシングを見せてきましたが、「Chingon」(チンゴン=素晴らしい、やばいみたいな意味)Ayumu Hanadaは日本のボクシング界を飛び出して以降の活躍が目覚ましい。

2021年7月、中垣龍汰朗(大橋)と引き分けたあと、メキシコで苦渋をなめるも、その後は4連続KO勝利。現在は買いながらも世界ランクに名を連ね、今年に入っては1月、3月のリング登場に続いてのフィリピン初見参、非常に精力的にリングに上がっています。

 

しかもまだ21歳と若く、遠からず世界王者となるボクサーだと思います。

ビンス・パラスは聞き覚えのある方も多いと思いますが、2018年5月、当時京口紘人(ワタナベ)が持っていたIBF世界ミニマム級王座に挑戦したボクサー。フラッシュ気味ながらも京口からダウンを奪う健闘を見せています。

ちなみにその次戦でパラスはジョナサン・タコニン(フィリピン)の持つWBCインターナショナル・ライトフライ級タイトルに挑み敗北、2連敗を喫しています。

その後6戦して5勝4KO1分ですが、あまり名のある相手とやっていないのも現状です。

今、どの程度の有しているかは不明ですが、パラスもまだ24歳、きっと京口戦よりも実力はアプしているはず。

世界挑戦経験者に対して、花田がどのようなボクシングを見せてくれるのか。

ここも非常に楽しみな一戦ですね。

 

スーパーバンタム級8回戦

池側純(角海老宝石)4勝(1KO)無敗2分

vs

カルロ・デメシーリョ(フィリピン)16勝(9KO)6敗2分

池側は2021年1月に6回戦でデビュー。それ以来、強豪とのマッチメイクを渡り歩いてきたボクサーです。

デビュー3戦目は神足茂利(M.T)とドロー、5戦目で石井渡士也(REBOOT.IBA)とドローですが、このキャリア序盤で強豪と戦う心意気は評価に値するものです。

前戦はタイトル挑戦者、日野僚(川崎新田)に負傷判定ながらも勝利、日本ランキングをアップさせています。

 

遠からずタイトル戦線に絡んできそうなバランスの取れたボクサーファイターが、初の海外戦に臨みます。

対戦相手はこちらも日本でもおなじみ、カルロ・デメシーリョ。

これまで天笠尚(当時山上)、清水聡(大橋)、石田匠(井岡)に敗れているものの、全て日本での試合であり、地元のリングでどのような強さを見せてくれるのか。

これもまた、非常に楽しみな一戦ですね。

 

放送・配信

BoxRecによると、上記4試合のほかに3試合あるようですね。その中には、ジーメル・マグラモ(フィリピン)の名前もあり、対戦相手は39歳のタイ人ボクサー。このタイ人ボクサーのBoxRecの写真が、彼女と思わしき方と写っている写真でなかなか面白い。さすがほほえみの国です。(興味のある方は見てください。ほっこりしますから。)

 

これらの日本人ボクサーが絡まないファイトの中継があるのかは謎ですが、FITE+の方のファイトカードには入っており、こちらも放送開始はU-NEXTと同じく14:00〜。FITEは適当なのでアレですが、これを信じるとU-NEXTの方でも見知らぬ外国人同士の戦いから始まるわけで、これはライト層のファンたちはこの間に離れてしまわないかといういらぬ心配がたってしまいますね。

まあ、いずれにしろこの興行は5/13(土)14:00から生配信。U-NEXTは追っかけ再生機能もあるし、見逃し配信もできるし、控えめにいって素晴らしいと思います。

是非皆さんもU-NEXTで興行を視聴しましょう。

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