信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【観戦記】井岡一翔vsプーマ・マルティネス!「SUPER FLY」の大河ドラマは最終章へ。

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七夕、Life Time Boxing Fight。この興行はESPN Knockoutでも放送されているらしいですね。ESPN Knockoutは中南米のプラットフォームなので、おそらくアメリカ本土には流れてなさそう。

バム戦にしろエストラーダ戦にしろ、こういう試合こそアメリカ本土に流せるようにどうにかしてほしいものですね。

さて、日本時間7/7(日)はアメリカではシャクール・スティーブンソン、そして別興行でウィリアム・セペダが登場、ライト級が非常に盛り上がっています。

シャクールvsハルチュニャンの観戦記はこちら

boxingcafe.hatenablog.com

(セペダの観戦記は7/8(月)21:00アップ予定なのでもしご興味があればご覧ください。)

さて、この2つの興行があるとはいえ、やはりこの日一番注目なのはこの試合。

WBA・IBF世界スーパーフライ級王座統一戦です。

ということで今回のブログは、井岡一翔vsフェルナンド・マルティネスの観戦記。

 

 

 

7/7(日)Life Time Boxing Fight

堤聖也(角海老宝石)vsウィーラワット・ヌーレ(タイ)

セミファイナルは堤が登場。あの試合からもう7ヶ月。急遽の試合とはいえ、試合間隔が大きく空かなくて良かった。

初回、ジリジリとプレスをかける堤。互いに当たらない距離、ウィーラワットも特にアクションがありません。

非常に静かなオープニングラウンドが終了。

ABEMAの解説N藤さんはやっぱり言っていることがおかしそうなので、残念ながら消音。

2R、フェイントをかけつつのプレスに切り替えた堤。ウィーラワットは意外とハンドスピードが速いですね。あまり出てこずウィーラワット、堤はプレスをかけるもののまだ強くいかず、まだ非常に静かな状態です。

3R、ここも堤はジリジリとプレス、中盤にはボディを起点として上下に打ち分けるコンビネーション。

 

 

 

そして後半、ウィーラワットをロープに詰めるとまたも強いボディ、そこから連打に繋げてダウンを奪取。残り時間は14秒、ここでも外側からボディを叩き、2度目のダウンを奪取、再開後にゴングを聴いています。

4R、右のクロス、左のアッパー、ボディ。多彩なパンチで決めに行く堤。ウィーラワットは開始30秒でダウン。立ち上がったウィーラワットでしたが、堤はここも非常に冷静な上下の打ち分けで、しっかりとプレスをかけて左ボディをしっかりと効かせてこの試合4度目のダウンで試合を決めました。

堤聖也、4RTKO勝利!

素晴らしい勝利、堤聖也。自分の当てたいところに強いパンチを着弾させる、自分のやりたいことが100%できた試合ではないでしょうか。

実力差はあれど、いや実力差があるからこそこのような倒し方ができるというのは本当に素晴らしいことだと思います。次は世界挑戦でしょうか。井上拓真挑戦だと、なかなかどちらを応援して良いのか。。。

 

 

 

WBA・IBF世界スーパーフライ級王座統一戦

井岡一翔(志成)31勝(16KO)2敗1分

vs

フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)16勝(9KO)無敗

さて、そしていよいよメインイベントです。

井岡一翔の挑む、王座統一戦。

スーパーフライ級はWBCにジェシー・ロドリゲス、WBOに田中恒成です。

ジェシー・ロドリゲスが来日している今、日本に全てのタイトルホルダーが集まっています。

この階級はおそらく、統一戦に進んでいくべき階級。

↓エストラーダvsロドリゲスの観戦記

boxingcafe.hatenablog.com

 

 

 

マルティネスの非常に陽気な入場。アウェーとは思えないほどの人数、陽気さ、演出。これは素晴らしいですね。

初回のゴング、と同時に両者がリング中央に出ます。早々に仕掛けるのはマルティネス、恐れを知らないマルティネスはいきなり左右のフックの乱打!!これは怖い!というところですが井岡は丁寧なブロッキングから左ボディカウンター!

これで非常にわかりやすい陽キャのマルティネスは「ボディ効きました」の表情と共にペースダウン!

ここから井岡が反撃、そしてマルティネスはボディでのペースダウンを経てもまだまだパワーは落ちません。

井岡の方もかなり被弾しているし、マルティネスは明らかにボディが効いている、なんというオープニングラウンドでしょうか。これはどっちにポイントを振るのかは難しいところかもしれません。

 

 

 

2R、マルティネスの左のアッパーは危ない。若干真ん中が空いている井岡のガードの間隙をすり抜けてきますね。

かなりハイペース、そして素晴らしいパワー、さらに回転力を伴って前進してくるマルティネス、特にラウンド前半は要注意。

このマルティネスの猛攻を凌いだ井岡、左ボディカウンター!今度はマルティネスも怯まず左右のフック!これはかなり苦しいですね。井岡は後半勝負が良さそうです。マルティネスが元気なうちはまだまだ危険。

3R、このラウンドの開始早々はマルティネスは来ません。ここはスタミナを考え始めたか。しかし中盤、マルティネスはコンパクトな右アッパーからの右ストレート、このアッパーを幾度も被弾している井岡はかなり危なく思います。

