さて、順番的にはまずシャクールvsハルチュニャンの興行を視聴し、その後ディレイでセペダvsカブレラを視聴しました。
ということで今回のブログは、DAZN放映のゴールデンボーイ興行、ウィリアム・セペダvsジョバンニ・カブレラ、世界タイトル戦一歩手前の戦いの観戦記!

7/6(日本時間7/7)アメリカ・カルフォルニア
リカルド・サンドバル(アメリカ)24勝(17KO)2敗
vs
アンヘル・アコスタ(プエルトリコ)24勝(22KO)4敗
このGBP興行については、メインも大変興味深い戦いですが、セミファイナルもまた興味深い。しかもどこぞのトップランク興行とは違い、アクション満載の好試合となることが予想されるだけに、非常に楽しみなマッチアップなのです。
さらにこのセミファイナルの戦いは、日本人にも大いに関係のあるフライ級のコンテンダー同士の戦い。否が応にも注目してしまいますね。
「エル・ニーニョ」(=子供)というニックネームのサンドバルは、非常に幼い顔立ちをしていますね。若く見られがちな東洋人よりも若く見えます。
初回は互いにリズムを刻んでジャブを突くという展開。ともに動きも機敏で、様子見の中にも手数が出てアクションも多く、互角と言える展開です。
という中から後半、ジャブで踏み込んだサンドバルに対してアコスタが右クロスをヒット!これでサンドバルは後退する場面がありました。
2R、中間距離からよくジャブを出すのはサンドバルですが、一気に距離を詰めて力強いコンビネーションを放つのはアコスタの方です。この時点でアコスタの方が怖さがあり、サンドバルは軽いヒットを積み重ねられるかもしれませんが、ちょっと迫力に欠けるイメージ。
ちょっとフィジカル的には押されているサンドバルですが、接近戦の巧さはあります。
3R、サンドバルも打ち合う覚悟を決めたか、回転力のあるコンビネーションでアコスタを迎え討ちます。おそらく1発のパワーはアコスタ、細かな接近戦の技術はサンドバル。
4R、アコスタの迫力ある攻撃をブロッキングして左フックをリターン。少し距離が空くと右ストレートを差し込む。そのほか、サイドへ回り込んでの攻撃等、このサンドバルは非常に技術があるボクサーですね。
接近戦でも打ち終わりに丁寧に頭の位置を変え、不必要な被弾をしていません。
5R、アコスタのパンチは比較的外側からくるパンチであり、だからこそ迫力もありますし、威力も強いでしょう。
対してサンドバルはそのインサイドからパンチを繰り出しており、地味ながらもこれは非常に的確にアコスタを襲っています。
繊細なボディコントロールも相まって、このリカルド・サンドバルというボクサーは几帳面な性格かもしれません。右ガードは決して落とすこともありませんし。
6R、このラウンドはアコスタが体で押していく場面が目立つ展開です。1発のパワー、だけでなくフィジカル全体のパワーもアコスタか。
アコスタは前に出ながら強打を放ち、フィジカルでバランスを崩されるサンドバルはこれを受けてしまっています。
しかし後半はサンドバルが上手くサイドステップを使い、アコスタの攻撃を躱すとともに攻撃。非常にハイレベルで、かつアクションの多い好試合となっています。
7R、サンドバルがカウンターを準備していることでアコスタはちょっと行きづらいか。もしくは、休んでいるのか。若干手数が減ったアコスタ、これに気づいたのかサンドバルは精力的に手数を出しています。
ここまでかなりのクロスゲームに見えますが、一体どちらがリードしているのでしょうか。
8R、一応、DAZNの非公式採点はここまでで67-66、サンドバルがリード。
体と体がぶつかり合い、バッティングの危険も大いにある距離の戦いであるにも関わらず、クリンチで中断することがありません。
なんとも清々しい打撃戦の展開で、やはり体で押していけるのはアコスタの方であり、うまくパンチをかわしてうまくパンチを当てているのはサンドバルのように思えます。
9R、サンドバルが鋭いステップインからのコンビネーション。アコスタはこのラウンドは押さず、やや回復のラウンドとするのか。
このラウンドは長い距離からインサイドに入り、アコスタのボディを執拗に叩くサンドバル。
後半、アコスタがいよいよ押してきたところでもサンドバルは執拗にボディを叩き、そして顔面へ返しています。
ラストラウンド。
ジャブへの右クロスのリターン、左右のボディが良いサンドバル。そしてアコスタは先手からのコンビネーション、フィジカル、そしてサンドバルが入ってきたところへのアッパーが脅威。
中盤、アコスタの大きな左フック、これにコンパクトなサンドバルの左フックがカウンターとなってヒット、一瞬アコスタの動きが止まります。
ここからサンドバルが攻め入ると、なんとここでレフェリーがストップ!!!
