信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【観戦記】ワシル・ロマチェンコvsジョージ・カンボソスJr!アンドリュー・マロニーも登場のAUSビッグイベント!

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5/11(金)、とんでもない判定が出た京口紘人vsビンス・パラス。

これでもし京口がボクシングに失望し、そのキャリアを閉じてしまうようならば、およそ許せるものではありません。

これは韓国コミッション、そのジャッジの反日感情なのか、それともただただジャッジスキルの問題なのか。どちらにせよ問題として取り扱われるべきことではありますが、ここでついた1敗はこれまでの歴史から見ても覆るものではないでしょう。

「人間がジャッジをする」からこそそれぞれで違う、だからこそジャッジが3人いるわけですが、この3人があの試合内容でほぼ同じ点数、というのは本当に不可解。

あの試合を見たファン(そのほとんどは日本のボクシングファンなのでしょうが)は多いと思いますが、あの試合を見た中でパラスの勝ちと見たのはジャッジの3人だけだったのではないか、と疑いたくなるレベル。

ある程度の疑惑の判定こそ仕方ありませんが、あの試合はジャッジの見方によって勝敗が覆るレベルにないものと思い、ああいう判定が今後出ないことを祈るのみ。

そんなわけで翌日にオーストラリアで行われた興行では、どうか真っ当な判定が出てくることを祈りつつ、今回のブログは5/12に行われたロマチェンコvsカンボソスの観戦記。

↓プレビュー記事

boxingcafe.hatenablog.com

 

 

 

WBC世界スーパーフライ級暫定王座決定戦

アンドリュー・マロニー(オーストラリア)26勝(16KO)3敗

vs

ペドロ・ゲバラ(メキシコ)41勝(22KO)4敗1分

まずはよく見知ったボクサー、アンドリュー・マロニーとペドロ・ゲバラによるWBC世界スーパーフライ級暫定王座決定戦。

正規王者はファン・フランシス・エストラーダ(メキシコ)、6月にジェシー・ロドリゲス(アメリカ)との王座統一戦を控えています。

元王者対決となった一戦、オッズは競っていますが、ホームの利を活かしてマロニーが若干優位。

初回、まず得意のダブルジャブから攻め込んだのはマロニー。いつも以上にアグレッシブなマロニー、今現在オーストラリアにない世界タイトルを引き寄せようと非常にモチベーション高く臨んでいるようです。

力強い右ボディストレート、素晴らしいジャブカウンターをヒットしたマロニー、出入りも鋭く、本当に調子が良さそう。

対するゲバラも良いジャブ、右からの逆ワンツー、ボディカウンターで応戦しています。

2R、互いにハイガードのスタイル、ステップワークが良い。似たような、というスタイルではありますが、マロニーの方がよりジャブが出ているのが良いところで、先手を取るのはマロニーが多いか。

 

 

 

終盤、踏み込んだマロニーにゲバラのショートの右ストレートがヒット!マロニーはタフネスも有していますが、カウンターとして当たるこのパンチは気をつけなければいけません。

3R、マロニーが出てくるところを狙うようなゲバラ。マロニーは無理に攻め込むことをやめ、じっくりしたサークリングから鋭い攻撃。

マロニーは得意のヒット&アウェイ、攻撃からガードポジションへの戻し、いつも通りの戦いの中でゲバラの戦い方によって若干の変化をつけているイメージ。良い戦い方。

終盤、マロニーはゲバラをロープにつめて回転力のある連打を披露、攻勢をアピールしています。

4R、運動量の非常に多いマロニー、ゲバラもこの状態が良くないため攻め始めます。ただ、このマロニーの運動量に若干ついていけない雰囲気のゲバラ、今度はゲバラが攻めていきマロニーがカウンターを狙う展開に。

マロニーはとにかく攻撃からの戻しが素晴らしい。

5R、攻めるゲバラ。マロニーは相変わらずの動き。

決して派手さはないマロニーのボクシングは綻びを見せず、ゲバラもこれを崩すのにかなり苦労しています。

 

 

 

ただラウンド中盤、左に逃げようとするマロニーにゲバラの右がクリーンヒット、この後ゲバラは続けられればよかったですがそうはいかず。

単発ながらもゲバラは後半にも左アッパーをヒット、一発のパワーは明らかにゲバラ。試合全体を支配しているのはマロニーですが、ここから果たしてどうなるか。

6R、ゲバラのパワーパンチは非常に見栄えも良く、非常に効果的。前ラウンドで良いパンチを当てられたマロニー、このラウンドは攻められない時間が若干長いか。

マロニーの踏み込みは必然的に甘くなり、ここはちょっとゲバラがカウンターを取りやすくなっているようなイメージ。ただその分、マロニーもゲバラへの対応ができており、非常に難しいラウンドといえます。