ここで効かされたか、井岡は若干動きが止まり打ち込まれるシーンも。これはかなり珍しい。。。

井岡は懸命にボディを打ち、終盤に盛り返しますが、ポイントとしては2Rに続き3Rもマルティネスでしょう。ただ、井岡はやはり後半勝負で良い。

4R、マルティネスは被弾しても打ち返してくるところが怖い。井岡はこのアッパーを外したいところ。

 

 

 

このラウンドも井岡は右クロスを浴びる等して劣勢は否めません。

ただ、ここまで被弾をしてもやはり近い距離で戦おうとしている井岡としては、このパンチはブロッキングしていればもらっても大丈夫、という認識なのでしょう。

マルティネスはポイントピックもかなりうまい。足を使ってボックスしつつも、やはりまとめるべきところはまとめています。

5R、マルティネスのパンチはアングルがよく、さらにそこにポジショニングも変える巧みさがプラスされています。これは至近の距離でサイドにずらしているので、正直これは見えないかもしれません。

回転力のあるマルティネス、当たり始めれば手が止まりません。

井岡としてはボディを効かせればマルティネスが止まることはわかっているので、ここはボディから一気に攻め入りたいところです。ただ、マルティネスは異常なまでに回復が早く、ラウンド中にどんどんダメージが回復していっているようなイメージ。

6R、井岡が強いプレスからボディショット。マルティネスは下がりますが、ここはここで荒くいってしまえば危険が伴います。

執拗にボディを叩く井岡、マルティネスは若干手数が減っているように見えますが、ラウンドが終わればまた復活するのでしょう。ここで一度山場を作っておきたい。

 

 

 

井岡はアッパーの他、打ち下ろしの右もかなり被弾している井岡。ダメージはどうか。

7R、ここもマルティネスがパンチをまとめる場面を作ります。それ以外の部分が互角に近いため、この辺りはちょっとマルティネスに流れそう。

井岡もボディを中心にパンチをまとめる場面を作り、後半にかけては左ボディを効かせてマルティネスを下がらせます。

しかしマルティネスのパンチはその後も幾度も井岡の顔面を捉え、明らかに見栄えとしてはマルティネス。

8R、すでにポイントの挽回はかなり厳しいかもしれません。井岡は少なくともダウンを奪い、ここから全てのラウンドを取らなければいけないのかも。

ここを勝負と捉えたのか、井岡は序盤にチャージ。その後マルティネスも打ち返してくるので、ここはうまく捌いていきたい。

どうしても近い距離でマルティネスの右をもらってしまう井岡。ガードを固めているとちょっと見えづらいかもしれません。

 

 

 

9R、もう後がない、井岡一翔。

そして止まらない、マルティネス。

マルティネスも被弾は多いですが、顔面は非常に打たれ強いことと、打たれてもペースを崩さず打ち返してくることで、井岡もなかなか一気に行くことはできません。

打たれすぎてダメージも溜まっているでしょう。ポイントに対する焦りもあるでしょう。

井岡のボクシングはいつもの精密機械のようなボクシングから少し外れており、珍しくワイルドに空振りする姿。

10R、井岡が攻めればマルティネスが一気に反撃。マルティネスはボクシングを非常によくわかっているボクサーですね。攻められっぱなしには絶対しません。

かなり厳しい展開の井岡ですが、ここは意地を見せてマルティネスと打ち合います。

11R、マルティネスは荒々しく見えて当て勘は本当に確かなものですね。

速い回転の連打は、次々と井岡の顔面を捉えており、井岡の髪型も相まってこの顔面の揺れが非常に目立つ。もしかすると井岡も顔面を背けてダメージを逃がしているのはあるのかもしれませんが、とにかく見栄えは悪い。

結局このラウンドについても井岡はマルティネスの右クロスに対応できていないのが現状で、マルティネスはこのラウンド終了後に勝利を確信しています。

 

 

 

ラストラウンド、ここは前に出るのは井岡!マルティネスも応戦、これは非常に怖い打撃戦ですが、もはや井岡にはこれしかありません。

マルティネスはパンチを打ちつつも絶妙なポジショニング、やや雑になりつつもそれでも被弾を回避。さらにどんな体制からでもパンチを出せるバランスを有しています。最後はマルティネスが強いフックを空振りしてスリップダウン、ここで試合が終了。

判定は116-112、117-111、120-108、勝者はフェルナンド・マルティネス。

これは見事見事な勝利です、フェルナンド・マルティネス。

いっときはPFPランキングにも入ったボクシングマスターを攻めに攻め立て、本当に見事な素晴らしい勝利。これはプーマ・マルティネスを讃えるほかありません。

マルティネスは非常にうまく戦ったし、また井岡に勝利できるものをしっかりと有していました。完全陽キャ、フェルナンド「プーマ」マルティネス。

田中恒成vsプーマの統一戦の未来はあるのか。

それとも、年内にバムvsプーマが実現するのか。

いずれにしろ、スーパーフライ級は統一路線のはず。

第何章なのかはわかりませんが、「SUPER FLY」は初回の登場人物からは全て入れ替わり、主人公が変わって最終章を迎えます。

井岡は残念でしたが、ここからまだ続くスーパーフライ級の物語、楽しみにしましょう。

 

 

 

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