なんと。。。!まだ全然行けそうでしたし、判定はどうなるかわかりませんでした。これは素晴らしい戦いだっただけに、早すぎるストップはちょっと残念。
確かにダメージを受けたアコスタでしたが、あそこでサンドバルが詰められるのか、というのが見るべきところだったはずです。う〜ん、これは勿体無い。
ともあれ、早すぎるストップはない、と言います。本当はあると思いますが。
いずれにしろ、リカルド・サンドバルはお見事、これで次はタイトル挑戦ですね。WBC王座は今空位ですが、おそらくこのサンドバルが挑む王者は寺地拳四朗(BMB)となるはずで、そうすれば日本での挑戦となりそうです。
アコスタもまだまだ力のあるところを見せ、今後の戦いも非常に楽しみですね。
ウィリアム・セペダ(メキシコ)30勝(26KO)無敗
vs
ジョバンニ・カブレラ(アメリカ)22勝(7KO)1敗
セミファイナルは本当に素晴らしい戦いで、フィニッシュだけはやや残念ではあったものの、十分に満足のいくアクション満載で両者の良いところが出た、素晴らしいファイトでした。
おそらくこの戦いに負けじと好試合となるであろうメインイベント。
Aサイドはウィリアム・セペダ、4団体でトップコンテンダーという稀有なボクサーです。
それにしたって4団体でランク1位は今の時代において待たされすぎの感が強い。その上、このタイミングでジョバンニ・カブレラというのはかなりハイリスク。それでも戦いを求めるのがきっとマチズモの真骨頂なのでしょう。
ということでゴング。
初回、軽快な動きを見せるカブレラ。色々と緩さ荒さはあるものの、この運動量とハンドスピード、パンチアングルは脅威です。
セペダはあまりこのタイプは得意でないと思われ、まずはこの動きを止めて自分の得意な形に持っていかなければいけません。ただ、この時大切なことは相手の速い動きに無理についていかず、自分のペースを維持することです。
セペダも手数は出てきているものの、カブレラの動きが良いと感じるオープニングラウンド。
2R、じっくりとプレスをかけ始めたセペダ。カブレラの、特にジャブを被弾しながらもジリジリと迫っていきます。
後半に入ると徐々に捕まり始めたカブレラ、早々にセペダがペースを掌握してきたか、という展開です。こうして皆、セペダのペースに巻き込まれていくのですが、果たしてカブレラのこれからはどうか。
3R、明らかに距離を取ろうとするカブレラ。軽いジャブ、近づかれそうになるとクリンチへと向かい、これは現時点で正しい判断のように思います。
しかしセペダはクリンチにくるカブレラに対して拳の弾幕、こうなるとカブレラも手を出さざるを得ません。
打撃戦となるとセペダのパンチの数は一気に増し、カブレラの倍以上の手数でとにかく打ちまくります。セペダは被弾をしつつもとにかくその手は止まず、左のボディを効かせるとそのまま左右のフックを乱打、カブレラはダウン!!
そしてレフェリーはそのままテンカウント!!ちょっとカウント数えるの早くない?とも思いましたが、すでにカブレラの心は折れていたかもしれません。
ウィリアム・セペダ、3R KO勝利!!!
なんてこった、です。
ジョバンニ・カブレラはあのイサック・クルスのフルスイングを12Rに渡り生き抜いたボクサーです。
それがたった3ラウンドです。
初回、何かを期待させる立ち上がりだったジョバンニ・カブレラでしたが、セペダが落ち着いた2Rからは早々にセペダのペース。
そしてセペダというボクサーは完全無欠のボクサーではないですが、だからこそ、非常にエキサイティングで打倒シャクールにも期待ができそうなものです。
セペダは、シャクールと戦いたい。
おそらくファンも、シャクールvsセペダは見たい。
これはゴールデンボーイ興行で実現する戦いなのか。
ここは是非WBCが指令を出してもらい、指名挑戦試合として行われてほしいところですね。
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