いよいよ週末は、アメリカロサンゼルスのリヤド・シーズン。
DAZNのPPV、日本ではたったの3,000円です。
DAZNがPPVは死んだ、と言ってから何年が経ったのでしょう、今やPPVに頼り切っています。これらが他の中規模、小規模興行を継続的に放送する糧となっているようだったら否定すべきものでもないのでしょう。
ともあれ、トゥルキ・アラルシクというある種「超敏腕」なマッチメーカー?プロモーター?彼は何なのだろう、を捕まえたDAZNはここから数年は勝ち組であり、今後も大小問わず放映をしてくれれば嬉しいですね。
さて、話がそれましたが、週末はリヤド・シーズン。
メインイベントはイズライル・マドリモフvsテレンス・クロフォードであり、そのセミファイナルにはイサック・クルスvsホセ・バレンズエラがセットされています。
WBA世界スーパーライト級暫定王者は無視され続けていますが、だからこそその暫定王者は日本に来ることができたとも言えます。流石にイサック・クルスを日本に連れてくることは難しいでしょう。
ということで今回のブログは、イサック「ピットブル」クルスvsホセ「ラジョ」バレンズエラのプレビュー記事。
↓メインイベントのプレビューはこちら

8/3(日本時間8/4)アメリカ・ロサンゼルス
WBA世界スーパーライト級タイトルマッチ
イサック・クルス(メキシコ)26勝(18KO)2敗1分
vs
ホセ・バレンズエラ(アメリカ)13勝(9KO)2敗
イサック「ピットブル」クルス、このボクサーには人気があります。
身長163cmという小兵が、全弾フルスイングで狂ったかのようにパンチを振り回し、相手を薙ぎ倒していく。マイク・タイソンの全盛期ほど洗練されていないこの突貫ファイターは、自らの持ち味をよく理解したボクサーです。
ついたニックネームは「ピットブル」、世界で最も危険な犬種です。
3代続くボクサー一家で、7歳(一説によると5歳)からグローブを握ったクルスは、アマ経験を経てプロデビュー。
デビュー6戦目で初黒星を喫しますが、その後は2021年12月のジャーボンタ・デービス(アメリカ)戦まで負けなしで直走っています。
メキシコでキャリアをスタートし、2019年12月にUSデビュー、快進撃はここからです。
トーマス・マティセ(アメリカ)、ディエゴ・マグダレノ(アメリカ)らを降し、フランシスコ・バルガス(メキシコ)を撃破してのジャーボンタ・デービス戦。この戦いで判定まで粘ったクルスは、現在のところタンクと12ラウンズを戦った唯一のボクサーです。
敗れはしたものの、これで大きく株を上げたクルスにはチャンスが巡ってきます。
今現在に至ってもタンクとの再戦、というのも取り沙汰されていますが、実際につかんだのはユリオルキス・ガンボア(キューバ)戦、エドゥアルド・ラミレス(メキシコ)、ジョバンニ・カブレラ(アメリカ)戦を経てのWBA世界スーパーライト級王座挑戦です。
これがスーパーライト級初戦となったクルスですが、その獰猛さは1階級上げても変わらず、当時の王者ロランド・ロメロ(アメリカ)に8RTKOのスカ勝ち。見事世界初戴冠を成し遂げました。
さて、そこから4ヶ月、早くも初防衛戦です。
↓イサック・クルスについての過去記事
対戦相手はホセ・バレンズエラ。ニックネームの「rayo」は光線とか光とかいう意味のスペイン語のようです。
2018年にプロデビューしたまだ25歳というプロスペクトで、その名前からわかる通りもちろんルーツはメキシコ。現在の国籍こそアメリカ(ワシントン)となってはいますが、生まれはメキシコのようですね。
ヒスパニックアメリカン、というよりもメキシコ移民でしょうか。
デビュー以来アメリカで戦ってきたバレンズエラは、2022年4月に元王者フランシスコ・バルガス(メキシコ)を初回KOして世間に衝撃を与えます。これはピットブルがバルガスを10R判定で退けた約10ヶ月後の出来事ですね。
この衝撃的なKO勝利を見れば、すぐさま世界タイトルを期待されそうでしたが、このバルガスに勝利して獲得したWBCコンチネンタルアメリカのタイトルの防衛戦で迎えた相手はエドウィン・デ・ロス・サントス(ドミニカ共和国)、のちにシャクールに対してウルトラスーパー塩試合を強いる稀代のノックアウトパンチャーです。
このサントスに3RKO負けしたバレンズエラ。
ただこの試合は倒し倒されの濃密な3Rであり、当たったもの勝ちとも言える試合でもありました。
↓観戦記
イケイケすぎたバレンズエラは非常に好戦的であり、その代償を支払いました。
この痛烈なKO敗けの産物なのか、続くクリス・コルバート(アメリカ)戦でも判定敗け、なんと連敗を喫してしまいます。
しかしこの敗戦は大いに物議を醸すものであり、半年後にダイレクトリマッチ。ここでバレンズエラは6RKO勝利でリベンジ、この戦いは完全決着を見ています。
こうして元暫定王者を降したバレンズエラは、イサック・クルスへの挑戦が決まります。まあ、何故いきなりクルスへの挑戦なのかは謎です。
バレンズエラはこれまでライト級で戦っており、こと世界トップレベルで戦う過去を見ても140lbs近くで戦ったことはありません。
この試合はライト級でやるべき戦いである、とも言えます。
おそらく、ピットブルだってまだライト級のウェイトは作れるのではないでしょうか。これはバレンズエラもまた然り。
その分、体格的なアドバンテージは双方変わらない、とも言えますね。
さて、この試合は確実に面白くなります。
とにかく前進してフルスイングをする、が信条のイサック・クルス、そして強打者相手にも一歩も引くことがないホセ・バレンズエラ。
回転力があるのはバレンズエラ、距離が遠いのもバレンズエラです。彼はストレートもよく打てます。
1発のパンチングパワー、というか見栄え、というのはイサック・クルス。フィジカルもおそらくクルスでしょう。
身長は15cmの差がありますが、バレンズエラが距離をとってアウトボックスすることはあまり考えられず、ここはやはり打撃戦となるはず。
そうなった場合、フィジカル、タフネスに優位であるクルスに大きく分がある戦いになりはしないでしょうか。
果たしてバレンズエラは、真正面から行くのか、それともさすがにこの猛獣を相手に真正面は危険と判断し、何かしらの策を持って挑むのか。
オッズはクルスが-360、バレンズエラが+333とクルスが優位。
果たしてこの戦いはダウン応酬の大打撃戦となるのか、それとも一方が明確に打ち勝ってフィニッシュまで持っていくのか、いずれにしろファンを興奮させる、とてつもないファイトになりそうです。
この興行で最も楽しみなのは、やっぱりこの試合。
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