やはりあまり話題にならなかったミドル級のタイトルマッチ。
ただ、このミドル級のタイトルマッチがオーストラリアで開催される、というのはオーストラリアにとっては一大イベントのはずで、このミドル級王者をオーストラリアに呼び寄せた、という事実は、オーストラリアがやはりボクシング最盛期を迎えていると見て間違いないことです。
ESPNで放映された番組冒頭、サム・グッドマンがコメンテーターとして登場しています。
ということで今回のブログは、ジャニベック・アリムハヌリvsアンドレイ・ミハイロビッチの観戦記。
⇩プレビュー記事

10/4(日本時間10/5)オーストラリア・シドニー
IBF世界ミドル級タイトルマッチ
ジャニベック・アリムハヌリ(カザフスタン)15勝(10KO)無敗
vs
アンドレイ・ミハイロビッチ(ニュージーランド)21勝(13KO)無敗
オッズにも大きな差ががある通り、ミハイロビッチにとっては非常に厳しい戦いとなるはずです。ミハイロビッチは被弾も多いボクサーで、身長が低く、また、タフネスにも優れているとはいえず、こうなるとアリムハヌリの強打をいくつも浴びてしまうのではないか、と思うためです。
このミハイロビッチにとっての朗報は、所属するノーリミット・ボクシングが、この試合の開催権を賭けての入札に勝利し、ホームグラウンドであるオーストラリアでの開催となったことくらいでしょうか。
まずは初回、少し大きめのファイティングポーズのミハイロビッチ。アリムハヌリはどっ七里と構え、ジャブ、フェイントをかけつつプレス。中盤には速い踏み込みからワンツーを放っていき、この左を早速にヒットしています。
ミハイロビッチは中間距離では厳しいか、というところで、後半にはくっついてクリンチ状態からの左右のフック。こうして泥臭く戦っていくしかないかもしれません。
2R、ミハイロビッチはその心づもりのようで、このラウンドは手数も増え、密着状態になることも増えます。これはミハイロビッチのやりたいことはでき始めている、とはいえますが、これがポイントにつながるかどうかというとまた難しいところ。
このミドル級のボクサーが揉み合いとなってしまうので、これを分けなければいけないレフェリーの中村氏は大変です。
しかしこのミハイロビッチの「くっついて空いているところを狙う」という作戦も、3分間くっついているわけにはいかないのでどうしても距離が空きます。
その空いたところでアリムハヌリは左をヒット、そしてミハイロビッチが抱きつきにところをバックステップで躱してまたも左をヒット!これで若干足元が泳いだミハイロビッチ。
残り時間1分という中でアリムハヌリは更なるダメージを与え、ミハイロビッチもなんとかストレートを返すなどするももう全く無理、ラウンド終了のゴングと同時にガードの上からパンチをもらうと体が大きく泳ぎ、ダウン。なんとか立ち上がり、ファイティングポーズを取ることはできたものの、ちょっともう無理そうです。
3R、ジリジリと攻め時を探すアリムハヌリ。ミハイロビッチはくっついてクリンチに行こうと伺いますが、アリムハヌリの左で大きく顔を弾かれます。
接近してもアリムハヌリのアッパーカットがミハイロビッチを襲うなどして大きく劣勢、ミハイロビッチも諦めることなく強いフックを振っていきます。このガムシャラさに奇跡は起こるか。
4R、とにかくくっつきにいくミハイロビッチ、この判断は間違っていないでしょう。ゼロ距離まで行けばとりあえずアリムハヌリのパンチを威力を殺すことはできるはずです。
しかしその道程でもらうことも多く、また接近したところでもアッパーをもらうミハイロビッチ、ハートの強さは示すことができています。
アリムハヌリはこのしつこい戦法に嫌がっているのか、2R終盤にグロッキーに持っていったものの、3R、4Rはミハイロビッチの粘りに合ってます。
5R、相変わらずくっついていくミハイロビッチ。もう完全に頭から入っています。
しかしこの戦い方をしてでもアリムハヌリのヒット率の方が圧倒的に高い。
6R、ミハイロビッチはアリムハヌリのパンチに慣れたのか、それとも実は尋常じゃないタフネスの持ち主だったのか、このアリムハヌリのパンチに臆することなく距離を詰めていきます。当然、被弾しながら。
下がりながら細かいパンチをヒットしていくアリムハヌリ、やはりこのあたりが先輩王者、ゴロフキンと異なるところですね。
7Rもミハイロビッチのしつこいアタックが続きます。アリムハヌリは距離が空いたところやミハイロビッチのうち終わりをねて強打、近づかれてしまった場合は細かいコンビネーションを駆使してヒットを積み重ねます。
8R、フラフラになりながらも攻め続けるミハイロビッチ、よく頑張っています。おそらくポイントは絶望的でしょうが、もしこの状態でフルラウンド行ったらすごい。
9R、展開は変わらず、アリムハヌリのカウンターにも動じずに攻めの姿勢を貫くミハイロビッチ。そしてこのラウンド後半、攻めるミハイロビッチに対してアリムハヌリが距離をとって左をヒット、そこからのチャージでミハイロビッチをロープダウンさせると、レフェリーが割って入りここで試合がストップ。
ジャニベック・アリムハヌリ、9RTKO勝利!
敗れたミハイロビッチは本当によく頑張りましたが、勝ち筋は見えませんでしたね。アリムハヌリは試合を長引かせてしまった、という印象で、もっと早くに倒せたと感じます。
2Rのあののたうち回るようなダウンから回復したミハイロビッチは本当に素晴らしかったです。
この頑張りはオーストラリアでは盛り上がっていたでしょうが、私は正直少し眠くなってしまいました。流石に勝ち筋が見えなさすぎて。
さて、明日のニック・ボールvsロニー・リオスもアメリカではESPNで生配信してくれるそうです。その情報が出たのは昨日なので、海外でもそういう生配信情報が出るのは遅いんですね。
さらに、日本ではなんとU-NEXTが配信だそうです。ありがたいですね。
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