7R、ゲバラがプレスをかけて前へ。こうしてプレスをかけつつ、マロニーが打ち返してきたところにカウンターが取れればゲバラにとって最高でしょう。

パワフルなパンチを返すゲバラ、時折接近戦になりますがちょっとマロニーは分が悪いか。

8R、ゲバラのプレスに押され気味のマロニー、動いているというよりも動かされている雰囲気になっています。

マロニーとしては先に動いて攻撃して、動きたいですが、その攻撃はほとんどがジャブ、これはおそらくゲバラのカウンターを恐れてのものでしょう。

後半はコンビネーションを使うマロニー、これであればゲバラも圧倒的にカウンターが取りづらくなります。

 

 

 

9R、このラウンドも展開は変わらず、近い距離ではゲバラの連打が光る。この連打が非常にパワフル、回転力はおそらくマロニーの方があるはずですが、この距離でマロニーはそれを見せられません。

マロニーはちょっと苦しいか、やはり手数も減っているようにも見えます。

10R、マロニーが行こうとしたところに、ゲバラがボディを中心にパワーショット。この試合序盤から出しているこのゲバラのボディ、それも左ボディというのはここまで非常に効果的だったのでしょう。

マロニーはこのボディによりアグレッシブネスを削がれ、ゲバラの術中にハマっているようなイメージ。

11R、マロニーが攻め、距離が近くなるとゲバラのパワーパンチが返って来る。後半に入ってからはこの展開が続いており、この展開でポイントをピックアップしているのはどちらか。ゲバラのパンチは派手ですが、あまり手数が多いとはいえず、印象的なヒットはありますがそれも多いわけではありません。

前半、良い戦いを見せたマロニーは徐々に手数が少なくなっており、その部分においてゲバラにポイントを持っていかれている可能性も否めません。

 

 

 

ラストラウンド、ゲバラはグイグイとプレス。マロニーもこの前の数ラウンドと比べて素晴らしい攻撃を見せます。なぜこれをもっと出せなかったのか。

ゲバラは左右のボディをパワフルに叩き、ただマロニーはそれを恐れず打撃戦。互いにこのラウンドは勝負とばかりに気力を振り絞り、ラウンドが終了。

判定は、115-113ゲバラ、116-113マロニー、115-113でゲバラ。

僅差の判定でペドロ・ゲバラがタイトルを奪取!マロニー、ゲバラ、両者ともに非常に状態が良く、好試合でしたね。

マロニーとしては完全に勝利を確信した試合だったのでしょうか。試合後すぐに喜びを爆発させていますし、判定が出た直後のリング上のインタビューではリタイア宣言。これは切ない。

IBF世界ライト級王座決定戦

ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)17勝(11KO)3敗

vs

ジョージ・カンボソスJr(オーストラリア)21勝(10KO)2敗

基本的にディレイ視聴なので、メインイベントに飛ぶ。敵地、オーストラリアでの挑戦とはいえ、きっと会場にはロマチェンコ応援も多いのではないかと推察しています。日本でのGGGがそうであったように、レジェンドクラスのボクサーは国籍を超えます。

エネルギッシュなボクサー、カンボソスはヘイニーに続いてロマチェンコをオーストラリアに呼ぶことに成功した素晴らしい実績を残してくれました。果たしてロマチェンコはどれほど衰えているのか、それとも衰えていないのか。

初回、まずパンチの当たらない距離、ここでの初見としては、ロマチェンコの動きは悪くないように見えます。

 

 

 

カンボソスは思ったよりは出てこない、なので中盤にロマチェンコがプレスをかけます。非常に慎重な立ち上がり、カンボソスがジャブから右ボディを起点としたコンビネーション。カンボソスは「ロマチェンコの弱点」と言われるボディ狙い。カンボソスの動きもキレており、おそらく間違いではないのでしょう。

後半、ロマチェンコは左のダブルを含めるコンビネーション、これがまずはヒットしています。

2R、ロマチェンコが上下に高速コンビネーションで仕掛けます。これにちょっとカンボソスは反応できていないか。

やっぱりこのガードポジションから全てのパンチがノーモーションで出るボクシングは健在、かなり運動量が多く、さらにサイドへの動きも出始め、らしさを発揮していきます。

カンボソスが力強い右ボディ、しかしその後ロマチェンコが速いコンビネーションで攻め入ります。

3R、よく上体を動かしフェイントをかけるロマチェンコ、左から入る逆ワンツーはこの試合すでに何度かヒット。

中盤、コンビネーションで攻め入るロマチェンコ、ここにカンボソスはしっかりとパワーパンチを返しています。この戦い方でロマチェンコのボディを入れようということでしょう。

