信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

Pick Up News!井上尚弥PFP1位返り咲き、でもチェリーピッカー?バンタム級日本勢席巻と、Down But not Out。

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

驚くべきことに、世界のボクシング界もまだまだ「イノウェイ」一色です。

当然週末の戦いはフィーチャーされているわけですし、会見のあったバムvsエストラーダのニュースもあるのですが、そのバムvsエストラーダについてもイノウェイと絡めて出しているニュースすらあります。(バムが勝利すれば将来的に井上に挑戦する可能性は低くない、等)

馬鹿げた話ではありますが、こうして一見関係のない記事にも出てくる我らがモンスター、同じ日本人だからという理由だけで誇らしくなってしまうのは、自分自身が何者でもないからなのかもしれませんね。

そんな井上尚弥はPFP1位に返り咲き、この様々な思惑が重なり合ったランキングは拳で勝負を明確に決められるわけでもなく、タイミングもあるから結局のところ安泰とはいきません。それでもやっぱり話題にはなり、今、世の中には井上尚弥の記事が国内外で溢れています。

そんなわけで、今回のブログは井上尚弥についての海外ニュースをピックアップ。

 

 

 

井上尚弥はチェリーピッカーか

BoxingNews24では、比較的批判的とも言える記事が出ています。

Inoue’s Next Move Polarizes Fans: Comfort Or “Cherry Picking”?

次の相手を「サム・グッドマン」という世界的に無名のボクサーとした(実際はライース・アリームに勝っているから無名とは言えないでしょうが)ことを、チェリーピッキングだ、と書いています。

井上尚弥というボクサーが戦いたい場所は、「現在の自分が最高のパフォーマンスを出せる場所」なので、しばらくスーパーバンタム級に留まると言われれば我々のような盲目のファンははいそーですか、なんですがここはそうもいきません。

なんせこのBoxingNews24というニュースサイトは、常々井上に批判的な記事を書いてきています。ただし、それはただのアンチとは言えないところもありますね。

このスーパーバンタム級に留まる=自分の力を発揮できる場所で戦う=挑戦ではない、ということは、ある程度の理には適っているものと思われます。まあ、井上尚弥の性格を知っていて、同じカルチャーを有する者としては井上の考えていることはよく分かりますが。

Naoya Inoue Chooses Comfort Over Featherweight Challenge

 

 

 

別の記事では、ポール・バトラーを登場させ、おないような記事を書いています。

フェザー級に上がれば強い敵はゴロゴロいるのに、相手のいないスーパーバンタム級に留まることはチャレンジではない、との言い分。

確かにフェザー級の王者たち、特にルイス・アルベルト・ロペスほどのパワーと野獣性を備えたボクサーとの対戦というのは非常に見たいところではあります。ただおそらく、フェザー級の井上尚弥はきっといつか起こること。すぐにではなく、今はゆっくりと最強のボクシングを噛み締めながらその時を待ちましょう。と、海外の人たちにも言いたいものです。

井上尚弥のリングマガジンPFPランキング1位返り咲きと、もう一つの快挙

さて、何度も触れていることですが、井上尚弥がリングマガジンPFPランキングの1位に返り咲き。初のダウンを奪われたにもかかわらず圧勝したこのルイス・ネリ戦は、ダウンから挽回したことで評価を高めた、というよりも、ダウンとは起こり得ることだ、とするパネリストたちの意見も見て取れました。

あのダウンは決して評価を下げるものではありませんでしたね。

Naoya Inoue retakes the No. 1 spot in The Ring’s pound-for-pound rankings

 

 

 

リングマガジンはその議論をテキスト上で明らかにしています。(これは毎度、というわけではないですが、ランキングに重大な変更があった時にはいつも出ていると思います。)

どうして彼がPFPキングとなったのか、については大いに議論がなされたようで、当然賛否はある状態。こうしてパネリストたちの議論が活発になる、というのは素晴らしいことで、ずっとメイウェザーが1位だった時代には起こり得なかったことでしょう。

さて、この記事の後半、バンタム級についても触れられています。

リングマガジンはPFPランキングの他に各階級にも王者とランキングを定めており、GWでの興行を経てバンタム級のランキングは

王者:不在

1位:中谷潤人

2位:西田凌佑

3位:井上拓真

4位:武居由樹

となっています。

4王者が1〜4位を占める、というのは当たり前の光景ながらも、こうして見ると圧巻です。ちなみにソリスに勝利して戴冠した時の井上拓真は9位、アンカハスに勝った後に6位(だったかな?)くらいだったと思うので、全員がランキングを上げているという異常事態。

そして西田(については確か下位に入っていた)、武居というニュースターの誕生を得て、さらにまだまだ堤聖也や比嘉大吾、栗原慶太までいるというのが信じられません。

 

 

 

隆盛を極める黄金のバンタム、モンスターによって焼け野原にされた土地に芽吹く金の芽は、まさに戦後の復興を思わせるスピードで日本のボクシングが台頭しました。知らんけど。

この激突が楽しみなような、そうでないような。

それでもいつかはぶつかる、ここから数年にわたる黄金のバンタムの黄金期、楽しむしかありません。

Down But not OUT.