一瞬の交錯で勝負がつくかもしれない、というこの戦い、カンボソスも力を込めて打っており非常にエキサイティング。

4R、ロマチェンコのプレス。カンボソスはジリジリと下がりますが、明らかにカウンターを狙っています。

 

 

 

若干後半に落ちる傾向のある最近のロマを考えると、カンボソスとしてはここでロマチェンコに攻めさせ、できれば空振りさせたい。

5R、ロマチェンコのプレス、からの速いコンビネーション、そこからサイドのステップが機能してきたような感じ。

カンボソスはジリジリと下がり、ちょっと自分からは手が出ないか。

相変わらずロマチェンコが攻めたところでのカンボソスの右ボディアッパーは怖さがありますが、ちょっとこれだけだと厳しい。

6R、このラウンドはちょっと警戒心を強めたロマチェンコの手数が減るか。

この少ない手数の中で攻め入るロマチェンコ、これに対してカンボソスの左フックカウンターがヒット!さらに右ボディストレートもカウンターとなってヒットし、カンボソスはカウンター戦法が奏功しています。

ロマチェンコも非常に手数を出して攻め入りますが、その打ち終わりにパワーショットを狙うカンボソス。ここまでのラウンドはずっとロマチェンコだと思いますが、このラウンドはカンボソスが非常に健闘。

 

 

 

7R、カンボソスは待ちだけではなく、自ら攻め入る場面を作ります。ただ、このカンボソス先手の攻めはあっさりとロマチェンコにいなされるイメージ。やはりカンボソスとしてはカウンターのビッグパンチから攻勢をかける、が正しいのかもしれません。

このラウンドはロマチェンコが左ボディストレートをよく使っています。

8R、ロマチェンコの左ストレートはことごとくカンボソスにコネクトしています。ロマチェンコが攻め入った際のカンボソスのリターン、それをブロッキングしてのロマチェンコの左が刺さる。

やはり巧いロマチェンコ、入った後にもしっかりとポジションを変更し、自分の左が当たる場所にスライドしています。

9R、圧倒的に勝利する時のロマチェンコ。それは相手をしっかりとスキャニングし、相手の攻撃を全く寄せ付けない中で自らの攻撃のみを当てる。この試合は、この頃にはそういうふうになってきています。

カンボソスはちょっと右ボディが減っているか、さらにロマチェンコのサイドへの動きについていけません。

10R、見た目のダメージは明らかにカンボソス。ポイントもおそらくロマチェンコに流れているはず。

ここはカンボソスは行くしかありませんが、なかなかエネルギッシュな攻撃は出ず。大きな一発狙いなのか、行っても捕まらないからなのか、ちょっとカンボソスはもう一つチャージが欲しいところです。

11R、カンボソスは強いボディ。当たり前ですがまだ諦めてはいません。

ただ、まだまだ足りない、どうしても自ら攻めるとカウンターを取られると思ってしまうのか、カンボソスはなかなか手が出ません。

後半、ロマチェンコの左ストレートがヒット、その後カンボソスはロマチェンコに腕を絡めながら倒れますが、これはスリップ裁定。でもダメージはあるでしょう。

再開の後、ロマチェンコが今度はジャブから左ボディ!!これでカンボソスは少し耐えた後にダウン!

 

 

 

なんとか立ち上がったカンボソスにロマチェンコは追撃、最後もボディでしょうか、陣営のタオル投入と同時にレフェリーがストップ!!!

ワシル・ロマチェンコ、11RTKO勝利!!!

素晴らしいパフォーマンスを見せました、ワシル・ロマチェンコ。

大方の予想通り、やはりロマチェンコはカンボソスよりも何段階も上でしたね。

これは安心した試合でした。

ロマチェンコはこの試合を通してほとんど危ない場面はありませんでした。全盛期を思わせるようなステップワーク、力みのない流れるようなコンビネーション、そのどれもが素晴らしかった。

カンボソスもよく仕上げてきて非常によく頑張ったと思います。

しかし、結果は圧倒的にロマチェンコ。

すでにキャリアの終焉期に入っているロマチェンコ、次の戦いはシャクール・スティーブンソンとなる見込み。

これが今年の年末付近に起こるのか、それとも来年になるのかはわかりませんが、いずれにしロマチェンコを応援しましょう。

 

 

 

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