実はこの記事を紹介したかったので今回のブログを書いています。

私はBoxingSceneのサイトが最も見やすく、また非常にフラットに思え、好んでいます。

そのBoxingSceneから、上記の表題にて記事が出稿、ダウンはすれども終わらなかった、という戦いについてピックアップしています。

Down, But Not Out: Boxing’s Greatest Off-The-Deck-Moments

 

 

 

この記事は、井上vsネリを引き合いに出しつつ、壮絶なダウンを喫するも負けなかったボクサーたちの試合をいくつか紹介しています。サムネイルになっているのはデオンテイ・ワイルダーvsタイソン・フューリーの第一戦。

この最初に紹介されているワイルダーvsフューリーというのは本当に衝撃的で、結果はドローに終わったわけですが、とにかくフューリーが死んだのではないかと思えるほどの痛烈なノックダウンシーンがありました。

そこからなぜか何事もなかったかのよう、それこそ早朝、窓を開けて寝ていて、朝日で目が覚めたくらいの感じで起き上がったフューリー、本当に化け物かと思いましたね。

なんかあのシーンを思い出すと、ウシクがフューリーに勝つことは不可能に近いと思ってしまいます。

話を進めると、次に紹介されているのはファン・マヌエル・マルケスvsマニー・パッキャオ、この初戦。初回に3度のダウンを喰らっても巻き返したマルケス。まさかこの試合も含めて4度も戦うことになろうとは、思いもしませんでしたね。結果的に4戦目に全部持って行かれてしまうわけですが。

 

 

 

他にもラリー・ホームズvsアーニー・シェーバー、同じくホームズvsレナルド・スナイプスと古い試合が紹介され、ジェームズ「バスター」ダグラスvs「アイアン」マイク・タイソン。

このダグラスvsタイソンは8R、タイソンがアッパーでダウンを先取。この時ダグラスは立ち上がるも、ロングカウントではないかと(実際に長い)言われているわけで、そこから立ち上がっての大番狂せ。

この時、歴史が動きました。マジで。

その他にも古い試合でモハメド・アリvsヘンリー・クーパー、そしてアーチー・ムーアvsイヴォン・デュレル、すでに古典としての戦いが紹介されています。この記事を書いたエリック・ラスキンという方はおいくつなんでしょうか。

ともあれアリvsクーパーというのは非常に有名で、記事でも「タイソンvsダグラスよりも重要だった」とされています。クーパーの左フックでアリが4ラウンドにダウン、ここでもし、アリが倒れたままだったら、もしかするとのちのグレイテストは生まれていなかったのかもしれません。

このノックダウンはラウンドの時間が残り時間2秒というところで起こり、なんとかたちあがったアリに対し、セカンドのアンジェロ・ダンディーはアリのグローブを引き裂いて時間稼ぎをするという暴挙。これにより回復したアリが5RKO勝利、この次戦でソニー・リストンをノックアウトして世界王座初戴冠を成し遂げた、という、まさに「勝てば官軍負ければ賊軍」を見事に体現している出来事です。

 

 

 

その戦いから60年以上たった今、そのことを思う私の心境としては、アンジェロ・ダンディーさすがやな、なので、勝てば官軍というのは事実なのでしょう。

他にもディエゴ・コラレスvsホセ・ルイス・カスティーリョ、そしてアルツーロ・ガッティvsミッキー・ウォードといった女子供には決して見せられない大激闘名勝負が紹介され、ジョージ・フォアマンvsロン・ライルというクラシックファイト、最後はフリオ・ゴンサレスvsジュリアン・レテルーで締め括られています。いや最後、なぜこのチョイス。。。

まあ長々と書いてしまいましたが、井上尚弥をエサにこのクラシックファイトを含めてエキサイティングな試合を紹介している記事を載せたかったわけです。

興味があればぜひ記事を読んで、動画を見ましょう。

 

 

 

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